すばらしくてNICE CHOICE

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Ather Roth『Asleep in the Bread Aisle』

2009年4月20日リリースのセカンドアルバム。

ペンシルベニア州フィラデルフィア近郊のモーリスビル出身の白人大学生ラッパー。1988年生まれとのことで、現在21歳なのかな。2008年6月にDJ DramaとDon Cannonのサポートを得て作られたミックステープアルバム『The Greenhouse Effect』を自身のMySpaceで無料ダウンロードさせたところ注目を浴び、メジャー契約にこぎ着けた。「I Love College」のシングルヒットもあり、本作は初動6万5千枚でランキング初登場第5位のシンデレラボーイ。すばらしい。

話題ということで、先にYouTubeで「I Love College」を見てみた。大学寮でのバカバカしいパーティを切り取った映像に、あっけらかんと"I Love College"といい放つのはそれはそれでユニークであり、モラトリアム万歳とは思った。

が、いざアルバムを聴き、音から映像を切り離すと、マドンナの作品を聴くのと同じ気分になったのも確か。彼女の曲は映像があってこそ初めてひとつの完成形であり、音だけだと途端にパワーダウンしてしまう。アッシャー・ロスもまたパーティーピーポーたちがいなくなると、無骨なビートの上でBeckのようなラップをし、フックではボブ・ディランになるという地味な曲に様変わりする。ただ、それがいいのか悪いのかは人それぞれであり、先の売り上げが結果を指し示しているのだろう。

ラップの出来についていえば、Busta Rhymesが参加したM9「Lion's Roar」で如実に分かる。黒人のラップに独特な粘りのようなものがなく、物足りない。でもビートへの適応力に欠ける白人だからなぁと思えばその辺りの割り切りも容易であり、それほど大きな不満は覚えなかった(けど、その後Eminemの新譜を聴いたら、格の違いは歴然としていた)。しかし、バスタ・ライムスもTERIYAKI BOYZ(全米進出はどうなった?)の時とは違い、本気のラップをしていてやや大人げない気がしないでもない。

アルバムにはバスタ・ライムスを始め、Cee-Lo(もちろん歌パート)、Jazze Pha、Beanie Sigel、Slick Rickなども参加しているわけで、黒人にも認められているということでいいのかな。

シングルで一発当てて、それに乗じて作りましたというような適当な作りのアルバムを想像していたら、結構真面目かつ丁寧に作られていて、しかもはやりの音に走っているわけでもなく、これはこれで面白い存在なのかも。
2009.05.21 Thursday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.09.18 Wednesday 23:59 | - | - | -
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