すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
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神門&レイト@渋谷o-nest

術ノ穴主催による神戸のラッパー・神門のワンマンライブに行ってきた。直前まで予定が読めず、前売り券も買えなかったのだけど、当日券があるとの案内をTwitterで知り、初ワンマンとなる記念のライブをこの目でどうしても見たく、渋谷に向かった。18時半過ぎに渋谷o-nestに入ると、フロアはそれほど混雑しておらず、ステージ前に4列ほどできているだけだったが、次第に込み始め、前座のレイトが始まる頃にはちょうどいい感じに埋まった。


【レイト】 19:01~19:20

ワンマンライブに前座がいることがいまだよく理解できないのだけど、ともかく約1年ぶりのレイトのライブだ。先月リリースされたミニアルバムは、結局視聴機止まりで買うまでには至らなかった。今回はバンドセットでのライブと聞いていたが、実態はベース、ギター、ドラムといったバンドをバックにラップするわけではなく、DJの他にギターがひとりいるだけだった。

幕開けはファーストアルバム『明日など来るな』の1曲目「馬鹿な奴」。声がよく出ている。続く3曲は新譜からのもので、ギターを導入したことに納得の曲調だった。ギターを大胆に取り入れるのはLil Wayneの話題の新作でもなされているようだが、レイトの場合はフックでビジュアル系のそれのように開放感や叙情性を伴った歌メロに変化する。

喉を押し潰したデス声も加わり、声色が以前よりも多彩になった上に、ラップの聴き取りやすさも向上している。しかし、吐き出される言葉は呪詛だったり、恨み言、悪態等々の彼らしさは変わらず、ポップなフックがありながらも暗黒空間を作り出していた。もちろん彼なりの一筋の希望も歌われはする。けれど、圧倒的な負の言葉の連なりの中に飲み込まれてしまっていて、印象に残らない。

ギターや歌メロの導入により、普通のヒップホップとは異質な方向にさらに突き進んでいて、人によってはこのジャンルの中には入れられないと考える人もいるかもしれない。ただ、ライブパフォーマンスとしては迫力のあるものだった。

1年前のライブでは全くなかったMCを短いながらもしていて、最後には"ありがとうございました"とフロアへの感謝の言葉まで述べていた。


1.馬鹿な奴
2.鴉
3.さよなら昨日
4.巨人
5.過去の人


舞台転換中のDJタイムには、4月にようやくのファーストアルバム『音楽ワルキューレ』をリリースするDOTAMAがマイクを握り、短い時間ではあったけれど前日に金曜ロードショーで放映された『崖の上のポニョ』や朝青龍ネタで盛り上げた。



【神門】 19:40~21:52

"渋谷Oネスト、神門2時間ワンマンライブ!"の第一声でスタート。1曲目は自身の決意を明確に述べる「表明」だった。最後まで持つのか心配になるぐらいに最初から全力疾走で、少しも手を抜かない。MCなしでそのまま2曲目に突入。RADWIMPSの「ささくれ」にそのままラップを乗せた「J-Popより愛を込めて」。この曲はどんなにすばらしくてもネタがネタだけに音源化は不可能だろうし、DARTHREIDERの「HIPHOP hiphop」のように無料ダウンロードにすればいいのにと思ってしまう。

3曲目は初めて聴く曲で、"思い出します まっすぐな気持ち"で始まるラップをミュートしたトランペットのループの上に乗せ、クラブに行き始めのころの心境を綴る。

ここでひと息ついて、MCタイムに。ワンマンも初なら、2時間という長丁場のライブも初めてだと話す。聴き手と歌い手の双方のことを思えば、90分ぐらいのライブがちょうどいいのだろうけれど、"2時間後にはひと回り大きくなった人間がステージに立っていると思います"と力強く宣言し、さらには、"2時間というと聴いている方も相当な体力を使うと思うので、気軽に肩の力を抜いてって敢えていわず、集中切らさず2時間気合い入れて付いてきてください"とフロアを強気に鼓舞。

観客からひときわ大きくかぶせる声が響いた「宝石」を歌い終えた後に、再び長めのトークタイムを設け、今回のライブのテーマを説明。"この2時間で僕が見せたいのはひとりの人間の人生です。この2時間のための23年間でした。時間を自由に行き来しながらひとりの人間が歩いた道程を表現します"。ステージの後ろに掲げられた4つのホワイトボードに"2005"と書き加え(その後、"2006"、"2007"と書き換えられていく)、"まずは自分が初めてステージに立ったときまで時間をさかのぼり、自分のラッパー人生を語る上で外すことのできない出来事と遭遇します。「ノルマ地獄」!"

