すばらしくてNICE CHOICE

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山田詠美『放課後の音符(キイノート)』

読了。
☆☆/5点中

雑誌「オリーブ」に1988年2月から1989年6月にかけて連載されていたもの。

山田詠美はだいぶ前に『トラッシュ』か何かを読んで、
まったく面白くなく敬遠していたが、オススメの青春小説ということなので、
手に取ってみた。

女性向け雑誌に書かれていただけあって、内容も当然女性向け。
「オリーブ」を読んだことはなかったが、オリーブ少女という言葉から、
自分はちょっと他の娘とは違うのよ的な女の子が読む雑誌という印象があった。
確かにそういう少女、いわゆる女の子グループに属してはいるけれど、
気持ちだけは少し離れている、でもクラスで浮いている一匹狼的な存在の子、
「Jay-Walk」に出てくるヒミコみたいになれるものならなりたいけれど、
なるほどの勇気もない、という女子高生たちが主人公だ。
「オリーブ」の読者層にジャストフィットしているように思う。
グループに属さない孤高の子は、「オリーブ」なんて読まないだろうし。
収録されている8つの短篇に出てくる主人公は、みんなどこか鈍くさく、
まさに田舎町で早くさなぎから蝶に脱皮したいと願う女子の代弁者だ。

しかし、ルーズソックスも援助交際もお化粧もしていない女子高生や
腰履きもアゴヒゲもピアスもしない男子高生たちが、初々しく描かれ、とてもいい。

昔読んでいた漫画雑誌「りぼん」とも同じにおいがする。
女の子達が求めるファンタジーなんだろう。


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山田詠美(やまだ えいみ)
1959年、東京都生まれ。明治大学文学部日本文学科中退。
作家デビュー前は、本名の山田双葉で漫画家をしていた。

1985年、『ベッドタイムアイズ』で第22回文藝賞受賞。
1987年、『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で第97回直木賞受賞。
1989年、『風葬の教室』で第17回平林たい子文学賞受賞。
1991年、『トラッシュ』で第30回女流文学賞受賞。
1996年、『アニマル・ロジック』で第24回泉鏡花文学賞受賞。
2000年、『A2Z』で第52回読売文学賞受賞。
2005年、『風味絶佳』で第41回谷崎潤一郎賞受賞。
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2006.06.18 Sunday 21:50 | | comments(0) | trackbacks(1)
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