すばらしくてNICE CHOICE

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ドゥームズデイ / Doomsday

82点/100点満点中

『ディセント』のニール・マーシャル監督・脚本によるSFアクション(2008・英国)。製作費1700万ドル。

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2008年、スコットランドはグラスゴーで殺人ウイルスが蔓延。イギリス政府は最終手段としてスコットランド全体を城壁で完全封鎖した。27年後、根絶したはずのウイルスがロンドンで猛威を振るい始める。そんな中、全滅したと思われていたグラスゴーで生存者が確認される。隔離地域内に最後まで残り、治療薬の開発を目指していたケイン博士の成果かもしれない。治療薬を入手すべく、シンクレアをリーダーとするスペシャリスト・チームが隔離地域へと送り込まれるが・・・。
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これはかなり面白い終末ものだった。公開当時から評判は良かったものの、予告編の印象やタイトルのだささからさすがに今回は遠慮しようと行かなかったのだけど、劇場の大きなスクリーンで見ても十分満足したと思う。もったいなかった。

過去の同様の作品──『マッドマックス2』や「バイオハザード」シリーズ、『28週後』等──へのオマージュ具合が絶妙で、しかもそれらに寄りかかるのではなく、さらにその先を目指しているのが良い。

グラスゴーを根城にした愚連隊のリーダーがモヒカンに奇抜なファッションというのは最近ようやく見た『マッドマックス2』からの影響だ。ボーガン片手に改造車に乗った彼らに襲撃されるカーチェイスシーンも同様。

しかし、さすがは21世紀の映画なわけで表現の過激さが増している。弱肉強食の世界で生き抜くために文化を捨てた彼らはカニバリズムに走り、残虐なパーティで盛り上がる。ミディアムレアな人肉をグロテスクに映すことをためらわないのがいい。スプラッタとも位置づけられる暴力描写が盛り沢山だ。展開までも『マッドマックス2』をきれいになぞるカーチェイスの最後の"突き抜ける"シーンは文字通りオリジナルにはないその先の表現だと思う。

ローナ・ミトラ演じるシンクレアは、DVDのジャケットでも一目瞭然のように、ミラ・ジョヴォヴィッチが映画版「バイオハザード」シリーズで扮したヒロイン・アリスを彷彿させる。右目の義眼と非情さという彼女ならではのオリジナリティは良かった。まっさらの英国高級車ジャガー(でいいのかな)を手に入れる直前のシーンで、非情さの仮面が一瞬崩れる演技もなかなか。

封じ込めていたウィルスがロンドンで発見され、そこに政治家の企みが加わるという外枠の大きさや、愚連隊が統治する無法街から一気に中世ヨーロッパに移行する展開、さらには迫力のあるカーチェイスに、スプラッタ描写も辞さないアクションシーン、『マッドマックス2』さながらのラストまで見所が多い映画だった。有名俳優が使われていないとはいえ、たった1700万ドルでこれだけの作品が撮れるというのもすごい。
2010.08.09 Monday 23:58 | 映画 | comments(1) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:58 | - | - | -
コメント
お前病気? アスペルガーじゃね?
蛮 | 2010.08.13 Fri 00:56
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