すばらしくてNICE CHOICE

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OASIS『Dig Out Your Soul』

2008年10月6日リリースの7枚目のアルバム。

もう14年も前の話。1994年4月。NirvanaのKurt Cobainが自らの頭を猟銃で撃ち抜き、彼の母親が心配していた通りに「J」の付く愚か者が多く集う例のクラブの仲間入りを果たした。もちろん彼ひとりがいなくなったからといって、ロックが終わったわけではないけれど、歴史に刻まれたロックヒーローたちの死しか知らなかった私には、実際に目の前から消えてしまったことが信じられなかった。もう彼の声を、メロディを、叫びを、フィードバックノイズを聴くことができないのだという事実はかなりの衝撃だった。

お先真っ暗に見えたロック界だったが、同じ月に英国はマンチェスターからデビューした兄弟バンドがいた。ようやく本題のオアシスだ。仲がいいんだか悪いんだかよく分からないギャラガー兄弟率いる彼らのデビューシングルは、当時読んでいた雑誌の海外盤を紹介するページのトップを飾っていた。その号の表紙は当然カートで、追悼号だった。湿っぽい特集記事とは異なり、そのレビューだけが熱かった。

ひとつの偉大なバンドが幕を下ろしたけれど、新たに偉大なバンドが生まれていたのだ。すぐに横浜のHMVに走り、デビューシングル『Supersonic』を手にした。ギターピックを弦に滑らせる音が印象的なイントロから、当時は何を歌っているのかさっぱり分からなかったものの、その酔いどれたような歌い方、つい口ずさんでしまうメロディは最高だった。

"I need to be myself / I cant be no one else"で始まる歌は、リアム・ギャラガーの特徴的な歌い方──ちょっと高くセッティングしたマイクに下から睨みつけるように歌う──のかっこよさもあり、陰鬱でパジャマ姿のロックスターを忘れさせてくれた。

2枚目、3枚目と買い、東海道線の車内で待ちきれずビニールを剥がしたのを今でも覚えている。極上のメロに不遜な歌詞というまさにロックとしかいいようがない『Live Forever』、『Whatever』に至っては信じられないぐらい素晴らしかった(車のCMなんかに使うな!)、『Roll With It』、極めつけの『Wonderwall』。彼らの才能は無尽蔵にあるものと思っていた。

アルバムも申し分なかった。初期衝動が詰まった荒々しい1枚目も、全曲歌えそうな2枚目も、ちょっと曲に贅肉が付き始めた3枚目も熱心に聴いた。それから3年空いて発表された4枚目『Standing on the Shoulder of Giants』から風向きが少しずつ変わり始めた。多分それなりに聴いたのだろうけれど、今ではリアムの「Little James」しか覚えていない。かわいらしかった。5枚目『Heathen Chemistry』は確か買ったと思う。6枚目は覚えていない。今ジャケをネットで見たけど、覚えがないや。

メンバーやロゴが替わり、ノエル・ギャラガーが他のメンバーに任せるようになってから急速に魅力が薄れていった。

そして今、6枚目のアルバムから3年のインターバルがあり、ようやく届けられた新作を久し振りに聴いた。どうなんだろう、この作品は。あの時にあれだけの希望をくれたオアシスの姿はここにはない。辛うじてリアムがM5「I'm Outta Time」で頑張りをみせている。あとは、後半はいただけないもののノエルのM7「Falling Down」も悪くはない。でも聴きどころはそれぐらいだ。

いかにもオアシス的なM4「The Shock of the Lightning」や、メロディが凡庸なM8「To Be Where There's Life」では演奏のみがいい。ドラムとベースが魅力的だ。それとリアムの歌声があるからどうにかこうにか聴いていられるのだと思う。

進化のないバンドであれとは思わないけれど、普通のUKロックバンドのひとつになってしまっているのが歯がゆい。ボーカルは全てリアムに任せて、プロダクションをノエルの独裁体制でアルバムを作って欲しい。あまりがっかりさせないでくれ。


