すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
03 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
<< S-WORD『KING OF ZIPANG』 | main | SoulJa『COLORZ』 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2021.02.10 Wednesday | - | - | -
54-71『I'm not fine, thank you. And you?』

2008年9月19日リリースの6枚目のアルバム。

アルバムタイトルに答えるとすれば、"Me, too"といってやりたい。初期の2枚があまりにかっこよくて大好きなバンドだったのに、その後を追いかけなかった人間がこれまでの音の変遷を知らず書くことでもないけれど、5年ぶりのフルアルバムとなる今作の音の変わりようにひどく驚かされた。

ボーカルがデス声になっていたのはもちろん、切れ味の鋭かったギターがなまくらになり、ドラムは以前のような空間把握能力を失い、ビートのアタックが湿った質感になっていることがただただ悲しい。唯一まともなのはかなり気ままに鳴らされているベースだけ。

最初はバンド名をそのままにメンバーを全取っ替えしたのかと思ったほどだ。

かつて一度だけ見る機会があり、ボーカルの鼻水だらだらのパフォーマンスに恐れ飛びのき、最小限の機材から豊富な音を叩き出すドラムに驚嘆したりとすごく印象的なライブだったのを今でもくっきり覚えている。今でも生音は素敵なのだろうか。


*********************************
1997.07.15 1st AL『54-71』
2000.11.30 2nd AL『Untitled』
2001.06.30 3rd AL『Reprise』
2002.07.24 4th AL『enClorox』
2003.07.23 5th AL『true men of non-doing』
2004.06.06 best AL『ALL SONGS COMPOSED&PERFORMED BY 54-71』
2008.09.19 6th AL『I'm not fine, thank you. And you?』
*********************************
2009.03.05 Thursday 23:59 | 音楽 | comments(2) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
2021.02.10 Wednesday 23:59 | - | - | -
コメント
同感です。

私も、以前の音源の、乾いた質感のドラムや、声だけで駄目人間の絵が浮かぶようなボーカルが好きでした。何より、このバンドをオンリーワンたらしめていた、「間」の存在、そして、「間」ごと振動させるグルーヴが希薄になってしまったのが残念でした。
発売前後の自信満々のインタビューを読んで、かなり期待していたのですが、正直拍子抜けの感は否めません。
ただ、ライブは相変わらず良さそうな気がしますね。私も数年前に1度行ったきりなので、何の確証もありませんが…。

時に、ここのドラムの人が、くるりのライブやレコーディングに参加しているようですね。くるりに関しても、「ワルツを踊れ」のアルバムツアー以降、ライブを観ていないのですが、今どんなサウンドになっているのか気になるところです。
個人的に、くるりの次のアルバムは、Animal Collectiveの近作のような作風になるんじゃないかと予想しているんですが。ドラムが持ち味を出して、人力ブレイクビーツ使いの、イルリメの新作みたいな曲があっても面白いかもしれない。いずれにせよ新作が待たれるバンドです。

それともう1点、テリヤキビーフの項、大変なことになってますね(笑
gogonyantaさんのレスにレス返ししようかと思ったのですが、あんまり伸びてるもんで、やめましたw
結果的に書き逃げのような形になってしまったことを申し訳なく思ってます。
djtl | 2009.03.10 Tue 16:24
djtl様

こんばんは。
コメントありがとうございます。

> 、「間」の存在、そして、「間」ごと振動させるグルーヴが希薄になってしまった
ホント、あの間は独特ですよね。ドラムセットの少なさを感じさせない音の広がりにも驚いたものでした。そこら辺の魔法がほとんどかき消えていて、悲しかったですね。

> くるり
djtlさんが挙げられたアーティストもイルリメの新作も聴いていないので、音を想像できないのですが、昨年のシングル『さよならリグレット』や最新作の『三日月』を聴く限り、メロディ重視の方向性は変わらないように思います。「三日月」のシンプルでアコースティックな音に回帰する路線だと私は嬉しいですね。

> テリヤキビーフの項
ああ、おかげさまでずいぶんとコメントを頂けました。ありがたいことです。"書き逃げ"なんて思っていませんし、それに続けて遠慮なくコメントされても大丈夫ですよ。楽しみにしています。ただ、djtlさんほど知識がないので、上手に返事が返せるかは疑問ですが。。。

何にせよ、これからもよろしくお願いします。
gogonyanta | 2009.03.11 Wed 01:55
コメントする











この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
Profile
Search This Site
Category
New Entries
Comment


Archives

今日も愚痴り中