いよいよワンマン本編が始まる。

チケットノルマで苦しんだ曲の後は、なじめなかった大学生活を歌った曲が続く。ヴァースで"人見知り aka 無愛想"とラップし、フックでは、"人生というショーケース 燃やす情熱 高みへの挑戦"のラインが印象的な楽曲だけど、聴くのは初めて。

2006年。ラップも学生生活も決して順調ではなく、がむしゃらにもがいてはいたけれど、見るもの全てが新鮮で楽しくもあり、前へ前へと進むことだけに必死だった神門青年の人生を一変させ、後にファーストアルバム『三日月』を作らせることとなる女性との出会いがあった、との語りに続いて始めたのが「裸部ソング」。

ファーストヴァースは鍵盤による上音のみ。後半はアカペラ。そのまま「重い出」のイントロ飛ばした"両想いじゃなかったのは淋しいけど"へと繋ぐ。この2曲に込められた神門の想いの深さ、不器用さには目頭を熱くさせられて困った。だいぶ年の離れた男に泣かされるとは、と理性では思うのだけど、やるせない言葉を真摯に紡いでいく姿にもう少しで防波堤が決壊するところだった。

その相手に思い切って気持ちをぶつけたものの、見事に玉砕。当然好きという気持ちをだらだらと引きずり、ようやく立ち直れる兆しが見え始めた半年後に、"なにげなしに電話をしてみた"とのイントロでスタートしたのが「やくそく」。なさけないまでに相手の言葉にすがる男を描写したリリックは秀逸。再び涙腺が緩みそうになる。

しかし、しかしだ。こんな大恋愛、ではなく大片想いをしていた男が次のMCで話したのは、"実はこの2日後生まれて初めての彼女ができました"との告白。ちょっと笑ってしまった。まあそういうものだとは思うけど。

さすがの神門青年はここでも期待を裏切らない。"右も左も分からず幸せのど真ん中にいながら苦悩の毎日でした"と独白、相手との距離感をつかめずしつこくしすぎたらしい。用もないのに彼女の家に遊びに行けば、何しに来たのとすげない態度を取られ、何日も電話に出てもらえない日々が続き、彼は"考えに考えた夜道で考えがループして前向きになれたときに空を見上げたら遠くからこんなメロディが流れてきたのでした"とロマンティックに語り始めたのが「時雨」だった。


初ワンマンということで、曲順がよく練られたライブだったし、練習のたまものというべきDJとの良好なコンビネーションが見られ、大きく歌詞が飛ぶこともなかった。曲間のMCも同様で用意されたネタはどれも関西弁による軽妙さが伴った面白いものだった。

「時雨」の後のMCでは、平井堅のシングル曲「僕は君に恋をする」のサビがどれだけすごいかを、アカペラで歌ってみせながら深読みに深読みを重ねてしばし力説。平井堅もびっくりな作り手の気持ちの汲み取りようだったが、最後のオチも最高だった。

その曲のサビの解釈は次の曲への導入部であり、この日のために他ではやらずに取っておいたという新曲「信信」が披露された。トラックはバックDJを務めたDJ KENGO。積み重ねられた鍵盤が麗しいラブソングで、ひたすら後悔し、自分にいい聞かせる内容。"信じる心を持つより、疑う心を捨てれば良かった"。

やって来た別れの4月。エレファントカシマシの「月夜の散歩」を下敷きにラップしたのは『三日月』の特典CD-Rに収録されていた「これから」。ファーストヴァースはそのままだったが、セカンドヴァースが一新されていた。続く「辛≒幸 (成長II)」も最後以外のフックが差し替えられていた。


神門は"2007"まで進んでいた時の流れを"1996"に戻し、「陽だまりのうた」をラップ。

終えると得意そうに持ち出してきたのは、1996年に作られた小学校3年生のときの文集だった。「グッピーのお祭りだ」、「ローラーブレードをした」、そしてダントツの出来に神門が大賞を贈った「お母さんのお年玉は品物だった」の3作が読まれた。ライブで作文を、しかも自作ではなく他人のを朗読するのを見るのはさすがに初めてだった。面白かったけれど。

前半戦の最後は「黄昏」と「家族」。「家族」の焼肉を食べるシーンにもじわじわと熱いものがこみ上げてきた。


80分強の前半と後半との間に3分ほどのインスト時間があり、灰色のTシャツに着替えた神門が戻ってくると、まずはホワイトボードを"2010"に書き換えた。

"昔の恋人に捧げる!"との勇ましいかけ声で始めたのは「HERE IS HAPPINESS」。人気曲だけあって歌っている人も多い。

いつまでもあり続けると思っている場所でもそこに当たり前のように存在しているわけではなく、失わないように愛情を注いで上げてくださいとの言葉を前口上に、昨年の3月29日に閉店した神戸のクラブpi:zに向けて歌った曲が披露された。

続いて、"下を向いてばかりいてはいけません"と始めたのは成長シリーズの新作「成長V」。"もっと上もっと上もっと上"の連呼が印象に残る。リリックからも彼の視野がどんどん広くなっていることがうかがえる。最後には、"俺はラッパーのままで死ぬ"と華麗に見得を切ってみせた。