*****************************
1994.04.11 1st SG『Supersonic』
1994.06.13 2nd SG『Shakermaker』
1994.08.08 3rd SG『Live Forever』
1994.08.30 1st AL『Definitely Maybe』
1994.10.10 4th SG『Cigarettes & Alcohol』
1994.12.18 5th SG『Whatever』
1995.04.24 6th SG『Some Might Say』
1995.08.14 7th SG『Roll With It』
1995.10.02 2nd AL『(What's the Story) Morning Glory?』
1995.10.30 8th SG『Wonderwall』
1995.11.30 8th SG『Don't Look Back in Anger』
1996.05.13 9th SG『Champagne Supernova』
1997.07.07 10th SG『D'You Know What I Mean?』
1997.08.21 3rd AL『Be Here Now』
1997.09.22 11th SG『Stand by Me』
1998.01.12 12th SG『All Around the World』
1998.05.13 13th SG『Don't Go Away』
1998.11.02 b-side AL『The Masterplan』
2000.02.07 14th SG『Go Let It Out』
2000.02.28 4th AL『Standing on the Shoulder of Giants』
2000.04.17 15th SG『Who Feels Love?』
2000.07.03 16th SG『Sunday Morning Call』
2000.11.13 live AL『Familiar to Millions』
2002.04.15 17th SG『The Hindu Times』
2002.06.17 18th SG『Stop Crying Your Heart Out』
2002.07.01 5th AL『Heathen Chemistry』
2002.09.23 19th SG『Little by Little』
2003.02.03 20th SG『Songbird』
2005.05.16 21st SG『Lyla』
2005.05.30 6th AL『Don't Believe the Truth』
2005.08.22 22nd SG『The Importance of Being Idle』
2005.11.28 23rd SG『Let There Be Love』
2006.11.20 best AL『Stop the Clocks』
2007.10.21 24th SG『Lord Don't Slow Me Down』(web only)
2008.09.29 25th SG『The Shock of the Lightning』
2008.10.06 7th AL『Dig Out Your Soul』
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2008.10.02 Thursday 23:59 | 音楽 | comments(11) | trackbacks(1)
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2019.08.20 Tuesday 23:59 | - | - | -
コメント
私も3枚目のアルバムまでは熱心に聴いてたんですが、それ以降はさっぱりですわ。
これも買うかどうか微妙です。

昔はカップリングでも "ロッキン・チェアー" とか "アクイース" とか名曲ばかりだったのに。
あのひらめきはもう戻ってこないんでしょうか。
shooter | 2008.10.04 Sat 00:32
きっと世界中のオアシスファン、皆が皆、gogonyantaさんと同じ気持ちだと思います。
liveforever whatever、2nd〜3rdが 出た時期、オアシスは神懸かっていましたよね。

遂に自分たちの時代にビートルズを超えるバンドが出てきたのかもしれない

と思えるほど煌めいていました。
昔話ばかりしても仕方ないけど そのきらめきが失われる過程でUKのムーブメントも衰退していって…
当時は発売日に買って胸を踊らしてて聴いたオアシスのアルバムも、
新作は3日前に出てたことをこのブログで知りました!
一応聴いてみますが オアシスを皆リスペクトしすぎなのかも知れないですね。

全てをてにいれた彼らは一度落っこちないとモチベーションが戻らないんじゃないですかね
nicota | 2008.10.04 Sat 09:59
shooter様

こんばんは。

> 昔はカップリングでも "ロッキン・チェアー" とか "アクイース" とか名曲ばかり
ほんとそうですよね。その他にも「Take Me Away」は特にお気に入りでした。shooterさんがコメントされてからもう一度今作を聴き直したのですが、少しでもいいなぁと思えた曲は、昔でいえばカップリングに収録されそうな曲でした。

ローリング・ストーンズのように長く続ければ、時々は『Voodoo Lounge』のごとく往時を懐かしめる作品を出してくれるのかなと、ちょびっとだけ期待しています。

パーフェクトガンダムはいかがでした。最近のバージョンは知りませんが、昔、といっても20年ぐらい前ですが、2~3回トライしました。でも必ずリュックサックのアンテナを折れてしまい、、、懐かしいです。コンビニでプラモが売られているのを見ると確かに買いたくなりますね。最近のプラモの可動部は驚異です。



