すばらしくてNICE CHOICE

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2021.02.10 Wednesday | - | - | -
2017年ベスト映画
映画を劇場の大きいスクリーンで見る本数は、新宿にTOHOシネマズができた2015年からほぼ50本台を維持していて、今年もちょうど50作を鑑賞できた。以前の右下がりだった頃に比べれば良い傾向ではある。ただ、ここ数年は記録(ブログ)をつけずに、面白かったつまらなかったと呟いてそれで終わりになっているため、こうして年末に苦労することになる。それはともかく、記憶とトゥイログを頼りに並べてみた。

過去ランキング:2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年

<劇場鑑賞作品>

1位 メッセージ / Arrival

映画でも音楽でも鑑賞後に"ああ、これは今年イチだ"と確信できる作品がある。本作がまさにそれで、地味にハードSFな世界観にサスペンスが加わり、驚きの真相が待っているという展開の妙、圧倒される映像のセンス、そして何より大事なテーマが備わっている。監督のドゥニ・ヴィルヌーヴはその名前を確認したらとりあえず映画館に足を運ばなければいけない監督のひとりになった。だからこそ『ブレードランナー 2049』はなかったことに。


2位 沈黙 -サイレンス- / Silence

日本を舞台に信仰心の深淵が描かれ、無宗教の身(厳密にはそうではないにしろ、かなり適当な信心しか持たないわけで)にはイマイチ分かりにくさはあるが、それでも妥協のない演出と俳優陣の演技力のおかげでその重いテーマが理解でき、場内が明るくなってからも座席から動けないという体験を久し振りに味わった(まあ確かに2時間40分強という上映時間の長さもあったかもしれないが)。


3位 アシュラ / 아수라

3月は怒涛の韓国映画公開月間だった。『哭声/コクソン』、『お嬢さん』、そして本作。どれも違った持ち味がある上に完成度は格段に高く本当に素晴らしかった。その3本全てを入れるべきで、その内の1本を選ぶというのはおかしな話ではあるのだけど、直近でそんな傑作が並ぶとついつい比べてしまうのも事実。この『アシュラ』は加速するバイオレンス描写が韓国映画に惚れ込んだ頃のそれに一番近く、こういうのが見たかったんだよ!と唸った作品。


4位 新感染 ファイナル・エクスプレス / 부산행

これも韓国産。こちらは真っ当なゾンビ映画。しかもゾンビ史に燦然と輝くレベル。邦画のゾンビ物といえば『アイアムアヒーロー』が迫力のカーアクションを披露していたけれど、あれは韓国で撮影したからこそできたことで、隣国との力の差に色々と考えさせられもした。ゾンビらしい気持ち悪さに、緊迫感、笑い、最後には泣きまである傑作。外国映画での子役のレベルの高さにも改めて驚嘆させられた。


5位 ダンケルク / Dunkirk

その名前を見ただけで劇場での鑑賞は必須といえるクリストファー・ノーラン監督の最新作。彼が初めて挑んだ実話ベースの物語で、しかも彼にしては短い106分。本作は面白いというよりも常に緊張を強いられるという意味で非常に疲れた戦争映画。陸海空それぞれの戦場に自分が一兵卒として送り込まれ敵に命を狙われる感覚を味わうことになる。本物の戦争がそうであるように安易なカタルシスなんてものはない。


6位 ハードコア / Hardcore Henry

昨年The WeekndのPV『False Alarm』(YouTube)に度肝を抜かれ、慌てて調べてみたら映画監督が制作したと分かり、しかも新作が日本でも公開されると知り、首を長くして待っていた。期待通りのド派手な一人称視点アクション。低予算ホラーを中心に浸透している主観撮影法(POV)は主人公、あるいは主人公に近い人物がカメラを持ち、その映像が作品そのものになるというフェイクドキュメンタリーな演出を取るわけだけど、本作は主人公の視点そのままを体感できる演出になる(ゲームをする人にはおそらく一般的なのかもしれない)。POVよりも迫力が増している上に、その臨場感をこれでもかと活用しまくりのやりたい放題なアクションが最高。眼球疲労も大変なものだけど、こうしたアイディア演出は楽しい。


7位 エル ELLE / Elle

フランス映画らしく、筋立てと演出、演技、それとブラックな笑いで魅了する作品(ただ、監督はオランダ人のポール・バーホーベン)。ドラマ的には決して楽しくなるような内容ではないが、見応えあるから引き込まれてしまう。普段見ている映画がハリウッド産なこともあって、物語の進め方が新鮮に感じられたのも良かった。


8位 IT/イット "それ"が見えたら、終わり。/ It

本作の原作の作家スティーヴン・キングのファンにとって『イット』の映像化はもはやトラウマといっていいレベルで記憶されている。公平な目を持てば、キング作品の映像化は失敗が多いのだけど、『イット』は群を抜いていた。だから、本国アメリカで大ヒットと聞いても一切期待していなかった。そうした心理的ハードルの低さが功を奏した部分はあるのかもしれないが、普通に映画として、どちらかといえばホラーというよりも青春物として楽しめた。


9位 ベイビー・ドライバー / Baby Driver

エドガー・ライト監督にはついつい大きな期待を抱いてしまう。それだけの面白い映画を作ってきたからなわけだけど、そうした初期作との比較で見るともう少しやれたのではないかとも思う。だからといって、失敗作かといえばそんなことはなく、カーアクション、サスペンス、音楽、女の子とたくさんの魅力が詰まっている。


10位 キングコング:髑髏島の巨神 / Kong: Skull Island

作品全体の評価でいえば、上の下といったところだけど、クライマックスでのモンスターたちのCGの出来が素晴らしかった。今年は他に『ワンダーウーマン』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、『LOGAN/ローガン』、あるいは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』、『ゴースト・イン・ザ・シェル』、『エイリアン:コヴェナント』といったCG大作映画を見てきたけれど、このリブート版『キングコング』第2弾以外に良かったのは『トランスフォーマー/最後の騎士王』と『ドクター・ストレンジ』。前者は予想外なことに前4作より楽しめた。さすがのマイケル・ベイ監督で出し惜しみのなさが素晴らしい。後者も話題になっていた映像の驚きだけではなく、意外に物語も魅せるもので悪くなかった。また、モンスター繋がりでいえば『シンクロナイズドモンスター』はいかにも低予算作品ではあるのだけど、今まで見たことのない趣向のため、話がどう転がっていくのか分からないワクワクがあった。主演のアン・ハサウェイもかわいくて○。



【ソフト鑑賞作品】

古いのも見てはいるのだけど、選んだのはここ数年にリリースされた作品から15本。


1位 湯を沸かすほどの熱い愛 (2016年10月公開)

今年映画館で見た邦画は『三度目の殺人』と長編アニメの『メアリと魔女の花』のわずか2本。世間的には邦画の方がヒット作を出し、洋画の衰退が著しいようだけど、私の中ではいまだ"洋高邦低"の価値観が根強くある。とはいえ、この作品は面白かった!"難病物"といってもいい例のジャンルで物語が進行しながらも、様々な仕掛けを配し、最後で思いもしないオチを持ってきて、全身で愛する人のエネルギーを浴びるという痛快さ。素晴らしい。


2位 テイキング・オブ・デボラ・ローガン / The Taking of Deborah Logan (2014年 / 未公開)

M・ナイト・シャマラン監督の前作『ヴィジット』(新作の『スプリット』はこちらの期待値が高過ぎた)や、『ドント・ブリーズ』と老人ホラーに良作が続く中、アルツハイマー患者の老婆に密着取材するテイのドキュメンタリータッチの本作も負けていない。というよりも勝っている気すらする。単純な恐怖表現だけではなく、サスペンス色を強めているのが素晴らしく、そこに痛みを感じさせるエグさも加わったりして、エンタメのとしてのバランスが良い。


3位 アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 / Eye in the Sky (2015年 / 2016年12月日本公開)

少女ひとりの命か大規模テロの危険性の排除か。ひとりの命を守るためにというきれい事はとても魅力的に映るが、現実ではかなり難しい。そうした問題を見る側が身をもって理解できる作品。作戦に従事する最前線の一兵士から"世界一安全な戦場"にいるトップの立場まで、まるでそこにいるかのような緊張感を味わえる。ただ、邦題に付けられた副題の"世界一安全な戦場"には皮肉を含ませ否定的なニュアンスを持たせているが、本作を見れば決して正しくないのが分かる。どちらの立場が良いのか、あるいは悪いのかという話ではなく、自分が社会でどの立場に立っているのかということも突きつけてくる。アラン・リックマンの遺作らしいが、最後の最後まで素晴らしい演技を披露している。


4位 インビジブル・ゲスト 悪魔の証明 / Contratiempo (2016年 / 2017年3月日本限定公開)

傑作と名高い『ユージュアル・サスペクツ』に近い印象のよく練られたミステリー。前半と後半で様相が180度反転し、さらに一転二転する面白さはこのジャンルの醍醐味。他にも韓国産ミステリー『荊棘の秘密』は100分と短い尺の中に詰め込みすぎた面もあるが見応えはある。いくつもの伏線を張り巡らしてきれいに騙される『手紙は憶えている』も見事。


5位 ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール / God Help the Girl (2014年 / 2015年8月日本公開)

英国バンドのベル・アンド・セバスチャンのスチュアート・マードックが監督脚本を務めたミュージカル青春映画。時代が時代ならオリープ少女御用達みたいなドリーミーさではあるのだけど、チャーミングな劇中歌はどれも最高だし、ガール・ミーツ・ボーイな青春物であり、成長物語でもある。、映画のセオリーを時折無視しながら自分の撮りたい絵を押し通した演出もこの世界観の中では破綻がなく、完全にやりきっているのが良い。クーラ・シェイカーのボーカルが監督した作品もあると聞くので見てみたい。


6位 クーパー家の晩餐会 / Love the Coopers (2015年 / 2016年2月日本公開)

往年のハリウッド映画の良さが満喫できる逸品(名作をほとんど見てもいないのに断言できることではないが)。家族物らしい温かみはありつつも、鋭い刺激はしっかりあって、かつ上品さも失わず、ベタな展開は嫌いと文句垂れながらも見入ってしまう。役者たちの芸達者ぶりも見所のひとつ。


7位 彼は秘密の女ともだち / Une nouvelle amie (2014年 / 2015年8月日本公開)

ここ10年のフランソワ・オゾン監督作の中では群を抜いてる(前作『17歳』も悪くはなかったけど)。キャラクターたちの心の動きが丹念に描かれていて、実感として分かりにくい世界とはいえ、胸に迫るものがあった。


8位 ブルックリン / Brooklyn (2015年 / 2016年7月日本公開)

すごく映画的な作品。セリフだけではなく表情でも自然な演技をするというとても当たり前のことができているだけで、筋立て自体はどうってことはない普遍的な物語であっても、魅せてしまうことを改めて確認した。"いやぁー、映画って本当にいいものですね"と真似したくなった(彼がこの名ゼリフの使い分けをしていたとは知らなかった)。


9位 『パトリオット・デイ』 (2016年 / 2017年6月日本公開)

2013年に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件を描いた作品。今の今まで911事件を『ユナイテッド93』として映画化したポール・グリーングラスが監督したと思い込んでいたのだけど、本作は『キングダム 見えざる敵』や『ハンコック』、『バトルシップ』、『ローン・サバイバー』を手掛けたピーター・バーグ監督によるものだった。何故そんな勘違いをしていたのかといえば、主人公となる警察、犯人、巻き込まれた市民たち、ボストン周辺の警官たちといった多角的な視点で丹念に時系列に沿って描き、入念なリサーチによる説得力と迫力があるからだ。この作風はポール・グリーングラスと思い込んでしまったのだ(付け加えれば、グリーングラス監督はボーンシリーズにも関わり、その主役はマット・デイモン。本作の主演はマーク・ウォールバーグ。ね?)。いずれにせよ見応え十分な作品で、また本作と同じ監督・主演コンビで作られ、実話ベースであることも変わらない『バーニング・オーシャン』(2016)も良かった。


10位 キル・コマンド / Kill Command (2015年 / 2016年6月日本限定公開)

これまで視覚効果を担当してきたスティーヴン・ゴメスによる初監督作。しかもイギリス人でジャンルもSFとなると、『モンスターズ/地球外生命体』でデビューし、すぐさまハリウッドで活躍するようになったギャレス・エドワーズを思い浮かべるが、彼も同じ道を辿るかもしれない。それぐらいにCGの出来がハリウッド大作並みにしっかりしている。低予算らしくCGの利用そのものは限定的ではあるのだけど、効果的な使い方をしていて、貧相な印象を受けない。物語自体も悪くなく、演出にも隙がない。


11位 ジェーン・ドウの解剖 / The Autopsy of Jane Doe』 (2016年 / 2017年5月日本公開)

よくできたホラー映画。基本的には葬儀屋の地下にある検死室を舞台にしたワン・シチュエーション物で、運び込まれた謎の死体が解明されていくにつれて不気味さが増し、恐怖は限定的なその状況だけではなく、見ているこちらにも確実に伝染してくる。明らかにされた真相もなるほどと思えるものだし、続編が作られる余地を残しているのもいかにもホラーらしくていい。限定された空間でのホラーでいえば、『ラスト・シフト 最期の夜勤』も記憶に残る。深夜の警察署を舞台に、洋ホラーにしては珍しく具体性のない怖さを表現していて面白い。


12位 ハロウィン 2016 / Tales of Halloween (2015年 / 未公開)

こちらは怖さではなく、面白さを追求したなかなかレベルの高いコメディホラー。ある町のハロウィンのひと晩を描いた総勢11人の監督によるオムニバス作品となる。ひと口にハロウィンといっても様々な切り口があるものだと感心する。


13位 ホワイト・バレット / 三人行 (2016年 / 2017年1月日本公開)

ジョニー・トー監督の最新作。多作な彼の作品を網羅しているわけではなく、アクション物に限定しての鑑賞になるのだけど、ここ数作の内では一番。クライマックスでの宙吊りシーンではCGと丸分かりでお金をかけていないのが明白な作品ではあるのだけど、歌1曲分の長さのワンカット的な演出を始め、製作費の多寡と作品の出来は関係ないと断言できる仕上がりになっている。


