すばらしくてNICE CHOICE

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the samos『INVOICE』

2008年10月28日リリースのセカンドアルバム。

2006年結成。ギターボーカルのJSD、ドラムのM.I.T、DJ兼キーボードのRaymond、DJ兼ミキサーのNEWDEALという4人組グループ。"エレクトロニックサウンドを基調に、ロックとダンスミュージックの深部での融合に成功している"らしい。

ボーカルのJSDというのは、John "Shigeo" Doeのことで、つまるところスケボーキングの高い声の方だ。あるいは見られる顔の方。レイモンドというのはシゲオの4つ下の実弟であり、このふたりはmoldという2001年結成のエレクトロユニットもやっているらしい。で、ニューディールは環ROYとコラボ作品を作っていた人。(ここまでほぼウィキペディア情報)

エレクトロといわれると語る語彙を持っていない身としては何のことやらさっぱり分からず逃げ出したくなるわけだが、まあ聴いてしまったものだから感想のひとつでも捻り出そうと思う。

世界を見回してどんな音が今の最先端であるかは当然のように知らない。了解しているのは、ポップミュージックまで降りてきた周回遅れのなれの果てぐらいだ。だから、"TOKYOから世界へWORLD LEVELで音楽を発信する"と意気込む彼らの音がどれほど尖っているのか、あるいは世界ではまだ誰も出していない音を作り、どれほど独自性に溢れたものなのか、確認しようがない。その辺のところをこのブログに期待する人がいるとしたらそれはモグリ以外の何ものでもない。

いい訳ばかりでも面白くないので、率直に書くと、本作を聴いて何かしら刺激があったかといえばほとんどない。メロディに反応する人間が、時代や場所、ジャンルにとらわれずに巧みに織り込んだ音の面白さに敏感ではないだけかもしれないが、前半はまだしも後半が冗長であることは否めない。

シゲオファンという人がいるならば、手に取ってみるのも面白いかもしれない。彼はそれなりに歌ってはいる。まあビートの添えものではあるけれど。M2「One for All」やM10「Protocol」はUKロックバンドがやりそうな浮遊感のある歌ものだ。一方で、ラップ調のもあれば、M7「B2B」でのシゲオはBeastie Boysのよう。メロディを楽しむ向きにはM3「Miracle」やM11「Wake Up Call」をお薦めできる。特にM11は悪くない。いずれにせよ、向こうの人が作ったといわれても納得してしまうメロディラインに英詩を乗せたものであり、やはり狙うは世界基準ということなのだろう。

結論としてはつかみ所のないアルバム。ライブで聴けば、踊って飛び跳ねて騒げるのだろうけれど、その臨場感を削ぎ落として作品化したものだから、ダンスミュージックとしてはイマイチだし、革新的な音を出しているとも思えず、微妙となってしまう。



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2007.08.22 1st AL『KAFKA HIGH』
2009.10.28 2nd AL『INVOICE』
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2009.11.05 Thursday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.04.19 Wednesday 23:59 | - | - | -
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