すばらしくてNICE CHOICE

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TWIGY『baby's choice』

2008年7月2日リリースの6枚目のアルバム。

PREFUSE73との合作『AKASATANA』からたったの1年3ヶ月。短いスパンでのリリースが吉と出たのか凶と出たのかは、聴いた人それぞれで違うと思うが、私自身は最初の戸惑いを通り越した後は、クセになるトラックが多いことやアルバムの収録時間の短さもあり、ついつい再生ボタンを押してしまうアルバムになった。

戸惑いとは、全21曲収録されていながら、時間にして43分という短さからも分かるように、スキット過多と3分台の短い曲が多いことによる。ダウンロード販売の時代に逆行するがごとくだ。また、ラップ曲でも客演が多めで、TWIGY自身のラップ含有量は低めなのも一因だ。

SYZZZY SYZZZAにTHERESAといった新人を引き連れてのM2「RAPSHIT」と、お馴染みの練馬組D.O、PIT-GObにAFRAを加えたM4「YOU RELOADED」、雷組からはG.K.MARYAN、SHINNOSK8、YOU THE ROCK★を迎えてのM9「LIVE!」とマイクリレーを楽しめる楽曲群と、M15「OOO BABY feat.AYUSE KOZUE」や、M17「BABY'S CHOICE (CARAMEL DELIGHT MIX) feat.Hi-D & COMA-CHI」、M20「WUTUWUN? feat.Keyco」といった具合にシンガーを加えた曲が並び、純粋なツイギーのソロ曲はM12「TOAST'N HONEY」のみ。それと、M2で参加したふたりのソロ曲も1曲ずつ用意されている。

つまり全21曲中、ラップがあるのは、新人のソロ曲も含み9曲のみ。THE LEGEND$やSEEDA、BAY4K、鎮座ドープネスといった若手は語り気味のスキットに登場するだけで、不満といえば不満。贅沢な使い方とは思うけれど。

とはいえ、1枚の作品として退屈かといえば、そんなことはない。冒頭にも書いたように何度も再生している。唯一のソロ曲でもある、甘いささやき系のM12以降の流れが特にいいのだ。少しずつ色合いを変えていきながら、よりメロウによりスィートに楽曲が深みを増していく。下手くそな日本のR&B風アーティストの作品よりもとろける心地良さがある。COMA-CHIがラッパーとしてではなくシンガーとして参加しているM17では、ツイギーも負けずに歌っているし、鎮座ドープネスも彼らしい歌声を披露する。そして最後には、これまでも数々の曲で最強のマッチングをみせてきたKyecoが登場し、最高の終わり方をする。

アウトロでは夜が明け、鳥のさえずり、やがて潮騒だけが鼓膜に響き始める。そして、波の打ち寄せる音に誘われるかのように、また再生ボタンを押してしまうのだ。もう永久ループ。

15歳だという、注目のラッパー・SYZZZY SYZZZAは年の割にはうまいのだろう。はやりのフロウをするわけでもなく、"黄昏サラウンド"なんて言葉が飛び出す辺りも万遍なく聴いてきた感があり好感がもてる。若手のR&Bシンガー・清水翔太を評価する感覚に似ているかなと思った。


9月にはMICROPHONE PAGERのまさかの新譜が出るようだし、今年は楽しみが多い。
2008.07.15 Tuesday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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