すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
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BBOY PARK 2012(8月19日)@代々木公園野外音楽堂

さて、BBOY PARK(以下BBP)2日目。神奈川代表桐光学園の松井が負けてしまったのを確認し家を出た。早朝の4時過ぎに出演者とその出演時刻の明記されたタイムテーブルが珍しくも発表され、アーティストライブの開始が13時からだという。もはや優等生ともいえる早さで"約束の地"代々木公園に到着すると(13時ちょい過ぎだったけど)、まだ始まってもいなかった。


本題入る前にこの日の動画アーカイブ状況を。百聞は一見に如かずというし、長文記事を読むよりは楽しめるかと。

1.掌幻 〜 MIKRIS →USTREAM [72m]
2.MIKRIS 〜 Phoebus (最後の10分間は映像・音無し) →USTREAM [54m]
3.SHIZOO 〜 SEEDA(前半は2と重複) →USTREAM [177m]
4.RYUZO 〜 MCバトル決勝(前半は3と重複) →USTREAM [156m]

5.MIKRIS →USTREAM [2m]
6.ICE BAHN →USTREAM [10m]


【HIPHOP戦隊B-BOYGER】 13:15〜13:33 / HP

しばらく会場をぶらぶら歩いているとステージから音が鳴り始め、戻ってみると恒例のヒップホップ戦隊ビーボイジャーが悪の組織サグサグ団と戦っていた。いつになく動きにキレがあり寸劇も楽しめた。最近ミニアルバムも出したそうで、彼らの活躍で日本の未来は明るそうだ。最後にはゴールドボイジャーが登場し、ヘロヘロなオールドスクールなダンスを披露。


【CRAZY-A】 13:34〜13:35 / Twitter

金色マスクを脱ぎ、そのままクレイジーAが開会宣言を行う。2009年に大麻取締法違反(所持)で現行犯逮捕されて実行委員長の座を退いたが、それから3年の月日が流れ(執行猶予期間も終わり)今年は委員長に復帰し、晴れてこの場に立つことができた。感慨深げな表情をしていた。20周年まで突っ走ると明言。

【CRAZY-A】 13:42〜13:57
妙な間があった後に再びクレイジーAがマイクを握り、ダンサーを従えてのオンステージ。最近はキッズダンサーが多く参加しているという話から自分の過去物語まで語り始め、延々と話が続く。いい話ではあるが炎天下で聞く話でもない。



ぶらっと散策。

人出がないわけではなく、あまりに暑いため日陰に入れるだけの人数に留まっている。影の形に円形になっているのが分かる。

みんな日陰で見てる。家族連れも多い。

ステージから見て右手奥のテント群。水着のピチピチ姉さんたちが元気にお酒を売り込む。

ステージから見て今度は左手奥。赤白テントはゴミステーション。今年はその奥にバスケットコートが設営された。

ICE BAHNの物販スペース。

古着屋さんも出店。


【YA-KYIM】 13:57〜14:07

BBP名物ヤキーム。女性3人組のグループ。毎年見ているが、ラップする子の存在感が年々大きくなる反面ボーカルの子の声がだんだん小さくなっている。変わらないのは写真のビジュアル担当の子の爽やかさ。今年も彼女を見られたので十分でした。


【ZEN-LA-ROCK】 14:07〜14:16 / HP Twitter

ゼンラロック!なんでこの時間に出てくるのと思うぐらいにエンターテイメントに徹した楽しいステージだった。初めて見たけれど、こんなにも弾けた音とパフォーマンスだとは知らなかった。シティポップスとニュージャックスウィング。80年代と90年代初期の掛け合わせは下手すると単なる懐古趣味に陥るが、そこを躍動するグルーヴが2012年の音にアップデートさせていて、でもそんな理屈とか関係なく自然と笑えてきて単純に盛り上がれる。この日のベストのライブのひとつ。ヤッピヤッピ。


【MR★黄鬼】 14:16〜14:26 / blog

昨年に引き続き今年も出ていたミスター★黄鬼(キキ)。この手のその他大勢ラッパーが出演できるのはクレイジーAに付け届けを毎年欠かさないなどの秘訣があるのだろう。


つまらないのでまたぶらぶらと。

試合が始まっていた。KREVAを流しながらだった。

夏って感じの1枚。

ダンスエリアはいつ行ってもすごい熱気。

毎年思うけどヒップホップ4大要素のひとつとされながらもグラフィティの肩身は狭い。

もっと広い場所を提供すればいいのに。


【掌幻】 14:26〜14:34 / blog Twitter

2010年のU20 MCバトルで菊丸に負けたものの準優勝に輝いた東京は墨田区出身のソロラッパー。昨年はフルアルバムもリリースしている。作品でも聴ける通りにラップに対する姿勢は真面目で、真摯に言葉を紡ぎ出している。観客の盛り上げも堂に入ったものだったが、これもアルバムを聴いて感じたことだが、突出した個性がない。


【MC 式部】 14:34〜14:45 / blog Twitter

彼女もU20 MCバトルで活躍していた大阪出身のラッパー。なぜ水着なのかは謎だが、そのむちむち感はやけに生々しく、ステージを正視させないという意味で逆効果だったように思う。彼女のパフォーマンスとは全く関係ないけど、バックDJのおへそは遠目にもキュートでした(参考)。

