2002年5月22日リリースのサードシングル。
サードアルバム『
DA-PONG』について書いたときに、
"グラップラー餓鬼だったらアルバムver.よりシングルver.のほうが良いですよ"
とコメント欄で親切に教えて下さった人がいて、気になっていたのだが、
先日駅前の中古CD屋で100円で売ってて、これ幸いと購入。
(セカンドの『
UPPER JAM』と
サードも100円。『
UPPER JAM』は初回盤で紙ケースだった)
M1「ラップ・グラップラー餓鬼」5"33
M2「ラップ・グラップラー餓鬼 〜Killer Instinct〜」3"55
M3「バンドワゴン」5"17
「ラップ・グラップラー餓鬼(Album Version)」(5"05)とシングルバージョンのトラックは、
ほぼ同じで、リリックも一部違うところはあるけれど些細な変更でしかない。
大きく変わったところは、最後のフックの後のインスト部分が長くなったことか。
ただ、シングルバージョンのミックスの方がかっこいい。
特にフック。
アルバムバージョンと異なり、ふたりだけでやっているので、生々しい勢いがある。
M1(シングルバージョン)と「ラップ・グラップラー餓鬼(Album Version)」は、
GREEN PEEACEによるトラックだけど、
M2「ラップ・グラップラー餓鬼 〜Killer Instinct〜」は、HIGH SWITCH製。
新しいリリックがあったり、順番が変わっていたりする。
中華風のトラックがラップとぶつかり合ってしまっていて、
お互いのいいところを殺し合っているのがもったいない。
特にフックで、それを強く感じる。
GREEN PEEACE製のトラックに聴き慣れてしまっているということもあると思うけれど。
M3「バンドワゴン」(5"17)は、HIGH SWITCHの手によるもので、
「バンドワゴン(Album Version)」(3"53)は、GREEN PEEACE制作。
こっちは逆で、アルバムバージョンよりシングルバージョンの方が断然いい。
時間も長くなって、リリックも増えている。
ヘタウマな歌い出しで始まり、音数の少ないトラックがラップの魅力をより引き出し、
かつグルーヴが微妙にあって、シングルの方がいい。
しかし、この曲はフックがもったいないんだよなぁ。
もっと捻りがあればいいのに。