すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
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それでも生きる子供たちへ / Les Enfants Invisibles
92点/100点満点中

『イル・ポスティーノ』のヒロイン、マリア・グラツィア・クチノッタによる、
「窮状にあえぐ世界中の子供たちを救おう」との呼びかけに、
ユニセフと国連世界食糧計画が賛同し、7ヵ国から7組8人の映画監督が参加、
それぞれ国の子供たちの過酷な現実を描き出したオムニバス映画(2005年)。


タンザ / Tanza

25点/50点満点中
アルジェリアのメディ・カレフ監督による作品。

ルワンダの少年兵の話。
演技はからっきしでだし、演出もありきたりだけど、主人公の少年の瞳がいい。
なぜ自分は爆弾を抱え、銃を握りしめ戦っているのか、そうしたことがついに疑問となって、
頭をよぎったであろうラストシーンが印象的だった。


ブルー・ジプシー / Blue Gypsy

40点/50点満点中
アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』のエミール・クストリッツァ監督作品。

窃盗団一家に生まれ、親から盗みを強要されていた少年が将来への希望を持って、
少年院を出所するが・・・。
ジプシー音楽を楽しそうに奏でる結婚式の行列と葬式の行列が行き会うオープニングに、
ニヤリとさせられた。
エミール・クストリッツァらしさ満点。

親を選べない不運。それをサポートする体制が整っていない不幸。
かわいらしく、利発な少年だけど、どこか冷めた表情を見せる一瞬があって、
何ともやりきれない気分にさせられる。
オチも苦笑い。うまい。


アメリカのイエスの子ら / Jesus Children Of America

50点/50点満点中
スパイク・リー監督作品。

HIV感染者にしてヤク中の両親を持ち、"エイズ・ベイビー"といじめられている少女の話。
オープニングから、50CentとThe Gameのどちらがすごいのかと話しながら帰り、
部屋には無数に張られたポスター。John Legend、Mario、2Pac、Erykah Badu。
ブロンクスでのロケらしい。

同じ黒人の中での差別。それはエイズへの差別でもあるし、格差からのいじめでもある。
iPodにPSP、携帯電話。
富めるものだけが誇らしげに持つそんなものがなくても、
クスリに溺れるどうしようもない両親ではあるけれど、娘への深い愛情だけはあって、
ふたりに支えられたラストシーンでの力強い少女の顔に、グッとさせられた。

最近はエンターテイメントな作品が多くなったように思うスパイク・リーだけど、
この作品は社会派監督の面目躍如たる仕上がりだった。


ビルーとジョアン / Bilu E Joao

40点/50点満点中
『シティ・オブ・ゴッド』のカティア・ルンド監督作品。

廃品集めで自活するブラジルの兄妹の話。
たくましく日々を生きる子供たちの様子が描かれる。

ラストシーン。
今にも崩れそうなバラック街とその後ろにそびえ立つ高層ビル群との対比が強烈。


ジョナサン / Jonathan

38点/50点満点中
ジョーダン・スコットとリドリー・スコットという親子による共同作品。
脚本は息子のジョーダン・スコット。

悲惨な戦場でのショックがフラッシュバックし悩むフォトジャーナリストが、
子供たちに誘われて、森の中へ。やがて森を抜けたところで激しい市街戦に遭遇。
けれど子供たちは自分たちだけで立派に生きている。
戦争の現実をしっかり伝える意味を知ったカメラマンは家に帰る。

うますぎる。うますぎて嫌みなほど。


チロ / Ciro

45点/50点満点中
イタリアのステファノ・ヴィネルッソ監督作品。

ナポリの強盗少年の話。
犬に追いかけられちびってしまったり、影絵でひとり遊びをする子供っぽいところがありながら、
両親の自分への愛情の薄さを知っていて、どこか冷めた瞳をしている。
遊園地のアトラクションに乗って楽しむのではなく、それが楽しかったこともあったと
懐かしむ気持ちを子供ながらにしてすでに芽生えてしまった少年の顔がとにかく印象的。


桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ) / Song Song & Little Cat

20点/50点満点中
ジョン・ウー監督作品。

フランス人形を介して、裕福だけど愛のない家庭に暮らす少女と、
貧しい老人に拾われ、大切に育てられている孤児の少女の話。

ジョン・ウーだからなのか、かゆいところどころか、どうでもいいところも掻きむしって、
醜悪な作品になっている。
とにかくラストが嫌だ。

あのじいさんは有名な俳優なのだろうか。
出てきた瞬間、ただ者ではないという空気が充満していたけれど。


趣旨やテーマにそれほど興味はわかなかったけれど、
リドリー・スコットに、エミール・クストリッツァ、スパイク・リー、ジョン・ウーと
興味深いラインナップでついつい見てしまった。
130分間と長めの作品だけど、長さは気にならなかったし、楽しめた。
スパイク・リーはやっぱりすごい。
2007.11.09 Friday 23:59 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:59 | - | - | -
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