今回のライブにおける桑田佳祐(水の補給)や美輪明宏(ステージ衣装。計3回Tシャツを変えた)の影響について笑いを取った後に、長渕剛が10時間ライブをやったとき、体力の限界をはるかに通り越し、疲労困憊の彼が最後の曲に選んだのは持ち曲の中でも最も長尺な曲だったという男気溢れるエピソードを披露して、自分もそれに倣って選んだ曲ですと始めたのはセカンドアルバム『こころ』の一番最後に収録された約8分半の「さて、どう生きようか?」。

今回のワンマンはゴールでもスタートでもなく、途中であり、"これからも応援いただければ嬉しい限りです"と決意を述べてスタートさせた最後の曲は「成長IV」。"音源が生んだ儲け"は今では少しずつ下ろして使っているらしい。ラストヴァースでの"そいつは半袖の神門だ"をかぶせるフロアの声の大きさにまたまたジーンと来てしまった。彼が懐にトリスを忍ばせ、出来合いのリリックでフリースタイルをしていた昔から知っているわけではないけれど、彼のひょろっとした容姿や赤裸々に内面をさらけ出しすぎるリリックからも、これまでのラッパー人生色々あったことは容易にうかがい知れるわけで、今ではワンマンでフロアを満員にし、みんなが"そいつは半袖の神門"にかぶせるのだ。全く関係ない赤の他人でも嬉しくなってしまう。

そして本当の最後。ここまで2時間ぶっ続けでライブしてきたとはとても思えないような声の強さでアカペラでのフリースタイルをかました。「TERIYAKI BEEF」動画が出回ったときにクラブの中ではその話題で持ちきりだったけれど、ひとたび外に出ればSEEDAの名前さえ知られていない現実がある。なのにいまだヒップホップは内々で線を引き、あれはヒップホップだとかこれは違うだとかいい合っている。もうそんなことは止めにしよう!、という非常に熱いものだった。何台かカメラが入っていたが、あの1分にも満たないフリースタイルだけでもYouTubeにアップして欲しい。パソコンの小さなモニター越しであっても、あの熱くたぎる想いの強さは偏狭な気持ちで自分の愛するヒップホップ観にだけ囚われている人の心をも融かせるかもしれない。


特大の感謝を述べ、BUMP OF CHICKENの「プレゼント」が流れる中をやり切ったふたりが退場。曲が途切れると、フロアから神門を求める野太い声と拍手が湧き起こる。


実はアンコールの準備をしていたというふたりが出てくるが、曲はもうやらないけれど少し話させて下さいとワンマンまでの道のりを語り出し、やがて自分の目標に話が移る。最近の軸となる目標は友達の自慢になりたいということらしい。その友達というのは、近しい人はもちろんのこと、この日に遠くから足を運んでくれた客も含め、自分に関わった人全てであり、それらの"単純に自慢できる友達の自慢になりたい"。例えばミュージックステーションに出ることであり、そうすればこいつ知ってる奴なんだよといわれるわけで、そういう存在になりたいと真っ直ぐに語っていた。


"クラブ・ピーズと今までの出会い別れ、そして今日の日に捧げます"、と野狐禅の「さよならの唄」を流し、神門はステージを後にした。"スゲー良かったよ"と口々にいいながら出口に向かう人たちの上を心打つ歌声が響く。"今までぼくらが交わしてきた 色とりどりのさよならを~"。


すごくいいライブだった。上述したように構成が非常によく練られていて、テーマに沿った曲順、また挿入される曲説明も人柄の良さが滲み出たMCのおかげでくどさをやわらげていたし、意図がはっきりしているために分かりやすかった。持ち前の明瞭なラップは、リズム感の良さとも相まって、言葉を心地良く耳に運んでくる。新曲であってもトラックのノリの良さではなく、内容で盛り上がらせる力がある。ラップを始めて10年というMCはごろごろいるのだろうが、2時間のライブをやりきれる人は少ないだろう。彼はたった5年でここまで来た。最後に語ったミュージックステーションへの出演という目標も単なる夢ではなく、本当に実現できるのかもと思い始めてしまう。こうした想いの伝染力の強さも彼の魅力のひとつだと思う。


最初はステージに立ってラップをしたいという目標だったが、音源を出したい、ワンマンをしたいといった具合に目標をひとつひとつ達成していくことで反対に次に何がしたいのか迷うときがあると、最近の目標を語る前に話していた。

聴き手として、小さなクラブに出ていたころからその活躍を見ていたラッパーがメジャーな音楽番組に出ることはすごく嬉しいことだが、その前に完璧な1枚のアルバムを聴きたい。たった10曲でいい、40分にも満たない作品でいい。そこに「重い出」や「成長」シリーズ、あるいは「表明」、「○月×日」「HERE IS HAPPINESS」、「さて、どう生きようか?」、「大丈夫」、「手」、「夜汽車」といったこれまでの重量級の楽曲に匹敵する曲だけを詰め込んだアルバムが聴きたい。リリックの良さは折り紙付きなわけで、あとはトラック。それと同じぐらいに重要なのは、ライブでの熱量をそのまま音盤に写し取れる優秀なエンジニアの手で音の処理がされることだ。神門の作品は音が薄い。ライブで聴いてしまうと、作品を聴くときは生だったらきっとこうだろうなと耳が補正しながら聴いてしまう。

