すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
05 / 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
<< デビル / Devil | main | 無料配信ミックステープ1月号(2012) >>
書籍(1月分)
樋口有介『11月そして12月』

読了 2012.01.03
☆☆/5点中

1995年発表。制覇したつもりになっていた樋口作品だけど、やはりいくつか読み落としがあって、百円棚から回収してきた。就職せずにカメラ片手に町をぶらぶら歩く主人公"僕"が風変わりな女の子と出会い、互いに少しずつ人生が変わっていく青春小説。題名にもあるようにわずかな期間を描いてこともあり、殺人事件を今か今かと待ち受けるも最後まで起こらず仕舞い。いつものハードボイルド口調のセリフが良くて、ついつい読んでしまう。


伊園旬『東京湾岸奪還プロジェクト ブレイクスルー・トライアル2』

読了 2012.01.07
☆☆/5点中

第5回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した『ブレイクスルー・トライアル』の第2弾。どんな警備システムでも突破する腕を持ってセキュリティのプロとして活躍する門脇と丹羽のコンビが、今回は人質に取られた丹羽のひとり娘を取り戻すべく、いわれたミッションをこなす。何も考えずに読みふけることのできるエンタメ小説。ただ、会話文に難があって、誰が誰に語りかけているのか分からなくなる。地の文ではキャラが立っているだけにもったいない。


石持浅海『ガーディアン』

読了 2012.01.12
☆/5点中

失敗作。解説によると、現実世界に"一点の飛躍"を持ち込んだ推理小説だという。その一点の飛躍が主人公を守る守護霊"ガーディアン"の存在で、さしづめ漫画のJOJOシリーズでいうところの"スタンド"になるわけだけど、その設定うんぬんは面白ければ一向に構わず、ミステリなのに卑怯だとかなんだとかはならないが、登場人物たちの行動を逐一書き込まれるのが煩わしい。それが物語の中でとても大事なことならば当然気にならないわけだけど、行間で読ませれば良いことまで仔細に描写しまるで実験小説の様相すら帯びる。


道尾秀介『骸の爪』

読了 2012.01.18
☆☆/5点中

ホラー作家の道尾をワトスンに、霊現象探究家の真備をホームズに据えたシリーズ物なのかな。福島の事件が・・・と何度が出てきたので、多分第2弾なのだと思う。深夜に千手観音を見ると笑っていたり、血を流す仏像が出てきたりなどややゴチックホラーな装いをしつつ、それまで綴られた全てのセリフや動作が謎解きに関連付けられるという映画『ユージュアル・サスペクツ』的な最後のオチは、その強引さに引っかかりは覚えるものの、見事というべきか。


熊谷達也『氷結の森』

読了 2012.01.22
☆☆☆/5点中

『相剋の森』に始まり、2作目の『邂逅の森』では山本周五郎賞と直木賞をダブル受賞したマタギ3部作の最後。日露戦争に従軍後、故郷を捨て北に流れていった秋田県阿仁出身のマタギの話。舞台はシベリア出兵前後の樺太、ロシアとなる。序盤でのしっかり資料を読み込んで当時の樺太の様子を甦らせた筆力は圧巻だが、中盤以降どうもメロドラマ化していく。やや残念なオチではあったけれど、気合の入った一冊ではある。ニヴフ(ニヴヒ)やウィルタといった民族がかつては樺太で暮らし、アイヌ同様に日本人に(ロシア人にも)虐げられた歴史があることを初めて知った。
2012.01.31 Tuesday 23:58 | | comments(0) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
2017.05.21 Sunday 23:58 | - | - | -
コメント
コメントする











この記事のトラックバックURL
http://gogonyanta.jugem.jp/trackback/3704
トラックバック
Profile
Search This Site
Category
New Entries
Comment


Archives

今日も愚痴り中