すばらしくてNICE CHOICE

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バーン・アフター・リーディング / Burn After Reading

81点/100点満点中

昨年のアカデミー賞で4冠に輝いた『ノーカントリー』のコーエン兄弟による最新作。2009年公開作品。

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アル中が原因でCIAを辞めさせられたオズボーン・コックスは暴露本を執筆していた。一方、妻のケイティ・コックスは財務省連邦保安官のハリー・ファラーと不倫中で、秘かに計画している離婚を有利に進めるべく、オズボーンのパソコンをまるまるCD-ROMにコピーしてしまう。ひょんなことからそのCD-ROMがフィットネスジムで働く頭の軽いチャドの手に渡る。喉から手が出るほど整形費用が欲しい同僚のリンダと共謀し、オズボーンを脅迫しようと企むが・・・。
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"Jesus Fucking Christ"。最後のセリフだけど、まさにそんな映画だった。続いてエンディングロールで流れたThe Fugsというバンドの「CIA MAN」という曲が、これ以上ないほど映画に合っていて、政府のアホな政策をおちょくった歌詞に笑い転げた。こんな素敵な歌があったとは。

思えば傑作と名高い『ファーゴ』よりもその次に撮られた『ビッグ・リボウスキ』の方が好きだったりする。同じようにアカデミー賞4部門で選出された『ノーカントリー』よりも、その疲れを癒すかのように、愚かな人間を緩くも軽やかに血を振りまきつつ、笑いにもっていく今作の方が好みだ。豪華な俳優陣の力を借りることで、脚本の手抜き感をカバーしていると分かっているのにも関わらず。

『ファーゴ』や『ノーカントリー』は10年に一度ものできるかできないかの傑出した作品であり、隙がないために、頭から最後までずっと緊張を強いられる。すごい作品だと頭では分かるし、10年に一度ならそれも悪くない。しかし、その合間合間に撮られる惰性で作った感がありながらも、黒い笑いやウィットをまき散らす作品群にどうしても惹かれてしまう。

ただ、人間のバカバカしいまでのちょっとした欲が全ての歯車を狂わしていくというコーエン兄弟のお馴染みのプロットは今作にも見られる。また、ジョージ・クルーニー演じるハリーの思いっきりの良さは『ノーカントリー』的で笑わせてもらった。

ブラッド・ピットが久し振りにそのハンサムを振りまいた『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』では劇場は大盛況だったものだが、今作は反対に閑散としていたいのは"iPod中毒の能天気男"の役だったためなのか。ただ、今作のお調子者の役の方が、実に楽しげに生き生きと演じていて、彼には似合っているし、地に近いのではと思ってしまう。トム・クルーズも『トロピック・サンダー/地上最低の作戦』で怪演を見せていたが、色男はああいう役の方がいい。


帰り際に、"こういう笑いは日本人には分からないよね"としたり顔で通り過ぎていった客がいた。ケラケラ笑いながら見ていた私の立場はどうなる。これこそが「面白い」映画だ。ああいう奴はテレビではんにゃを見て笑っていればいいのだ。そもそもエンディングロールを見ずに帰る奴の気がしれない。
2009.05.03 Sunday 23:58 | 映画 | comments(2) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:58 | - | - | -
コメント
ブラピはタランティーノの「イングロリアス・バスターズ」も楽しみです。
鱈 | 2009.05.09 Sat 01:38
鱈様

こんばんは。
コメントありがとうございます。

タランティーノの新作がひかえてるんですか。それは嬉しい情報ですね。ありがとうございます。しかし、ブラピか・・・。好きな俳優のひとりではあるんですけど、微妙だなぁ。。。
gogonyanta | 2009.05.10 Sun 01:29
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