「表明」の中で神門はいう。"「アルバム一枚通して聴きやすいように」なんて考えてない / 一曲をループして聞き込んでくれ んで、次の曲にいってくれ"。その通りなのだけど、ひとつの作品の中に曲が詰め込まれるほど、1曲への集中力が薄れるのも事実だ。楽曲の質が高ければ、収録時間の短さなど気にならない。反対に何度も繰り返せるから、全ての曲に愛情を注ぎ込める。

各々が抱える現実をはぎ取り言葉にするのはどのラッパーもやっていることだが、今の国産ヒップホップの中でも最も鋭利なナイフを持ち、己をえぐり続けている神門だからこそそういった完璧なアルバムを期待したい。



1.表明
2.J-Popより愛を込めて
3.?
4.宝石
5.ノルマ地獄 remix
6.?
7.裸部ソング
8.重い出
9.やくそく
10.信信(新曲)
11.これから
12.辛≒幸 (成長II)
13.陽だまりのうた
   文集の朗読
14.黄昏
15.家族
16.HERE IS HAPPINESS
17.pi:z
18.成長V (新曲)
19.さて、どう生きようか?
20.成長IV
   フリースタイル

アンコール
   語り
2010.02.06 Saturday 23:59 | 音楽 | comments(2) | trackbacks(0)
中村舞子『CURE』

2010年1月20日リリースのファーストミニアルバム。
/5点中

LGYankeesが主宰するレーベルNO DOUBT TRACKSが行ったオーディションで、4300人の中から現役高校生ながら選ばれ、2008年発表の彼らのセカンドアルバム『NO DOUBT!!! -NO LIMIT-』に収録にされた「Because...」に客演、話題になったというまだ十代の歌手。

着メロでどれほど人気だったかなどの情報はよく分からないので話半分だが、確かにその曲を聴いたときは強い印象を受け、気になったアーティストだった。便利なことに本作にも同曲がボーナストラックとして7曲目に入っている。歌われる歌詞だったり、感情はどれも凡庸ではあるのだけど、それを突破するだけの強さがある。序盤での澄み切ったファルセットの余韻にひたっていると、直後のRYOのだみ声のあまりの汚さに驚く。


ただ、残念なことに本作は期待はずれだった。パイプオルガンが紡ぐ旋律が舞い下りてくる天使をイメージしていると思しき、短めのインストM1「INTRO」に続く、M2「First Desire feat. HIRO & 山猿」はあからさまにM7狙いだ。歌詞の幼さは年齢を知れば納得。

Noaが参加したM3「Waiting For Love」は同じレーベルの歌姫による共演なわけで楽しみだったが、歌声だけではふたりの区別がつかない。90年代ガールズポップ風のメロディとアレンジで何がしたいのかさっぱりなM4「Sassy Girl」。LGヤンキースのNo.2が制作したM5「No One No Pain」で低音が効いたR&B風トラックがようやく登場するも、"ここで息してる それだけで たったそれだけで喜んでくれる人もいる"と何とも弱々しい歌詞が泣き声で歌われると次第にうんざりさせられる。

本編最後の6曲目は「OUTRO」。さすがに詐欺だと良心が疼いたのか、ボーナストラックとして2年前の曲を上述のごとく収録。

彼女は曲制作そのものには関わらず、ただ歌うだけなので、歌詞について彼女を責めるのは違うのだろう。何か1曲でも満足できる曲があれば、印象も大きく変わったろうが、どの曲もメロディが弱く、満足にはほど遠い。まだ十代と若いわけで、何も彼らの元にいる必要もなく、有能なプロデューサーの元で羽ばたけばいいのにと思う。
2010.02.01 Monday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
サロゲート / Surrogates

73点/100点満点中

ブルース・ウィリス最新作。監督は『ブレーキ・ダウン』『ターミネーター3』のジョナサン・モストウ。2010年公開作品。

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身代わりロボット"サロゲート"が普及し、人間は外出せずに自宅からサロゲートを遠隔操作することで社会生活を営んでいた。犯罪や伝染病、人種差別が激減。理想的な社会を実現させていた。しかし殺人事件が発生。サロゲートが破壊されただけでなく、遠くにいた持ち主までが変死していた。捜査にあたるFBI捜査官トム・グリアーとジェニファー・ピータースは、使用された武器からサロゲートの最大手メーカーVSI社との関連性を突き止める。
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非常にもったいない作品。製作費があまりなかったのか、近未来に見せようという手作りな努力が決して安っぽさにはならず、悪くないSF映画だとは思う。

身代わりロボット"サロゲート"(アバターみたいなもの)は、俳優たちが無表情な顔と厚塗りの化粧で演じることで、お手軽にロボット感を演出し、CG映像も要所要所でがっつりと使うことで近未来に説得力を持たせる。車だったり街の風景はそのままといった割り切りも良かった。また、物語自体は、相手の実際の顔が見えないネット社会における人間関係への分かりやすい寓話であり、演出とテーマの2点では楽しむことができた。