14位 SING/シング (2016年 / 2017年3月日本公開)

ディズニー作品の『モアナと伝説の海』や本作と同じイルミネーション製の『ペット』、邦画だと劇場で『メアリと魔女の花』も見たものの、どれもイマイチだったが(あ、今頃見た『君の名は。』は意外なことにとても良かった)、『SING』は楽しんで鑑賞できた。とてもありがちなコテコテ感のある物語とはいえ、そうした王道ならではの安心感とやはり歌の力が素晴らしい。


15位 愚行録 (2017年2月公開)

登場人物の行状はまさに題名が示す通りであり、後味の良い作品ではない。ただ、次第に明らかになる仕掛けの巧みさと、俳優陣の演技の巧さで見入ってしまう。邦画でいえば、『怒り』も俳優たちの確かな演技力に魅了される作品だった。
2017.12.31 Sunday 23:58 | 映画 | comments(1) | trackbacks(0)
2017年ベスト漫画
一昨年ぐらいから再び漫画を読み始めている。一時期は気に入った作家の新刊ぐらいしか追えずにいたが、そうした期間がしばらくあると不思議なもので漫画のコマを読むことに苦痛を覚えるようになる。とはいえ、一度乗れるようになった自転車と同じで、少しのリハビリで脳は漫画のルールを思い出す。当時何がきっかけで漫画読みを再開したのかもう忘れたが、勧められたり、新聞で紹介されている作品を中心に色々手に取り、この1年もよく読んだのでランキングを付けてみた。

漫画と一口にいっても様々なジャンルに分かれているし、以前とは違って今はウェブ誌もあるわけで、膨大な量の作品が発表されている。今は雑誌を全く読まず、単行本で読んでいるため、その星の数ほどありそうな作品の中から目を通しているのはほんのわずかだ。それなのにランキングというのはおこがましい話だが、まあそこは個人ブログの特権。私が今年読んだ中で面白かったという一点を基準に選んだ。



1位 大童澄瞳 『映像研には手を出すな!』

文句なしにコレ!アニメ制作に取り組む女子高生3人の青春物。妄想/空想世界に飛び込んでいく時の描写がすごく素敵で、性格も育ちも違う3人がクラブを作り、念願だったアニメに打ち込む様子は痛快でもある。決して巧い絵でもないけど、いい意味での省略や割り切りが逆に絵の魅力になっていて、静止画であるのにキャラクターがやたらと動いているのも良い。


2位 出水ぽすか (原作:白井カイウ) 『約束のネバーランド』

テレビ番組「アメトーーク!」で広瀬すずの姉が確か紹介していて試しにと買ってみた作品。そしたら当たりだった。孤児院で暮らす少年少女たちがある秘密を知り、逃げ出すことを決意するという"脱獄ファンタジー"。当初は『わたしを離さないで』を元ネタにしたのかなと思ったものだけど、そこから次第に離れ、世界観が壮大になっていくとこれが本当に「週刊少年ジャンプ」で連載されているレベルなのかと驚くばかり。院を脱出した彼らに待ち受ける更なる試練は今も続行中。刊行ペースがさすが少年誌で怖いほど速い。コンスタントに新刊を読めるのはなんともありがたい話。


3位 板垣巴留 『BEASTARS』

オスのハイイロオオカミを主人公にした動物学園物。これも映画でいえば昨年ヒットした『ズートピア』を連想させる。同じように肉食獣と草食獣の共存した世界が描かれ、そこには襲う本能のある者と襲われる者との葛藤がドラマになるわけだけど、『ズートピア』ほどは寓話にせず、共生する動物界を舞台にした青春物語にしている点が反対に面白くさせている。最新刊では"犬"の誕生の経緯が描かれたりしてユニーク。「週刊少年チャンピオン」連載。


4位 相澤いくえ 『モディリアーニにお願い』

東北の美術大学を舞台にした男子3人組の青春物。『映像研には手を出すな!』の女子高生3人組とは異なり、こちらは夢/やりたいことと現実との間でもがくさまが描かれる。きれいごとだけでは片付かない外の世界を横目で見ながら制作に打ち込み、時に残酷にして素早い現実に飲み込まれ、それでもあがこうとするさまはとてもエモい。2014年末から連載が始まり、ようやく第2巻が出たところ。もっと読みたい気持ちもあるが、作者はかなり自分をすり減らして描いてる印象を受けるので妥当な刊行ペースなのだろう。


5位 竹良実 『辺獄のシュヴェスタ』

これはトゥイッターで教わり、5巻までようやく揃えてまとめて読んだ直後の12月に出た第6巻で終わってしまった作品。魔女狩りが行われていた16世紀のヨーロッパを舞台に、育ての親を魔女として処刑された少女エラが修道院に送られ、復讐を誓う話。馴染みのない設定であるわけだけど、グイグイ読ませるハリウッド映画のようなストーリー展開でこれが新人の作品なのかと驚かさた。しかし、意図せずにだけど、ここまでの5作全てが作者のデビュー作になっているのに今気づいた。


6位 小林有吾 『ショート・ピース』

現在『アオアシ』というサッカー漫画がヒットしている作者による映像制作物語。天才だけど変人というよくあるキャラクター設定ではあるものの、映画やドラマへの周到な下調べ等が醸し出す説得力に、心に響く良い話がプラスされることで実に読ませる物語になっている。


7位 冬目景 『空電ノイズの姫君』

ギター天才女子高生と謎多き黒髪ロングの同級生というフックに、カリスマ的ボーカルを失い空中分解寸前のロックバンドに加入するという設定やキャラクターはありがちと思わせつつも楽しく読ませるところが冬目景らしさか。とはいっても、『イエスタデイをうたって』しか読んだことないのだけど。また長い連載になるのだろうか。


8位 桜井亜門 『亜人』

今年実写映画化もされた人気作。シリーズが長くなると、物語の持つ当初のテンションが大幅に下降することは往々にしてある。ストーリー漫画であるならば程良い長さでクライマックスに向かってグッと盛り上げ、潔く終わらせるのがベストだと、『ドラゴンボール』や『キン肉マン』を読んで育った身としては思うわけだけど、本作はそのクライマックス的な高まりを生み出しながらも、それがただのひとつの峠でしかなく、さらに先があり、それはもっと面白いと思わせる物語作りがなされてるところに強く惹かれる。


9位 沙村広明 『波よ聞いてくれ』

なんといっても会話劇の妙。当意即妙なやりとり、切り替えしは読んでいてひたすら楽しい。「アフタヌーン」誌を定期購読していた時は、『無限の住人』をだらだら続けている作家という印象だったのだけど、なかなかどうして愉快な漫画を描ける人だったよう。嬉しい誤算。


10位 都留泰作 『ムシヌユン』

沖縄・八重山を舞台にした昆虫SFエロ絵巻。前作『ナチュン』はあまりに肌の合わない絵柄さに途中で挫折したのだけど、今回その画力にはやはり上達が見られないものの、設定自体の荒唐無稽さに毎回よく分からねー面白いんだかつまらないんだかもよく分からねーでも読む!みたいな感じになっている始末の悪い作品。


上の10作から漏れたとはいえ十分良かった作品。

・九井諒子 『ダンジョン飯』
 これも『亜人』と似ていて、当初の目的が達成し終わらせてもいいようだけど、そこから新たな展開が始まってそれがただの延命措置ではなくしっかり面白くなっているという意味ですごいとなった。

・羽海野チカ 『3月のライオン』
 前作『ハチミツとクローバー』は好きだったし、このシリーズも第1巻だけは読み、そのままにしていたのをようやく集めて最新刊まで一気読みした。いや、面白い。さすがは羽海野チカ。しかも物語作りの点で進化してる感はすごい。

・近藤聡乃 『A子さんの恋人』
 好きな作品。だって人間だものといった雰囲気がとても良い。

・佐々大河 『ふしぎの国のバード』
 これもなかなか新刊が出ないけれど、楽しみに待ってしまうシリーズ。

・ろびこ 『僕と君の大切な話』
 高校生カップル版の『セトウツミ』かと思いきや第2巻で趣向を変えたことに違和感を覚えはしたけれど、先月出た第3巻になると、周りのキャラクターに愛着が出てきたこともあり、なんだか物語がいい感じに回り始めた印象がある。
2017.12.31 Sunday 23:57 | 漫画 | comments(0) | trackbacks(0)
WHITE JAM 「最高欠作」とJ. Cole 「Crooked Smile」の類似性
引用だらけの長い記事になるので、まずは結論から。赤字が剽窃/盗作/パクリが疑われる箇所。白字は今のところセーフ。問題となる1〜2ヴァース目をラップするのがSHIROSEで、もうひとりのラッパーGASHIMAによる3ヴァース目はおそらくオリジナルなのでここでは省いている。
[Verse 1]
かせいでんだから、ほほのホクロをとれよと
あいつもいってきたけどホールドオン
確かにおれも一時期、それをなやんだことを否定はできない
イケメンな笑顔は確かに魅力的
だけど俺らそんなもんなしでここまできた
仲間や子供達にリアルを見せたい

そうさ、俺や君は完璧じゃない
だからこそ俺たちには価値がある
完璧じゃないからこそ価値があるんだよ
おれは賢くなった、金も稼いだ、女にモテる
みんなおれのホクロにキスをするぜ
自分を愛せない女なんか誰が好きになる?
そりゃ女性でいることは大変だよな
ハイヒール履いて、綺麗なかっこするプレッシャー
俺はわかるよ
好きな人のためには自分を犠牲にだってするさ
朝起きて化粧して鏡のぞく
でも神様がくれたものを変える必要はないよ
君のルームメイトがさけぶ
なんでそんな時間かかってるの?

「笑顔でいることは大変なのさ」

[Hook]
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ
そうじゃないなんて誰にも言わせない 最高欠作
俺らには夢があるし、それを追いかける権利もある
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ

[Verse 2]
欠点があるすべての女性たちへ
自分はなんて孤独で、彼氏も電話してこないのか

ネガティブでしょ?
おれが君を綺麗だといっても
君は信じないし、そうは思わないでしょ

彼の部屋、見つけた長い髪
だからって自分何か足りない
なんて思わないで ガラキプヨーヘンザ
君はパパとママの最高傑作
そうじゃないなんて誰にも言わせない
髪?眉?爪?あってもなくても気にしない
リアルには触れられないし
目にもうつらないし金じゃ買えない
世界中の人がのぞんだとしても
君以外君になれない、それがきみ
落ち込んでるところを見せないで
支えが必要なら俺らをよんで
俺たちは窓全開で爆音で迎えに行くぜ
俺たちはスクリーンに映るようなルックスじゃない
君はわかるでしょ
でも俺らには夢があるし
それを追いかける権利もある



よくもまあやってくれたものだと思うが、まずは本家J. Coleの「Crooked Smile feat. TLC」のリリックを引用する。歌詞はラップ・ジーニアスから。和訳は奥田翔さんのブログから。こんな記事を書いておきながらなんだけど無断掲載で、しかも勝手に一部修正もしてもいる。申し訳ない。それと感謝。他にここのブログも参考にした。どちらもスラングやダブルミーニングの丁寧な解説があるおかげで本当に助かった。

この曲はウィキペディアによると、彼のセカンドアルバム『Born Sinner』からのセカンドシングルとして2013年6月4日にリリースされた。また別のメッセージを込められたPVも製作されている(YouTube)。客演のTLCはビデオには出てこないものの、同年9月に開催された「iHeartRadio Music Festival」で共演していて、その動画は公開されている(YouTube)。


J. Cole 「Crooked Smile feat. TLC」
produced by J. Cole & Elite
[Hook: TLC]
Even though I
On my way, on my way, on my way down
On my way, on my way, on my way down
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round
どんどん、どんどん、どんどん落ちてく
気分がどんどん、どんどん落ちてく
あなたのせいでこうなったのよ
でも太陽のように戻る道を見つけたの

[Verse 1: J. Cole]
They tell me I should fix my grill cause I got money now
I ain't gon' sit around and front like I ain't thought about it
A perfect smile is more appealing but it's funny how
My shit is crooked look at how far I done got without it
I keep my twisted grill, just to show the kids it's real
We ain't picture perfect but we worth the picture still
I got smart, I got rich, and I got bitches still
And they all look like my eyebrows: thick as hell
Love yourself, girl, or nobody will
Oh, you a woman? I don't know how you deal
With all the pressure to look impressive and go out in heels
I feel for you
Killing yourself to find a man that'll kill for you
You wake up, put makeup on
Stare in the mirror but its clear that you can't face what's wrong
No need to fix what God already put his paint brush on
Your roommate yelling, "Why you gotta take so long?"
What it's like to have a crooked smile
もう金持ってんだから歯を矯正しなってみんないうんだ
正直、俺だって考えたことないわけじゃない
完璧な笑顔があればもっと魅力的だろう
でも俺はそれなしにここまで来たんだから笑えるよな
この歯が本物だって子供たちに分かるように、このままの歯でやってく
完璧な顔じゃなくても写真に写るには十分だろ
俺は賢くなったし、金もあるし、女たちもいる
その女たちは俺の眉毛みたいにいい体してんだ
ガール、自分を愛しなよ、じゃないと誰も愛してくれない
あ、ウーマンか!きれいにしてヒール履いて出歩く苦労が俺には分からない
でも気持ちは分かるよ
自分に尽くしてくれる男を見つけるために自分を殺してる
起きたらまず化粧だもんな
鏡の中の自分がブサイクだったら見てらんないんだろ?
神様が描いてくれたものなんだから直す必要ないのに
ルームメイトが「どんだけ時間かかってんの?」ってわめいてる
歪んだ笑顔を持つっていうのがどんなことか