nicota様

こんばんは。

> 遂に自分たちの時代にビートルズを超えるバンドが出てきたのかもしれない
> と思えるほど煌めいていました。
夢はありましたよね。ビートルズにはなれなかったかもしれないですが、ビートルズはもう古いという意識が蔓延していた中(私にはそう思えたのですが)で、開けっぴろげに彼らへの愛を語っていて、ビートルズの再評価(?)に繋げたのは彼らの功績かなと思います。
gogonyanta | 2008.10.05 Sun 02:35
このレビューに正直、呆れ返ってコメントを残します。
確かにセカンドアルバムは素晴らしい出来でした。サードも賛否両論がありながらも、
僕は好きなアルバムです。一方で4thでオアシスの終焉とまで囁かれたのも知ってますし、
正直、確かに完成度はセカンド、サードあたりには遠く及ばない作品だと感じてます。
ただ、今回の「Dig Out Your Soul」に関しては、
これまでのマンネリを打破しようというギャラガー兄弟の意気込みが感じられます。
アメリカで11年ぶりにトップ10入りを果たしたことからも、
これは「オアシスの復活」といっても過言じゃないんじゃないでしょうか。
しょうもない懐古主義者の妄言記事は今までたくさん読んできましたが、
ニューアルバムを聞きもしないでここまで典型的に妄言を連ねるだけの記事は初めてです。
もし、聞いてみて「自分に合わない」というならともかく、視聴もしないでこの記事でしょ?
正直、同調してる皆さんの意見もただの傷の舐め合いにしか見えません。

そもそもオアシスが「平成のビートルズ」という認識があるからこうなってしまうのです。
僕はそこからして「そうか?」って思うわけですよ。ビートルズというのは今までのロックの常識を覆してきたバンドだと思ってます。
「サージェント・ペパーズ」などの作品を作り出したのは、その表れでしょう。
に対にてオアシスは60年代〜70年代のロックをいいところ取りして、忠実にロックの伝統を守った曲を作ってるバンドだと思います。
いわば、ビートルズとは対極に位置するバンドなんじゃないでしょうか。
だから、「ビートルズの再来」なんて思ったことはないし、ビートルズに似る必要もロック界を大きく動かす存在にもなる必要はむしろないんじゃないでしょうか?
それよりも「いつの時代も変わらず愛され続ける曲を作り続けるポップメイカー」という見方をすれば、バッシングの対象になんてならないはずです。
僕がリアルタイムでオアシスを経験した世代ではなく「後追い世代」のオアシスファンなので、
そう思うのかもしれませんが。
ぶどう | 2008.11.09 Sun 12:34
ぶどう様

こんばんは。
こういうコメント、大好きです。ありがとうございます。

まず最初に申し上げておきたいのは、実際に聴いてから書いた文章だということです。聴かずに書くなんて失礼なことはできません。聴いたからこそ、あまりに悲しくなって書いたのです。

ぶどうさんがお若いのかどうかは分かりませんが、ちょっと性急に物事を決めつけすぎるきらいがあるようです。オアシスが"平成のビートルズ"という認識をされていることを私は初めて知りました(よりによって"平成"って)。少なくとも私の文章にそんなことは書いてません。"ビートルズの再来"という認識やロックの未来をどうこういう話も同様です。

> オアシスは60年代〜70年代のロックをいいところ取りして、忠実にロックの伝統を守った曲を
> 作ってるバンドだと思います。
私もそう思います。付け加えるなら誰でも口ずさめるメロディを持ったバンドだったということです。そこが偉大なところです。

今作はネット上にあったノエルの言葉を借りれば、"グルーヴのある音楽を作りたかったんだ"ということらしいです。で、実際に聴いてみてこのアルバムにグルーヴはありましたか? こんな音をグルーヴといってしまっては失笑ものです。そして、"いつの時代も変わらず愛され続ける曲を作り続けるポップメイカー"としての必殺のメロディもほとんどありません。じゃあどこを評価すればいいのか。だから最後で嘆いているのです。がっかりさせないでくれ、と。

> 僕がリアルタイムでオアシスを経験した世代ではなく「後追い世代」のオアシスファンなので、
ジミヘンやビートルズでもあるまいし、今聴いているわけですからリアルタイムだと思いますよ。音楽への感じ方なんて千差万別です。好きなように考えればいいんです。好きな音楽をけなされれば怒るのも当然だと思います。ただ怒り呆れかえる前にしっかり他人の文章は読むべきだと思います。
gogonyanta | 2008.11.10 Mon 00:40
はじめまして、oasisのニューアルバムの解説が見たくて検索すると、このブログにたどり着きました。熱い文章があり面白いなと思ったので私も書かせていただきます。
ディグ・アウト・ユア・ソウルなかなか良かったです。確かに、1st、2ndと比べると落ちますが、何回も聴いています。クオリティーは高いと思います。これ以上の物を求めるのは、無理ではないでしょうか?ビートルズは別格、すごすぎる・・・もうあんなバンドは絶対に現れないと思った方が良いと思います。オアシスも歴史に残る名曲を多く残していますし、今も高いクオリティーは保っています、ずっと聞き続けていきたいと思います。
tetsu | 2008.11.24 Mon 00:57
tetsu様