問題は脚本が後半駆け足になりすぎて、はてなマークが頭を埋め尽くし置いてけぼりにされるのだけど、謎はとんとん拍子に解決されていき、最後には大惨事が解消されたことがセリフで分かるというなんとも卑怯な結末を辿る。ふとっちょのセリフには笑いを堪えることができなかった。

生身の人間ではなく、自分がこうありたいと願う容姿のロボットを通して人々が交流する近未来。ブルース・ウィリスは自身のサロゲートが壊れたことで、自分でも思い出せないぐらい久しぶりに生身の肉体で外に出る。そして、人と直接触れ合うことの大切さに気づいていき、妻にそれを訴えるシーンが良かった。ブルース・ウィリスはやぱり巧いと再確認。

『アイ,ロボット』でロボットを開発したアルフレッド・ラニング博士を演じたジェームズ・クロムウェルが本作でも似た役どころのキャンター博士を熱演。かなりかぶりすぎで色々問題ありだった。

新しい世界観を提示しながら、ミステリー要素を盛り込んで、たったの89分という上映時間はやはり短い。俳優陣の頑張りもあっただけに、やっぱりもったいない。
2010.02.01 Monday 23:58 | 映画 | comments(5) | trackbacks(0)
Dr. パルナサスの鏡 / The Imaginarium of Doctor Parnassus

83点/100点満点中

テリー・ギリアム監督最新作にして、ヒース・レジャーの遺作。2010年公開作品。

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パルナサス博士率いる旅芸人一座は、心の中の欲望を鏡の向こうの世界に創り出す不思議な装置を出し物とするが、古くさい装いに誰も興味を示さない。そのパルナサス博士はかつて悪魔のMr.ニックと契約を交わし、不死と若さを得る代わりに生まれてくる娘が16歳になったら差し出すと約束していた。娘ヴァレンティナの16歳の誕生日が目前に迫っていた。一方、彼女は偶然救い出した記憶喪失の男トニーに心奪われる。トニーは一座に加わり、彼の魅力で女性客が増え始めるが・・・。
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ヒース・レジャーが2008年1月に亡くなったとき、その原因が報じられたなかで特に印象深かったのは、撮影中だったテリー・ギリアムの新作では冬のロンドンの夜空の下でのシーンが多く、体調を崩していたというのものだった。今回彼が登場したファーストシーン、橋にぶら下がる場面を見て、思わず納得した。

頓挫するのかと思われた本作だったが、ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルらが代役を務めることで完成にこぎ着けた。鏡の中の世界では人相が変わるという設定を加え、それほど大きな違和感を覚えることなく、彼の代役を果たしている。ジョニー・デップはそっくりすぎて最初分からなかったが、ジュード・ロウはあまりに額が後退しすぎていて憐憫の情が湧いた。

かつて高僧だったパルナサス博士は、メフィスト的なMr.ニック(トム・ウェイツが好演!)にたぶらかされ、俗世をさすらい、今となってはMr.ニックのいい賭け仲間に落ちぶれてしまっているわけだが、その縦糸となる物語に、ヒース・レジャー演じる口先男のトニーの物語が横糸となり、さらには想像力の翼を最大限にはためかせることができる鏡の向こうの世界という自由をテリー・ギリアムが手にしたことにより、とんでもない映像世界が広がることとなった。

監督の頭の中のイマジネーションを具現化するCG技術の進歩抜きには語れない作品であり、その胡散臭さも本当らしさも、またユーモア溢れる造型からグロテスクさが同居したポップさまで、鏡の向こうの世界は非常に面白いものだった。その上を転がるストーリーも観客の理解の遙か斜め上を行くようで、どこに向かうのか予想もつかない暴走ぶりも良かった。

ギリアム作品は『未来世紀ブラジル』と『12モンキーズ』、『ローズ・イン・タイドランド』しか見ていないので、大きなことはいえないが、本作はヒース・レジャーの遺作としてよりも、テリー・ギリアムの傑作として語られるべきなのではと思う。


最後。パルナサスの弟子アントン役に期待の若手俳優、アンドリュー・ガーフィールドが出ていたのも嬉しかった。そのアントンが想いを寄せ、Mr.ニックに狙われるパルナサスの娘役のリリー・コールはイギリスのスーパーモデルで、デヴォン青木にちょっと顔立ちが似ている。とてもヒロインという面相ではないのがユニーク。小人が活躍するのも良かった。
2010.02.01 Monday 23:57 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
パラノーマル・アクティビティ / Paranormal Activity

