すばらしくてNICE CHOICE

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黒い家 / 검은 집

61点/100点満点中

1997年に出版され、第4回日本ホラー小説大賞も受賞した貴志祐介による同名ホラー小説を原作に、2007年韓国で製作されたホラー映画。日本でも1999年に内野聖陽、大竹しのぶ競演で映画化されている。

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申請された保険金請求を審査する査定員として働くチョン・ジュノは、ある日全く面識のない男パク・チュンベから指名され、彼の自宅を訪問する。ジュノはチュンベの7歳になる義理の息子の自殺の第一発見者となる。チュンベに不審を抱いたジュノは保険金殺人を疑う。チュンベから正式に保険金請求を受けるジュノだったが、殺人の可能性を捨てきれず、支払いを猶予した途端、チュンベの執拗な嫌がらせが始まる。
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大竹しのぶ版の方は未見だけど、原作は当時大ヒットしたし、ご多分に漏れず読んでいて、それはそれは恐ろしい思いを味わった。強欲で残忍な保険金殺人事件は今でも時折起きるし、当事者になってみれば当然別の見え方ができるのだろうけれど、端から見ている分にはそんな簡単に騙されるのかねと思わなくもない。が、本作での保険金狙いの所業の恐ろしさはそこにあるのではなく、自らの体を欠損させてまで金を得ようと、またそう指図されて諾々と従ってしまう心理に身もだえするのだ。

日本版ではなく、韓国版を選んだのは犯罪物を描かせた時の韓国映画の秀逸さに期待を寄せたからだが、その当ては微妙に外れてしまった感がある。不気味さは表現されている。しかし、お金をかけられなかったのか、セット臭さが出てしまい安っぽいのが不満だ。主人公ジュノの柔和な表情も前半では些細な表現もできるし好ましく思えるが、後半に向かうにつれ、繊細な演技がないがしろにされ、ただ叫び走り逃げ回るだけのネズミのようでしかない。

最近の韓国映画ならもっとやれるはずと思い、原作も90年代の作品であることだし、今のすごみが生まれる前の韓国製かと思いきや2007年と最近の映画であることに驚く。反社会性人格障害という人格障害のひとつを作中でもしっかり説明し、もしかしたら隣に住むあの人もそうなのかもしれないという恐怖を醸成させることに成功していながら、何だかもったいない出来になっていて残念。
2012.02.13 Monday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.09.06 Wednesday 23:58 | - | - | -
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