すばらしくてNICE CHOICE

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アンジキジョイ『MR. ANJIKI JOINTMAN 13』

2008年2月29日リリースのファーストアルバム。

ABNORMAL BULUM@のアンジキジョイによるソロ作品。全13曲45分。アブノーマル・ブルマのセカンドアルバムのような変態性と混沌ががっぷり四つになっている音を期待すると、肩すかしを食うけれど、極めて王道なヒップホップをしていて、客演陣も多く、最後まで飽きずに聴くことができる。結構良盤。

ほとんどの曲で誰かしらが客演している。INHAとアブノーマル・ブルマの面々以外は初耳の人が多く、青田買い気分で聴ける。中でもM6「Golden mic??」は、関西のフリースタイルバトルで名を挙げているMC達を呼んだ曲で、8人もフィーチャリングされている。NAJIMI、WOZMYと自身の作品でも期待できそうなMCが続き、Shu-Sinという人もうまいなぁと思いながら聴いていたら、さすがはホスト。アンジキジョイが個性派だらけのメンツの中でも一番抜きん出たラップをかましていた。

M6でも活躍していたShu-Sinとの1曲、M9「コーポ大社 (どっちが支配者??)」は聴き応えのある曲で、さすがに9曲目ぐらいになると、アンジキジョイの高音にも飽きてきたところに落ち着くいい声のラップを聴かせる。注目株ですな。

他に若手では、Lion's ROCKのアルバムにも参加していた高槻のJABが気になった。"背中で語るブルース"というリリックが正鵠を得ている渋い声。『NO'17』の時は何とも思わなかったのに。

アブノーマル・ブルマの他のふたりのMCはそれぞれ別の曲で参加している。DJ 拓音のトラックにNAGAN SERVERが乗っかるM8「勝ち美学EBINOMA2/6」は悪くはないし、ふたりとも実力があるとも思うけれど、一味足りない。それはやっぱりどこかでMONCHIの怪鳥音を耳が求めてしまうところがあるのだろう。3人揃ってアブノーマル・ブルマなのだということを確認できる1曲。

そのハメ撮りフーリガンことMONCHIが、"下ネタなし"でラップしているのがM13「7日後革命」。一瞬D.O? と思ってしまうのだけど、まじめにラップしても十分衝撃があるのがすごい。

客演がいない曲は、短めのM1「約束」とM10「ブルートレイン」のみで、そのM10がなかなか奮っている。キャラを変えた2ヴァース目は、日本語ラップWEBマガジン「COMPASS」のインタビューでも語っていたように笑いなくして聴くことはできない。最後のライン、"きしょい"も良かったけれど、"いつも通り乗車賃は出世払い"がはまった。

今作ではDJ 拓音が計5曲でトラックを提供している。インストのM7「skit」を聴いていて改めて思ったのだけど、この人の作り出す音はホント一筋縄ではいかない奇妙さがあっていい。独特な上音はもちろんだけど、どちらかというとビートの質感にしびれる。


ラップアルバムとして、曲がバラエティに富んでいるし、客演が多くても主役が埋没することはないし、トータルタイムもいい塩梅で、非常にバランスがとれたアルバムだ。YASURIのファーストアルバムを聴いた後だっただけに、この楽しさには救われた。
2008.05.22 Thursday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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