61点/100点満点中

製作費約135万円、撮影期間1週間の低予算インディーズ作品にもかかわらず、口コミで評判が広がり全米で約95億円の興行収入を上げたホラー映画。2010年公開作品。

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幼少の頃から怪奇現象に悩まされていたケイティーは、婚約者のミカと暮らす家でも夜な夜なラップ音に怯える日々を送っていた。ふたりは何が起こっているのかを確かめるべく寝室にビデオカメラを設置するのだが・・・。
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先に概要をウィキペディアから引用。ゲームデザイナーのオーレン・ペリが監督・脚本を務めた自主製作映画。製作費がわずか1万5千ドルであり、映画全編が監督の自宅で撮影され、1週間で撮り終えた。さらに編集作業は監督が所有するパソコンを使って行われた。2007年、2008年といくつかの映画祭で上映され、2009年9月25日にメジャーのパラマウント映画の配給で公開されるが、上映館数はわずか12館だった。しかし、YouTubeを利用した宣伝戦略の巧さと口コミ効果により、徐々に公開が拡大され、5週目にして1位となった。


アメリカであれよあれよという間にチャートを上りつめていき、怖さの評判が伝えられるたびに見たい!とずっと思っていたホラー映画だったわけで、普段は客の入りが寂しい「シネマスクエアとうきゅう」に行列ができているのを見たときは、かつて満員のテアトル新宿で上映された『呪怨』の再現になるのかなと期待した。そのときは、評判を聞きつけて集まった、カップル多めの館内は目と耳を塞ぎたくなるほどの恐怖描写に不思議な一体感が生まれ、皆で恐怖におののき、思わず悲鳴を漏らした。米国で宣材として使われた、暗視カメラによる上映中の客の怯える様子はそれだけで期待させるものがあったのだ。

結果はというと、ラストシーンは衝撃だった。心臓の弱い人にはお薦めできない。しかし、1分にも満たないたった数秒のために86分の上映時間は長い。90分を切ればたいていは短く感じられるはずなのに、館内では時間がありえないぐらいに間延びしていた。評価は分かれると思う。してやったりな監督を誉めるべきなのか、あるいはいってみれば怪談話の常套手段でしかなく、終始中だるみの映画だったと酷評すべきなのか。

ホラーでは最近よく使われる「モキュメンタリー」で全編展開される。大ぶりの業務用カメラを使用することで三脚か平たいところに据えられるために、この手法に付随する船酔い感覚に悩まされることは少ない。夜の寝室で怪奇音が聞こえ、ふたりが怯える。一方、昼間は彼氏のミカが虚勢を張り、彼女のケイティーがそれをなだめるというパターンが9月18日の第一夜から問題の10月8日まで続いていく。徐々に幽霊だか悪霊だかはその存在を強調し始めはするのだけど、たいていは音による脅かしばかりで怖くはない。

問題の夜の1日前、強硬手段に出た悪霊を追いかけるミカがいつも手放さなかったカメラを思わず忘れてしまうという、唯一ぐらいの映画的伏線があった翌日に心臓が縮み上がるラストシーンがやってくる。

上映前のマナー向上CMで、英単語"also"が分からず、隣の彼女に、"~もまた"という意味よと教えられていた男性は、映画が終わった後に、"面白いじゃん"と騒いでいた。最後の最後ほんの数秒のシーンだけ見れば面白いといえる。135万円で作った作品がここまでのヒットを飛ばすことをすごいと認めることはやぶさかでない。ただ、頭からお尻まで恐怖に詰まった映画はもっとあるわけで、私は評価できなかった。
2010.01.31 Sunday 23:59 | 映画 | comments(2) | trackbacks(0)
安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第20巻

2010年1月発売。

奇しくも先日アニメのドズル・ザビ担当の声優が亡くなったが、本巻の前半ではそのドズルが巨大モビルアーマー、ビグ・ザムを駆り戦局を打破しようとするも雄々しく散る。スレッガーを伴っての戦死というドラマ溢れるシーンだが意外にあっさり終わり、余計に余韻が残る。

後半はララァとアムロの邂逅。割って入るシャアの演説は理解できるものの空々しい。しかし、ララァの乗るエルメスのフォルムの美しさには目を見張る。最近のガンダムの造型はあれはあれでいいのかもしれないが、初期のシンプルな造形美にやはり惹かれてしまう。

ラストシーンへの伏線となるコアファイターのテストではその先端がアニメよりも丸み帯びてるのも面白い。
2010.01.31 Sunday 23:58 | 漫画 | comments(0) | trackbacks(0)
あだち充『QあんどA』第1巻

2009年11月発売。

小学館が創刊した月刊漫画誌の目玉となるべく始まったあだち充の新連載。高校1年生の庵堂厚(あんどう・あつし)は6年ぶりに生家へと戻ってきたら、同じ6年前に事故で亡くなった兄・久(ひさし、あだ名がキューちゃん)が幽霊として待っていた。庵堂家の厚とキューちゃんということで「QあんどA」。

あだち充作品にはとても大事な要素であるヒロインは陸上少女の幼馴染み前沢遊歩。ちょっとツンケンした感じが『ラフ』の二ノ宮亜美のようだが、展開が読めるだけに魅力が薄い。そもそもネタに困ったのか幽霊まで持ち出す始末で、この第1巻を読む限りでは何が面白いのかさっぱり。こうしたグダグダな漫画を描くようになったが故に彼を見限っていたわけで、次を買うか迷う。
2010.01.30 Saturday 23:59 | 漫画 | comments(4) | trackbacks(0)
PSG@渋谷タワーレコード

