すばらしくてNICE CHOICE

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生き残るための3つの取引 / 부당거래

72点/100点満点中

2010年の韓国クライムサスペンス。脚本は『悪魔を見た』のパク・フンジョン。

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大統領も関心を寄せる少女連続殺人事件の捜査に躍起になる警察は有力容疑者を追い詰めたものの、誤って射殺してしまう。隠蔽を決断した警察上層部は、学歴がないために出世コースを外れていた敏腕刑事チェ・チョルギに昇進をちらつかせ、犯人のでっち上げるを命じる。悩んだ末に、チョルギはチンピラから成り上がった建設会社社長チャン・ソックに協力を頼む。しかし、チョルギの不正に感づいたチュ・ヤン検事が彼を追いつめていく。
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物語が非常に入り組んでいる。学歴というコネがないために、優秀でありながらも出世できない刑事チョルギ。成り上がりの土建屋ソック。ソウルの不動産業を束ねるキム会長と癒着の関係にあるヤン検事。物語の軸がいくつもあり、そこにメンツや利権、不正が複雑に絡み合い、二転三転どころではないドラマは最後の最後までもつれ合いながらゴールを目指す。

最後に湧き上がるカタルシスがとてつもないなら、それまでの120分弱の分かりにくい物語も許せそうなものだが、持てる者が勝つから嫌だという矮小な感想からではなく、複雑なドラマを見せておきながら、そんなあっさりしたオチなんのかという拍子抜け具合にがっかりさせられる。もう少し高揚した気持ちにさせる何かが欲しい。

そもそもチョルギ刑事がヤン検事を前に膝を屈したことにドラマとして疑問を覚える。日本以上に学歴社会の韓国で検事にまでなるということは一介の刑事との間に絶対的な格差があるのは理解できるし、権力を笠にきた不当弾圧ぶりには韓国人にこそリアリティを覚えるのかもしれない。が、韓国クライムものとしてはそれすらも突き抜けた圧倒的な黒い情念の噴出が見たい。そういう意味ではソック社長の成り上がりっぷりは素晴らしい。虎視眈々と相手の喉笛を噛み切る機会をうかがう表情は最高だ。

先日の『哀しき獣』に刑事役で出演していたチョン・マンシクが本作にもヤン検事のお調子者な部下として登場している。
2012.01.12 Thursday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.09.06 Wednesday 23:58 | - | - | -
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