すばらしくてNICE CHOICE

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Tokyo No.1 Soul Set『No.1』

2008年3月19日リリースの7枚目のアルバム。

このグループに求めるものは、BIKKEの文学的といってもいいぐらいに言葉を吟味し放つポエトリーリーディングと、川辺ヒロシによる、シンプルだからこそセンスが問われる表情豊かなビート、そしてシンガロング全開の渡辺俊美の歌メロが合わさった瞬間だ。

このフォーマットに本人たちが飽きてしまったのか、今作では冒頭から色々変化を加えてきているものの、成功しているとはいえず、M4「さぁ、どうなんだい」からM9「Just another day 〜その時まで〜」までで聴けるいつものTokyo No.1 Soul Set節にこそ心惹かれる。

"誰も何も言わないが 誰もかれもが知っている / 君の代わりはいくらでもいる 君の代わりはいくらでもいた / 五歩、六歩、七歩、八歩と君の心に押し寄せる / 九歩、十歩、さぁどうだい 今の気分はどうなんだい"、と誰もが抱える不安や闇を確実に言語化していくBIKKEの手腕が冴えるM4。"さあ 思い出せ"となけなしの希望を求めるM5「Please tell me」では川辺ヒロシの腕も光る1曲だ。

ストリングスのループとカッティングギターで組み上げた流麗なトラックの上に乗るBIKKEの叙情的な歌詞が素晴らしいM7「Rain Bird」。"そう僕が願うことはただ一つ幸せなんだ"と悟るM8「The Breath Of Life」でほんわかした後は、渡辺俊美によるサビがものすごいことになっているM9へ。この人の作る歌メロは時々オアシス級になるから、侮れない。広がりがあり、明るい未来を感じさせるサビとは反対に、挙動不審の父親を眺める子供からの視点というBIKKEの歌詞はどこまでいっても怖い。

前半同様に、終わりの2曲もいらなかったかな。10年以上もやっているお決まりのフォーマットだとしても、彼らにしかできない唯一無比の形なわけで、ファンとしてもBIKKEの詩を、川辺ヒロシのセンスあるトラックを、渡辺俊美の強烈な歌メロを求めているわけで、そこを追求した作品を聴きたい。
2008.07.16 Wednesday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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