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2011年ベストアルバム
例年日本のポップス・ロック・R&B・ヒップホップを交えたランキングを作成しているのだけど、今年はなんとも不甲斐ないことにほとんどヒップホップしか聴いてこなかったことが丸わかりの選出で、おおよそ"ベスト"と呼べる代物ではないが、まあそれも私の2011年の歩みであり、仕方ないのだろう。

どうしてそんなに国産ヒップホップばかりを聴いていたのかといえば、2011年は前年以上に無料配信曲/ミックステープが増えたからだ。それもこれもJPRAP.COMが重箱の隅の隅の方まで丹念に調べ上げてくれたからこそ、そうした音源に出会えたわけで、この場を借りてbenzeezyさんにも感謝の言葉を贈りたい。本当にありがとうございます。

フリーダウンロードは形態として今年の前半までは単曲での発表が多かったが、やがてまとまった形でのミックステープが増えていった印象だ。9月11日とクリスマス前後はまさに"#MixtapeWar"だった。その9月までは順調に追えていたものの、残り3ヶ月でフリーDLの荒波に溺れる始末でどうにもままならない経験もした。2012年もこの調子で行くのであれば、もう少し割り切って聴く必要があるのかもしれない。JPRAP.COMもこれまでのように全ての無料配信曲を網羅する方針を取りやめるようだし、局面も変化するのだろう。

日本語ラップは才能豊かな若いアーティストがどんどん出てきていて、心底面白いといえる時代に立ち会えているわけだが、同時に年末に読んだツイートでは日本のロックも同じく有望な若手が出てきているようだ。2012年はロックもしっかり追いたい。数年前は洋楽もフォローしたいとかこの年末のまとめ記事で書いていたこともあったけれど、さすがに厳しくなっていく。でもまあ国内の音楽が面白くなっていくわけでとてもいいことなのだろう。

ランキングのひな型は国産ヒップホップ情報サイト「2Dcolvics」さんで発表した順位を基にして、若干の入れ替えを行っている。


第1位 SMRYTRPS『オレンジボヤジャーズ』&『パープルギガント』 →記事

それぞれ9月と12月にリリースされ、同時発売でも2枚組でもないわけで、まあ、ズル以外のなにものでもないのだけど、でもいってみれば2枚でひとつの作品でもあり、一時期はダークフォースに囚われ、暗黒騎士になりかけた彼らが体制も新たにかつての音を取り戻し、同時にわき道で得た経験も盛り込み、楽しくもドープなヒップホップグループとして復活を遂げたことは本当に嬉しい。


第2位 S.L.A.C.K.『我時想う愛』

昨年の2枚のミニアルバムが本作のための習作であることを完璧に証明してみせた作品。メロウさはスラックのキーワードのひとつではあったが、3枚目にしてここまで極めるとは思わなかった。しかもさらなる高みにもひょうひょうと登って行っているわけで末恐ろしい。


第3位 MINT『MMM(MINT MEGA MIX) Edited and Mixed by PsycheSayBoom!!!』 →記事

無料配信ミックステープ。ミンちゃんの作品であると同時にPsycheSayBoom!!!のミックステープでもある本作。震災直後のどうしようもなく暗かったあの雰囲気を一時でも吹き飛ばしてくれた心強いラップと音には本当に感謝しかない。ミンちゃんのセカンドアルバムの制作も順調のようだし、2012年は本作の第2弾も予定されているとのこと。楽しみ。


第4位 志人『微生物 EP』 →記事

限定生産盤ではあるものの、ファーストアルバム『Heaven's恋文』以来となる志人のまとまった音源。以前からライブでは披露され親しんでいた楽曲が徐々に音源になり始めて嬉しい。2012年3月には2度目のカナダに渡った成果をまとめたアルバムが出され、その後にも音源の予定があるようだし、数年前の状況が嘘のようなリリース攻勢だ。本隊の降神は・・・だけど。


第5位 S.l.a.c.k.『この島の上で』 →記事

震災後の言葉を詰めたミニアルバム。スラックは個の音楽を作り続けるアーティストだと思っていたので、本作には驚いた。確かに仲間と作った「But This is Way」(YouTube・当然本作にも収録)もあったわけだけど、1枚にまとめられるほどとは想像していなかった。図らずして新たな才能を開花させた作品。


第6位 EMI MARIA『BLUE BIRD』 →記事

なんとしてもヒップホップ以外からも入れたかったのだけど、思いつくのは本作ぐらいだった。DJ NAOtheLAIZAとのコンビは間違いのない音であり、どうにも先細りな日本の黒いR&Bをふたりで支え続けて欲しい。


第7位 不可思議/wonderboy『ラブリー・ラビリンス』 →記事

『タッチ』の上杉和也じゃあるまいし、まさにこれからというところで何死んでくれてんだよという気持ちにならないこともないが、たった1枚の正規アルバムだけでも残してくれたことを喜ぶべきなのだろう。ライブでの熱さと音盤でのそれに差のないアーティストだった。本当に惜しまれる。


第8位 Earth No Mad from SIMI LAB『Mud Day』 →記事

今年大躍進を遂げたヒップホップグループSIMI LABの中心人物QNのトラックメイカー名義の作品。フリーでも出していた作品を数に入れると日本のヒップホップ界では一番働いていたかもしれない。どの曲でもマイクリレーに仕立てたシミラボ本隊のアルバムよりもQNのリーダーシップが強く発揮されている本作に軍配。


第9位 Nakaji『セピアポラロイド』 →記事(中段)

無料配信ミックステープ。歌謡曲ネタを使うトラックメイカーCARRECが登場してきたように、ラッパー版となると彼になるのかもしれない。近江Records.に所属するナカジは12月に発表した第2弾のフリーDLミックステープ『音洒落吐露』ではその路線をさらに確固としたものにしている。かなり面白い才能だと思う。


第10位 LowPass『Where Are You Going?』

強く輝く才能の周りには同じように個性的なタレントが集まるようだ。QNの作品にも参加していて、シミラボ周辺のアーティストと認識していたヒップホップユニットの初作。シミラボも素晴らしいが、彼らもかなり良い。


選外
・Zeebra『BLACK WORLD / WHITE HEAT』
 彼のアルバムの中で一番楽しめるアルバム。
・享年夫『享年の人』 →記事(中段)
 無料配信ミックステープ。2010年の作品のため。
2011.12.31 Saturday 23:58 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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