すばらしくてNICE CHOICE

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石持浅海『扉は閉ざされたまま』

読了。
☆/5点中

「2006年版このミステリーがすごい!」で第2位。

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旧友が集まった大学の同窓会。伏見亮輔は客室で事故を装って後輩の新山を殺害後、密室を作り出した。犯行は成功したかにみえたが、ただひとり碓氷優佳だけは疑問を抱き・・・。
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"初めに犯人の側から犯行の様子が描かれ、その後、探偵の側から捜査の進展や真相の看破に至る過程が描かれる"形式のミステリーのことを、「倒叙ミステリー」というらしい。

利点として、"犯人側の内面描写を丹念に行え、また犯人対探偵の一騎討ちといった楽しみがある"らしい。確かに、伏見と優佳の間で交わされる論理のやりとりはそれなりに楽しめた。でも、内面は描かれていない。そこが不満だ。「本格」といわれる推理小説を読むたびに、肌に合わないなと思えるのは、この内面描写のお粗末さにある。登場人物は全てトリックのためのパズルの一片であり、人形でしかない。とはいえ、そのトリックこそが最も重要であり、しょうがないのだろうけど。

巻末の解説にもちらりと不満が書かれていたが、伏見の友人を殺害する動機があまりにもサイコで怖すぎる。こんな動機で納得しろっていうのだろうか。

動機付けにもう少し説得力を持たせて、映像化したら面白そう。役者が演劇力で内面を補足した上で、丁々発止のやりとりを交わせば、それなりに説得力が生まれるかもしれない。
2008.06.05 Thursday 23:59 | | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:59 | - | - | -
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