バトルの時の負けん気が楽曲に生きないのはフリースタイラーにありがちなパターンだが、彼女もその罠に陥っていて、最後の曲で歌い出したのには驚かされた。COMA-CHIの路線を正しく継承するようだ。勝気なラップを期待していたこちらが悪いのだけど、例え歌を歌ってもそれに説得力があるなら話は別だが、陳腐なメロディによくある歌詞では面白味などない。


【CUEZERO】 14:45〜15:59

髪型が面白いことになっているのを確認し、そのままぶらり旅へ。終わったかなと戻ってきてみるとサイドMCを従えていた。誰なのか最後まで分からなかったのだけど、後で調べてみたら金持ち兄弟のDo or DIEだったようだ!一部の物好きの間で大変な評価を得ている兄弟ユニットで、弟のGOD-MACHINEはバックDJとして参戦していたとのこと。もっとじっくり見れば良かった。惜しまれる。1月に出た金持ち兄弟名義の無料配信ミックステープ⇒こちら。Do or DIEのソロ名義のミックステープ⇒こちら


【楽団ひとり】 14:59〜15:11 / Twitter

今年も出場した宮城県石巻出身のソロラッパー楽団ひとり。バックDJはラッパーとしても活躍する沈黙を語る人。ILL-BOSSTINOを彷彿させるカタカナ英語で自分を紹介してから、"Do you remember me?"と煽ってみせ、そのまま曲へと入る。昨年よりも彼の物語が共有されていないように感じたのは、あの震災から1年以上の時間が過ぎたからだろうか。大抵の日本語ラップがそうであるように、彼のラップもまた個の音楽であり、その物語を知っている人には強く感じ入らせる力を持ち、大きな歓声が上がる。しかし日曜日の強い陽射しの下という良くない条件で仕方なかったのかもしれないが、前回ほどの求心力があったようには見えなかった。"今まではクエスチョンばかりだった。それに対してアンサーを返したい"と話し披露された新曲にしてもスローな語りの楽曲であり、あの条件下では受け取るのは難しい。降神のなのるなもないみたいな声音が使われた新境地ともいえる興味深い曲ではあったが。


【孔雀】 15:13〜15:25 / blog

4MC1DJ1MPCの町田を拠点とするヒップホップグループ。ここにきてようやく今日初めてぐらいにヒップホップらしく首を振ることができた。hokutoの生み出すMPCによる生音ビートが非常に効果的で、菊丸、MEKA、M.T、威神の4人のラッパーのコンビネーションもよく機能している。互いをラップで紹介するというパフォーマンスも面白いし、菊丸やメカがMCバトルで活躍していることもあり、昨年よりも4人の個性の違いを楽しみながら見ることができた。褒め過ぎかもしれないが、QNがいた頃のSIMI LABが作りだしていた集団が一体となり観客を飲み込もうとする勢いが彼らにも出てきたように思う。


【LUCK-END】 15:26〜15:36

渋谷のヒップホップグループ・ラックエンドの登場に心あるヒップホップファンはサーっと引いていく。いつみてもこの人たちのステージは酷い。各人はヴァースでわめくだけわめき、フックで一致団結する。10人もマイクを持つが、例えそれがひとりでも分からないだろう。



どうしてこのTシャツを着ようと思ったのか。RYUZOに見つかったら中指立てられること必至。

アルコール屋。

ケバブ屋。前日は閑古鳥、この日は行列。

オシャレ屋。

中古CD屋と熱心に"ディグる"ヘッズ。

かなへび屋。青田ファンにはたまらない品揃え。blog

まるで罰ゲームか何かのように行われていたヒューマンビートボックスショー。

吹き上がるミスト。

恒例の強そうな犬と外国人とフトモモと水着のお姉さんの写真。


【MIKRIS】 15:36〜15:46

ラックエンドはひとりでも大丈夫と書いたが、もし実際にそうなったらこうなるんだろうなという例がこの千葉のソロラッパー・ミクリス。どっちがマシかの問題だが、どちらも遠慮したい。声はよく出ていた。それはともて大事なことだ。最後の曲の前に一度袖に引っ込んだと思ったら、黒い雨傘を持って戻ってきて「Umbrella」を披露して終了。


【ICE BAHN】 15:46〜15:58

早い時間での出番が多かったアイスバーンがこの位置に。不動の3MCにバックを守るのは驚きの新加入だったBEAT奉行。BBPでこれまでも数回見ているが、この日は調子が悪かったようだ。彼らは押韻を意識したラップを得意とするが、実際にライブを体験するとフックのキャッチーさが耳を惹き、そこにも魅力が隠されていると気づくわけだけど、そのフックにもキレが戻らないまま持ち時間が過ぎてしまった。


【SHIZOO】 15:58〜16:08

麻薬の売人時代に南米コロンビアで逮捕されたことのあるヒップホップ的には極めてエリートな経歴を持ち、見た目も悪くないのに、一向に伸びないラッパー。それはどうしてなのかといえば、アイスバーンの時につめかけた観客が一気に引いたことからも分かるように、ラップが上手ではないからだ。誰もがうらやむ説得力のある生き方をしていながらこの体たらくはもったいなさすぎる。