[Hook: TLC]
On my way, on my way, on my way down
On my way, on my way, on my way down (this crooked smile)
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round
[Verse 2: J. Cole]
To all the women with the flaws, know it's hard, my darling
You wonder why you're lonely and your man's not calling
You keep falling victim 'cause you're insecure
And when I tell you that you're beautiful you can't be sure
'Cause he don't seem to want you back and it's got you askin'
So all you see is what you lackin', not what you packin'
Take it from a man that loves what you got
And baby girl, you a star, don't let 'em tell you you're not
Now is it real? Eyebrows, fingernails, hair
Is it real? If it's not, girl, you don't care
'Cause what's real is somethin' that the eyes can't see
That the hands can't touch, that them broads can't be
And that's you, never let 'em see your frown
And if you need a friend to pick you up, I'll be around
And we can ride with the windows down, the music loud
I can tell you ain't laughed in a while
But I wanna see that crooked smile
欠点を抱える全ての女性、大変なのは分かるよ
なんで私は孤独なの?彼氏は電話くれないの?ってね
その自信のなさのせいで君は辛い思いしてんだよ
君はきれいだって俺がいっても君は自信を持てない
彼が素っ気ないから、それでだろ?
君は自分に足りないものしか見てなくて、持ってるものなんて見てない
ありのままの自分を好きになってくれる男から足りないものを補えばいい
君はスターだよ、そうではないなんて誰にもいわせるな
その眉毛、爪、髪はホンモノか?
ホンモノ?でなくたって、どうってことない
だって、リアルなものは目に見えるものではないから
手で触れられないし、その辺の女には真似できない
それが君自身だよ そんなしかめっ面すんなよ
迎えに来てくれる友達が必要なら俺が行くよ
窓を下げて爆音で音楽を流してさ
しばらく笑ってないだろ
でもそのくしゃって笑う笑顔が見たいんだ

[Hook: TLC]
On my way, on my way, on my way down
On my way, on my way, on my way down
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round
[Bridge: J. Cole + TLC]
Crooked smile, we can style on 'em (back 'round)
Crooked smile, we can style on 'em
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round
歪んだ笑顔でもカッコつけられる
歪んだ笑顔でもビシッと決めようぜ
あなたのせいで自信を失った
でもね、太陽のように自信を取り戻しつつあるの

[Verse 3: J. Cole]
We don't look nothin' like the people on the screen
You know, the movie stars, picture perfect beauty queens
But we got dreams and we got the right to chase 'em
Look at the nation
That's a crooked smile braces couldn't even straighten
Seem like half the race is either on probation
Or in jail, wonder why we inhale, 'cause we in Hell already
I asked if my skin pale, would I then sell like Eminem or Adele?
But one more time for the 'Ville
And fuck all of that beef shit, nigga, let's make a mil
Hey officer man, we don't want nobody gettin' killed
Just open up that cell, let my brother outta jail
I got money for the bail now, I'm well now
If you askin' will I tell now ? ayy, hell nah
I ain't snitchin' because man, they get them niggas stitches now
If you was around, then you wouldn't need a witness now
How you like this crooked smile?
俺らはスクリーンの中の奴らとは似ても似つかない
ハリウッドスターだよ、完璧なルックスの
でも俺らには夢があるし、それを追いかける権利もある
この国を見てみろよ
矯正具でも治せないような歪みだよ
この人種(黒人)の半分は保護観察中か刑務所の中だ
なんで俺らがハッパやるって、だってもう地獄だから
俺の肌も白かったらエミネムやアデルみたいに売れてるかな?
フェイエットビル(J・コールの故郷)にもう一回シャウトアウト
ビーフなんて糞食らえ、100万ドル稼ごうぜ
なぁお巡りさん、もう誰かが殺されるなんて沢山だ
独房を開けて、俺のブラザーを出してやってくれ
保釈金ならあるからさ、ほら
このこと誰かにいうかって?まさか!
俺はチクったりしないよ、チクった奴らは痛い目に遭うからさ
お巡りさんがちゃんと巡回してれば目撃者なんていらないだろ
この歪んだ笑顔はどうだい?

[Hook: TLC]
On my way, on my way, on my way down
On my way, on my way, on my way down (that crooked smile)
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round

[Bridge: J. Cole + TLC]
Crooked smile, we can style on 'em (back 'round)
Crooked smile, we can style on 'em
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round

[Ad-Libs: Choir]

[Outro: Choir]
La la la, la la la, la-la?la?la
La la la, la la la, la-la?la?la
La la la, la la la, la-la?la?la
La la la, la la la, la-la?la?la
On my way, on my way, on my way down
On my way, on my way, on my way down
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round
Back 'round
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round
Back 'round
You were the one that was tryna keep me way down
But like the sun, know you know I find my way back 'round



さて、続いては問題の「最高欠作」の歌詞を3ヴァース目も含めたフル尺で引用するしておく。PV(YouTube)に字幕で歌詞が出てくるが、参考にしたのはここのブログ。PVの字幕に合わせてこちらも勝手に修正を加えた。

WHITE JAM 「最高欠作」
[NIKKI & SHIROSE]
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ

[Verse 1: SHIROSE]
かせいでんだから、ほほのホクロをとれよと
あいつもいってきたけどホールドオン
確かにおれも一時期、それをなやんだことを否定はできない
イケメンな笑顔は確かに魅力的
だけど俺らそんなもんなしでここまできた
仲間や子供達にリアルを見せたい
そうさ、俺や君は完璧じゃない
だからこそ俺たちには価値がある
完璧じゃないからこそ価値があるんだよ
おれは賢くなった、金も稼いだ、女にモテる
みんなおれのホクロにキスをするぜ
自分を愛せない女なんか誰が好きになる?
そりゃ女性でいることは大変だよな
ハイヒール履いて、綺麗なかっこするプレッシャー
俺はわかるよ
好きな人のためには自分を犠牲にだってするさ
朝起きて化粧して鏡のぞく
でも神様がくれたものを変える必要はないよ
君のルームメイトがさけぶ
なんでそんな時間かかってるの?
「笑顔でいることは大変なのさ」

[Hook: NIKKI & SHIROSE]
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ
そうじゃないなんて誰にも言わせない 最高欠作
俺らには夢があるし、それを追いかける権利もある
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ

[Verse 2: SHIROSE]
欠点があるすべての女性たちへ
自分はなんて孤独で、彼氏も電話してこないのか
ネガティブでしょ?
おれが君を綺麗だといっても
君は信じないし、そうは思わないでしょ
彼の部屋、見つけた長い髪
だからって自分何か足りない
なんて思わないで ガラキプヨーヘンザ
君はパパとママの最高傑作
そうじゃないなんて誰にも言わせない
髪?眉?爪?あってもなくても気にしない
リアルには触れられないし
目にもうつらないし金じゃ買えない
世界中の人がのぞんだとしても
君以外君になれない、それがきみ
落ち込んでるところを見せないで
支えが必要なら俺らをよんで
俺たちは窓全開で爆音で迎えに行くぜ
俺たちはスクリーンに映るようなルックスじゃない
君はわかるでしょ
でも俺らには夢があるし
それを追いかける権利もある

[Hook: NIKKI & SHIROSE]
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ
そうじゃないなんて誰にも言わせない 最高欠作
俺らには夢があるし、それを追いかける権利もある
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ

[Verse 3: GASHIMA]
俺も失敗作だと呼ばれてきた
イカれたラップスターに憧れてきた
汚れた業界に揉まれてきたけど
知恵とSkillだけでここまで来た
俺でも大学は出れた
でも、なれたかよ、弁護士や政治家?
お手本になるような立場じゃねぇが
クソガキ共は言うぜ「GASHIMAやべぇな」
久々、訪れた地元
それぞれ家庭に仕事
リスカの跡だらけのママ
前科モンのアイツが今ではパパ
失敗作だらけの街で
生まれた最高欠作、それが君です
そうじゃないなんて誰にも言わせねぇ
言うやつがいんなら俺が許さねぇ
君も大人になったら
誰かが点数をつけたりもする
それで自分が分からなくなったり
パパやママも信じれなくなったら
こんな歌を歌ってやるぜ

[Hook: NIKKI & SHIROSE]
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ
そうじゃないなんて誰にも言わせない 最高欠作
俺らには夢があるし、それを追いかける権利もある
君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ
最高傑作



では具体的に見ていく。1ヴァース目。

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"かせいでんだから、ほほのホクロをとれよとあいつもいってきたけどホールドオン / 確かにおれも一時期、それをなやんだことを否定はできない"
"They tell me I should fix my grill cause I got money now / I ain't gon' sit around and front like I ain't thought about it"

シロセとJ・コールの1ヴァース目の冒頭から一致している。"grill (歯)"はさすがにまずいという表現者としてのせめてもの矜持からか、シロセ自身が気にしている"頬のホクロ"に変更されている。

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"イケメンな笑顔は確かに魅力的 だけど俺らそんなもんなしでここまできた"
"A perfect smile is more appealing but it's funny how / My shit is crooked look at how far I done got without it"

お見事。

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"仲間や子供達にリアルを見せたい"
"I keep my twisted grill, just to show the kids it's real"

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"そうさ、俺や君は完璧じゃない / だからこそ俺たちには価値がある / 完璧じゃないからこそ価値があるんだよ"
"We ain't picture perfect but we worth the picture still"

ここはやや違う。完璧な容姿ではないけど、価値があるとJ・コールが歌うのに対し、シロセは完璧では"ないからこそ"価値があるとし、新しい考え方を提示出来ている。既存の曲を下敷きにしようとも、曲全体を通してこのような彼らならではの新しい方向性でもって制作されていたならば糾弾されることはなかっただろう。

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"おれは賢くなった、金も稼いだ、女にモテる / みんなおれのホクロにキスをするぜ"
"I got smart, I got rich, and I got bitches still / And they all look like my eyebrows: thick as hell"

前半まるっきり同じだけど、後半の1節は思慮深いJ・コールがこんなセルフボーストをするわけがない。従ってここはシロセの独自表現。

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"自分を愛せない女なんか誰が好きになる?"
"Love yourself, girl, or nobody will"

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"そりゃ女性でいることは大変だよな / ハイヒール履いて、綺麗なかっこするプレッシャー / 俺はわかるよ"
"Oh, you a woman? I don't know how you deal / With all the pressure to look impressive and go out in heels / I feel for you"

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"好きな人のためには自分を犠牲にだってするさ"
"Killing yourself to find a man that'll kill for you"

早くも面倒臭くなっていちいち指摘してないけれど、よく意訳出来ているのが分かる。

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"朝起きて化粧して鏡のぞく / でも神様がくれたものを変える必要はないよ / 君のルームメイトがさけぶ / なんでそんな時間かかってるの?"
"You wake up, put makeup on / Stare in the mirror but its clear that you can't face what's wrong / No need to fix what God already put his paint brush on / Your roommate yelling, "Why you gotta take so long?"

シロセはクリスチャンなのか?剽窃なんてするから"神様"なんて言葉をそのまま使うことになる。もちろん日本人だって神様にお願いはする。敬い崇拝し畏敬の対象、あるいは願望が叶うよう祈る目に見えない何かであって、人の体を作り出す偉大な他者とまでは考えてないのではないか。それよりは、もはや古い考え方だとは思っているけれど、整形や刺青をするとせっかく産んでくれた親が泣くみたいな話の方がまだ理解しやすい。

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"「笑顔でいることは大変なのさ」"
"What it's like to have a crooked smile"

1ヴァース目の最後の1節。冒頭で"grill"を"頬のホクロ"にしてしまった歪みと、なにより作詞家としての格違いがよく出ている。ここにこの一文を持ってくる構成力には唸らされる。

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フック(サビ)

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"君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ / そうじゃないなんて誰にも言わせない 最高欠作"
"you a star, don't let 'em tell you you're not"

対応しているのはJ・コールの2ヴァース目のライン。

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"俺らには夢があるし、それを追いかける権利もある / 君はパパとママの最高欠作でスターなんだよ"
"But we got dreams and we got the right to chase 'em"

ここはJ・コールの3ヴァース目から引っ張ってきている。

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では、シロセの2ヴァース目も確認しよう。

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"欠点があるすべての女性たちへ"
"To all the women with the flaws, know it's hard, my darling"

もはやただの日本語訳。

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"自分はなんて孤独で、彼氏も電話してこないのか / ネガティブでしょ?"
"You wonder why you're lonely and your man's not calling"

"ネガティブでしょ?"は独自表現か?

