すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
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2011年ベスト映画
劇場で鑑賞した作品は昨年よりも若干また減ってしまい計43本。その中から特に楽しめた10作と選外5作品を選んでみた。DVDでも色々見たので、10本を選出。封切り前は絶対に見に行こうと思うのに、いざ始まってみると公開館数が少なかったり、時間が合わなかったりして、結局DVDでいいかと思ってしまうことが多い年だったように思う。映画館で見るのと自宅のテレビ画面とでは環境が全く違うのに年々その傾向が強まっていて、ダメだなとは自覚している。



1位 ブラック・スワン / Black Swan →記事

文句なしに1位。ナタリー・ポートマンのオスカー獲得も納得。サスペンスホラー的な意味で怖いと評されることが多いけれど、そうした怖さは感じられない。それよりも表現することへの主人公ニナのすさまじさに気圧されるし、同時にそこまでした表現こそが人を動かすのだろう。


2位 キック・アス / Kick-Ass →記事

封切りは2010年だったけれど、実際に見たのは今年の2月だったのでランキング入り。"ヒット・ガール"という魅力的なキャラクターが登場するだけでも十分評価できる作品ではあるが、演出・音楽・撮影・俳優とどれをとっても手を抜くことなく、なにより脚本がしっかりしていたのが良かった。続編が作られるらしいけれど、1作目がここまで良いと不安しかない。


3位 エンジェル ウォーズ / Sucker Punch →記事

CGをふんだんに盛り付けたけれんみたっぷりの映画。監督は『300』のザック・スナイダー。こういうおバカ映画は最高に好きだ。年に1本は公開されるので楽しみでならない。CGで遊ぶならとことん遊んだ方が良い。


4位 127時間 / 127 Hours →記事

一方のダニー・ボイルの新作はCGをほとんど使わず、腕を岩に挟まれたことで主人公は動けなくなり、場面は固定される。そのなかで緊張感を持続させ、さらには保つだけではなく、終盤に向けて極限まで高めていく演出は本当に見事だ。


5位 アンチクライスト / Antichrist →記事

これもすごい映画。エンターテインメント性はほぼないし、あまりに独善的すぎる。でもだからこそすさまじいパワーを秘めていて、人間の業を深くえぐっている。シャルロット・ゲンズブールとウィレム・デフォーのふたり劇といってもいいほどに互いががっぷり四つに渡り合い、こんな機会でもなければ直視したくない内面の深いところを映し出す。


6位 冷たい熱帯魚 →記事

5位の『アンチクライスト』と同様に人が心の奥底に秘めている悪感情を表にさらけ出す映画。こちらは激しい暴力を伴うことでよりスムースに表出させていて、ある意味でエンターテインメント性が高いともいえる。年末に公開された『恋の罪』も良かったが、誰にでも分かる暴力をより利用していたことで本作に軍配。


7位 SUPER8/スーパーエイト / Super 8 →記事

冒険活劇青春映画。ボーイ・ミーツ・ガールも夢も家族愛も友情も学校も怪物も軍隊も過激なアクションもなんでも出てきてハッピーエンドで締めくくり、これこそハリウッドといった作品。嫌いなわけがない。


8位 ミッション: 8ミニッツ / Source Code →記事

良くまとまっているSF映画。デヴィッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズの長編2作目。製作費がもてるポテンシャルをギリギリのところまで発揮させている感がある。いい監督になりそう。ただこちらは、『SUPER8/スーパーエイト』とは違い、ハリウッド的エンディングにからめ捕られた印象のラストシーンがもったいない気もする。


9位 ゲンスブールと女たち / Gainsbourg (Vie heroique) →記事

伝記映画としては難があるのだろうが、私には楽しんで見られた。監督が好きなセルジュ・ゲンズブールに焦点を当て、余計な枝葉をはぎ取っているからこそ、可能になった演出が盛りだくさんで、こんな伝記作品もありなのかと目から鱗。


10位 ビー・デビル / 김복남 살인사건의 전말 →記事

未見のものも多いが、今年も韓国産のサスペンススリラーは充実していたようだ。辛うじて劇場で鑑賞できた本作は新人監督の作品とも思えない完成度で、相変わらず韓国はすさまじいと思わせてくれた。



<選外>
・アンノウン / Unknown →記事


・トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン / Transformers: Dark of the Moon →記事


・ザ・ファイター / The Fighter →記事


・アンストッパブル / Unstoppable


・恋の罪




<DVD鑑賞>
1位:
マーターズ / Martyrs →記事

フランスは小粋な人間ドラマだけではなく、ホラーもすごいと認識した作品。どんなオチが待ち受けているのか最後まで分からず、監督のなすがままだった。



2位:
屋敷女 / A l'interieur →記事

これもフランス産スプラッタホラー。アメリカ産のそれとは違い、変なギャグに逃げることはなく、終始イヤな緊張感を持続させ、見る側を圧迫してくる。怖い。



3位:
フィッシュストーリー →記事

伊坂幸太郎は大好きな作家のひとりなので、映画化されるとなるとどうしても期待度が高くなり楽しめないだろうとこれまで1本も見てこなかったのだけど、本作は原作越えを果している。中村義洋が監督するならこれからも見てみたい。