【SIMON JAP】 16:08〜16:17 / HP Twitter

JUSTY ACE a.k.a JA飛龍というグループ名でも活躍するラッパー。活動歴は長く有名でもあるらしいが、私は4月に出たミックステープ(DL先)でその存在を知る。土曜日に行われたMCバトル準々決勝で敗退してしまったけれど、バトルを盛り上げたひとりだ。ライブはバトルとあまり変わらないスタイルであり、そのさんピンCampの空気を十分吸って作り上げたであろうラップスタイルでありながら、あそこまで勝ち上がったのは反対にすごいことだと思う。この前に出番だったシズーも含めこの辺りから10分間すら持たせられないパフォーマンスが続く。


【フィーバス】 16:17〜16:26 / myspace facebook

有名どころが多かった日曜日で唯一知らなかったラップグループ。a.q.r.とtuckerの2MCに、トラックメイカーのeiによる3人組で2010年にはヨーロッパツアーも経験している。だからなのか完全アウェイの状況でも少しもひるむことなく飛んだり跳ねたり動きのあるパフォーマンスをしながらオールドスクールといってもいい掛け合いのあるラップを繰り広げた。ただ、SoulJaみたいなウィスパーラップでもあり、その動きの激しさほどにはラップに躍動感がなく、元はラップ畑出身ではないのかもしれないという印象を抱いた。

全く関係ない話だが彼らについてネット検索していたら、RSSに登録して毎回チェックしている音楽ブログに偶然辿り着いた。しかもその書き手が以前このグループのバックDJを務めていたことがあるという。普段はUKチャートやギターについての突っ込んだ記事を特徴とするブログなだけに意外だった。よく分からないところで繋がるものだ。


【AXIS】 16:26〜16:38 / facebook

Libra Records所属のアクシス。インド人の両親を持つ日本生まれ日本育ちの異色ラッパー。来月アルバムをリリースすることもあり出演したのだろうが、こういう普段見られないレアキャラがふいに出てくるところがBBPの面白いところ。大柄の体から繰り出されるフロウよりも語る内容に意識が行きがちなラップはリリックが面白い時には楽しめる(朝早くに入管に踏み込まれる話とか)が、愚痴だらけになると途端に精彩を欠き始めてしまう。彼もやはり10分持たない。


【KEN THE 390】 16:38〜16:48

"24 Bars to Killが始まった"と思わず声を上げた隣の女の子もあながち間違いではない「What's Generation」で始まり、「ガッデム!!」とユーチューブでも高回転するヒット曲を続け、否応なしに盛り上げていく。アカペラでラップスキルをちら見させ、そのままクレバの「PROPS」のリミックスでは一緒に参加していたKLOOZをステージに呼ぶ。次は当然「Lego!! Remix」であり、ふたりで一気に駆け抜けた。

や、ケンザ390はこれまで批判の対象でしかなかった。確かにライブでの熱さやMCバトルにおいては評価することもあったが、楽曲ではおぼつかないそのラップに不快感しか覚えず、しかも年々下手になっていると思っていたのだけど、この日の彼は違っていて、もちろん盛り上がる曲だけを選曲し、わずか10分間という長さ故かもしれないが、それでもよく声が出ていたし、すでにアリーナ(ステージ前のエリア)はお客さんでいっぱいだったけれども、少しも臆することなく余裕のあるステージングを見せ、楽しんでパフォーマンスをしていたの印象的だった。

それと、周りで見ていた女の子たちが「ガッデム!!」ではしっかり被せて歌っていたりと思いの外人気があることにも驚いた。彼が若手を大胆に起用して行っているフェスにも近いイベントが確実に実を結んでいるのだろう。


【DARTHREIDER】 16:48〜16:59

2010年に脳梗塞で倒れたが、驚異的な回復ぶりをみせ、その年のBBPに松葉杖はついていたものの元気な姿で挨拶をしていた。その後網膜症による失明の危機に見舞われ、現在は失われた左目に眼帯を付けて活動している。去年は参戦しなかったので彼が病気で倒れて以降初めて見るライブになったが、以前よりも左右に大きく動き回り、盛り上げに徹する彼のステージは相変わらず熱かった。

RHYMESTERの「B-BOYイズム」のリミックスで会場を湧かせ、曲終わりには、"よく銃声が使われているけれど銃よりも猪木の方が強いと思うだよね"と、アントニオ猪木の入場のテーマを流し、"ヒップホップ・ボンバイエ"のコール&レスポンスまで起きていた。締めはNO 拘束 MONOEYE VISION版の「HIPHOP hiphop」。

10分間と短いライブだったが彼が不屈の努力で倒れる前の自分を取り戻したことを確認できた。アルバムも年1枚のペースで順調に出ている(その発表形態には疑問があるが)し、国産ヒップホップのこれからに欠かすことのできない人物であり、ひとまず胸をなで下ろした。


【BRGK & ZEUS from Yellow Diamond Crew】 17:00〜17:12
                                BRGK(Twitter) ZEUS(myspace)

バラガキとゼウスが出てきたところで、ずいぶん遅くなったけれど昼飯タイムに。



毎年ケバブ屋さんが出店していた場所が今年はタコライス屋さんだった。

チーズ乗せタコライス。美味美味。


バラガキ・ゼウス組の後にYOUNG HASTLEが「V-Neck T」や「Black Out」を含め計4曲もやったらしくて、後からそれを知り、激しく後悔した。トラックメイカーのサムライコスメチックがそのステージの様子をユーチューブにアップしている。ホント見たかった。「Black Out」はPVも最高でこういうラップがもっと増えてもいい。