渋谷HMVでのCradleのインストアライブが終わり、続いて渋谷タワーレコードに乗り込むと1階が人で溢れかえっていた。入ってすぐのところに張り出されていたのは、インストアライブ記念のインスト限定盤完売のお知らせ。何百人が集まったのか知らないが、地下のライブハウスで行うべき人数だったわけで、タワレコ側も予想していなかったのだろう。

ステージを正面に見ることができる位置を確保したものの、隣に置かれたモニターからはTaylor Swiftが延々と歌い続けていて、Kanye Westにまたきついひと言をお願いしたくなった。

20時3分。PUNPEE、S.L.A.C.K.、GAPPERの3人が登場。"後悔する前に楽しんで"とのスラックらしい力の抜けたセリフでスタート。

前半はPSGのアルバム『David』からフルではなく、だいたい3ヴァース目が省略されての披露となった。2曲目の「PSG現る 1972」だったらガッパーのラップのみで、「M.O.S.I」や最後の「愛してます」ではパンピー・パートを省略、「かみさま」でも同じくスラックのヴァースが省かれていた。無料で見ているわけで不満を並べるのはお門違いだけど、「愛してます」のパンピーのラップだけは聴きたかった。

後半は、スラックのセカンドソロアルバム『WHALABOUT』から3曲をフルでラップ。フックが印象深い「That's Me」の前には、何事も邪念なく音楽のみでという思いで書いた曲というような曲紹介をしていた。そのフックではガッパーが声をかぶせることで、音源にはない力強さが生まれていた。

ガッパーは3人の中では正統派寄りのスタイルであるために、没個性的ではあるのだけど、終盤のフリースタイルでは押し出しの強い声が良かった。生声はアルバム以上に光る。スラックはビートのタイトロープをときおり転び落ちそうになりながらも、それすらエンターテイメントとして聴かせてしまう魅力がある。

ただ、この日のインストアライブは音が酷く悪かった。ダメレコの初期作品のように、そこにある種のヒップホップらしさを表現するといった意図的なものなのか、単なる調整不足かは知らないが、インストアライブであそこまで音が悪いのは経験したことがない。だから、ライブでも音源でも重力を感じさせないラップをするスラックもこの日は少し重めではあった。

20時29分終了。


1.?
2.PSG現る 1972
3.M.O.S.I
4.かみさま
5.Walk To Back / S.L.A.C.K.
6.NEXT / S.L.A.C.K.
7.That's Me / S.L.A.C.K.
  フリースタイル feat. OYG
8.愛してます
2010.01.29 Friday 23:59 | 音楽 | comments(2) | trackbacks(0)
Cradle@渋谷HMV

DJ Chikaと瀬戸智樹によるヒップホップユニットCradleが今月6日にラッパーのNieveと歌手のJean Curleyを招いてリリースした『Soulbirds』を記念してのインストアライブ。

19時8分過ぎに遅刻遅刻と慌てて渋谷HMVに駆け込むと、まだDJチカによるDJプレイ中だった。19時12分、ラッパーのナイーヴがひとりで登場し、DJチカとキーボードの女性を従え、新作から「Abstract」でスタート。派手さには欠けるけれど、丁寧なラップが印象的。きっとリリックが良いタイプなのだろう。

「Abstract」はファーストヴァースで切り上げ、「Mic Check」へ。3曲目でジーン・カーリーが現れ、フックが歌ものの2曲「Memories」、「Your Love」を披露。その後にナイーヴがフリースタイルを短めにしてから引っ込む。ジーンが歌ったのは「Ooo La La」と、キーボード伴奏のみでの「Soulbird」。彼女も悪くはないけれど、時折力業でメロディを振り回し、ライブならではというのを味わえた。音源ではきっと丁寧に歌われているのだろう。でも、髪を振り乱して、没入したようにして歌う様は、言葉が通じなくてもそこに込められた感情が直接伝わるようでいい。日本人歌手にはこの手のパフォーマンスが少ないのでとても新鮮だ。

ジーンが引っ込んだ後に関係者が率先してアンコールの拍手を行い、DJチカ、ナイーヴ、ジーン、キーボードの4人が再登場。『Velvet Ballads』に収録された「Talk It Out」で締めた。

19時43分終了。


クレイドルは、昨年夏の代々木公園でCradle Orchestra名義で行ったライブを見たことがある。歌とラップで大活躍の客演Aloe Blaccの頑張りもあり、非常に楽しいステージだったわけだけど、これまでの作品を聴く限りではあの手のグルーヴ主体のライブが異質なのだろう。本来はお洒落な音を出すユニットであり、ライブという肉体性がプラスに働くグループではなく、今回いささか目立っていた粗も作品では気持ち良く聴けるのだとは思う。


