すばらしくてNICE CHOICE

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カル / 텔 미 썸딩

57点/100点満点中

1999年の韓国映画。サスペンススリラー。主演は『シュリ』のハン・ソッキュ。題名は韓国語で"刃物"の意

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3つのバラバラ殺人事件が発生。チェ刑事が猟奇殺人を追う中で被害者と過去に交際していた美女チェ・スヨンが捜査線上に浮かび上がる。
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アジョシ』を見て、韓国映画に今さらながら目を見張った身としてはサスペンスやアクション路線の流れぐらいは押さえておかなければいけないだろうと過去作を手を取ってみることにした。

殺人の追憶』に感銘を受けて以来ポン・ジュノの諸作はさすがにチェックしているし、同じように『オールド・ボーイ』に度肝を抜かれてからはパク・チャヌク監督のバイオレンス物は見ている。他には『チェイサー』や『哀しき獣』、『セブンデイズ』、『黒い家』、『映画は映画だ』、『息もできない』、『生き残るための3つの取引』、『悪魔を見た』、『パラレルライフ』、『黒く濁る村』、『ビー・デビル』と最近話題になったものはできるだけ見てきたつもりではいるので、それ以外でこの路線での傑作はないかなと受験生にも役立つ「Yahoo!知恵袋」を覗いてみると便利なQ&Aを見つけることができた。さすが知恵袋、助かる。これを参考にいくつか見てみようと思う。

とりあえずは一番古い『カル』から。さすがにタイトルだけは知っていた。何でも猟奇殺人ネタは"韓国映画界では御法度とされていた"そうだ。その真偽の程はともかくとして、アメリカ映画でいえば『羊たちの沈黙』や『セブン』の系統に大きく影響を受けている。冒頭の切断される人体はかなりリアルで恐ろしく、良作の雰囲気が漂う。

黒いごみ袋に入れられた何人分かのバラバラ死体が次々に発見される。どうにか被害者の身元を判明させると彼らがスヨンという女性の元恋人達だったことが明らかとなる。事件を担当するチェ刑事が彼女を事情聴取する過程で不幸な家庭環境などが浮き彫りになり、同時に彼女に寄せる想いも芽生えていく。その一方で容疑者と思しき人物を特定するもすぐに殺されてしまったりとミステリ要素も色濃く、監督が描く狭い視野での物語とはいえ惹きつけられるものは確かにある。しかし、カット割りなどの編集やカメラワークが非常にもったりしているために、10年以上前の作品で仕方ないにせよ、緊迫感に欠ける点は否めず、途中で危うく眠りに落ちかけるほど。

ラストシーンの、一応アッと驚く仕掛け(記憶の誤解と真犯人)はそこに至るまでの展開にスムースさがないこともあり、観客をただ驚かせたいだけの無粋さに鼻白むことになる。また、序盤でのチェ刑事とその同僚とのいざこざといったその後の物語で回収されない(刑事仲間の中で孤立し捜査が妨害されるわけでもない)エピソードなどもあり、そうしたすっきりしない脚本にも、もたつく映像同様に不満が残る。
2012.06.23 Saturday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:58 | - | - | -
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