すばらしくてNICE CHOICE

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アジョシ / 아저씨

97点/100点満点中

2010年の韓国映画。サスペンスアクション。主演は『母なる証明』で息子トジュンを演じていたウォンビン。韓国ではこの年の興行収入第1位。歴代では2012年現在『シュリ』に続き第18位となる。題名は韓国語で"おじさん"の意。

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街の片隅で質屋を営むテシク。隣の家の少女ソミは彼になつき、母ヒョジュンに止められているにも関わらず店に入り浸っている。夜は踊り子として働き薬漬けで娘を放任する彼女の母を知る彼は、迷惑顏ながらも孤独なソミを不憫に思い、何かと世話している。ある日、ヒョジュンは取引現場からまんまと大量の麻薬を盗み出す。メンツをつぶされた格好のオ社長は取引相手のマンソク兄弟に回収を厳命。ヒョジュンに続いてソミも臓器売買を生業とする兄弟にさらわれる。一方、質草の彼女の鞄を奪うべくやって来た兄弟の配下をテシクは驚異的な身のこなしで沈める。しかし、兄弟の計略によりテシクは警察に連行され・・・。
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いや、面白い!かなり良い。製作費をかけずに人間ドラマを主題にした作品やアニメならば日本映画でもハリウッドを超えるものはいくつもあるが、エンターテイメント路線でのアクション物は明らかに見劣りする。が、韓国はあっさりとその日本を超えていくようだ。ハリウッドの大作アクションに匹敵する娯楽性があり、最後の最後まで楽しめる。

ただ、日本映画だってたいして見ているわけではなく、韓国産を意識し始めたのもつい最近のことだ。2000年前後の『シュリ』や『JSA』、『シルミド』といった人気作すら見ていないわけで、もしかしたらその頃からハリウッドと肩を並べる大作を作り上げていたのかもしれない。私が韓国映画に惹かれるようになったのは、『オールド・ボーイ』や『チェイサー』を見てからだ。バイオレンス要素を極限まで高め、突出させたが故についには見るのが辛いにも関わらず不思議な魅力を生み出してしまう。残虐描写はとても土臭く、その洗練されていないことにも魅了された。

ところが、本作では韓国ならではの過激な暴力シーンを存分に取り入れつつも、スタイリッシュなカメラワークや編集、分かりやすいテーマ、先の読めるベタな展開の脚本(ベトナムおじさんが本当は優しいことぐらい誰しもが分かっている)、しっかり演技のできるハンサムな俳優、そして決してかわいくはないけれど、大人の保護欲をくすぐる子役を起用することで、かつて『悪魔を見た』が試みたものの明らかに失敗していた暴力エンターテイメント路線を易々と成功させている。もちろん、ハリウッド映画が全てではないけれど、誰もが楽しめる娯楽大作としては群を抜いた作品を多く作り出しているわけで、その列に並べても本作は何ら見劣りしない。
2012.06.14 Thursday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:58 | - | - | -
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