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モンスターズ/地球外生命体 / Monsters

70点/100点満点中

視覚効果(VFX)スタッフとして活躍してきたイギリス人ギャレス・エドワーズが監督・脚本を手掛けたデビュー作。SF映画。製作費50万ドル。2011年公開作品。

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2009年、NASAの探査機が地球外生命体の存在を示すサンプルの採取に成功するも、地球帰還を目前にメキシコ上空で大破。やがて地球外生命体の増殖が始まり、メキシコの北半分が危険地帯として隔離される事態に。その6年後、軍によるモンスター封じ込め作戦が続けられる中、現地を取材中のカメラマン・コールダーに本社から、同地に足止めされている社長の令嬢サムを無事にアメリカまで送り届けろという命令が下される。当初は安全なフェリーを利用するはずが、思わぬトラブルに巻き込まれ、危険な陸路での縦断を余儀なくされるのだった。
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製作費そのものは50万ドル下りたが、撮影機材にわずか1万5千ドル、ロケの移動手段は現地のバスを利用し、さらにはアドリブでの演技ですばやく撮影を行い、また現地の素人をそのままエキストラとして出演させるなど徹底的な経費削減に努め、日本円にして4000万円前後でモンスターパニック物を作り上げてしまった。監督が視覚効果の技術者上がりということで、ほとんどのVFXを自宅の地下室で完成させることができたのが大きいのだろう。本作の成功で、彼はハリウッド版の新作『ゴジラ』の監督に大抜擢されたとのこと。しかし、あのトカゲ映画をまた作ろうとするアメリカもすごい。

低予算映画として同じく話題になったホラー作品『パラノーマル・アクティビティ』は最後の最後でようやく怖さを捻出させるものの、映画の大半の時間はその一瞬のためだけに費やされる長ったらしい序奏でしかない。しかし、本作は最初から惜しげもなく地球外生命体を登場させる。彼らは『宇宙戦争』から拝借してきた古典的なタコ型ではあるのだけど、わずか50万ドルの製作費でここまでの動きができるのかという驚きを胸に抱えながら見ると十分満足できる。

しかし、そうはいってもやはり上映時間の大半は人間ドラマだ。新聞社所属のカメラマン・コールダーとその社主の娘サムの会話とメキシコ縦断の様子が延々と描かれ、若干の退屈を誘うが、その一方で低予算でこれだけのものができるのかと思えば、なるほど立派だとなり、胸の内ではそれ繰り返えされることとなる。キャメロン・ディアスから媚びをなくした印象のサム役ホイットニー・エイブルの魅力も大きい。

粗を隠す配慮だとは思うのだけど、カメラのボケが美しくないのが気になる。

ふたりの旅の終わりに待ち受けていたオチが斬新だ。前半でコールダーが何気なく見ていたネイチャー番組が伏線になるとは思いもしなかった。モンスターパニック物ではあるのだけど、宇宙人物の新しい地平を拓いた作品ともいえそう。
2011.07.27 Wednesday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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