すばらしくてNICE CHOICE

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絲山秋子『沖で待つ』

読了。
☆☆☆/5点中

第134回芥川賞受賞の「沖で待つ」に「勤労感謝の日」を併録。
『袋小路の男』『逃亡くそたわけ』『ニート』、それと小説すばる掲載の
「ダーティ・ワーク」しか読んでいないが、これが一番面白かった。

受賞作「沖で待つ」が特にいい。
作者のインタビューを読むと、まさにこの主人公と同じ社会人生活を送ってきたようだ。
自伝的といってしまうのは、物語を作り続けている作者に失礼かもしれないが、
これまでのどの作品よりも地に足がついている感じがする。
過去の作品では、曖昧な省略が多用され、行間を鋭く読まなければならなかたったが、
「沖で待つ」は、登場人物の心の移り変わりがとても丁寧で、
たいしたことが起こるわけではないが、一気に楽しく読ませてくれる。


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糸山秋子(いとやま あきこ)
1966年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。
メーカーに入社、営業職として福岡、名古屋、高崎などに赴任。2001年退職。
2003年、「イッツ・オンリー・トーク」で第96回文學界新人賞受賞&第129回芥川賞候補。
2004年、「袋小路の男」で第30回川端康成文学賞受賞。
      「海の仙人」で芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞&第130回芥川賞候補。
      「勤労感謝の日」で第131回芥川賞候補。
2005年、「沖で待つ」で第134回芥川賞受賞。
      『逃亡くそたわけ』で第133回直木賞候補。

2004.02 『イッツ・オンリー・トーク』(文藝春秋)
       →文春文庫
2004.08 『海の仙人』(新潮社)
       →新潮文庫
2004.10 『袋小路の男』
       →講談社文庫
2005.02 『逃亡くそたわけ』(中央公論新社)
       →講談社文庫
2005.06 『スモールトーク』(二玄社)
       →角川文庫
2005.10 『ニート』(角川書店)
       →角川文庫
2006.02 『沖で待つ』(文藝春秋)
2006.07 『絲的メイソウ』(講談社)
2006.12 『エスケイプ』(新潮社)
2007.04 『ダーティ・ワーク』(集英社)
2007.12 『豚キムチにジンクスはあるのか──絲的炊事記』(マガジンハウス)
2008.07 『ラジ&ピ−ス』(講談社)
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2006.04.05 Wednesday 00:00 | | comments(0) | trackbacks(0)
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2020.09.09 Wednesday 00:00 | - | - | -
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