【晋平太】 〜17:27

戻ってくるとステージに立っていたのは晋平太。早口でまくし立てると簡単に歓声が上がる様子を冷めた目で見てたけど、人気はかなりのものだ。最後の曲ではサイモンジャップが客演に登場。


【RYUZO】 17:27〜17:39

出てきて早々に中指立てろーっていうお得意の煽りをしていたが、数年前に見たあの見事なファックサインの林立にはならなかった。アリーナエリアいっぱいに観客が入っている状況で人が引き始めるということはなかったものの、以前のようには掌握できていない印象だ。



ケバブ屋さんの看板に西日が差す。

賢そうな犬。

ミストを浴びる子供。


【HAB I SCREAM】 17:39〜17:52

横須賀のレゲエクルーUnstoppable SoundからYohsukeをバックDJにすることで、ディレイを利かしたレゲエらしいマイクさばきが時折差し込まれるステージだった。新曲をやったり、フロウを若干変えてクラシックとされる曲をラップしてみせたりする姿勢からは今でも現役であるという自負を感じたが、同時にそんな「TOu-KYOu」では楽しめないのも事実だ。


【NIPPS】 17:52〜18:03

ハブアイスクリームとは違い、懐メロを懐メロとしてファンの期待に堂々答えたのがニップスだった。助っ人MCとしてVIKNを従わせ、バックDJはB-Money。まずソロ曲「GOD BIRD」、「Island」に始まり、まさかのBUDDHA BRAND曲にして永遠のクラシック「人間発電所」で老いも若きも狂乱させ、「DON'T TEAT DA MASTER」と畳み掛けた。最後はB.D.をステージに上げ、彼の持ち曲でもある「Poison」で締め。出てきた時からすでにヘロヘロなラップだったにも関わらずファンは優しく、いたわりのまなざしを向けているのが印象的。とはいえ持ってる曲の破壊力がすさまじいものだから、現時点でのラップスキルなどはほとんど関係なく盛り上げてしまう。ニップスはTETRAD THE GANG OF FOURでの順調な活動に現役感を常に維持しているからこそ、ハブアイスクリームとは違い、昔の曲も素直に披露できたのかもしれない。


【YOU THE ROCK★】 18:03〜18:10

レジェンド・ニップスの興奮も冷めやらぬままに、太いノイズギターによる例のイントロが鳴り渡る。YOU THE ROCK★だ!ぶっとい金色のチェーンを巻いたまさかの彼がステージに駆け込んで来た。オラオラオーラァ!オラオラオーラァ!の大合唱が巻き起こる。DJはもちろんBEN THE ACE。「HOO! EI! HO! '98」が終わると大歓声。第一声は"やっと帰って来たぜ。ホントにすまなかったと思ってるぜ。死ぬまでヒップホップやり続けるぜ!"。そのまま「HIP HOP WILL NEVER DIE」。"ああこんなところで腐ってられない"。

彼もまた常に現役を意識し新しいビートにも挑戦していたけれど、ヒップホップの基本中の基本ともいえる王道のビートの上でこそ彼の熱い魂は最上の形で生きるのを確認できるライブだった。わずか2曲でもその復活を強烈にアピールできていた。"今日はここから(デビューの時から一緒にやってきた)ベンちゃんとこの景色を眺められてすげえ嬉しいよ。ありがとう"と残してステージを去った。


【高木完】 18:11〜18:20

国産ヒップホップの黎明期からいるという意味で功労者のひとりである"スッカラ カンカンカンカンカンカン高木完"ではあるが、ギター弾き語りのステージは別に巧いわけでもなく退屈極まりないものだった。しかしそんなことはおくびにも出さず"リスペクト"というヒップホップ文化の美徳の下ひたすら耐える。SEEDAまでもう少しだ。機会を見ては少しずつ前に進む努力をしても引くことは許されない。


【G.K.MARYAN】 18:20〜18:39

そしてマーヤンタイム。以前トゥイッターで今年のBBPには参加しないと明言しておきながら、見事な反故っぷりだ。それというのも2ちゃんねるやトゥイッターでのアイドルとしての自覚が勝ったからだろう。ステージ上で突然腕立て伏せ(巨大スクリーンがあるわけでもなく、最前列しか見られないのに)をしたり、ネタラッパーとして本領発揮したパフォーマンスだった。

GKマーヤンとのユニット・城南ウォーリアーズとして登場したUZIがステージを降りる時の演説がなかなか振るっていた。尖閣や竹島問題は国や政治、外交の問題であり、"俺たちはアジアのどの国にも文句はない。だから俺たちは俺たちのできることをやる。日本を良くして世界と分かち合う。それがヒップホップだぜ"。牧歌的ではあるが、いいたいことは分かる。"常に心は一緒、UBGだぜ"と容姿そのままに最後まで熱い漢だった。

しかしマーヤンタイムはまだ続き、かわいそうな若手を引き連れた新譜のリードシングルをラストに披露。ようやく満足したのかステージを明け渡しくれた。


【DABO】 18:39〜18:52

掴みは「デッパツ進行」。ビルドアップされた体が不思議なほど動き回る光景はなんだかシュールで、隣の10代と思しき男の子たちはツボにはまったらしく笑い転げていた。細かく言葉を詰め込む2曲目「Real Club」ではさすがに音源通りには再現できないが、そこへの期待は端からないわけで、早口のラップをしなければ声がよく出ているライブだった。