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"おれが君を綺麗だといっても / 君は信じないし、そうは思わないでしょ"
"And when I tell you that you're beautiful you can't be sure"

中学生ぐらいにとっても英語のいい教材になりそうだ。

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"彼の部屋、見つけた長い髪 / だからって自分何か足りない / なんて思わないで ガラキプヨーヘンザ"
"'Cause he don't seem to want you back and it's got you askin' / So all you see is what you lackin', not what you packin' / Take it from a man that loves what you got"

ここはだいぶ違う。交際相手の彼氏が自分にそんなに気がなさそうといった描写を、彼氏の浮気を疑う定番アイテム"落ちてる長い髪"を使うことでオリジナル化を試みるシロセの努力は認めよう。しかし、直後でlackin'とpackin'できれいに踏み抜いたライムをJ・コールが披露しようとも(押韻だけでなく詩的にも素晴らしい)、シロセは意訳で済ませてしまう。さらにガラキプヨーヘンザと意味不明なことをいい出す始末。最初本気で理解できなかったのだけど、"Gotta keep yo hands up"だとホワイト・ジャムの歌詞をコピペさせてもらったブログで教わった。

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"君はパパとママの最高傑作 / そうじゃないなんて誰にも言わせない"
"And baby girl, you a star, don't let 'em tell you you're not"

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"髪?眉?爪?あってもなくても気にしない"
"Now is it real? Eyebrows, fingernails, hair / Is it real? If it's not, girl, you don't care"

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"リアルには触れられないし / 目にもうつらないし金じゃ買えない / 世界中の人がのぞんだとしても / 君以外君になれない、それがきみ / 落ち込んでるところを見せないで"
"'Cause what's real is somethin' that the eyes can't see / That the hands can't touch, that them broads can't be / And that's you, never let 'em see your frown"

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"支えが必要なら俺らをよんで / 俺たちは窓全開で爆音で迎えに行くぜ"
"And if you need a friend to pick you up, I'll be around / And we can ride with the windows down, the music loud"

J・コールはソロラッパーなので、一人称の"I"が迎えに行き、"you"を乗せたら車内はふたりになるから"we"となる。そこをホワイト・ジャムは3人組なので、助けに駆けつけるラインから"俺ら"としている工夫が見られるのはなるほどとなる。おかしな感心の仕方だけど。

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"俺たちはスクリーンに映るようなルックスじゃない / 君はわかるでしょ / でも俺らには夢があるし / それを追いかける権利もある"
"We don't look nothin' like the people on the screen / You know, [the movie stars, picture perfect beauty queens] / But we got dreams and we got the right to chase 'em"

ここはJ・コールの3ヴァース目からで、[ ]で括ったラインは使われていない。つまり、J・コールの2ヴァース目の締めのラインは未使用になる。それが、"I can tell you ain't laughed in a while / But I wanna see that crooked smile"になるわけだけど、世間一般的には欠点とされがちな外見を気にし過ぎてうまく笑えない君の笑顔が見たいんだ。俺は君を肯定するよといった勇気づける言葉になっている。さらにすごいのは彼の1ヴァース目の最後"What it's like to have a crooked smile"とも呼応していることだ。いやいや本当に才能あるよJ・コールは。

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以上で対比は終了。後半飽きてしまって説明を加えなかったところも多々あるが、ほぼ和訳になっているのは一目瞭然だからいいだろう。また、J・コールのリリックの順番通りにほとんど前後することなくシロセの歌詞も展開している点も注目。それと、今回こうやって対比してみて改めてJ・コールのすごさを実感できた。



今回の件は、トゥイッターでシロセ本人のアカウントに直接疑問を投げかけた奥田翔さんの呟きが回って来て初めて知った。その時は和訳ブログを手掛ける奥田さんの文章がそのまま一字一句変えずに使われているものと早合点しふざけてるなと思ったものだけど、その後ホワイト・ジャムの歌詞と奥田さんの和訳を自分で照らし合わせたところ、もし仮にシロセが頭を下げるとするならばJ・コールに対してだなとなった。こういったことは知らないだけで往々にしてあるだろうし、歌詞に限らず海外ではやったビートの引用やフロウの真似なども普通に行われているわけで、ましてや自分に害もなく、どうでもいいし勝手にしてくれとなっていた。ただ、先日そのシロセが「一部の炎上について、まとめました。」と題したブログをアップしたことでこの記事を書くことにした。


続いてそのブログ記事について書いていく。

まず今回、一部の間で、シロセの盗作疑惑説が浮上しましたので、それをまとめました。
と些末なことから語り始める。上で見てきたように、まず"疑惑"ではない。はっきり盗作であるし、その告発者が誰だったのかなどは関係ない。重要なのは誰が誰の作品をどういった理由で剽窃したのかだ。

どうでもいいことは省き、本題のみ引用する。
今回、元ネタの問題定義(原文ママ)があったのが、これらの作品です。
英語の訳がわからない方は、ぜひとも英訳できるご友人ときいてください。
・ジェイコール / クルックドスマイル

ちなみにいうと、この ジェイコール / クルックドスマイル にも2曲の元ネタがあり、こちらです。マニアの方どうぞ。
・ジェニファーハドソン / ノーワンズガナラブユー(曲)
・ティエルシー / アンプリティー(歌詞)

さらにマニアの方はこちら、サンプリングについてジェイコールが発言している作品です
・ジェイコール / ノートトゥーセルフ
まずは「Crooked Smile」の"2曲の元ネタ"について。彼が曲名の最後に括弧で括っているように、Jennifer Hudsonの「No One Gonna Love You」(YouTube)はトラックの中でサンプリング・ソースとして使っているだけで、今回の件と関係ない。歌詞の元ネタとしてTLCの「Unpretty」(YouTube)を挙げている。うがった見方をすると、「Crooked Smile」にも元ネタがあるわけで、表現とは概して互いが互いに影響し合うものであり、ホワイト・ジャムの「最高欠作」もそうした適切な距離の相関関係でもって制作されたとも読めてしまう。

しかし、TLCの「Unpretty」の歌詞を読めば違うことは明白だ(歌詞の引用は長いので記事の最後に和訳と共に載せた)。女性に自身の内面に自信を持ちなさいという意味では同じテーマではある。そこからJ・コールは3ヴァース目で一気に羽ばたかせる点で大きく異なるし、例え同じモチーフでもその表現のあり方、歌詞の描写は異なる。ちなみに、ビルボード誌のウェブ記事ではBilly Joelの「素顔のままで (Just the Way You Are)」を引き合いに出している。

話を戻す。TLCの曲と表現上の類似点を敢えて挙げるならば、J・コールの1ヴァース目の頭で"They tell me I should fix my grill cause I got money now"とラップす部分と、TLCのコーラス部(サビ)の"You can buy your hair if it won't grow / You can fix your nose if he says so"の箇所だろうか。欠点とされる外見もお金で解決できるとしている。また、後段の女性が鏡をのぞき込む設定も類似している。

そもそもJ・コールのこの「Crooked Smile」にはオリジナル・バージョンがある。TLC客演バージョンを収録したセカンドアルバム『Born Sinner』が2013年6月にリリース後の翌年1月に彼が主宰するレーベルDreamville Recordsのコンピレーション・ミックステープ『Revenge of the Dreamers』(DL可)に「Crooked Smile (Original)」の曲名で収録されている(YouTube)。

2Pacの「Str8 Ballin'」に乗せたオリジナル版は客演なしで、歌詞も異なる。1ヴァース目はそのままに、2〜3ヴァース目がまるっきり違う。歌詞はもちろんラップ・ジーニアスにある。また、奥田さんがオリジナル版も和訳してくれている。ありがたい。彼も指摘しているように、MCバトルで敵に"You ain't So So Def, your teeth just got Jagged Edges"とパンチラインを吐かれ意気消沈したラインは、相手がうますぎて賞賛するしかないレベル。

つまり、J・コールは一般流通させる正規アルバムに収録する際に、オリジナルなビートにするのは当然としても、世界観をより広げるためにふたつのヴァースを書き換え(フックも)、さらに客演を呼んだ。女性についてより踏み込んだ新2ヴァース目を補強する実利的な意味もあるだろうし、そのまま引き継いだ1ヴァース目でのわずかな類似について筋を通すという面もあったのかもしれない。しかもだ。TLCは彼にとって大先輩ではあるのだけど、その彼女たちを久し振りに表舞台に上げるという逆フックアップにもなっているのだ。さて、シロセはどうなのだろう?


それでは、ブログからの引用の最後部分、サンプリングについてJ・コールが発言したと指摘する「Note To Self」について。この曲は2014年末にリリースされた3枚目のアルバムの最後に収録され、エンディングでは通常だと歌詞カードに記載される謝意等が彼の言葉によってなされているというとてもユニークな曲になる(YouTube)。全体でも14分半強と長く、彼自身が"映画のエンドロールみたいなもので、もし最後まで見たくなければ立ち上がって映画館を立ち去ってくれていい"とも語るほどだ。

歌詞の引用元はお馴染みラップ・ジーニアス。和訳は歌詞カードからとなり、訳者は安心の渡辺志保さん。もちろん無断だ。本当にすみません。ありがとうございます。

As we speak the last sample just cleared. Thank you to whoever in Japan, just cleared that shit. (...) I gotta do my thank you's man. I didn't have enough time to turn in my thank you's for the artwork, so fuck it. I'mma do it right now...
今この瞬間にも最後のサンプリング許可が下りたんだ。誰かは知らないけど、日本で担当してくれた人にありがとうを。(中略) サンキューリストを読み上げなきゃならないんだ。アートワークに間に合わなかったから仕方ない。今ここでやるぜ。

日本が出てくるのは、2曲目の「January 28th」(YouTube)にハイ・ファイ・セットの「スカイレストラン」(YouTube)がサンプリングされているからだろう。

本題は7"50以降だ。
And all the mothafuckin' samples that cleared, thank you, y'all be tryin' to give a nigga a hard time on the samples, man! I'ma go to the fuckin' Supreme Court and try to make this shit easier for niggas like me to clear these samples, man. If you made the fuckin' music, and you made the art, and you put it into the world, I should be able to use it however the fuck I want. I'ma pay you, I'ma give you a percentage, but you shouldn't be able to tell me I can't use it. Ya, that's fuckin'... that's fucked up nigga. You was inspired by the world; allow the world to be inspired by your shit and to use your shit. So all them people like [*censored*] or whoever that don't let niggas use they shit, fuck that man.
それからサンプリング許可が下りてホントに感謝してる!サンプリングについて厳しすぎんだよな!俺が最高裁判所まで掛け合ってサンプリングをもっとユルくしてもらうか。音楽とかアートを創って世に出したなら、それを俺が自由に使えるようになるべきだ。金は払うし、何%かは払うのに、使えないなんて聞きたくないよな。どうかしてる。世界からインスピレーションを貰ったのなら、その世界がお前のアートを自由に使えるようであるべきだ。[コンプラ]みたいなヤツらとか、曲を誰にも使わせてくれないようなヤツらはムカつくよな。


アルバムを完成させた高揚感の中で、サンプリングについての見解を確かに簡単に述べているが、はたして今回のシロセの所業をサンプリングといって良いのか。あるいはこのJ・コールの言葉がシロセを正当化させるものなのか。それに、日本でサンプリング許可がようやく下りたことを伝えるこの前段を考えれば、ここでのサンプリングとは単純にビート制作においてのサンプリングソースとして他者の音楽を使うことについてだ。しかもお金を払うのに使わせてくれないことへの怒りだ。シロセはどれほどの額をJ・コールに支払ったのか?

クリアランスの問題は確かに厳しすぎるところがあって、日本でも最近ではR-指定とDJ松永によるヒップホップデュオCreepy Nutsが晴れてメジャーデビューとなったのに、その第1弾シングルが延期(YouTube)させられた。演奏家が楽器を一生懸命習得し作曲しアレンジしレコーディングした大切な楽曲が、数小節のフレーズがかっこよく聴こえるからと刻まれ使われることへの嫌悪感は分からなくもない。いまだ解決されない難しい問題ではあるが、横道にそれ過ぎた。


ブログからの引用を続ける。
WHITE JAMのこれまでのサンプリングフレーズを掲載します。

Die in tokyo 【1:10,】 トゥーパック / トゥーリブエンダイインエルエー
ダイナミックサマー 【0:15,1:05,2:36,3:25】 キックザカンクルー / マルシェ
ヤベーものをヤベーって言える貴方の心が 【1:37】 みつお
Super Tuesday 【2:17】ドクタードレー / ネクストエピソード
Now Playing 【3:00】ワンシープ・トゥーシープ
Who Am I? 【1:37】ミラミラオンザウォー
TIK TOK【1:03,1:19,2:25,2:41,3:16,3:33】 チェックベビ・チェックベビ(サンプリング・オリジネーター不明)
GIVE A SHAKE 【0:50】 ティーペイン / オールアイドゥーイズウィン
1億円【0:40】 ウータンクラン / クリーム
渋谷東京ランド 【0:37】 キングギドラ / 見まわそう ドラゴンアッシュ feat. ジブラ / グレイトフルデイズ
Fuckだぜ【0:20】ウルフルズ / ガッツだぜ (ちなみにガッツだぜも ザッツザウェイ / ケーシーアンドザサンシャイン のサンプリングです。)
HEYLAS【0:08,1:15】 チェケラッチョ (サンプリング・オリジネーター不明)
恋バナ花火【1:07】 アワナ (サンプリング・オリジネーター不明)
上から順番に確認してみた。

WHITE JAM 「Die in TOKYO feat. DOTAMA」 ⇒Uta-Net 歌詞サイト
2Pac 「To Live & Die In L.A」 ⇒日本語字幕付PV YouTube

フックで"To Live and Die in TOKYO 俺ら東京で死ぬ"と歌われている。

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WHITE JAM 「ダイナミックサマー」 ⇒Uta-Net 歌詞サイト
KICK THE CAN CREW 「マルシェ」 ⇒Uta-Net 歌詞サイト

"上がってるか 下がってるか 今日ははっきり ゆっとけ!"や"上がってんの?下がってんの?って 聞く必要もねぇ"はもちろん、キック・ザ・カン・クルーの定番フレーズ"上がってんの?下がってんの?皆はっきり言っとけ!"から。

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WHITE JAM 「ヤベーものをヤベーって言える貴方の心が」
みつお

詩人の相田みつをのことか?聴いてみたが分からず。

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WHITE JAM 「Super Tuesday」
Dr. Dre "The Next Episode feat. Snoop Dogg" ⇒PV YouTube

「Super Tuesday」を聴くと、"Bow Wow Wow 行くぞ行くぜ"の歌詞が、スヌープ・ドッグの名アドリブ"Bow wow wow yippi yo yippy yay"を下敷きにしているのが分かる。ただ、この場合「The Next Episode」ではなく、同じドレーに客演した曲なら「Fuck wit Dre Day (And Everybody's Celebratin')」(YouTube)だろうか。また、そうなるとGeorge Clintonの「Atomic Dog」(YouTube)も言及した方が適切かもしれない。

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WHITE JAM 「Now Playing」
「ワンシープ・トゥーシープ」
WHITE JAM 「Who Am I?」
「ミラミラオンザウォー」

WHITE JAM 「GIVE A SHAKE」
DJ Khaled 「All I Do Is Win feat. T-Pain, Ludacris, Snoop Dogg & Rick Ross」

WHITE JAM 「1億円」
Wu-Tang Clan 「C.R.E.A.M.」

上の2曲は2013年リリースのシングル『ウソツキ』収録。「GIVE A SHAKE」は会場限定で発売されたコンピに収録されたよう。「1億円」は収録先不明。いずれも動画サイトやiTS、スポティファイにないため確認できず。

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WHITE JAM 「TIK TOK」 ⇒SoundCloud
"チェックベビ・チェックベビ (サンプリング・オリジネーター不明)"