こんばんは。
はじめまして。コメントありがとうございます。

> ディグ・アウト・ユア・ソウルなかなか良かったです。(中略)
> これ以上の物を求めるのは、無理ではないでしょうか?
ファン心理として、ファースト、セカンドであれだけ私たちの胸を躍らせた責任がオアシスにはあるのではないかと勝手に思ってしまうところはあります。

> ビートルズは別格、すごすぎる・・・
> もうあんなバンドは絶対に現れないと思った方が良いと思います。
オアシスにはビートルズとは違う魅力がありますよね。いいメロディの楽曲やらレコーディングでの発明やらではなく、共に歌って高揚できるメロディの強さこそがオアシスに強く惹かれる理由のひとつだと私は思っています。ビートルズはビートルズで偉大です。オアシスもオアシスで同じように偉大です。それでいいんだと思いますけどね。

私も「Whatever」や「Wonderwall」、「Roll With It」、「Rockin' Chair」はずっと聴き続けていくと思います。
gogonyanta | 2008.11.24 Mon 01:13
オアシスにはビートルズとは違う魅力がありますよね。いいメロディの楽曲やらレコーディングでの発明やらではなく、共に歌って高揚できるメロディの強さこそがオアシスに強く惹かれる理由のひとつだと私は思っています。
>私もそう思います。
ファン心理として、ファースト、セカンドであれだけ私たちの胸を躍らせた責任がオアシスにはあるのではないかと勝手に思ってしまうところはあります。
>僕も胸を躍らせたので気持ちは分かります。ビートルズを持ち出したのは、あくまでも、ビートルズのアルバムは、ほぼ全部甲乙付けがたいクオリティがあるのですが、オアシスは明らかに1st、2ndが飛び抜けているので、ちょっと寂しいかなという気持ちはあります。とはいっても、現役でこれだけ、好きなバンドは他にないので、これからも聞き続けていきます。
| 2008.11.24 Mon 01:35
tetsu様

> ビートルズを持ち出したのは、あくまでも、ビートルズのアルバムは、
> ほぼ全部甲乙付けがたいクオリティがあるのですが

ああ、なるほどそういうことですね。たったの8年間で12枚でしたっけ、確かそれぐらいありましたよね。すごいことです。全てのアルバムが良盤とは思いませんが、中期・後期はアルバム単位で圧倒されちゃいます。

ところで、アンソロジーにもらしくないということで漏れてしまった幻の楽曲がもしかしたら公開されるかもしれないらしいですね。楽しみです。
gogonyanta | 2008.11.24 Mon 01:48
どう読んでも聴いた上でコメントされてるでしょw

正直自分もけっこう若いですが、ぶどうみたいにアホではありません。

矛盾しまくってますね―。
ポップメイカーとしての役割を早々と終えたからバッシングの対象になってるんでしょうがw

本来は管理人さんがおっしゃるように、ノエルが全部作曲すべきなんでしょうが、ノエルはその時々でどんどん新しいインスピレーションを得るタイプで無く、あらかじめ100あるアイデアをほんのちょっとずつ継ぎ足しながら切り崩していくタイプだと思うので、ほとんど貯金が無くなった終盤に、ソングライティングが分業制になったのは不可避だったと思います。
(最後までゲムとアンディはパッとしませんでしたが)

前作はネタ枯れ故の、オマージュという名のパクリオンパレードアルバムながら、風通しはかなり良くなっていて、ようやく分業制も成果が出始めてましたが、今作は本当にひどい。

ダサすぎるハードロック崩れみたいなギターサウンドは笑うしかありません。(こんなもんはサイケじゃありません)

オアシスが過去の音楽に対する解釈が甘いことを暴露しまくっている。

全盛期のような全能感溢れるグッドメロディが書けなくなったことは仕方ないと思うし、じゃあサウンドをいじろうとなるのは不自然ではないと思う。

けどメロを半ば捨てるとなれば、それって本気で実力がないと上手くいかないし、実際何も上手くいっていない(苦笑)
アメリカでチャートに入ったらしいですが、確かにアメリカの耳年寄な人達はアメリカ寄りなこのアルバムのサウンドは好きかもしれませんね。(本国では酷評されました。)

