すばらしくてNICE CHOICE

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Jazzy Sport Top Team『Pound for Pound 2』

2008年7月23日リリースのコンピレーションアルバム。

GAGLEやダメレコを抜けたCOMA-CHIに、cro-magnonらを擁するJazzy Sportのアーティストを中心とするコンピ盤で、部外者としてはJazztronikやガグルのサードアルバムにも参加していたSuper Smoky Soulらが名前を連ねている。

きれいでメロウなだけではない、骨太なビートがあるという意味で真に上質なジャジーヒップホップから、ニューソウル、クラブよりのダンスミュージック、フュージョンぽいのまで「良い」音が詰まった作品になっている。ただ、これは私があまのじゃくだからかもしれないが、それぞれの音があまりに優等生で面白味に欠けるきらいがある。ラップ曲とインストとのバランスもいいし、破綻がないがゆえにいいアルバムだね、これは、で終わってしまう。

先程のSuper Smoky Soul同様、ガグルの同じアルバムにトラックを提供していたBudamunkyによるM1「Wednesday」はTa'raachとBlu、つまりC.R.C.Sが参加しているわけでテンションも上がるのだけど、まあ無難なジャジーヒップホップな仕上がり。Budamunky名義ならばこれよりもコマチとLaidlawという向こうの人が組んだM9「Some Believe」が良かった。最小限の音とビートで構成されたトラックの上で、コマチがややファーストの頃に戻ったようなロウなラップを披露する。諸手を挙げての賞賛はできないけれど、ここ一連の客演活動でのラップよりはずっといい。コマチはM18「Flower」のcro-magnonの曲にも参加している。

期待のガグルの新作は2曲目で聴ける。skidaroundというシンガーが客演している「NoMore」はまるでF.O.H.と組んだかのようなコーラスを味わえる1曲で、若干の戸惑いを覚える。こういう曲調って初めてでは。

そのガグルからHUNGERがソロでも1曲やっている。M8「Choice」はレコードとセラート、あなたならどっちを選ぶと迫るリリックで、セラートってなんぞやと思って調べたら、「Serato Scratch Live」のことなのね。"PCに保存した音楽ファイルでDJプレイが行えるDJソフト"。まあどちらを使うにせよ大事なのはセンスだとは思うけど。ガグル名義のM2よりもこっちの方が好き。

注目に値するのは2曲だけ。ガグルのセカンドアルバムにも参加していた女性シンガーMahyaが歌うM5「Ichiaku no Suna」がかなり良かった。ACOに似た声質の持ち主で、雰囲気もあるし、これから楽しみ。甘いのが彼女の歌声だけというプロダクションもいい。

ラッパーではraythoughtという新鋭のM11「RTR」が良かった。ビートへの言葉の乗せ方が独特で、今回はベースラインとビートにシンプルな上音というジャジー路線だったけれど、例えば韻シストのようなトラックの上で、どのように跳ねるのか聴いてみたいと思った。


インスト曲はどれもセンスがいいし、先にも書いたように全体の構成もしっかりしているので飽きはこないアルバムにはなっている。
2008.10.31 Friday 23:59 | 音楽 | comments(1) | trackbacks(0)
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2017.09.06 Wednesday 23:59 | - | - | -
コメント
raythoughtは新鋭ではない。
か | 2009.07.14 Tue 04:10
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