指示された部分では確かに"チェックベビ・チェックベビ"のフレーズ。

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WHITE JAM 「渋谷東京ランド」 ⇒PV YouTube
キングギドラ 「見まわそう」 ⇒Uta-Net 歌詞サイト
Dragon Ash 「Grateful Days feat. ZEEBRA & ACO」 ⇒Uta-Net 歌詞サイト

"見まわそう360° 地図で確認"や"アメリカ生まれ、夢の国育ち 着ぐるみキャラはだいたい友達"との歌詞がある。

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確認のためとはいえ、もういい加減稚拙なラップを聴くのが辛くなってここらが限界。例示された数曲を聴いて分かったのは、シロセ自身が先に書いているようにフレーズのサンプリングだ。

それは、で?という話でしかない。というよりも、このように他のラッパーの歌詞から印象的なフレーズを引用するのはヒップホップの面白さのひとつでもある。とはいえ、どのラッパーも他人の表現をヴァース全体でまねることはしない。それはサンプリングやパロディ、ましてやオマージュでもない。ただの剽窃だ。しかも今回の場合、もし仮にこれがアメリカで行われたら、最近の「Blurred Lines」の事例を考えると著作権侵害で問われてもおかしくない。

今回の件の落としどころがどこなのかは分からないが、あまりに悪質であり、しかもブログで"ネットリンチ"などと被害者ぶって平然としてる様には唖然とさせられた。何かやってるなとはたから眺めていた「HEYLAS」や「8小節ゲーム」での印象そのままに彼はゴミなんだろう。



と、ここまで書いてきて現在はマンブルたけしとして活躍してるオロカモノポテチの呟きを知った。



シロセがJ・コールの歌詞を翻訳したことを認めているということは、作詞家としてクレジットもされるのだろう。となれば使用料も払ったのだろう。でも、それはそうか。ここまで同一の歌詞で制作した楽曲を完全オリジナルとする方がおかしいわけで、しかも彼ら自身オリジナルと謳っていないわけでもある。そもそもシロセの先のブログ記事の題名にしても経緯の"まとめ"であり、曲の説明を意図したものでなかった。つまり、彼の挑発に乗ってしまったことになる。でもまあせっかく長々と書いたのを無駄にするのももったいないのでアップしようとは思う。

こうした和訳ラップ自体は何も彼らが最初ではなく、例えばRAqがニコニコ動画をメインに活躍して頃に発表したり、数年前にもそこそこ有名なラッパーが「Fight For Your Right」だったかを和訳してラップしていたあいまいな記憶がある。でも、その場合にトラックは同一にするものだけど、全く違うトラックに乗せるのは面白い。その一方で、ヒップホップは一人称で語ってこそ意味があると思っている古い思考に囚われている身にはこうした広義のカバー曲には違和感を覚えるのは否めない。

とはいえ、「最高欠作」のPVコメント欄や"WHITE JAM"でワード検索した時に大量に溢れていた"感動した!"という言葉を見れば、彼らの翻訳も意味があるのだろう。誰が最初に唱えたかではなく、人が生きていくうえで少しでも気持ちが軽くなるような前向きな考え方が広く伝われる方が大事な場合もあるということか。

J・コール自身、オリジナル版からアルバム収録版に曲を進化させた理由をインタビューで語っている
They kept it to a rap song, and I wanted it to be bigger than rap, I wanted it to be universal. So I kept tryna write these verses that would elevate the song and make it appeal to the world, and not just like a J. Cole song about his smile.
以前のはラップソングだった。でもラップ以上のもの、普遍的な歌にしたかった。だから、自分の笑顔について歌った一個人の曲で終わるのではなく、新しく2ヴァース分を書き換えることで歌の力を高め、世界にアピールできるようにした。


個人の体験を描く歌に留まるのではなく、より普遍性を持たせたかったというJ・コールの望みは、ここ極東のラッパーにも届き、歌のテーマに共鳴した彼は英語よりもこの国では母国語の方が広まると考え、制作に至ったと考えるとこの話は非常に美しくまとまる。


最後に上でも少しふれたTLCの「Unpretty」の歌詞和訳、あるいはここも(無断借用すみません&感謝)。

TLC 「Unpretty」
produced by Dallas Austin
written by Dallas Austin & Tionne Watkins(T-Boz)
[Verse 1: T-Boz]
I wish I could tie you up in my shoes
Make you feel unpretty too
I was told I was beautiful
But what does that mean to you?
Look into the mirror, who's inside there
The one with the long hair
Same old me again today, yeah
あなたを私の同じ立場に出来たらいいのに
あなたにも自分を醜いと感じさせたい
私は美しいと言われたけれど、
それはあなたにとって何の意味もないよね?
鏡に誰がいるのか見てごらん
長い髪のその子よ
また今日も同じ変わらない私

[Pre-Chorus: Chilli]
My outsides look cool
My insides are blue
Everytime I think I'm through
It's because of you
I try different ways
But it's all the same
At the end of the day
I have myself to blame
I'm just trippin'
私の見た目はクールだけど
心の中はブルー
私が惨めな気持ちになる時はいつもあなたのせい
違う方法を試した
でも結局全部同じ
その日の終わりに
自分を責めるてしまう
ただちょっと失敗しちゃった

[Chorus]
You can buy your hair if it won't grow
You can fix your nose if he says so
You can buy all the make-up
That M.A.C. can make, but if
You can't look inside you
Find out who am I to
Be in the position that make me feel
So damn unpretty
I'll make you feel unpretty too

もし髪の毛が伸びないなら買うことが出来る
もし彼がそう言うなら鼻を整形出来る
M.A.C.のメイクだっていくらでも買うことが出来る
でももしそれで内面を直視出来ずに、
自分が誰なのか分からなくなってしまうなら
自分をすごく醜いと感じるままでいた方がいい
あなたにも同じように醜いと感じさせるわ

[Verse 2: T-Boz]
Never insecure until I met you
Now I'm bein' stupid
I used to be so cute to me
Just a little bit skinny
Why do I look to all these things
To keep you happy
Maybe get rid of you
And then I'll get back to me, yeah
あなたに会うまでは普通だった
今では自分がバカみたいになってる
前は自分が可愛くて仕方なかった
ちょっと痩せてただけ
なんであなたを喜ばせるために
こんな事を気にしなければいけないのだろう
多分あなたと縁を切れば
私は元の自分に戻れる気がする

[Pre-Chorus: Chilli]
My outsides look cool
My insides are blue
Everytime I think I'm through
It's because of you
I try different ways
But it's all the same
At the end of the day
I have myself to blame
Can't believe I'm trippin'

[Chorus]
You can buy your hair if it won't grow
You can fix your nose if he says so
You can buy all the make-up
That M.A.C. can make, but if
You can't look inside you
Find out who am I to
Be in the position that make me feel
So damn unpretty

[Chorus]
You can buy your hair if it won't grow
You can fix your nose if he says so
You can buy all the make-up
That M.A.C. can make, but if
You can't look inside you
Find out who am I to
Be in the position that make me feel
So damn unpretty

And make you feel unpretty too
And make you feel unpretty

[Chorus]
You can buy your hair if it won't grow
You can fix your nose if he says so
You can buy all the make-up
That M.A.C. can make, but if
You can't look inside you
Find out who am I to
Be in the position that make me feel
So damn unpretty
2017.11.11 Saturday 12:36 | 音楽 | comments(1) | trackbacks(0)
リスナーが選ぶ日本のヒップホップ・アルバム・ベスト100
発売されたばかりの「ミュージック・マガジン6月号」の特集記事「日本のヒップホップ・アルバム・ベスト100」に関わった際に、その段階では他の選者を知らされなかったのだけど、音楽を聴き込むことを生業にしている評論家ではなく、音楽を趣味として生活の中で楽しみ享受している一般リスナーが選ぶベスト100も面白そうだとこの勝手に連動企画を思いつきました。選者たちへのダイレクトメールに使った、"意外に長い日本のヒップホップの歴史に想いをはせてみませんか?"という言葉は、体の良いフレーズというだけではなく、やってみるとクッソめんどくさいその取捨選択作業の中で、普段はやっても1年間単位だったのに比べると、おそろしく膨大な量の作品が存在することに気づき圧倒され、歴史と称していいだけの時間が流れているのだと実感できたからです。

一般、あるいは普通のリスナー(DMでは"民意"なんて言葉も使いました)とはいっても広く公募したわけではなく、年末に「2DColvics」が行っている「BEST ALBUMs In 日本語ラップ」に参加していたり、トゥイッターでの呟きを普段から見て、ホント色んな音楽を聴いているよなぁと勉強させてもらったりしているひとに声をかけたので、まあ"偏り"があるといえば、その通りだけど、そこはそれ同じ趣味・傾向のひとばかりをフォローしてチェックしているわけでもないので大丈夫だと自負しています。

選出方法は「ミュージック・マガジン」と同じで、黎明期から最新作までのアルバム、ミニアルバム、ミックステープから22人のリスナーが傑作と考える30枚を選び順位付けをしてもらい(シングルや映像作品は除く)、それを100枚にまとめたランキングとなります。以前、これまた勝手にまとめた「みんなが選ぶ2013年日本語ラップ人気アルバム」で試したのとほぼ同じ点数の付け方を採用しました。

前置きが長くなっても仕方ないので。以前から思いついてはいたものの、発売日を月末かなと勘違いし、ぐだぐだしていたら先週中頃に20日の発売と発表され、そこから慌てて声かけをしたため時間がほとんどない中でのお願いになってしまいました。それなのに真摯に選んでくださり、参加した皆さんには本当に感謝しています。ありがとうござます。

【選者(敬称略)】
赤福アフロちゃん雨降り△安東三iwa_joseおならBOO瓦落多靴底gogonyantaシロdezaoとむbamulet(v.o.c)日向HIBURIpotto_massie220Mise Colvicsyamamox倫(RIN)やる気まんまんサヴェージわど


以下、計357作品の中からの100枚!


1位 BUDDHA BRAND 『病める無限のブッダの世界 〜BEST OF THE BEST (金字塔)〜』 (2000)


・文句無しのアルバム。(@アフロちゃん)
・天下一 ILLER。 (@potto_)
・日本語ラップにおける「ILL」の教科書。
・全ラッパーの影響下にある傑作。(@日向)
・今や日本語ラップの教科書的存在!知ったふりしろ!!
・今なお聴いてクラッシック感よりもフレッシュさを感じるという凄み。(@赤福)
・まあこれは普通に、どう考えても選ばないわけにはいかない。日本語ラップが目指したひとつの頂点を極めてしまった。スタッテン島のシャオリン使いたちと同じ水準でやってのけたのがブッダブランドだったんだろうなあと思う。(@安東三)
・道(ストリート)に落ちているのを拾ってゲットしました(実話)(@iwa_jose)

2位 NITRO MICROPHONE UNDERGROUND 『NITRO MICROPHONE UNDERGROUND』 (2000)

・おたくもヤンキーも夢中になった(中学時代、ヤンキーに貸したCDのケースが割れて帰ってきた)。問答無用の大傑作。(@日向)
・凄いグループが出て来た!って当時は大騒ぎ。それぞれの個性が集まって化学反応を起こした最高のアルバム。(@アフロちゃん)
・完成度と革新性を兼ね備え、それでいてフォロワーも生んで新しい潮流を作った最強のアルバム。アルバム単体の革新性はもちろんのこと、やっぱりDEF JAM JAPANとかRIKOといった名前も思い出されて、そういうヒップホップのディストリビューターまでよく見える「産業としてのヒップホップ」も面白かった。ヒップホップにそれほどのめり込んでるわけでもなかった私でも、町田のTAHARAで大々的にDEF JAM JAPANとニトロのパネルを見たときは感動した(記憶違いだったらすんません)。(@安東三)

3位 SEEDA 『花と雨』 (2006)

・「俺が東京さ」っでぶっ飛ばされた。(@potto_)
・順位をPSGと本当に迷ったけど、ここはBACHLOGICとSEEDAの奇跡的な仕事が刻まれたという意味で、こちらを少し上にランキングした。とはいっても、また選ぶ時期が変わればどっちが上になるかわからない。(@安東三)
・シリアスに評価されがちだけど、とにかくラップが気持ち良いというのも大事。(@iwa_jose)
・Doberman IncのBACKLOGICが全曲プロデュースという事で話題になり、結果も残して日本語ラップの流れを変えたアルバム。ストリート、ハスリン、緑の葉っぱのテーマでここまで凄いアルバムを作るとは!早口ラップ(笑)だったSEEDAがフロウを変えて取り組んで大成功。(@アフロちゃん)
・日本語にフォーカスすることで、彼の持つ美学がより鋭利に刺さるようになった。3作品も入れてしまったが、それだけバラエティ豊かな音楽家であるということで……。(@日向)

4位 THA BLUE HERB 『STILLING, STILL DREAMING』 (1999)

・日本全国に火種を撒いた作品として欠かせない作品。(@赤福)
・対東京対メジャーへの刃。切れるというよりぶん殴られたような作品。
・対東京、対渋谷を打ち出した功績が大きいのはもちろんだが、単純にものすごいスピーチが聴けるという意味で抜群の存在感。演説とラップはつくづく同じものなんだと思う。(@安東三)

5位 SCARS 『THE ALBUM』 (2006)

・いろんな意味で「この人らは本物である」ってのをむちゃくちゃ感じさせた一枚。
・SEEDAを知った人がついつい買っちゃったアルバム。それぞれの個性が凄すぎだしラップも上手い。SCARSのボス、A-THUGのズルむけ感溢れるリリックは全てがパンチライン!(@アフロちゃん)
・ハスラーの世界を日本語で歌う。その強烈なインパクトもさることながら、マイクリレーの巧みさにも目を見張る。ある意味では実録ニトロだったと言ってもいいかもしれない。(@安東三)
・めちゃくちゃ巧い二人がいる分、スキルが全てじゃないということが雄弁に伝わる。(@iwa_jose)

6位 餓鬼レンジャー 『UPPER JAM』 (2001)