それだけの話だと思います。
しゅん | 2010.08.29 Sun 13:59
しゅん様

はじめまして。
コメントありがとうございます。申し訳ないのですが、まとめてのお返事になります。

【KREVA『くればいいのに feat.草野マサムネ from SPITZ』】

しゅんさんの批評や感想への想いには共感しますが、KREVAの"ソロ途中からの歌謡曲かぶれ"についてひと言。歌メロを取り入れ、装飾過多のトラックが大半を占めたサードアルバムにはいい加減うんざりしたのも事実ですけれど、先のアルバム『心臓』は彼のメロディメイカーとしての才がオートチューンと一緒になることで、最高にメロウな楽曲が生まれてすごく良かったと思っています。



【Lenny Kravitz『It Is Time For A Love Revolution』】

レニー・クラヴィッツはデビュー当時から懐古趣味でしたね。その点は一本筋が通っていると思うのです。グランジブームだったにもかかわらず、彼らとは違い、高い技術でもって音楽を生み出し、聴く者全てに影響を与えるのだという強い意気込みを初期には感じました。それが今では薄れてしまい、本作の内輪だけに聴かせている感がさびしかったですね。



【鶴『夏の魔物』】

> いいプロデューサーがついて、化学反応起こせれば、かなり化けると思います。

そう思います。コンスタントにシングルを切っているようですけど、どうにも手に取ろうとまではいかないんですよね。



【RIP SLYME『LIP'S RHYME』】

> 今のアングラヒップホップシーンは、本気の信念もった熱い少数派の集まりというよりは、
> せまーい世界の中でちまちまやって閉鎖性満載なコミュニティになっていると言える

"本気の信念"がどういうものなのか分かりませんが、今の日本のヒップホップはかなり面白いと思います。韓国ポップスのような突き抜けた革新性(まんまアメリカを模倣してしまう)みたいなものはないですが、次から次へと若い才能が出てきて、ネット環境の充実と共に惜しげもなく曲が無料で発表されています。ロックも若手が出てきて楽しくなってきましたが、ヒップホップも負けてはいません。狭い世界でのみちまちまやっているように見えるのは、彼らがまだ外に出て行けてないからであって、閉鎖的だからではないと思います。

> ヒップホップだけでしょ売れることをここまで良しとしないジャンルは。

これも同じことがいえて、ベテランも若手もそれぞれスタンスがあって、一概に売れることがダメということではないですね。売れるためにそれまでの音楽性を捨てることをださいと批判する精神は反対に面白いと思います。

> あとこのブログは書き逃げしてる奴が多すぎませんか?
> 少なくとも互いに落としどころ見つけられるまでは、ふっかけた方は責任持つべきだと思います。

まあ、ネットとは概してそういうものかと諦めてはいます。一点、しゅんさんに申し上げることがあるとすれば、過去のコメントに正しい間違ってるといったコメントを今されても何ら意味がないかと。記事の内容について、あるいはしゅんさんが感じたその作品についてコメントをくださるのであれば嬉しいです。



【OASIS『Dig Out Your Soul』】

> ノエルはその時々でどんどん新しいインスピレーションを得るタイプで無く、
> あらかじめ100あるアイデアをほんのちょっとずつ継ぎ足しながら切り崩していくタイプだ
> と思うので、ほとんど貯金が無くなった終盤に、ソングライティングが分業制になったのは
> 不可避だったと思います。
> 全盛期のような全能感溢れるグッドメロディが書けなくなったことは仕方ないと思うし、
> じゃあサウンドをいじろうとなるのは不自然ではないと思う。

その通りなんでしょうね。健全に機能しなくなった彼らが他人にとっては些細に思えることで怒りを爆発させ、結局解散してしまったのは小さな不具合の積み重ね故なのでしょう。でも、やっぱり惜しいとは思ってしまうんですよね。ローリングストーンズだってずっと同じことをやっているけれど、時々再評価の波がやってきて、輝くことができる。彼らも続けていれば、『Voodoo Lounge』を作れたかもしれないし、スコッシにコンサート映画を撮ってもらえたかもしれません。ビートルズ好きを公言していたのが彼らの未来を暗示していたのかもしれないなと今ふと思いました。
gogonyanta | 2010.08.31 Tue 03:03
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