すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
08 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
<< サンボマスター『僕と君の全てをロックンロールと呼べ』 | main | 初野晴『水の時計』 >>
山下卓「BLOODLINK」シリーズ


読了。
☆☆/5点中

少し前に読んだ山下卓のライフワーク(1巻のあとがきより)的作品。
青春伝奇ロマン(表紙裏の言葉から)。

************************
退屈な日常を送る高校生の男の子のお隣に越してきたのは、
天使の顔に悪魔の心を持つ9歳の少女・カンナだった。
IQ185以上、5カ国語を話し、掛け値なしの美少女。
************************
という何ともな設定で、「地蟲」と呼ばれる敵と戦う話。
いわゆるライトノベルズ。

シリーズ第1巻「獣と神と人」は、2001年7月刊行。
2人の出会いや日常と共に、クラスの女友達が地蟲に感染し、
否応なく巻き込まれていく。

シリーズ第2巻「赤い誓約」、2001年11月刊行。
主人公・和志は政府の秘密組織の一員として地蟲を倒すことを決意するが、
前巻での友達を失った痛みで苦悩する。

シリーズ第3巻「夜光」、2003年5月刊行。
美少女カンナの感染が発覚するも、和志は以前うだうだ悩み中。

シリーズ第4巻「天使の幻影」、2004年9月刊行。
ようやく立ち直る。読者的には情報が飽和状態で整理されておらず、読みにくい。

「BLOODLINK」の外伝として「days of Broken Blood」シリーズがある。

1冊目の「ふたり」が、2002年5月刊行。
本編シリーズの第1巻で死んだ、和志のクラスメイトの話。

2冊目の「刹那」が、2004年12月刊行。
本編シリーズには出てこないオリジナルキャラクターによる話。

外伝はどちらも、「地蟲」を知らない女の子が感染して死んでいく話。


このシリーズは総じて、自分の感情に流されっぱなしの登場人物ばかりで、
読んでいて、とても疲れる。
何故悲しいのか、何故むかつくのか、何故生きているのか、
そこまで考えが進まず、謎や伏線だけが先行するのに、少しいやになる。

が、決してつまらないわけではない。
ただ主人公が少しおバカさんでナルシシストなため、物語がなかなか進まず、
疑問も持たないため、ストーリー自体は迷走するが、
ところどころ、印象的なエピソードがあるし、悲しみでやりきれない思いになるシーンも多い。

どこかのブログで最新作『RUN RUN RUN』が、このシリーズの外伝の外伝だ、
という評を読んだので、手に取ってみたのだが、全く関係ないと思う。
この作家はこのシリーズはもううっちゃって、文芸路線でやってほしい。
2006.04.25 Tuesday 00:00 | | comments(0) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
2019.08.20 Tuesday 00:00 | - | - | -
コメント
コメントする











この記事のトラックバックURL
http://gogonyanta.jugem.jp/trackback/261
トラックバック
Profile
Search This Site
Category
New Entries
Comment


Archives

今日も愚痴り中