4位:
瞳の奥の秘密 / El secreto de sus ojos →記事

アカデミー賞の外国語映画賞を受賞したアルゼンチン映画。よく練られた脚本でメロドラマといってもいいような恋愛を絡めつつしっかりどんでん返しが用意されている。面白い。



5位:
ローラーガールズ・ダイアリー / Whip It →記事

ドリュー・バリモアが初監督した青春スポーツもの。主演のエレン・ペイジがかなり魅力的で、家族との葛藤や生き方の模索などのドラマ部分とスポーツ場面とのバランスも良い。



6位:
ナイロビの蜂 / The Constant Gardener →記事

ハードボイルド的に謎を一歩一歩明かしていく中で、社会の悪を暴くと同時に殺害された妻の献身的な愛情に気づくという趣向が良い。



7位:
リベリオン -反逆者- / Equilibrium →記事

エンジェル ウォーズ』のようなおバカ映画。SFとしては幾分ちゃんとした世界観を作り出してはいるが、何せ"ガン=カタ"である。嫌いになれるわけがない。



8位:
007 カジノ・ロワイヤル / Casino Royale →記事

久々に見た007シリーズ。精悍な顔立ちのダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンドらしいアクションに次ぐアクションな娯楽大作となっていて、最後まで飽きさせない。



9位:
ゴールデンスランバー →記事

中村義洋監督による伊坂幸太郎作品の映画化第3弾。『フィッシュストーリー』とは違い、長編を原作にしているが、少しも不満を抱くことなく見られた。



10位:
ストランペット / Strumpet →記事

ダニー・ボイル監督が2001年に撮ったテレビ映画。シンプルな物語だからこそキャラクター造型が大事で、同時期に制作したテレビ映画の『ヴァキューミング』と同じくらいに強い印象を残す人物を生み出している。

2011.12.31 Saturday 23:58 | 映画 | comments(2) | trackbacks(0)
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2018.11.21 Wednesday 23:58 | - | - | -
コメント
あけましておめでとう
ございます。
2012年も宜しくお願いします!

僕の昨年の1位は
「ブルーバレンタイン」でした。
観に行った僕の周りのカップルが
次々と帰りに喧嘩するという
昨年の、恋人同士で観てはいけない映画No.1って言うくらい
辛くて救いの無い映画だったんですが
映像の美しさと役者の上手さ、音楽の良さに取りつかれて
DVDまで購入してしまう始末でした。

nyantaさんのランキングを見て
ブラックスワンが昨年の映画だった事を
すっかり忘れてたんで、それを思い出してたら
ブルーバレンタインはもしかしたら2位だったかもしれません。

昨年は色んな事がありすぎて
前半に観た映画の記憶が薄いんですよね

ホントはnyantaさんのDVDの1位、マーターズにコメントしたかったんですが
いつも通り、えらい長くなってしまったんで
また改めてマーターズにはコメントさせて頂きたいと思います

今年も色んな記事を楽しみにしてます
頑張って下さい!

追伸

昨年から
漫画運が上がってて
オモロい作品に出会いまくってて
今年は押見修造「悪の華」
長尾謙一郎「PUNK」
新井英樹「SCATTER」
いまおかしんじ「I(アイ)」など
楽しみな作品が満載です。もし、未読でお暇があれば是非!

って
追伸も長くなりましたっ!
what's? | 2012.01.10 Tue 22:42
what's? 様

今年もよろしくお願いします。
今年こそは長期の休みを入れることなく、できるだけコンスタントに薄い記事をアップしていこうと思います。遠慮なく突っ込みいれてください。

> 僕の昨年の1位は「ブルーバレンタイン」でした。

評判いいですよね。というわけで先程DVD借りてきましたよ。今週には見るつもりです。『ヒミズ』も行きたいところですが・・・。

> 昨年は色んな事がありすぎて前半に観た映画の記憶が薄いんですよね

分かります。そのための備忘録がブログでして、色々思い出せて便利です。『マーターズ』コメントもいつでもお待ちしていますのでぜひぜひ。

> 昨年から漫画運が上がってて オモロい作品に出会いまくってて
> 今年は押見修造「悪の華」
> 長尾謙一郎「PUNK」
> 新井英樹「SCATTER」
> いまおかしんじ「I(アイ)」など

情けないことに全部未読です。新井英樹のは気になりますし、『悪の華』の評判も各所から聞くので気になっているところでした。漫画離れが著しいのですが、小説と合わせて今年どうにかしたいですね。頑張ります。
gogonyanta | 2012.01.18 Wed 01:36
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