すばらしくてNICE CHOICE

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マボロシ『ラブシック』

2007年11月14日リリースのセカンドアルバム。

ライムスターのMummy-Dとスーパーバタードックの竹内朋康による第2弾。前作が2004年の12月だったから3年ぶりになる。

いいじゃない。周回ブログによれば、評判があまり芳しくなく、前作と同じようなものかなと思ったら、意外や意外、竹内朋康が全面に出てきて聴き応えがある。

前作のどこが面白くないかといえば、マミーDの後ろでギターリストが弾いているだけのアルバムだったからだ。けれど今作はマミーDの隣でしっかりギターを弾いている竹内朋康がいる。ラップとギターが融合しているのだ。だから良い。

1曲目の「極楽鳥 〜intro〜」から飛び出す音色はジェフ・ベック。軽やかでどこか哀愁帯びたフレージング。アクの強いRYO the SKYWALKERが参加したM3「あのコどこのコ」でも負けていない。ギターリフの強度もかなり上がっている。そして、最も大きな違いはほぼ全曲にギターソロパートがあること。前作では、インタールードがあったにもかかわらず、ギターに主張がなかったのに、本作は縦横無尽に弾きまくっている。同時に刻まれるビートが重いためにドライブ感もある。

もちろんマミーDだって軽やかで、ベテランの地位に安住することなく、果敢に攻めたラップをする。TARO SOULとKEN THE 390を呼び寄せたM6「饒舌エクスプレス」でも、期待の若手ふたりがこれまで聴いてきたなかでもベストに近いラップをかましているけれど、マミーDはまだまだ若い奴には負けんとばかりにさらに上をいくラップを披露。

このM6で残念なのは、ラストで最高のジャムがあっさりとフェードアウトしてしまうことだ。あの続きが聴きたい。ロングバージョンはないのかしら。

ZEEBRAが下りていった洞窟はむっさいラップバカがたむろする所だったけれど、マミーDと竹内朋康が手に手を取り下り立った迷宮はキャバクラというM7「The Dungeon」。竹内朋康のラップがまた上手で、DJ JINも見習えってものだ。ラストでクリアしたかのように鳴り渡る荘厳なストリングスも面白い。

今作ではフィーチャリングアーティストが前作に比べると少ないけれど、そのなかでもDELIがいい味を出している。DABOと共に参加したM8「WORK 2 DO」は見事。マミーDやダボのベテランのうまさを感じさせるラップのあとに、デリが全てをかっさらっていく。"おれがやべっちなら中居君でいいじゃない?(中略)終了〜!!!! みたいな?"。そりゃないよ。

M9「密会」はブルージーなギターがたまらない。いつまでも続くギターソロに、あの古き良き60年代を思い出す。

他にも、Romancrewを彷彿とさせるM10「Mr.Yesterday」や、アコギに跳ねるピアノがかわいらしいM13「ペニー・レイン」、ブルージーに始まりフックで爆発するM14「HARDCORE HIPHOP STAR pt2」も楽しめるし、前半では、M2「超ジェラス」や曲作りの苦労を歌うM5「ナーヴァス」も好きだ。

アルバムのテーマとは違ったのだろうけれど、前作にあったちょっとの皮肉と諦観が心地良い「マボロシのほし (EARTH-GO-ROUND)」や、ホーム・スィート・ホームな「DEAR MY HOME GROUND」のような曲が欲しかったかな。


次があるなら、今度はジミヘンばりにスぺーシーかつワイルドで、ワウワウ使いまくりで、ブードゥーチャイルドなギターでマミーDと絡んで欲しい。
2008.04.23 Wednesday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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