すばらしくてNICE CHOICE

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夢枕獏『上弦の月を喰べる獅子 (上)(下)』

読了。
☆☆☆☆/5点中

作者自身があとがきでも書いているが、「なんとも特殊な物語」だ。
なんて形容していいか分からないが、変な小説だ。
作家のこれが書きたいんじゃ〜という想いがガツンとぶつかってくる小説。

宮沢賢治と三島草平という違う時代に生きたふたりが、
同じように自分の行いが不道徳であり、そのために罪悪感に捕らわれる。
物語はそこから始まり、螺旋を経て、須弥山を登り、進化し、仏に至る。
作者は言葉で宇宙を描こうとしたとあとがきで書いてるので、
たぶんそうなのだろう。

作家の意図するところが、なんだろうが、
出版されてしまえば、読者の手にその意図は委ねられていると思う。
宇宙だけでなく、そこには人間というもの、生きる理由等々
いろいろなものが読み取れるものになっている。

夢枕獏のすごいところは、それが平易な文章で綴られているところだ。
たぶん10年たっても20年たっても読める作品だと思う。
しかもその時々で読解が進むような気がする。


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1986年から1988年「SFマガジン」で連載。
1989年8月31日、単行本刊行(早川書房)
1989年、第10回日本SF大賞受賞。
1990年、第21回星雲賞日本長編部門受賞。
1995年4月15日、文庫刊行(早川書房)
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2005.11.24 Thursday 00:00 | | comments(0) | trackbacks(0)
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