すばらしくてNICE CHOICE

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bonobos『オリハルコン日和』

2009年4月15日リリースの4枚目のアルバム。

2006年の『あ、うん』以来のオリジナル作品。今年1月にギターの佐々木康之が脱退したために、蔡忠浩が全曲を手掛けたアルバムになった。「THANK YOU FOR THE MUSIC」や「運命の人」、「あまい夕暮れ」、「Standing There ~いま、そこに行くよ~」を書いた人が抜けたわけで、一体どうなるのかと少し恐ろしくもあったが、でもよくよく考えてみればファーストアルバムの『HOVER HOVER』の頃に戻ったと思えば、それはそれで望みもあるような気がする。

実際の音はというと、ギターが幾分大人しくなり、代わりに鍵盤が目立つようになり、ジャジーなフレーズなども差し挟まれながら、全体的にポップで明るい雰囲気に仕上がっている。ベースラインがこれまでよりも目立っている印象。

佐々木が紡いでいた下世話さの一歩手前で踏み留まりつつも歌えて踊れるメロディはやはり欠けている。M10「ICON」では陽気なホーンを導入させ、佐々木メロディに近づこうと努力するが、果たせていない。

そうはいっても蔡忠浩だって、名曲といってもいい「光のブルース」や「Beautiful」、あるいはポップ度100%な「ファンタスキッス」、フィッシュマンズ直系の浮遊感をいかんなく発揮させた「メルトダウン」等々を作ってきた人なわけで、かなりのメロディメイカーなのだが、本作ではコレという曲がなかったのは残念。

ただ、期待はずれなアルバムだったかというとそういうわけでもなく、手にしてからまだ数日だが飽きずに聴いている。これからも聴き続けることができる作品だとも思う。蔡忠浩のメロディにあった軽さや憂い、あるいはあやうげな感じは影を潜め、ポップミュージックであることを意識したこれまでよりも力強い楽曲が並んでいる。

そんな曲が増えたものだから、ところどころでこれまでのゆるいボノボタイムを彷彿とさせる歌詞があるのは余計に嬉しい。

"ブルースはいつも力をくれる
 歩くスピードなど気にしなくてもいいように ブルースをそっと口笛に乗せて
 虹が出るのを待つのもいい"                        
                                         M11「夏至にトカゲは」


ボノボを高く羽ばたかせた一翼を失った彼らはそれでも再び歩き始めたわけで、これからの変わっていくだろう音が楽しみだ。「Someway」に向かうことがなくなったのはひと安心。
2009.04.21 Tuesday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:59 | - | - | -
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