すばらしくてNICE CHOICE

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渇き / Thirst

82点/100点満点中

『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督の最新作。2010年公開作品。

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重病患者たちを看取ることしかできない無力さに絶望した神父サンヒョンは、致死率100%の謎のウイルスに対するワクチン開発に参加。やがて発病し、命を落としたかにみえたサンヒョンだったが、奇跡的に生き返る。信者から病弱な息子の祈祷を請われ、幼なじみのガンウと再会。彼はガンウの妻テジュに心惹かれていく。その一方で彼の肉体は少しずつ変貌していくのだった。
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2004年のナンバーワン映画だった『オールド・ボーイ』は、本来見ようと思っていた映画が満員(『ソウ』だったかな)で、じゃあ仕方ないと選んだ作品だった。今回も似たようなもので、『ハート・ロッカー』目当てで行ったらすでに前列しか空いていないということで、どうしようかとふと脇を見たら『オールド・ボーイ』の監督の最新作が公開中とある。じゃあこれだねとなった。

内容をほとんど知らずに見たので、予想外の展開に度肝を抜かれた。唖然といってもいい。だから、あまりいないだろうけど、この記事を読んで本作を見ようと思っている人のために決定的なキーワードを避けて書こうと思う。

ひと口にどういう映画というのは難しいのだけど、終始クスクス笑って見ていた。比較的ブラックな笑いが多い。ただ笑いは本作の要素のひとつでしかなく、韓国映画らしいえげつない暴力描写はもちろんあるし、粘っこいエロスもある。悲恋だってあるし、ワイヤーアクションもある。

色々な要素が欲張りに絡まり合い、人間って愚かだけど、でも愛しいねという結論に自分がいざ行き当たると、それではあまりに安直だなと自嘲するしかないが、でもまあそんな映画。

このジャンルは昔から、それこそ映画の黎明期から作られているわけで、それというのも人の持つ感情をより誇張して表現しやすいからだろう。本作もその形式に則って作られている。食べちゃいたいぐらい好きとかね。

ヒロインのテジュ役を演じたキム・オクビンが前半で見せるあまりに幼い表情が後半で思いっきり変貌するのにはゾクッとさせられた。体当たりの演技を披露した彼女は立派だ。韓国ではどの位置にいる女優なのか知らないが、濡れ場ひとつまともに演じられない日本の女優は彼女の爪の垢を煎じて飲んだ方がいい。


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<パク・チャヌク作品>
2000年 アナーキスト【脚本】
2000年 JSA【監督/脚本】
2001年 ヒューマニスト【脚本】
2002年 復讐者に憐れみを【監督】
2003年 もし、あなたなら 〜6つの視線【監督/脚本】
2003年 オールド・ボーイ【監督】
2004年 美しい夜、残酷な朝【監督】
2005年 天国までの60日【脚本】
2005年 親切なクムジャさん【監督/脚本】
2006年 サイボーグでも大丈夫【監督/脚本】
2008年 ミスにんじん【製作/脚本/出演】
2009年 渇き【監督/製作/脚本】  
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2010.03.06 Saturday 23:59 | 映画 | comments(2) | trackbacks(1)
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2020.02.18 Tuesday 23:59 | - | - | -
コメント
これ、映画秘宝で前紹介されてて観てぇなと思ってた作品ですね。地方は上映するの遅いもんなー。
ヴァンプ | 2010.03.16 Tue 09:08
ヴァンプ様

こんにちは。
いつもありがとうございます。

スクリーンでなくてもDVDで十分かなとは思いました。
gogonyanta | 2010.03.16 Tue 12:11
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- | 2010.04.15 Thu 08:03
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