「拍手喝采」ではそこら中で被せるファンが続出で改めてその人気の高さに驚くと共に、ひとり「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」のフックでは大合唱を生み出し、何より驚愕だったのは最後の「I REP」で一気に後ろから人が押し寄せてきたこと。ここまで人気ある曲だとは思わなかった。曲終わりに"クレバ来なかったじゃん"という声が挙がっていたことからその期待もあったのかもしれないが、それでも大熱狂を巻き起こしていた。それと同時に自分がヒップホップのいわゆる王道は肌に合わないのだなと実感できた。


"ヘッズ"熱が充満する中、少しでもいい位置をと前に進む。

【SEEDA】 18:52〜19:03

そしてついにシーダが登場。最前列に近づいただけあって立ち昇る熱気がものすごいことになっていた。1曲目は「GOD BLESS YOU KID」。彼が右に左に動くたびに歓声も同じく移動する。"Bボーイパーク バトルに2回出たことあるけど予選の2回戦で両方とも負けちまったよ。予選で負けた奴でここまで来た奴は誰がいんだよぉ!"にはウォーーという叫びで皆が答え、"誰がオリジナルか教えてやるぜ"で始まったのは「Sai Bai Men」に「不定職者」。盛り上がること盛り上がること。本当にすごい。シーダの特徴である甲高い笑い声を上げただけでひときわ大きな歓声が生まれるわけで、その人気の高さがうかがえるし、イベント自体を盛り上げるにはやはり今の現役ヒップホップファンが求める人選をすれば、それだけで十分成功することを証明していた。

DJユタカとクレイジーAに感謝を送り、また東京でやる時はリキッドルームでやるから来てくれよなとMCをして最後の曲「花と雨」を始めた。先に逝ってしまった4つ上の姉に捧げられた曲だ。2回目のフック後のコーラスでEMI MARIAの歌声が入り、またひときわ大きな声が上がった。今はシーダの奥さんである彼女との初共演した楽曲だったとそこまで歌われて初めて気づいたわけだけど、その深みのある歌声を聴いていると曲の意味も変わってきたことに気づいた。

かつては大切な家族を亡くし悲しみに暮れる曲だったが、後にかけがえのない家族となる人と作り上げた曲ともなり、曲に込められた感情が悲嘆や後悔だけではなくなり、もう二度とあの時のあの思いを繰り返さないために大切な人を今精一杯に愛していこうという前を向いた楽曲になったと感じられた。

エミマリアの歌声が満たされていく中で、ふたりの子供が8月末に産まれることを報告し、奥さんへの素直な告白までしていたシーダはとても幸せそうで、見ているこちらまでが明るい気持ちになっていく。

最後のフックを歌い終わり、シーダはそのまま強いメッセージを発した。"ここに友達と来ている人は友達を大事にしてくれ。親と来ている人は親を大事にしてくれ。この瞬間だって今ここにいる人だって永遠に続くわけじゃねぇんだよ命というのは。だから愛する人や大事な仲間や"、で言葉を詰まらせた。思わず熱いものがこみ上げてきそうになる。"みんな忘れないでくれ。人生は素敵だぜ。みんなに会えて感謝だよ。Bボーイパーーク!"と最後に叫び、他の演者とは違い、上手から舞台を降りて行った。


【DELI】 19:03〜19:15

アンコールの声も上がるほど盛り上がったステージにDELIが甲高い声で切り込むがその熱量こそは評価できてもラップをしているのかわめいているのかシュプレヒコールをしているのかとそもそもそれが音楽なのかどうかも分からないぐらいに混沌としたパフォーマンスをし、皆を混乱させた。曲がりなりにもヒップホップとしての熱さを伝えたダボのステージから、わずか10分間と短い中で人生観の変遷を垣間見せ、人としての成長という個の部分でありながらもエンターテイメントにもさせていたシーダのライブと来て、さらに盛り上げるかと思えば、観客をじっと我慢の子にさせるジャイアンリサイタルを開催してしまう。今回のユーストリーム配信は彼が主宰する団体のおかげでもあり、感謝は忘れないが、それとこれとはやはり別の話であり、嵐が過ぎていくのを首を低くして待った。


【SHINGO★西成】 19:15〜19:27

以前のようにシューズをいくつも首から下げるファッションではなくでかいバックバッグを背負って登場。初めて聴いてもすぐに理解できる聴き取りやすさや、笑いの本場大阪仕込みのユーモア、それと何よりも力強い求心力。どのイベントでもそうなのだけど、基本的には腕組みしてステージを眺めているが、さすがにシンゴ★西成の煽りの巧さの前ではいつの間にか"イエーヨー"と嬉々としてコール&レスポンスしていた。

"呼んでほしい時にこのパーティは呼んでくれなかったからな"と腐す辺りもいい。DEF JAM JAPANに契約しろといったけれどもしなかったからデフジャムジャパンは潰れたんだ(だから今回BBPは俺をちゃんと呼んだから、続くだろうよ)という放言まで飛び出した。