・地方B-boyの金字塔。(@bamulet(v.o.c))
・「対東京」感凄まじい大傑作(ラッパ我リヤ参加してるけど)。(@日向)
・とにかくたくさんラップが聴きたい時はこれ。(@iwa_jose)
・全てのジャンルを呑み込む大名盤だと思います。(@瓦落多)
・とにかくカッコいい。(@アフロちゃん)

7位 降神 『降神』 (2003/2004)
現在のふたりにとっては遠いものとなった分かりやすい狂気や高ぶりが渦巻いていて、その熱量は今なお勢力を弱めていない。ファーストアルバムとはこういうものであるという見本のような作品。

8位 KREVA 『心臓』 (2009)

・BEST盤を超えた現段階でのKREVAのBESTアルバム。
・ラップというよりポピュラーミュージックのアルバムとして好き。(@iwa_jose)
・アルバムの前編後編の2部構成になっていて面白かった。前編のまったり感が好き。(@アフロちゃん)
・サンプリング・ループ主体のトラックで彼としては珍しくシンプルに愛をテーマの中心に置いてラップしたアルバムが結果として最高のアルバムに。またこういうアルバム作って欲しいよ〜。(@赤福)
・彼のナルシズムやポップセンスがバランスよく保たれた作品。以降の意識高めの作品はファンにフォーカスしだした感もあり、、、。(@日向)

9位 PUNPEE 『Movie On The Sunday』 (2012)

・一応MIXCDですが実質ほぼアルバム。レア盤扱いになってしまったけど、気持ちイイくらいPUNPEE節が炸裂してる。
・HIPHOPとしてのカッコよさは勿論、ポップスとしての強度が物凄く高い。そして何より「気が効いてる」アルバムです。(@赤福)
・オーディオコメンタリー版も好きです。(@iwa_jose)

10位 S.L.A.C.K. 『我時想う愛』 (2001)

・3.11の後よく聞いてた。特に「何もない日に」。(@potto_)
・クラブでビッチを気取る女の子にすら、ウザがらず愛の眼差しを向ける彼の視点。タイトル含め宗教チックさもあるけど、彼のディスコグラフィーで一番好きなアルバム。(@日向)

11位 PSG 『David』 (2009)

・人生で唯一宇宙を感じたアルバム。日本語ラップを新しい次元に押し上げた記念碑的作品でもある。(@massie220)
・PUNPEEとBACHLOGICは、日本のヒップホップの流れを一気に変えたプロデューサーだったと思う。『花と雨』がSEEDAに文学的な拡がりを与えた作品だったとしたら、『DAVID』はどこまでも映像的な音だったと思う。ちょっと感覚的な言い方だけど、でもghettohollywoodの超名作ビデオの出来を見ても、やっぱりそうなのかなという気がしてくる。(@安東三)

12位 キングギドラ 『空からの力』 (1995)

・韻に革命が起きた。(@おならBOO)
・初代カッコイイ押韻ラップを確立させた作品だと思います。
・この二人の組み合わせはやはり緩急がすごすぎて評価せざるを得ない。
・教科書。(@iwa_jose)
・日本でLil Yachtyみたいに新世代の代表になりたいなら逆にギドラ聴いたことないっていえばいいと思う。(gogonyanta)

13位 C.O.S.A. x KID FRESINO 『Somewhere』 (2016)

・ひたすらカッコいい。そんだけです。(@赤福)

14位 OMSB 『Think Good』 (2015)

・グルーヴ、と一言。(@iwa_jose)
・正直これだけの傑作をソロで出されると、所属クルーは足枷でしかないのでは?と邪推してしまう。(@日向)
・ソロ1作目ですでにひと皮むけてたけど、さらに黒光りしたセカンドアルバム。QNと仲直りしてください。(@gogonyanta)

15位 LowPass 『MIRRORZ』 (2013)

・ラップが別次元。(@@iwa_jose)
・凝ったトラックの上でめちゃくちゃうまいラップが展開するだけでもすごいけれど、そのリリックが言葉遊びに終始してることに感動する。言葉遊び系とはいっても、やっぱり日本語ラップ黎明期のそれとは大きく違っていて、一番違うのは支離滅裂な展開の仕方。全体を通してのコンセプトが見えない。これには書き言葉の言葉遊びと話し言葉の言葉遊びの違いというのがあるんじゃないかと思う。(@安東三)
・しかし、ホップ・ステップと来てさらなる飛躍を求めるのが貪欲かつ非情なファン心理でもあり、大ジャンプの3枚目をずーーーーっと待ってる。(@gogonyanta)

16位 RHYMESTER 『リスペクト』 (1999)

・B-BOYイズムも入った大ヒットアルバム。(@アフロちゃん)
・「ゲストはQ、そして山ちゃん。男は顔じゃない中身だ」(宇多丸)って、微妙にひどくないか?といつも思う。(@iwa_jose)
・B-BOYイズムを掲げ、常に第一線で走り続けているのは素直にすごいと思う。(@gogonyanta)

17位 NORIKIYO 『EXIT』 (2007)

・SEEDAの客演で気になり買うと大当たりだった!って人が続出。レコーディング時はとても厳しい事で有名なBACKLOGIC、I-DeA という2人の素晴らしいトラックメイカーと組んだ最高のアルバム。(@アフロちゃん)
・かなり衝撃的でした、リリックとフロウに聴き入りました。トラックもI-DEA.B.L等で豪華。
・小田急で相武台前を通り過ぎる度に聴きたくなる。(@iwa_jose)
・超ドラマ。(@potto_)
・今の路線の8兆倍良い。(@瓦落多)

18位 SIMI LAB 『Page1: ANATOMY OF INSANE』 (2011)

・こいつら何者?とだんだん話題になってアルバムが出るまでの盛り上がりも含めて好き。(@iwa_jose)
・ファーストだけれども、OMSBとQNが同時在籍していた時期の最後のアルバム。とか考えてしまう。それはともかくとして。微妙な言い方になるけど、日本語ラップは日本語を分解してまた組み直す作業だけれども、おそらくシミラボは組み直す際の手つきに独特なものがある気がする。(@安東三)

19位 キミドリ 『キミドリ』 (1993)

・素朴でリアル。つるみの塔よく聞いた。(@potto_)
・インディペンデントカルチャーは雑多な未発達の文化の混交・交流を促すけれど、日本のヒップホップにおいて、その様子が色濃く投影された作品がこれだと思う。ラップスタイルも「ストリートっぽい」と形容すればいいのか、ぶっきらぼうな感じがむちゃくちゃパンク。(@安東三)
・ヒップホップとパンクスの鬼っ子は今でも唯我独尊の響きを。

20位 SOUL SCREAM 『The positive gravity 〜案とヒント〜』 (1999)

・ひとつの到達点。(@おならBOO)
・文系が酔いしれるリリック、もちろん自分も大好きだ。
・はじめて買った日本語ラップのアルバムだった。日本語でどのようなフロウを完成させるかが日本語ラッパーの宿命だった時代に、一番魅力的なものを提出したグループだと思っている。(@安東三)

21位 JUSWANNA 『BLACK BOX』 (2009)

・ヒップホップジャンキーの織りなす押韻とパンチラインの応酬。
・リリースのタイミングもアートワークも内容も全部バッチリ。(@iwa_jose)
・散りばめられたオマージュにニヤリとしつつも、何よりもこの1作に全てをかけた情熱の美しさに惹かれる。(@日向)

22位 BRON-K 『奇妙頂来相模富士』 (2008)

・ロッカーや駐輪場で「228」を選ぶくらいにはSDが好き。(@iwa_jose)

23位 ZEEBRA 『THE RHYME ANIMAL』 (1998)

・キングギドラのZEEBRAがソロデビュー。ギドラの時とは違うスタイルで日本語ラップのソロアーティストとしては初めて大々的に成功を収めたアルバム。(@アフロちゃん)
・一枚通してテクニカルでスリリング。(potto_)
・シマウマの頂点はここだと今でも思っている、あとは余録。

24位 OZROSAURUS 『ROLLIN'045』 (2001)

・横浜をレペゼンした歴史に残るアルバム。(@アフロちゃん)
・あれが何位でこれが何位と順位なんてつけられないことを実感するアルバム。(@iwa_jose)
・「ラッパーの言葉の重さとは」の答えはこれだと思う。

25位 スチャダラパー 『5th Wheel 2 the Coach』 (1995)

・90年代のさんぴんブームを見ていた3人がタイトなclassicを作った1枚。(@倫)
・ブギーバック大ヒット後に出したアルバム。サマージャム'95、ジゴロ7、from喜怒哀楽など入っていてニコニコしながら聴けるアルバム。(@アフロちゃん)
・トラックが全部ドープ。(potto_)
・アングラ、メジャー、文学、オモロ、あらゆる両極端を見事にまとめ込みめんどくさい人らの偏見ごとねじ伏せた超名盤。

26位 KOHH 『MONOCHROME』 (2014)

・分かりやすいワードにやり方次第で価値を付与できることを、耳がこじれ始めたリスナーたちに強烈に提示し、10年代後半の日本語ラップの可能性を広げた1枚。(@massie220)

27位 SWANKY SWIPE 『Bunks Marmalade』 (2006)

・全編に漂う生き急いでるかのようなギリギリ感がすごい。(@瓦落多)
・結局ラップがうますぎてしょうがない。(@アフロちゃん)

28位 スチャダラパー 『WILD FANCY ALLIANCE』 (1993)

・ジュディマリのユキも当時好きだってテレビで言っていたアルバム。(@おならBOO)
・「後者 THE LATTER」や「ついてる男」のようにヒップホップの構造に乗った上で聴いてるヤツの思考を揺さぶってくる発想のフレッシュさが恐ろしい。(@赤福)
・宮台真治『終わりなき日常を生きろ』は95年だけれども、阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件よりも前の段階で「終わりなき日常」を主張したのはこのアルバムだった。というのは後付けだけれども、でも実際そうとしか思えない。そこにはある種の覚悟としての「まったり」があるわけで、『彼方からの手紙』にはその決意に至るまでの道程が読み取れる。「川」が何を指しているのかを考えてみれば、彼らの論理と倫理が明確になるだろう。ちなみに、サンプリング元ネタのジョージ・ベンソン『ブリージン』は、中原昌也の小説『誰が見ても人でなし』にも使用さえていて、そういえばこの短編を収めている書籍タイトルは『ニートピア2010』だったこともメモしておく。(@安東三)

29位 YOU THE ROCK 『THE SOUNDTRACK'96』 (1996)

・当時の雰囲気はこのアルバムが一番よく分かる。(@おならBOO)
・今の日本語ラップで足りないのはYOU THE ROCK★。(@gogonyanta)
・熱気。「ラップも死なない俺も死なない」。なお本人は…。(@potto_)

30位 tofubeats 『lost decade』 (2013)

・ダンスミュージックと日本語ラップの融合に成功した初めての例。今後のラップの裾野の広がりを期待させた一枚。(@massie220)
・郊外に住んでた大学生がブックオフとハードオフ漁ってネットで見つけた友達と一緒に作った曲がその後数年のシティポップ再評価に繋がるような大アンセムになるという痛快という言葉ではすまない「事件」が収まったアルバム。(@赤福)

31位 S.L.A.C.K. 『MY SPACE』 (2009)



32位 MICROPHONE PAGER 『MICROPHONE PAGER』 (1997)

・日本語ラップの教科書的アルバム。REMIND ME使いのTWO NIGHTは最高で今でもクラブの深い時間に聴きたい曲。(@アフロちゃん)

33位 TOKONA-X 『トウカイXテイオー』 (2004)

・説明不要のレジェンド。「彼が生きていたら」は今でも正直思う。
・名古屋弁ってこんなカッコいいのかよ!と地元民ながら驚いた作品。言葉がつんのめったりころがったりして生み出す方言ならではのグルーブのカッコよさ!(@赤福)

34位 ゆるふわギャング 『Mars Ice House』 (2017)



35位 不可思議/wonderboy 『ラブリー・ラビリンス』 (2011)

この"愛らしい迷宮"が朽ちることや発展することはもうない。だから、ゆっくり滞在し床のブロック一枚一枚、宝箱の裏のミミック、ドラゴンと相まみえたその闘いの跡に至るまでじっくり堪能し楽しんだ方がいい。その価値ある迷宮ではあるが、伝説化はいけない。そんな付加価値は死者への冒涜でしかない。(@gogonyanta)

36位 田我流 『B級映画のように2』 (2012)

・1stもかなり捨てがたいのですが、2012年を代表する1作。
・泥臭く表現することが逆にスマートに聞こえるという作品。
・姉が運転する車でかけたら「うるさいから別のにしろ」と言われた。(@iwa_jose)

37位 C.O.S.A. 『Chiryu-Yonkers』 (2015)

・こういう言葉に漢気あるデブになりたかった。(@potto_)
・"Word for C-City"聴いて何も感じない奴なんてヒップホップのセンスそのものがねぇんだ。うせろ!と暴言を吐きたくなるほどかっこいいラッパー。(@gogonyanta)
・趣向を凝らしてナンボのテン年代に、ここまでシンプルにカッコよさだけを見せて、傑作として成り立たせたことに衝撃。(@日向)

38位 なのるなもない 『melhentrips』 (2005)



39位 RIP SLYME 『TOKYO CLASSIC』 (2002)



40位 ERA 『3 WORDS MY WORLD』 (2011)



41位 RHYMESTER 『POP LIFE』 (2011)

・ワーカホリックに隣人トラブルとパーソナルな話題から地続きに今の時代こその関係性の築き方という大きなテーマまで一気に聴かせて物凄く「腑に落ちる」アルバム。そして「POP LIFE」で泣く。(@赤福)

42位 SUIKA 『スイカ夜話』 (2010)

・至高のヒップホップ・アルバム。(@gogonyanta)

43位 MSC 『新宿STREET LIFE』 (2006)

これとUPPER JAMとBOLD AS RAMBのおかげで今の自分がある感あります。(@瓦落多)
・MSのリアルで許容できるポジティブ。かっけー。Matadorよりこっち。(@potto_)

44位 RHYMESTER 『グレイゾーン』 (2004)

・ライムスターは、3人の純度が高ければ高いほど良い作品になることを、そろそろ思い出して欲しい。(@日向)

45位 BUDDHA BRAND 『人間発電所 〜プロローグ〜』 (1996)

・間違いなくこれまでの山が動いた実感があった。(@おならBOO)

46位 THINK TANK 『BLACK SMOKER』 (2002)

・黒く煙く太い音!!

