すばらしくてNICE CHOICE

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tobaccojuice&bonobos@恵比寿LIQUIDROOM

開場18時、開演19時、チケットの整理番号18番。なのに15分も遅れてリキッドルームに駆け込むことに。途中でチケットを忘れていたことに気づき、振り出しに戻ってしまったのだ。チケットの必要なライブなんて久し振りだったからか。いいわけにもならないご託をまき散らしながら走り込むと、ちょうど「幻メロヘンシティー」が始まるところだった。


【tobaccojuice】?〜20:09
フロアには意外にも隙間があったので、息を整えながらちょっと驚いた。今日のライブはタバコジュースとbonobosの対バンなのだ。かなりギュウギュウ詰めになるのかなと想像していたのだけど、いい感じに裏切られた。踊りやすいし、結構結構。でもタバコジュースとボノボだよ。今年も「ROCK IN JAPAN FES.」の2日目に行こうと思っていて、というのも森のステージにこの2バンドが出るからなわけで、ただ直前になって今日のライブが発表されて、わざわざひたちなかに行くまでもないかと取り止めたのだ。どうせ2日目で他に見たかったのは榎本くるみぐらいだったし。

さて、「幻メルヘンシティー」に続いたのは「工場町」。アルバムに収録された不自然なストリングス導入バージョンよりも4人で奏でるシンプルなアレンジの方がずっといい。

そして、ここから先のタバコジュースはロックだった。"白い馬 夢で見た 土砂降りの雨の中 / 旅先のモーテルの部屋 暗い色の破れたカーテン"という歌い出したの新曲(メンバーブログによると「白い馬(仮)」)は序盤こそ『幸せの海』の頃のようなおだやかな演奏で始まったものの、次第に高まっていき、リバーブのかけられたマイクを握り締め、体をよじるようにしてボーカル・松本が歌う。傍らには帽子を飛ばしてギターをかきむしる大久保がいて、さながら70年代のロックスターのようだった。

出音自体もこれまでクアトロSTAR PINE'S CAFEで聴いてきた感じとは異なり、ギター・ドラム・ベースが一丸となって迫ってくるような音像だった。各人の音がバランス良く聴き取れるという面白さがタバコジュースにはあったのだけど、今回は塊となって襲いかかってきた。リキッドルームの音がこうなのか、彼らの今の音がこうなのか。

「白い馬(仮)」の後半の展開は、ニューアルバムの中盤で聴ける野趣溢れるロックな方向性と同じだから、当然次に「HEADLIGHT」が来ても何ら不自然ではなく、ギターの暴れっぷりもさることながら、ドラムの跳ね方が尋常ではなかった。これまでの彼らの楽曲は、音の波に身を置き、気持ち良くたゆたうことができたのだけど、そういった気持ち良さとは別のベクトルでビートが繰り出される。途中から棒立ちで聴いていた。完璧にロックで、雄弁だけどそっけないドラムに圧倒されたのだ。

ここまでの2曲が6分台で、ロック編の3曲目「枯葉」に至っては9分以上に延びていた。クラプトンがクリームで延々とインプロヴィゼーションするがごとくブルージーなギターソロがあったり、アウトロのインスト部分では、松本が両手を胸の前で組み、ストーン状態だったりと、年末以来ライブは驚きの連続だった。「地獄音頭」で弾けるのとは違う方向で、今はすっかり滅んでしまった往年のロックスタイルに近いと思う。

ロック編を終えた後は、「ダイヤモンド」と「ガーベラ」。ようやく人心地がつけた。脳にも心にも耳にもやさしい名曲だ。

ブログでも告知されていた新曲のもう片方が次に演奏された曲で、「あそび(仮)」というらしい。"踊ろうぜ遊ぼうぜ楽しもうぜ"というボーカル・松本のステージでのいつもの口癖がそのまま歌詞になった曲だ。「トライアングル」や「サッチモの青い鳥」に近い楽しくなる1曲だった。いい曲だと思う。

ボノボとスタジオが一緒なのに、まだちゃんと友達になっていないという松本のMCに和んでから、ラストは「ヘッドフォンゴースト」。"本当の家に帰りたい"のラインは聴く度に切ない気持ちになる。


1.ドリームス
2.幻メルヘンシティー
3.工場町
4.白い馬(仮)
5.HEADLIGHT
6.枯葉
7.ダイヤモンド
8.ガーベラ
9.あそび(仮)
10.ヘッドフォンゴースト
(ドラム・脇山のブログから。聴けなかったのは1曲目だけか。そう考えると心理的ダメージが少し安らぐ)



【bonobos】20:30〜21:49
ボノボはひたすら気持ち良さを追求した楽曲を並べてきた。。やっぱりフェスに行けば良かったかなと少し後悔。あまりの高揚感に上を見上げても青い空や輝く深緑がないのだ。暗い箱の中はいつも以上に狭苦しく感じた。

演奏がうまい。快楽方向へという音楽性が定まっているためか、本当に良くまとまっている。聴いていて少しもストレスを感じないのがいい。ボーカル・蔡忠浩のやや毒の入った客いじりもいい感じだ。MCタイムに7分近くかけているときもあって、やや長すぎるきらいはあるのだけど。

1曲だけ披露した新曲はイントロのコーラスがちょっとだけ琉球風味なこともあって、期待できるのかなと思ったものの、その後の展開にまとまりがなく、もう少し引き算をして欲しいと思った。

大好きな「あまい夕暮れ」は何度聴いてもいい。「Night Apes Walking」のズブズブさ加減も良かった。「ナイトクルージング」に匹敵するんじゃない。重いビートと浮遊感いっぱいのボーカル。ギターの位相が狂っていく音にもやられてしまう。「Standing There 〜いま、そこに行くよ〜」もホントいい曲だ。本編ラストの「Someway」は結構な盛り上がりを見せ驚いた。珍しく疾走感のあるリズムがいいのかな。ベストアルバムに新曲として収録されたのを聴いたときは、取り立てて何とも思わなかった曲なだけに少しびっくり。みんな、サビで人差し指を突き上げていた。

個人的なハイライトはアンコール1曲目の「あ、」。少しずつ音が重なって、「Night Apes Walking」同様のズブな展開がすばらしい。8分以上の長さに生まれ変わり、ブクブクと青い深みに沈んでいくようだった。この気持ち良さはライブハウスならではだろう。

締めは「THANK YOU FOR THE MUSIC」。祝祭の歌。悪いはずがない。最後のサビでは大合唱。


1.ファンタスキッス
2.グレープフルーツムーン
3.あの言葉、あの光
4.新曲
5.あまい夕暮れ
6.Night Apes Walking
7.Standing There 〜いま、そこに行くよ〜
8.Someway

アンコール
1.あ、
2.THANK YOU FOR THE MUSIC
一番上がアメリカ生まれのアニメキャラクター・ポップルズ(Popples)。

次が羽海野チカの短篇「星のオペラ」から、イグルー星のイグルー族。

で、左のがいわずと知れた惑星エンドアで暮らすイウォーク族。だから何という話だけど。



タバコジュースの松本がMCで、"これから一緒になる機会が増えるかもしれない"と話していたように、この2バンドはファンも結構かぶっているだろうし、一緒に見られるライブが増えたら嬉しい。
2008.08.22 Friday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.09.18 Wednesday 23:59 | - | - | -
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