「頑張ってれば...」でしんみりした後は、「大阪UP」で東京住まいなのに何も考えず"地元ラブだろ大阪アップ!"と叫んでいた。


【般若】 19:27〜19:35

「大阪UP」が終わったと思ったら直後にすでに上半身裸の昭和レコードの親玉・般若が出てきて「東京UP」が始まった。分かりやすいテーマはやはり盛り上がる。

10月に「Shibuya O-EAST」で行う昭和ツアーの告知をした後、"つーか竹島も尖閣諸島も日本のものだよ"のひと言で観客をさらに湧かせる。"この曲は盛り上がんなくていいからよーく聴いてくれ"と語り、2007年のレゲエコンピ『東京RAGGA BLAZE』に収録された「土足厳禁」を披露。妄走族出身の彼が礼節を語るようになったことを人間的な成長と見て目を細めることもできるが、最近の般若に欠けている尖った部分が強く出ている曲でもある。その後のフリースタイルで海外の高級服飾ブランドをいくつか挙げていき、"外資にレイプされるもうヤダ"ともラップしていたけれど、この日の彼がしていたベルトは日本製なんだろうなぁと思いながら眺めていた。

「Beats & Rhyme」では全力で被せにいく"ヘッズ"たちに圧倒され、こういうファンこそが日本語ラップを盛り立ているとひたすら感心していた。フックだけを披露した「カス」の後は9月上旬にNORIKIYOと曲を出すことを発表。"もう少しBボーイパークの低年齢化を希望します。見ているお前らがここにくればいいんだよ"と至極真っ当な提案をひとつし、最後はニッポンニッポンと連呼する気持ちの悪い「BLACK RAIN」のフックのみで締め。

時事問題への自分の見解という狙いを絞ったタイトな構成であると同時に、いつかのBBPでもそうだったようにフルヴァースを聴きたいなら次のイベントに来てくれよとBBPを告知の場として利用する姿勢は非常に清々しく、般若らしかった。


【KGDR(キングギドラ)】 19:36〜19:53

今年の大トリはようやくのキングギドラ。BBPには2007年から来るようになったけれど、Zeebra、K DUB SHINE、DJ OASISが同じステージでパフォーマンスするのを初めて見た。1曲目の「UNSTOPPABLE」から今日一番の盛り上がり。さすがだ。かなり前の方にいたこともあるが、DJブースで準備していたDJオアシスがふたりを呼び込むともうもみくちゃのてんやわんや。耳元では若人が全力で小節終わりをかぶせにかかり、その人気のすさまじさを身を持って体感した。2曲目は「F.F.B」。まだまだ体を揺さぶる嵐が続く。

ジブラは久し振りの3人でのご帰還を、"(シークレットゲストがキングギドラであることは)まあお約束だろ"と余裕綽々でのたまい、年季の入ったセイホ―のコール&レスポンスを何度も行う。

3曲目は「アポカリプスナウ」。ジブラは最初の入りを間違えたのか、飼い主の前でずっこけても何もない振りをする猫のようにこの曲の意味をだみ声で語り始め、ついにはDJオアシスに頭から始めてくれと指示。よってファン待望の復活作にしてはひねりも何もない凡庸でただ重いだけの、"アポッカリプスナーゥ"というフックを再度聴くハメになる。しかしジブラは入りをトチったのではなく、そもそもリリックが頭に入っていなかったようだ。原曲のヴァースをもはや放棄してBBPに俺らがやって来た的なその場の盛り上がり重視のフリースタイルで気に抜けることに徹した。

そんな様子を見ていると、ギドラ復活に際してのジブラの一連の発言が、かなり離れた位置から眺めている限りでは、それほど積極的なものではなかったことを思い出した。だからこの曲のリリック自体を記憶していなくても不思議はないと邪推してしまう。そうでもなければ、依然として続く社会問題・不安を織り込んだ重いテーマの楽曲のリリックが飛ぶなんてことはないだろう。しかしまあこのステージで「アポカリプスナウ」を聴くのは3回目だが、ここにきてようやく3人揃ったバージョンを聴くことができたわけだ。目出度しだ。

Kダブシャインが演説を始めた。尖閣諸島や竹島問題は政治的なポーズとして政治家が行っていることであり、私たちが中国人や韓国人を憎んだりする必要はない。国レベルではしっかりやることを望むが、個人・市民レベルで他国民をおとしめることは私たち日本人の敗北でしかない。ここまで語ったところでジブラが割って入り、"つーかそれが奴らのやりたいことだろ。そうやって騙して戦争させたいだけだろ"。Kダブシャインが引き取り、主語がはっきりしない陰謀論にできるだけならないようジブラの話に補足を加えて説明していく。"アジアが燃えるとヨーロッパやアメリカが喜ぶわけよ。武器だったリ何だったり投資だったリ。投資家たちのマネーゲームに俺ら付き合わされているようなものだから"。そしてヒップホップが備える第三の目で情報に翻弄されないようにしないといけないといういつものオチに着地。

"これからの日本人このままでいいと思わないので、みんなでこのヒップホップを中心に日本人が変わっていくということを本気で祈ってるぜ!"。そして、ウジを呼び入れ、第三の刺客童子-T抜きの「平成維新」を最後にギドラのステージが終わった。

