すばらしくてNICE CHOICE

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R.E.M.『MONSTER』

1994年9月27日リリースの9枚目のアルバム。

R.E.M.風グランジアルバムといわれる作品。発売当時に買ったから14年聴いていることになるけれど、いっちどもいいと思えたことがない。聴いていて少しも楽しくないアルバム。当時はロックを真剣に聴いていた時期だから、結構聴き込んだが、さっぱりだ。94年にグランジブームのアイコンが自死してしまい、このアルバムの方向性が決まったのだろうけれど、この音は少しもグランジではない。ディストーションギターがかき鳴らされれば、グランジになるわけではない。当たり前だけど。

歪んだ轟音ギターサウンドという厚化粧がなければ、それなりに見られる顔かなと思いきや、そのコーティングが取れてしまうと、今度はあまりにあっさりさっぱりの魅力のないメロディが浮き上がる。ディストーションで着飾ってこそ、まだ聴いていられるところもあるようだ。

良かったのは、M6「Strange Currencies」ぐらい。歪み薄めのギターによるバラード。とはいえ、前作『AUTOMATIC FOR THE PEOPLE』のアウトテイクのようだけど。

世間的な注目作はM10「Let Me In」だろうか。1994年4月に自分で自分の頭をぶっ放したカート・コバーンに捧げられた歌だ。電話でカートに告げたかったことを歌詞にしたという。サビでは"君の(心の)中に入れてくれ"と切々と歌われ、カートの愛器になるはずだったフェンダー・ジャグスタングを使って演奏されている。いまいちだけどね。



JOE GRUNGE。スヌーピーのグランジファッション。人格形成に多大な影響を受けた「A PEANUTS BOOK」だけど、こんなバージョンがあるとは知らなかった。

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<本作からのシングル>
1st SG『What's The Frequency, Kenneth?』
1994.09 USA
 1.What's The Frequency, Kenneth? (Radio Version)
 2.Monty Got A Raw Deal (Live 1992.11.19)
 3.Everybody Hurts (Live 1992.11.19)
 4.Man On The Moon (Live 1992.11.19)
1994.09 USA
 1.What's The Frequency, Kenneth?
 2.What's The Frequency, Kenneth? (Instrumental)

2nd SG『Bang And Blame』
1995.01 USA
 1.Bang And Blame 4:48
 2.Losing My Religion (Live 1992.11.19)
 3.Country Feedback (Live 1992.11.19)
 4.Begin The Begin (Live 1992.11.19)
1995.01 USA
 1.Bang And Blame
 2.Bang And Blame (Instrumental)

3rd SG『Crush With Eyeliner』
1995.01 Europe
 1. Crush With Eyeliner
 2.Fall On Me (Live 1992.11.19)
 3.Me In Honey (Live 1992.11.19)
 4.Finest Worksong (Live 1992.11.19)

4th SG『Strange Currencies』
1995.04 USA
 1.Strange Currencies
 2.Drive (Live 1992.11.19) →『IN TIME』(Disc 2)
 3.Funtime (Live 1992.11.19)
 4.Radio Free Europe (Live 1992.11.19)
1995.04 USA
 1.Strange Currencies
 2.Strange Currencies (Instrumental)

5th SG『Tongue』
1995.09 Europe
 1.Tongue
 2.What's The Frequency, Kenneth? (Live 1994.11.12)
 3.Bang And Blame (Live 1994.11.12)
 4.I Don't Sleep, I Dream (Live 1994.11.12)
1995.09 USA(7")
 1.Tongue
 2.Tongue (Live 1995.06.07)

LIVE DATE & PLACE
1992.11.19:at the 40 Watt Club, Athens, Georgia
1994.11.12:at Saturday Night Live appearance, New York, New York
1995.06.07:at Detroit, Michigan
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2008.03.19 Wednesday 23:59 | 音楽 | comments(4) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:59 | - | - | -
コメント
けっこう好きなアルバムです。
たしかにイレギュラーな雰囲気はありますけどね。
それがオルタナの住人ゆえの蛮行とまでは言えず、ミルフィーユのように積み重ねてきたキャリアの一層だと思えば、面白い1面が見えてよかったとは思います。

ギターについて、正確にはカート・コバーンがフェンダーと共同開発し何度かライブで使用したものの気に入らなかったジャグスタングのプロトタイプをカートの死後に妻のコートニーから譲り受けて使用したというところ。
コートニーは薄青いムスタングやデュオソニック(ライブでは未使用)など数本のギターをカートの死後にミュージシャンやファンに譲渡しているけれど、レコーディングの時期から見ると、手放すのが早すぎるのでレコーディングにも使われたのか疑問が残るところですが、確かに「What's The Frequency, Kenneth?」のPVとライブで「Let Me In」を演奏する時はジャグスタングが使用されていたので、早い段階で手放されたのかもしれません。
レフティーのギターなので弾きにくそうですね。

それにしても、あなたの文章は読みやすいし解説も私見を交えつつしっかりとしているのでR.E.M.をはじめほとんどのCDを輸入盤でしか持っていない身としては、色々と参考になって助かります。
s | 2013.03.11 Mon 10:52
s様

こんにちは。
コメントありがとうございます!

> ギターについて

なるほど!そういうことだったのですね。私もたいていは輸入盤で買っていまして、この記事自体だいぶ前に書いたので記憶が薄れていますが、向こうのウィキペディアを参照しながら書いたはずです。ギターについてのエピソード(そんなこと書いたのかとコメントを受けて初めて思い出したぐらいですが)の元ネタも多分その辺です。でも、おかげで正しい知識を教えてもらうことができました。感謝です!
gogonyanta | 2013.04.14 Sun 17:52
難しい言葉並べて、さも評論家気取りで音楽語ってないでもっと純粋に楽しんでみては?
音を楽しんでんだか、ウンチク披露を楽しんでんだかわかんない人多いわ。
m | 2013.07.25 Thu 14:55
m様

こんばんは。
コメントありがとうございます!

分かります!消しても消しても滲み出てくるスノッブ臭ってやつですね。音楽の専門用語ならまだしも、心理学や社会学から引用してきた言葉や、一般的ではない英語をそのまま使ったような気取った文章は読みにくくて私も嫌いです。しかも、ネットの片隅で断罪した気になっている評論家気取りは始末におえないですよね。まったく困ったものです。

その点、私はこの記事のように小学生でも分かる単語をできるだけ使うようにしていますし、実に良心的だと自負しています(まさか読めない漢字があったなんてことはないですよね?)。

音楽は作り手を尊重しながらも、受け手は"自由に"そして"好きなように"楽しみたいものですね。
gogonyanta | 2013.09.07 Sat 23:57
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