すばらしくてNICE CHOICE

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R.E.M.『NEW ADVENTURES IN HI-FI』

1996年9月10日リリースの10枚目のアルバム。

前作『Monster』がいまいちで、新作が出たのは知っていたものの、買わずにいた1996年(一昔前だよ!)の11月ぐらいかな、学祭期間を利用して京都の友人のところに遊びに行ったときに、再びR.E.M.と出会った。友人とその学友たちに連れられて、木屋町にあるロックバーに行き、お金もないからボトルで頼んだ安酒ズブロッカを胃に流し込んでいた。そんな酩酊気分のときに流れてきたのが、このアルバムだった。アルコールに浸かった脳みそに優しく歌いかけ、ディストーションが程良く利いたギターが小気味良く刺激を与え、まるでどこか遠くへ連れて行ってくれるかのようなアートワーク(そのときは確かLPで聴いていたような気がする)と演奏がすごく合っていて、ああR.E.M.最高とグダグダになりながら悟ったのだった。

帰ってきてからじっくり聴いてもやはりあの時感じた思いは変わらなかった。今回久し振りに聴いたけれど、やっぱり冒頭のドラムの音からして、最高なのである。

前作『Monster』の世界ツアーは長くてハードなツアーだったようだけど、その合間に8トラックの録音機材を持ち込み、レコーディングされた曲がこのアルバムに収められた。

サウスカロライナ州チャールストンで録音されたM2「The Wake-Up Bomb」、マサチューセッツ州ボストンではM4「Undertow」、ミシガン州デトロイトでのM7「Departure」、アリゾナ州フェニックスはM10「Binky The Doormat」。そのフェニックスでのライブ前のサウンドチェック時に録音されたM14「Electrolite」。ジョージア州アトランタでのサウンドチェックの時にはM6「Leave」とM13「Low Desert」が、テネシー州メンフィスではM8「Bittersweet Me」、フロリダ州オーランドでもM12「So Fast, So Numb」とそれぞれサウンドチェックの時に録音された。

ペンシルバニア州フィラデルフィアをまわったときには、ドレッシングルームでもレコーディングされ、それがM11の「Zither」になる。ベース、ギター、オルガン、タンバリンに、「ツィター」という題名通りにオートハープで演奏されるインスト曲だ。

ツアーを終え、シアトルのスタジオに集合した4人は改めて、M1「How The West Was Won And Where It Got Us」とM3「New Test Leper」、Patti Smithも参加したM5「E-Bow The Letter」に、M9「Be Mine」の4曲をレコーディング。

ツアー中ということもあるためか、別々の場所で録音されたにもかかわらず、音に統一感があり、かつ、バラエティにも富んだ曲調で、全14曲65分とこれまでのR.E.M.作品と比べると長めの収録時間ではあるけれど、一気に楽しみにながら聴ける。旅をしている気分を味わえるというのはいいすぎだろうけれど。

OUT OF TIME』のアコースティックな肌触りと、『AUTOMATIC FOR THE PEOPLE』のメロディと、『Monster』のロックがうまく融合したアルバム。

特筆したい曲をいくつか挙げる。「E-Bow The Letter」の出だしはすごい。音が鳴った瞬間気持ちが一新してしまうような衝撃を覚える。パティ・スミスは疑問だけど。「Departure」でのMichael Stipeがはしゃいだように"Go! Go! Go!..."と叫ぶところはなんだかかわいい。そして、メロディ、ディストーションの利いたギター、歌声、とどれをとってもすばらしい「Bittersweet Me」。同じくメロウな「Be Mine」も捨てがたい。詩を聴き取れない人間にはメロディしか分からないのだけど、心に染みわたるようなメロディに悶絶する。で、ラストのギターソロのもの悲しさにやられるばかり。

R.E.M.の中でこのアルバムが一番好きなように思う。


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1st SG『E-Bow The Letter』
1996.08 USA
 1.E-Bow The Letter
 2.Tricycle (St.Louis Soundcheck; 1995.09.22) →アルバム未収録
 3.Departure (Rome Soundcheck; 1995.02.22) →アルバム未収録
 4.Wall Of Death/Richard Thompsonのカバー

2nd SG『Bittersweet Me』
1996.11 USA
 1.Bittersweet Me
 2.Undertow (Live 1995.11.18) from『Road Movie』
 3.Wichita Lineman (Live 1995.09.15)/Glen Campbellのカバー(1968)
 4.New Test Leper (Live Acoustic 1996.04.19)

3rd SG『Electrolite』
1997.02 USA
 1. Electrolite
 2. The Wake-Up Bomb (Live 1995.11.18) from『Road Movie』
 3. Binky The Doormat (Live 1995.11.18) from『Road Movie』
 4. King Of Comedy (808 State Remix)

4th SG『How The West Was Won And Where It Got Us』
1997.04 JAPAN
 1.How The West Was Won And Where It Got Us
 2.Be Mine (Mike on Bus Version)
 3.Love Is All Around/The Troggsのカバー(1967)
 4.Sponge/Vic Chesnuttのカバー

LIVE DATE & PLACE
1995.09.15:at The Woodlands, Houston, Texas
1995.11.18:at the Omni Theater, Atlanta, Georgia
1996.04.19:at Bad Animals Studio, Seattle, Washington
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2008.03.25 Tuesday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:59 | - | - | -
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