2008年9月19日リリースの6枚目のアルバム。
アルバムタイトルに答えるとすれば、"Me, too"といってやりたい。初期の2枚があまりにかっこよくて大好きなバンドだったのに、その後を追いかけなかった人間がこれまでの音の変遷を知らず書くことでもないけれど、5年ぶりのフルアルバムとなる今作の音の変わりようにひどく驚かされた。
ボーカルがデス声になっていたのはもちろん、切れ味の鋭かったギターがなまくらになり、ドラムは以前のような空間把握能力を失い、ビートのアタックが湿った質感になっていることがただただ悲しい。唯一まともなのはかなり気ままに鳴らされているベースだけ。
最初はバンド名をそのままにメンバーを全取っ替えしたのかと思ったほどだ。
かつて一度だけ見る機会があり、ボーカルの鼻水だらだらのパフォーマンスに恐れ飛びのき、最小限の機材から豊富な音を叩き出すドラムに驚嘆したりとすごく印象的なライブだったのを今でもくっきり覚えている。今でも生音は素敵なのだろうか。
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1997.07.15
1st AL『54-71』
2000.11.30
2nd AL『Untitled』
2001.06.30
3rd AL『Reprise』
2002.07.24
4th AL『enClorox』
2003.07.23
5th AL『true men of non-doing』
2004.06.06 best AL『ALL SONGS COMPOSED&PERFORMED BY 54-71』
2008.09.19
6th AL『I'm not fine, thank you. And you?』
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