真のヒップホップファンの熱気に当てられて、BBPでの復活ライブを楽しむというよりも人波に翻弄されていたというのが実態だけど、それでもふたりが互いをどう意識しているのかをパフォーマンスそっちのけで楽しんでもいた。ジブラとKダブシャインの間には確執があるだとか、実は仲が良い(こんな素敵な写真も)だとか、色々いわれているが、長くグループをやっていれば問題も歪みも自我も出てくるだろうし、仕方ないとは思う。それで実際どうだったかといえば、MC中に一度は目を合わせたように見えたが、それ以外では相手を見ることなくライブをしていて、う〜むとはなった。偉大なグループに仲良しこよしは関係ないのだろう。


政治的な発言に関して思うところがあるので記して置く。韓国大統領の竹島上陸が8月10日にあり、日を置かず今度は香港の活動家が尖閣諸島に上陸するという事件があったばかりで、土曜日のアーティストライブ一番手のMC羅漢は竹島は日本のものだと発言したり、この日も般若が礼儀をわきまえろとパフォーマンスしていたが(他にも誰かひとりいたと記憶しているけれど忘れた)、Kダブシャインが指摘していたような陰謀がどう渦巻いているのかは別にして、隣国の国民同士が争っても何ら得することはない。韓国が不誠実だとしてもそれは韓国政府の行いであり、韓国人ひとりひとりの行いではない。韓国の行いが非礼だとするなら、日本がそれと同じレベルに立ってはどうしようもない。竹島が日本のものだとするアピールは愛国心をくすぐり、簡単に盛り上げることができる。しかし、それだけだ。

ただ、想像していたよりも右傾発言が少ないことには安堵したし、Kダブシャインやウジなどの日本語ラップの"レジェンド"たちが落ち着いていたので安心もした。祭りだから無粋な政治的な発言が好ましくないというのではなく、性急なものいいからは何も生まないのだ。


【MC BATTLE準決勝 〜 決勝】 19:56〜20:03
熱気に包まれた前線をどうにか脱して落ち着いた位置からMCバトルを観戦。司会進行は前日に引き続きNONKEY。8小節2本勝負。ブレイクDJはこの日はDJ BEAT。先攻後攻は決められていて、表記も写真も左が先攻。

<菊丸 vs. U-Road>
けたたましく言葉を吐きだす菊丸に、"言葉を並べるだけなら俺にもできるぜ"とUロードが言葉を速射し、直後にはフロウを変え緩急を付け、スキルを披露。2本目で菊丸がそれをすぐに真似してみせた。後攻でUロードが客を湧かせられなかったのが敗因か。菊丸はパンチラインにも乏しく勢い一辺倒な印象で、どちらが勝ってもおかしくなかった。


                                       <あおりんご vs. MEKA>
のらりくらりのフロウ勝負になり、どちらもスロースタートとはなったが、あおりんごの2本目、バックドロップと何かで踏んでいたのが聴き取りにくかったのがもったいない。相手の"マリリン・モンロー"という言葉に、"何がマリリン・モンロー 教えてやんだよマジ真骨頂"で盛り上げたメカの勝利。



<菊丸 vs. MEKA>

BBP MCバトル2012の決勝はヒップホップグループ孔雀の身内勝負。ジャンケンで負けた菊丸から口火を切った。メカのファッションがチャンピオンの器ではないと攻撃するが、"お前はいつでもヴァイブスだ〜け〜 ホントライムとかだいぶつまんね〜"の切り返しに大歓声が上がった。そのフレーズの尖り具合を賞賛したというよりも、菊丸への観客の印象がまさしく合致したからこそ湧き上がったものだろう。メカが優勝。


【BBOY BATTLE決勝】 20:04〜20:22

今年も関東対関西の勝負になったようで、遠目からは寝転がってやるような技は見られないのだけど、今回もやはり関西の方が素人目にも楽しめる派手な演出がなされていた。優勝は関西のチーム。


【閉会の挨拶】 20:25〜20:25

ダンスバトルの表彰式に続いて、MCバトルの優勝者を表彰する予定だったらしいけれど、メカも菊丸も待機していなくて(それはそうだろう)、優勝賞品のこの場での受け渡しはなしとなった。ステージ中央で、クレイジーAとDJユタカが簡単な挨拶と恒例のゴミ拾い(代々木公園を利用するイベントの中で特にきれいに使っていると褒められているらしい)を頼むと話し、"Bボーイパーク2012 これにて終了〜!"で「We are the Wild」が流れ、今年のBBPが無事閉幕した。




毎年思うことだけど、実際に行けば行ったでラップが好きなら楽しめるイベントだ。今年はユーストリームで放送されたこともあり、遠方の人たちもリアルタイムでパフォーマンスに触れられたわけで、画期的なことだと思う。キングギドラでの久し振りのライブがあり、日本語ラップを牽引しているといっても過言ではないシーダが参加し、ユーザロック★やダースレイダーがBBPに戻ってきて、般若やシンゴ★西成らライブ巧者が貫録のステージを見せつけ、その一方でZONE THE DARKNESSや掌幻、MC 式部といった期待の若手がベテランに負けないパフォーマンスをし、孔雀の躍動もあった。体調が万全ではなさそうだったがBESも姿を見せてくれた。全体として見れば、15周年を祝う例年以上に見どころが多い年になった。