47位 LIBRO 『胎動』 (1998)

・当時ヒップホップを聴かない人に聴かせて一番反応が良かったアルバム。(@おならBOO)

48位 Fla$hBackS 『FL$8KS』 (2013)



49位 MSC 『MATADOR』 (2003)

・次作や各人のソロにはない冷ややかな緊張感の極み。(@bamulet(v.o.c))
・この時期のMSCは「有言実行」だった。アルバムというよりもグループ全体で現象みたいな感じ。

50位 RANL 『SERVICE TIME』 (2011)




51位
MINT
『after school makin' love』
2007
・ロリコンラッパーという無二のキャラを持ちながら、更に純粋に最新のカッコ良いHIPHOPを追い求めるミンちゃんはいつだって最高のラッパー。(@massie220)

52位
OMSB
『Mr."All Bad"Jordan』
2012


53位
Steady&Co.
『CHAMBERS』
2001
・当時はKjの引き出しの多さにドン引きしたものです。(@日向)

54位
KICK THE CAN CREW
『BEST ALBUM 2001-2003』
2003
・結局GOOD MUSICなの?migic numberなの?このベストがキックの金字塔ってことでいい?(@potto_)

55位
SEEDA
『BREATHE』
2010
・時代が進むにつれて「FLAT LINE」や「Alien Me」の歌詞が響く。ラップスキル以上にリリシストであることを改めて証明した傑作。(@日向)

56位
KOHH
『DIRT』
2015
・間違いなく台風の目となったラッパー。正直彼のリリックに惹かれる部分はないが、好き嫌いを超越した「凄み」がある。(@日向)

57位
lyrical school
『date course』
2013


58位
AKLO
『THE PACKAGE』
2012
・バイリンガルラップの新しい形フローとライミングの共存それが両立してる。全曲聴いてて気持ちがいい。
・新しい時代の到来を告げたのは事実。(@gogonyanta)

59位
SIMI LAB
『Page2: Mind Over Matter』
2014


60位
Campanella
『PEASTA』
2016
・アブストラクトな音をぎりぎりポップに響かせるラップの技量。(@iwa_jose)
・テン年代を象徴する傑作。東海エリアに訪れた、何度目かの黄金期。(@日向)

61位
SHAKKAZOMBIE
『HERO THE S.Z.』
1997
・初めて聴いた日本語ラップがこのアルバムでした。(笑)
・実は入口は『カウボーイビバップ』だった。「日本語ラップはダサい」という偏見しかなかった中学生が素直に聞き入ってしまった曲が『空を取り戻した日』。まあこれは個人的な経験だけれども、とはいえ、そういうジャンル・メディア横断的なことができる拡がりを持った名作なのはひとつ。(@安東三)

62位
5lack
『情』
2012


63位
韻踏合組合
『ジャンガル』
2003
・関西日本語ラップの金字塔的作品。関西の魅力を感じるグループは脱線3が先にいたけれど、実質的に関西の面白さと個性をヒップホップに落とし込んで、日本のヒップホップの幅を広げたのは韻踏だと思う。その時の胸が躍る感じは今も忘れない。(@massie220)
・脱退組のスキルの高さがひたすら恐ろしい傑作。HIDAの「トモゲンはダチ」なんて歌詞にグループ内の不和が見え隠れして、その緊張感すら作品の強度を高めている。(@日向)

64位
RIP SLYME
『GOOD TIMES』
2010
・聴いていて楽しいベスト盤。(@アフロちゃん)

65位
ECD
『TEN YEARS AFTER』
2010


66位
TWIGY
『SEVEN DIMENSIONS』
2010
・この時点でサウスを意識したノリを出せる彼の先見の明たるや。恐らく先を行き過ぎた彼にとっては、今のシーンは退屈すぎるのかもしれない。しかし、ぼったくりクラウドファンディングには未出資です。(@日向)
・単純に、ツィギーの魅力が一番詰まったアルバムなんじゃないかと思う。多種多様なフロウを緩急自在に使いこなすキレッキレのツィギーが聴ける。あと客演してるマッカチンがむちゃくちゃかっこいい。(@安東三)

67位
S.L.A.C.K.
『WHALABOUT?』
2009
・散歩しながら聴いて、散歩しながら聴いた別の日の景色を思い出す。(@iwa_jose)
・異質な才能を軽やかに発揮していたころの傑作。(@gogonyanta)

68位
Shing02
『緑黄色人種』
1999
・日本語ラップの音楽としての枠を1段広げた作品。
・本当に自由で、ユーモアがあり、突飛でありながら、いつの間にかきれいな着地を決めている不思議なアルバム。(@gogonyanta)

69位

『導〜みちしるべ』
2005
・はじめて聴いた時、とにかく怖かった。(@iwa_jose)

70位
KICK THE CAN CREW
VITALIZER』
2002
・コンピレーションアルバムの『THE BEST OF JAPANESE HIP HOP』でノスタルジックな名曲「タカオニ」、「カンケリ」を披露した3MCが正式にグループを結成。キックのアルバムではこのアルバムが一番好き。(@アフロちゃん)

71位
SEEDA
『街風』
2007
・SEEDAのメジャーデビューアルバム。本人としてはソロアルバムというより企画アルバムの位置付けとの事。KREVAやブルーハーブのBOSSとも共演して話題になった。(@アフロちゃん)

72位
EVISBEATS
『ひとつになるとき』
2012
・安心しかない傑作。(@日向)
・どんなシチュエーションで聴いても、ちょうどいい。(@iwa_jose)

73位
RAMB CAMP
『Bold As Ramb』
2005
12年経っても色褪せない親不孝ナンバーワンドープ。そして天神歩く変人とかいう神フック。(@瓦落多)

74位
SEEDA
『HEAVEN』
2008


75位
BES
『REBUILD』
2008


76位
m-flo
『ASTROMANTIC』
2004
・EDMに傾倒した近年の作品よりも、10年以上前の本作の方が斬新さに満ちているという皮肉。(@日向)
・ヒップホップは成り立ちから見ても、ボトムアップで切磋琢磨するカルチャーだと思われている。でも、これだけ大きな産業には、お金も人もふんだんにリソースを割いて、トップの人たちだけで構成されている側面も当然あるわけで、m-floは確実に日本でそれを担っている。(細野晴臣でなく)坂本龍一にラップさせたこのアルバムは、m-floの路線を確固たるものにした。ように見える。(@安東三)

77位
イルリメ
『www.illreme.com』
2004


78位
NIPPS
『MIDORINO GOHONYUBI presents MIDORINO GOHONYUBI MUSIC/ONE FOOT』
2002


79位
呂布カルマ
『The Cool Core』
2014
・最近ではバトルMCやフリースタイルラップをするひと、あるいはSNSで炎上するひととしてお馴染みの名古屋のラッパー。しかし、これまでに4枚のフルアルバムやコラボ企画盤をリリースしている実績あるレコーディングアーティストという一面もある。アルバムにはそれぞれに味があるものの、それらが配分よく収録されているのがこの4枚目でありお勧め盤。(@gogonyanta)

80位
電波少女
『BIOS』
2013


81位
RIP SLYME
『FIVE』
2001
ヒップホップというアメリカで生まれた音楽の中から、ギャングがどうしたといった部分ではなく、陽気に踊れて誰もが楽しめるという要素を小難しいこと考えずに、変な日本風の味付けもなく(でもジャケットは赤塚不二夫風味)、お茶の間に届けたのは彼らが最初だと思う。(@gogonyanta)

82位
小林大吾
『詩人の刻印』
2007


83位
環ROY
『BREAK BOY』
2010


84位
Night Camp Click
『Blood Sugar Sex Campp』
2005
・セカンド出すべきだった人ら。(@おならBOO)

85位
MURO
『Sweeeet Baaad A*s Encounter』
2002
・彼にかかればS.H.O.すら傑作を作ってしまいそうで恐ろしい。(@日向)

86位
仙人掌
『Be In One's Element』
2013


87位
soakubeats
『Never Pay 4 Music』
2012
・決戦前に聴くと闘争本能が高まり最高。(@gogonyanta)

88位
いとうせいこう
『MESS/AGE』
1989
・完全に書き言葉的なコンセプトと展開がぴったり一致した言葉遊びではある。ラップ=メッセージをどのように崩すのか。みうらじゅん『アイデン&ティティ』よろしく「不幸なことに、ぼくらには不幸なことがなかった」の問題に、日本語ラップとして初めて答えを出したのがこのアルバムだったのではないか。ちなみに、この次にその問題に回答を出した作品はスチャダラパー『彼方からの手紙』だと思う。(@安東三)

89位
STERUSS
『円鋭』
2008
・ステルスはすごい。(@iwa_jose)

90位
MICROPHONE PAGER
『DON'T TURN OFF YOUR LIGHT』
1995
・こうすれば良いのか!と思った。(@おならBOO)

91位
KICK THE CAN CREW
『magic number』
2003


92位
NORIKIYO
『OUTLET BLUES』
2008
・この郊外から都会を眺めながらハスリンを狙う雰囲気大好きなんです。
・孤独であることのなかには、さみしさとは真逆の、一種の円満な、幸福に閉鎖された世界もある。多くのラッパーからそういうことを学ぶけれども、NORIKIYOがリリックで描く街は、そういった幸福な閉塞をもたらす存在のように聞こえることがある。(@安東三)

93位
ham-R
『Stay Hungry Stay Foolish』
2010
・今後彼の作品が聞けないことは諦めても、彼のフォロワーがいないことは大きな損失だ。(@日向)

94位
小林勝行
『神戸薔薇尻』
2011


95位
キエるマキュウ
『HAKONIWA』
2012
・どのアルバムも遜色ない良さがありますが個人的には一番好きな作品。

96位
ILLMARIACHI
『THA MASTA BLUSTA』
1997
・名古屋が羨ましかった。(@おならBOO)

97位
I-DeA
『self-expression』
2004
・ニトロのピーク(終わり)とともに台頭してきたMC陣を余さず招いた、歴史の変わり目を記録した記念碑的作品。(@日向)

98位

『獄窓』
2009
・まったくダジャレっぽくガチガチに固い韻に衝撃を受けた。(@iwa_jose)

99位
Dragon Ash
『Viva La Revolution』
1999
・これはやっぱり、ロックミュージシャンのアルバムではなくて、ヒップホップとして数えられるべきアルバムだったんじゃないか。日本版『walk this way』だと思ってる。(@安東三)

100位
stillichimiya
『死んだらどうなる』
2014
・聴くとこのひとたちと仲よくなりたくなる。(@iwa_jose)
・グローカル…というよりも私の友人の言葉を借りると「世界に届く内輪受け」をぶっかました怪作。(@赤福)
2017.05.21 Sunday 16:53 | 音楽 | comments(1) | trackbacks(0)
無料配信ミックステープ12月号(2016)
2016年12月に発表された国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープを紹介する(投げ銭/いい値[NYP]の作品も含む)。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsを主に参考にしている。



【】WILLIAM WILLSON 『Rhythm & Cubism』
2016.12.01 / 全16曲44分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】Ægill 『  』
2016.12.03 / 全5曲11分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】doooo 『REMIX WORKS』
2016.12.07 / 全6曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】BLAISE 『SQUAD』
2016.12.07 / 全17曲56分 / 320kbps / audiomack




【】Cold Rose 『IntoTheVoid』
2016.12.08 / 全8曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Planet Gan9 『INFINITE GUM』
2016.12.08 / 全10曲37分 / 192kbps / audiomack




【】Harito 『Hello Hello Everydays』
2016.12.09 / 全5曲17分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Lui Hua 『Lui Hua EP』
2016.12.10 / 全6曲25分 / 320kbps / SoundCloud




【】JunkNuts 『6Peace』
2016.12.10 / 全14曲50分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】VOLOJZA 『十 INSTRUMENTAL』
2016.12.12 / 全10曲37分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】discsystem 『LEOPON』
2016.12.13 / 全8曲32分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】TUMA 『TUMAZIP2016 〜珠玉のボツを添えて〜』
2016.12.13 / 全12曲41分 / 128kbps / Twtter




【】matatabi 『Snowfall ep』
2016.12.14 / 全10曲15分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】Rodrigo x Gran Shattow 『Powder keg』
2016.12.15 / 全8曲16分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】AGROW 『SKILLS』
2016.12.16 / 全5曲17分 / wav / SoundCloud




【】Masa & トラヴィス・スットコ 『Phase 2 : #Yataallday Vol.2』
2016.12.16 / 全8曲30分 / 128,160kbps / audiomack




【】Nuethehermit 『UkiGomO 〜inst〜』
2016.12.20 / 全11曲41分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】dhrma 『v e r t n o t e』
2016.12.20 / 全11曲28分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】KBM×KRONOVA 『GTNL OUTTAKES』
2016.12.23 / 全8曲29分 / 320kbps / Twtter




【】TNG 『Gloom LP』
2016.12.24 / 全14曲29分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】world's end girlfriend 『Xmas Song』
2016.12.24 / 全9曲39分 / mp3,flac,... / bandcamp
終了。



【】SCIBATTLON 『Long Tail EP』
2016.12.24 / 全5曲18分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】LIL RAL 『Rainbow』
2016.12.25 / 全21曲76分 / 160kbps / audiomack




【】diz 『ひとり旅』
2016.12.25 / 全7曲17分 / 320kbps / YouTube




【】VA 『SM@P 000』
2016.12.25 / 全8曲37分 / 256,320kbps / Twitter
終了。



【】spcta x daverb 『ポケットモンスタ一 架空のアディダス』
2016.12.27 / 全5曲13分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】Yotaro 『Same Old,same old』
2016.12.27 / 全13曲30分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】BLC as BlaqCZA 『Czar's Many Chains』
2016.12.28 / 全9曲25分 / VBR / audiomack




