すばらしくてNICE CHOICE

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西加奈子『通天閣』

読了。
☆☆☆☆/5点中

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大阪ミナミで暮らす、夢を失いつつ町工場で働く中年男と、恋人がニューヨークに留学してしまい、別れが目前に迫っている若い女。八方ふさがりに見えるふたりは・・・。
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人間が描かれている。だからいい。特別大きなドラマがあるわけではないが、心に染み入るラストがあるから傑作になった。これはとてもすてきな物語だと思う。

色々あって、ミナミに帰り着き、町工場で働く44歳の男。自分のルールに縛られすぎて、身動きできず、でもそこに落ち着きも見出して、何かも諦めているかのように見える。一方で、スナックで働く雪もまた生き辛い性格で、不器用に頑張っている。

それぞれの1人称視点の物語が交互に描かれていく。伏線は張られるものの交差しないのかなと思っていたストーリーが最後にわずかに重なる。そこでこれまで重く垂れこめていた閉塞感少しだけフッと軽くなる。そこに救いがあるし、でもそれは決して現実離れしたものではなく、誰もがあと一歩足を前に踏み出せば得られる心の持ちようでもあるのだ。

小説に力がある好例だと思う。とてもいい作品だ。


ライトアップされた通天閣とビリケンさん。
大阪市浪速区にある新世界界隈の中心部に建つ展望塔。国の登録有形文化財だという。1956年に完成された2代目で、設計者は東京タワーや名古屋テレビ塔を手がけた内藤多仲。エッフェル塔と凱旋門を模した初代通天閣は1912年に建設されるも、1943年軍需資材として解体された。

ビリケンさんってよく知らなかったけれど、ウィキを読んでびっくり。

米国の女流彫刻家が1908年に制作した像で、夢の中で見た神がモデルになったという。当時「幸福の神様」として世界中で流行したらしい。日本にはすでに翌年伝わっていて、1912年新世界に遊園地がオープンする際、当時流行していたビリケン像が置かれ、名物となった。でも、1923年の閉園と共に、ビリケン像は行方不明となってしまう。

1979年、通天閣に「通天閣ふれあい広場」が作られたときに、かつて名物だったビリケン像を復活させることになり、戦前のビリケン像が木彫で復元され、以来通天閣の名物となる

"七福神にビリケンを加え、八福神と称する事もある"。へー。(ウィキ参照)
2009.03.26 Thursday 23:59 | | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:59 | - | - | -
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