そうはいっても依然としてホームページのデザインのしょぼさは失笑ものだし、タイムテーブルの発表が遅いなどの不満はある。クレイジーAが日本でのダンスの興隆を図るために10代のバトルを始めたと語っていたが、それと同じことをラップミュージックでも行って欲しい。下の世代の育成はベテランの老後の安泰にも繋がるはずで、いつまでおらが村の祭りのままでいるのだろうか。同時にダンスバトルでは大阪や沖縄からもやって来ているわけで、そのノウハウをアーティストライブに生かしたらどうだろうか。

15周年と大きな価値のある看板を持っているにも関わらず、それを上手にアピールできていない状況は何とも残念だ。代々木公園の野外音楽堂を押さえるのは開催よりだいぶ前だろうし、前もって告知をし、徐々に出演者を明かしていくなどという演出は容易だろう。ブログでもタンブラーでもトゥイッターでもいいのだ。貪欲にどんなニュースでもネタにするナタリーにすら取り上げてもらえないわけで、老舗イベントとしてずいぶんお粗末な状況にある。あまり負担をかけるのは好ましくないのかもしれないが、とりあえずダースレイダーが再び参謀に加わることを望む。

今年は音の問題があったようで、GKマーヤンがライブ中にマイクを取り換えるハプニングあったり、その後もトゥイッターで不満を呟いたりしている。年々音が小さくなっているという指摘も聞く。確かに一部のアーティストライブで聴きとりにくい部分があった。ただその一方でライブ巧者のパフォーマンスは文句なしに素晴らしかったわけで、PAに全責任があるとも思えない。ステージ上でどう聴こえていたのかは不明だが、BBPに限らず代々木公園でのライブは舞台端で聴くのと舞台の中心で聴くのとでは明らかに違う。音が気になる人は後ろになってもいいから中心で聴くとそれほど気にならないはずだ。

シーダがついに初参加し、キングギドラが締めて、大成功の内に幕が下りたイベントだったで終わってしまっては、これまでもずーーーーーーっと指摘され続けてきた問題点が少しも改善されない。今のようなほとんど宣伝されていない状況であってもあれだけの集客ができていることに安穏とするのではなく、増えた家族連れを積極的に取り込んだりしながら、より快適に楽しんでもらうイベント運営は必要だと思う。
2012.08.19 Sunday 23:58 | 音楽 | comments(3) | trackbacks(0)
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2017.06.22 Thursday 23:58 | - | - | -
コメント
こんにちは!
まだまだクソが着くほどに暑いですね。

BBP一度行ってみたい!と思うものの、情報が出るのが遅すぎで、遠方(出雲)のファンには行きずらいです。
この最後の部分を、YUTAKAとかCRAZY Aとかにも見てもらいたいです!

高木完の写真を見て、おもわず中川家・剛かと思いました。


いつもまとめ、ありがとうございます!!
bigwestman | 2012.08.27 Mon 12:39
こんばんは〜。

いつも的確であり、抑揚をつけたまとめ感謝です☆
私は2日目のAXISあたりで会場入りしました。

般若は自分の好きな「土足厳禁」をやってくれたのがヨッシャでした。DELIのステージ最中、隣の若いB系カップルの女のコが彼氏に「誰あれ?」と尋ねて食い気味に「知らね」と答えられた瞬間、飲んでたビールを少し吹いてしまいました。

あとはマーヤンがマイクトラブルにガン切れしてマイクを床に叩き付けたり女性スタッフに当たり散らしてたトコが個人的ハイライトです!

2日間、お疲れさまです〜。
5000VOLT | 2012.08.27 Mon 22:16
bigwestman様

こんにちは!
いつもありがとうございます。

> BBP一度行ってみたい!と思うものの、情報が出るのが遅すぎで、
> 遠方(出雲)のファンには行きずらいです。

毎回情報が出るのは遅いですが、8月3週目の土日というのは固定されてはいるので、計画自体は立てやすいかもしれないですね。事情を話して直接DMなり、リプライを送り、事前に確認するのも手かもしれないです。



5000VOLT様

こんにちは!
どうもです!

> いつも的確であり、抑揚をつけたまとめ感謝です☆

嬉しいです!

> 私は2日目のAXISあたりで会場入りしました。
> 般若は自分の好きな「土足厳禁」をやってくれたのがヨッシャでした。
> DELIのステージ最中、隣の若いB系カップルの女のコが彼氏に「誰あれ?」

や、でもおかしなゴーグルつけて出て来られたらちょっと引きますよね。NIPPSで盛り上がっていた隣の若い子たちもYOU THE ROCK★が出てきたら、誰だよあれ?とかいい出してて、さすがに驚きました。日本語ラップも歴史ができ始めてますし、万遍なく追うというのが難しく(面倒に)なっているのかもしれないです。

> マーヤンがマイクトラブルにガン切れしてマイクを床に叩き付けたり
> 女性スタッフに当たり散らしてたトコが個人的ハイライトです!

なんか苛立ってるなぁというのは分かりましたが、そんな横暴なことしてたとは知らず、ユーストリームで確認しちゃいました。腕立てする時にマイク落としたり、やんちゃが過ぎる感じでした。

> 2日間、お疲れさまです〜。

ありがとうございます。もっと簡潔に書ければ早くアップできるのになと思いながら、毎回長くなってて、でもまあ結局楽しいイベントです。
gogonyanta | 2012.10.21 Sun 13:52
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