【】Mutant 『freestyle pt.2』
2016.12.30 / 全5曲20分 / 160kbps / audiomack




【】addginjahzz 『addMANIA』
2016.12.31 / 全6曲23分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】FAKAXA 『Laketape』
2016.12.31 / 全7曲22分 / wav / Twitter




【】SNDF 『ROLLING ENGINEER #0』
2016.12.31 / 全6曲12分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Nuethehermit 『bEAT2016』
2016.12.31 / 全8曲34分 / mp3,flac,... / bandcamp






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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月
・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープをまとめた。
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2016.12.31 Saturday 23:55 | 音楽 | comments(1) | trackbacks(0)
無料配信ミックステープ11月号(2016)
2016年11月に発表された国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープを紹介する(投げ銭/いい値[NYP]の作品も含む)。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsを主に参考にしている。



【】Majikichi Crew 『DUSTBOX (Demo)』
2016.11.04 / 全8曲25分 / 160kbps / DM




【】Mewtant Homosapience 『KAWASAKI』
2016.11.04 / 全18曲69分 / 160kbps / HP
終了。



【】16LEVELS 『Orange』
2016.11.05 / 全8曲21分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】SHEEF THE 3RD 『DUCK'S JUICE MIX.2』
2016.11.06 / 全13曲40分 / 128kbps / HP
終了。



【】TOMMY DIGITAL 『The Strength』
2016.11.10 / 全10曲29分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】VA 『FOGPAK #17』
2016.11.14 / 全15曲56分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Hirotaka Shirotsubaki 『My Town』
2016.11.15 / 全10曲60分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】TWOFACE 『宇宙』
2016.11.18 / 全12曲33分 / 192kbps / Twtter




【】jin 『PARTS』
2016.11.19 / 全6曲16分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】ILL.SUGI 『Back to Rock』
2016.11.20 / 全10曲16分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Refugeecamp 『#VHS3』
2016.11.21 / 全26曲47分 / 320kbps / YouTube
終了。



【】Flaaju 『Illminous』
2016.11.21 / 全6曲15分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】SAINT MELO & Lil MANY 『NEXT?』
2016.11.26 / 全6曲22分 / 192kbps / Twitter




【】壁と水 『iikotonantehitotsumonai.remixes.pt.2』
2016.11.27 / 全7曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】3&ONE 『FD3P』
2016.11.28 / 全9曲29分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Young Coco 『#T.S.B.2 (TRENDSETTERBOY MIXTAPE VOL.2)』
2016.11.30 / 全13曲37分 / 320kbps / SoundCloud




【】Kouya Beats 『GOOD JOINT』
2016.11.30 / 全20曲75分 / 160,192,256kbps / HP
終了。



【】RYOTA x bunTes 『OIL&waTer』
2016.11.30 / 全5曲16分 / 192kbps / audiomack




【】hirota 『i contact』
2016.11.30 / 全8曲39分 / 320kbps / HP






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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープをまとめた。
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2016.11.30 Wednesday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
無料配信ミックステープ10月号(2016)
2016年10月に発表された国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープを紹介する(投げ銭/いい値[NYP]の作品も含む)。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsを主に参考にしている。



【】Left Ass Cheeks 『Left Ass Cheeks』
2016.10.01 / 全11曲44分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Demon seto AKA Y philip AKA OTONOCHINSEIZAI 『2016』
2016.10.07 / 全29曲87分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Lui Hua & DJ Nina 『The Cakewalk Tape Vol.3』
2016.10.08 / 全25曲77分 / 320kbps / SoundCloud




【】kuromoji 『soba』
2016.10.08 / 全14曲30分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Rodrigo×TNG 『Serious』
2016.10.10 / 全5曲12分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】Rare Forested 『Rice rap city vol.0』
2016.10.10 / 全18曲54分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】RYOTA 『Milk!』
2016.10.11 / 全7曲20分 / 192kbps / audiomack




【】MYIYU 『CRAZY GIRL』
2016.10.11 / 全8曲25分 / 160,256,320kbps / audiomack




【】TENG GANG STARR 『SCHOOL KILL』
2016.10.11 / 全11曲37分 / 320kbps / Twitter




【】sidseedz 『Haze Ops』
2016.10.11 / 全15曲32分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Dizzy Doeswell 『Purplize』
2016.10.14 / 全6曲22分 / wav / Tumblr




【】NOBB'FLEXIN, LUV'KONG, RICKIN'RIN, LIL'ONE-G & FA$T'IMPUT 『FEXIN MY HOOD vol.3』
2016.10.15 / 全13曲43分 / 192kbps / audiomack




【】KBM×Money Maker 『Money Makin'』
2016.10.16 / 全6曲18分 / 320kbps / Twitter




【】72 『SUICIDE』
2016.10.17 / 全7曲24分 / 128,192kbps / audiomack




【】Sleet Mage 『Recollect Forest』
2016.10.20 / 全8曲19分 / 320kbps / Twitter




【】MSN 『MESENSE』
2016.10.20 / 全7曲22分 / wav / SoundCloud
終了。



【】Lil'Yukichi 『My Perfume Smells Like Yukichi』
2016.10.24 / 1枚ファイル曲22分 / 320kbps / YouTube




【】Tatooine 『Special Menu』
2016.10.25 / 全10曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Rare Forested 『非常にまれ』
2016.10.26 / 全47曲187分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Ryuei Kotoge 『Daydream』
2016.10.26 / 全8曲22分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】YDIZZY 『Syndrome II』
2016.10.28 / 全14曲51分 / 320kbps / audiomack




【】Ohly×SRKB. 『Dad tape』
2016.10.30 / 全15曲16分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】spcta x daverb 『re:pimp by kuromoji』
2016.10.30 / 全5曲11分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】spcta x daverb 『re:pimp by TOMMY DIGITAL』
2016.10.30 / 全5曲13分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】rkem (emishi) 『extrication』
2016.10.30 / 全5曲14分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Cherry Brown x $TRELΛBEAT$ 『My Beautiful Precious World』
2016.10.31 / 全9曲66分 / 320kbps / HP






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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月
・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープをまとめた。
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2016.10.31 Monday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
無料配信ミックステープ9月号(2016)
2016年9月に発表された国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープを紹介する(投げ銭/いい値[NYP]の作品も含む)。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsを主に参考にしている。



【】MADNE$$ 『C L A S S I C S』
2016.09.01 / 全15曲47分 / 256kbps / audiomack




【】SRKB. 『DAY』
2016.09.02 / 全16曲33分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】LOOSEBAPPS×mcRey 『U DIG MIE』
2016.09.03 / 全10曲31分 / 192kbps / audiomack




【】WRACK 『Amaterasu EP』
2016.09.05 / 全5曲19分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】豆尖 『Cannibarhythm』
2016.09.06 / 1枚ファイル26分 / wav / SoundCloud




【】十影 『遠藤、声変わるってよ』
2016.09.09 / 全19曲40分 / 320kbps / audiomack
終了。



【】VA 『#FlagShipRec the Mixtape』
2016.09.10 / 全33曲79分 / 320kbps / datpiff




【】N.G.C 『Lui Hua Presents N.G.C Mixtape』
2016.09.10 / 全13曲48分 / 320kbps / SoundCloud




【】TWOFACE 『TWOFACE 2016年9月までのまとめ. +α』
2016.09.14 / 全20曲59分 / 128,160,192,320kbps / Twtter




【】K BoW 『K BoW Remixez』
2016.09.14 / 全12曲49分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】KM 『bootlegin' 2』
2016.09.15 / 全7曲30分 / 320kbps / bandcamp
無料配信終了。



【】Sampling Sense (waniwave) 『Contemporary』
2016.09.16 / 全5曲24分 / 128kbps / Twitter
終了。



【】AEgill 『pale』
2016.09.17 / 全8曲22分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】$TRELΛBEAT$ 『TRANQUILLIZER』
2016.09.17 / 全7曲28分 / 320kbps / SoundCloud
無料配信終了。



【】Taku-t 『Sweety EP』
2016.09.20 / 全5曲17分 / 320kbps / audiomack




【】SURRY 『Blend bulled』
2016.09.20 / 全12曲45分 / 320kbps / audiomack




【】3&ONE×MAD THE ONLY CHILD 『POST』
2016.09.22 / 全5曲19分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Hello World 『Lil King Baby All Night』
2016.09.26 / 全16曲57分 / 320kbps / HP




【】studio tinpot 『ILL THUG TRIPLE』
2016.09.26 / 全7曲26分 / 128kbps / audiomack




【】Quantizer Kyoto 『Quantizer Sampler 2』
2016.09.28 / 全10曲24分 / mp3,flac,... / bandcamp






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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープをまとめた。
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2016.09.30 Friday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
無料配信ミックステープ8月号(2016)
2016年8月に発表された国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープを紹介する(投げ銭/いい値[NYP]の作品も含む)。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsを主に参考にしている。



【】ISAZ 『BLUE SUMMER EP』
2016.08.01 / 全6曲16分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】TKGMOBB 『FLEXIN MY HOOD Vol.SUMMER』
2016.08.01 / 全9曲30分 / 192kbps / audiomack




【】TMS 『A Day In The "NASU"』
2016.08.02 / 全12曲28分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】Punkish B 『Scenes - Beats For Your Verse 3-』
2016.08.06 / 全8曲32分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Young Yujiro 『Y.A.N.A (Young Ambitious New Asian)』
2016.08.07 / 全12曲37分 / 320kbps / datpiff




【】TNG 『New Day LP』
2016.08.08 / 全24曲40分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】Vito Foccacio 『Rehabilitation』
2016.08.08 / 全7曲28分 / 320kbps / HP




【】YH Timothy 『King Timothy 4』
2016.08.10 / 全12曲28分 / *kbps / datpiff




【】YR 『Arrow』
2016.08.11 / 全10曲32分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Money Maker 『AUGUST』
2016.08.12 / 全16曲42分 / 160kbps / Twitter




【】ACE COOL 『IMPULSE』
2016.08.13 / 全9曲32分 / 160kbps / HP




【】spcta 『Q』
2016.08.13 / 全7曲14分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】SURRY & HULK 『live for faith and die.』
2016.08.13 / 全6曲18分 / 320kbps / audiomack




【】LUNV LOYAL 『Summer Night High』
2016.08.14 / 全6曲20分 / 320kbps / audiomack




【】Smιka 『mellow out』
2016.08.14 / 全10曲23分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】A-QUIK 『DEADMANZ EP DIRECTOR'S CUT (A-QUIK REMIX)』
2016.08.15 / 全7曲22分 / mp3,flac,... / bandcamp
終了。



【】kaonashi 『By my side』
2016.08.15 / 全9曲34分 / 128kbps / Twitter
終了。



【】TUMA 『025 EP』
2016.08.15 / 全8曲19分 / 128,192kbps / Twitter




【】Aoringo 『LIFE EP』
2016.08.16 / 全7曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】MC松島 『日本の宝』
2016.08.20 / 全9曲22分 / *kbps / Twitter
終了。



【】THbeatz 『TH-minute Vol.0』
2016.08.21 / 全14曲39分 / 192kbps / audiomack




【】KM 『KM edit』

2016.08.26 / 全5曲21分 / 320kbps / Twitter




【】Rodrigo×SRKB. 『The Squall』
2016.08.28 / 全5曲10分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。



【】swl×spcta 『soul』
2016.08.30 / 全7曲11分 / mp3,flac,... / bandcamp
終了。



【】ASREE 『カマス (A-QUIK REMIX)』
2016.08.30 / 全7曲25分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】SAI BEATZ 『Beatz Diary Mixtape』
2016.08.31 / 全11曲23分 / 192kbps / datpiff






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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月
・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープをまとめた。
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2016.08.31 Wednesday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
無料配信ミックステープ7月号(2016)
2016年7月に発表された国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープを紹介する(投げ銭/いい値[NYP]の作品も含む)。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsを主に参考にしている。



【】daverb 『コバルトブルーゲッコー』
2016.07.02 / 全5曲9分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】MADNE$$ 『Weekend Shuffle』
2016.07.07 / 全7曲22分 / 256kbps / audiomack




【】rkem (emishi) 『StrayGoons vol.0』
2016.07.09 / 全11曲32分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】VA 『ハローグッバイコンピレーション 三』
2016.07.12 / 全5曲21分 / 320kbps / HP




【】4tsunoha 『Chapter.2: all right』
2016.07.12 / 全7曲26分 / 192,320kbps / SoundCloud




【】J-Da Skit (Snazz yella) 『93's St Bomb』
2016.07.13 / 全6曲18分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】ヱスケー 『忘れたいことばかり覚えてる』
2016.07.14 / 全11曲26分 / 320kbps / Twitter




【】Kees Fraud & Tatooine 『Authentic Navy』
2016.07.15 / 全12曲33分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】BreaKagra 『Self-Satisfaction』
2016.07.16 / 全7曲21分 / 160kbps / Twitter




【】VA 『FOGPAK #16』
2016.07.17 / 全19曲78分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】STA SIVA 『STA WARS EPISODE 2 〜ATTACK OF THE LYRIC〜』
2016.07.18 / 全10曲30分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】大吉郎 『New shit delivery vol.2』
2016.07.20 / 全17曲47分 / wav / SoundCloud




【】MICHIO 『NEEDED ONE』
2016.07.22 / 全8曲23分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】Demon seto 『RICE to OSAKA KC LTD』
2016.07.22 / 全7曲18分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】daverb×william willson 『browny』
2016.07.24 / 全8曲23分 / mp3,flac,... / bandcamp
終了。



【】Fat "da" riversider's 1st 『世明け』
2016.07.29 / 全11曲36分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】MICHIO & majorgreentee 『3000 steps』
2016.07.29 / 全5曲14分 / mp3,flac,... / bandcamp




【】DOUGHDEES x TOMMY DIGITAL 『Life Is Too Short』
2016.07.31 / 全14曲45分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。





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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2014年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2015年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2016年 1月 2月 3月 4月 5月 6月
・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープをまとめた。
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2016.07.31 Sunday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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