1.Abstract
2.Mic Check
3.Memories
4.Your Love
5.Ooo La La
6.Soulbird
7.Talk It Out
2010.01.29 Friday 23:58 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
Raheem DeVaughn『Mr. February aka March Madness』

2010年1月15日アップの無料ダウンロード・ミックステープ。
(無料なので+1)/5点中
http://www.368musicgroup.com/blog/2010/01/15/raheem-devaughn-mr-february-aka-march-madness/

3月2日にリリース予定のサードアルバム『The Love and War Masterpeace』のための販促用無料ダウンロード作品。リミックスやカバー、カップリング曲、ライブ音源などが全23曲、時間にして約87分も収録されている。しかもこれがまたメロウでいて緩いグルーヴに満たされた最高の曲ばかりでたまらないのだ。寄せ集めの曲だろうに統一感があり、本当に無料でいいの?お金払ってもいいんだよと思いたくなるほどの良盤。


1.Intro  (01:35)
2.I'm Good feat. Phil Ade  (04:01)
3.Pretty Girls Remix feat. Phile Ade & Raheem DeVaughn / Wale  (04:03)
  Wale『Attention: Deficit』収録(2009)
4.Bonita Applebum  (03:40)
  A Tribe Called Questのカバー(1990)
  Produced by Supreme
5.Know What I Mean  (03:37)
6.Take Home Remix feat. Phil Ade & Raheem DeVaughn / XO  (04:20)
7.Slow Love (Slow Dance Remix)  (03:54)
8.Fever feat. Raheem DeVaughn / Tabi Bonney  (04:14)
9.Re-Invented Sex  (03:06)
  オリジナルは、Trey Songz「I Invented Sex」(2009)
10.West Coast Love  (04:16)
11.Never Too Much (Remake)  (04:02)
   Luther Vandrossのカバー(1981)
12.Die For You (Remake)  (04:48)
   オリジナルは、Prince「I Would Die 4 U」(1984)
13.Lying to Myself  (03:56)
14.Soldier of Love Remix feat. Raheem DeVaughn / Sade  (04:30)
   Sadeのほぼカバー(2010)
15.PSA  (00:28)
16.Village Ghetto Land (Remake)  (03:29)
  Stevie Wonderのカバー(1976)
17.Birthday Cake  (03:06)
18.Redemption Song  (03:31)
   Bob Marley & the Wailersのカバー(1980)
19.We Are feat. Cy Young & Raheem DeVaughn / DJ Jazzy Jeff  (04:12)
   DJ Jazzy Jeff『The Magnificent』収録(2002)
20.We Are One (Remake)  (05:03)
   MAZEのカバー(1983)
21.Love Experience Remix Pt. 2 feat. Omar Retnuh/Urban Ave 31  (03:48)
22.Until (Unplugged Live Version)  (08:24)
   1st AL『The Love Experience』収録(2005)
23.Outro PSA  (01:41)


『Art of Noise』

2009年8月6日アップの無料ダウンロード・ミックステープ。
http://www.368musicgroup.com/blog/2009/08/06/raheem-devaughns-art-of-noise/

こちらは昨年夏のラヒーム・デヴォーンの無料音源。まだ聴き込んではいないのだけど、前半に比較的勢いのある曲が集まっていて楽しめた。全19曲82分。後半でちょっと中だるみがあるのは残念だけど、フリー音源と考えれば全く問題にならないレベル。太っ腹というか才能によほどの自信があるのかよく分からないけれど、こういうのは大歓迎だ。


1.GOD SPEED (Produced by Kenny Dope)
2.SO AMAZING (Produced by Jamil "Face" Johnson)
3.COCAINE DREAMS (Previously Recorded Exclusive)
4.WALK WITH YOU feat. ICE THE VILLAIN (Produced by Thelonious Dre)
5.CLUB HOP feat. T PAIN (Produced by Jamil "Face" Johnson)
6.PLANET BODY ROCK (Produced by Cool & Dre)
7.WANNA LOVE YOU feat. YOUNG CHRIS (Produced by DJ Dummy)
8.NIGHT AND DAY (Produced by Supreme)
9.TALK $H@# feat. PHIL ADE
                   (Produced by Omen & Elaborate Musik Orchestra)
10.OBJECT OF AFFECTION (Produced by Jamil "Face" Johnson)
11.WEATHER MAN feat. PHIL ADE (Produced by Ivan)
12.INSOMNIA (Produced by AB The Producer)
13.BEAT IT UP (Produced by Ivan)
14.DESIRE INTERLUDE
15.LAY AWHILE (Produced by Supreme)
16.BACK TO YOUR HEART (Produced by MarcNfinit)
17.ABSENT HEARTS feat. KINGPIN SLIM (Produced by Jamil "Face" Johnson)
18.HENNESY JOINT (Produced by Kev Brown)
19.PIECES OF CLAY (Produced by Supreme)
2010.01.27 Wednesday 23:59 | 音楽 | comments(7) | trackbacks(0)
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