すばらしくてNICE CHOICE

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この自由な世界で / It's A Free World...

44点/100点満点中

2007年のケン・ローチ監督作品。

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小学生のひとり息子を両親に預け、職業紹介所で働くシングルマザーのアンジーは、ある日突然解雇されてしまう。そこで彼女は、ルームメイトのローズを誘い、自ら職業斡旋の仕事を始めることに。ある時、不法移民を働かせるほうが儲かると知り、気持ちが大きく揺れるが・・・。
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SWEET SIXTEEN』は"労働者階級の日常をリアルに描いた"ものだったが、最新作にあたる本作は"移民たちの日常をリアルに描いた作品"となる。

不当な理由で解雇されたアンジーが、自ら日雇い仕事を斡旋する事業を立ち上げる中で、立場の弱い外国人に対し、不当な扱い(納税しないのに税金分として給料から天引き)を取ってしまう。やがて不測の事態に陥ったアンジーはさらに弱い立場の不法滞在者をも利用し、どうにか利益を得ようとする。

その辺りのやりきれない悲しみが労働者の人間性、アンジーたちの日々の生活をしっかり描くことでより鮮明になるわけだが、普段アホなエンターテイメント映画しか見ていない身にはだからどうしたと思ってしまうのだ。身も蓋もない書き方をすれば、搾取される側と搾取する側に人間が分かれるのは遙か大昔から当たり前の話でしかなく、時にはアンジーも搾取される側の人間であり、事態は局面ごとに大きく変わるわけだ。

本作の投げっぱなしジャーマンなオチを見ていて、だから何がしたいのかが分からなかった。この作品を撮ったことで何かが変わるのか。何もしないよりも何かをした方がいいというよくある理由付けでしかないのか。いつも助けてくれるallcinemaによれば、"自由化が進みますます追いつめられていくロンドンの労働者事情と移民問題をテーマに描く社会派ドラマ"だというが、中途半端なメッセージに中途半端な正義感しか感じられなかった。

ケン・ローチは私には高尚すぎるようだ。
2009.03.08 Sunday 23:59 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:59 | - | - | -
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