すばらしくてNICE CHOICE

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ザ・レイド / The Raid

57点/100点満点中

2011年のインドネシア映画。格闘アクション。製作費110万ドル。

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インドネシアの首都ジャカルタ。麻薬王タマ・リヤディはスラム街の高層アパートを支配し、犯罪者たちに部屋を提供することで悪の巣窟と化していた。長年警察も手出しできなかったが、ついに強制捜査に乗り出す。新人警官ラマを含む20人のSWAT隊が奇襲作戦を決行。各フロアを順次制圧しながら、最上階のリヤディの部屋を目指す。しかし、作戦はリヤディに筒抜けだった。一行は退路を断たれ、押し寄せる凶暴な犯罪者たちの攻撃で次々に仲間を失う。
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マレーシアやインドネシア、シンガポール、ブルネイ、ベトナムなど東南アジアで盛んな伝統的な武術"シラット"が炸裂するアクション映画となる。シラットはインドネシア語では"プンチャック"とも呼ばれ、ドラマ「SP」で岡田准一が実践していた武術"カリ"(フィリピンの国技)とは違うようだが、素人目に大きな違いはない。

悪人だらけの建物に正義の味方が踏み込み、最上階の大ボスを目指す。往年の香港映画、あるいはテレビゲームを思い出させるシンプルな筋立てに、肉弾戦だらけのアクションシーンを満載させ、ちょびっとだけドラマを付け加えたとても明朗な作品だ。

ここ10年ぐらい、格闘シーンを近接して撮り、迫力を生み出すのがハリウッド映画のアクションの主流だ(印象としては「ジェイソン・ボーン」シリーズぐらいからか?)。しかし、本作はブルース・リーやジャッキー・チェンといった元々素養のある俳優たちが行っていた、闘いを引きで撮影する手法を取る。そうなると、闘いの全体像が映し出されるので、俳優たちにはそれなりの技術が必要になる。とはいっても、あくまでも作り物の映画を制作しているのであって、リング上の格闘技ではないわけで、拳や蹴りを相手に当然当てない。しかも本作はキレのある動きで魅了すればそれで十分と考えている節があり、打突への工夫が足りず、明らかに当たっていないのが丸分かりなシーンが多々ある。

だから、見ている方も往年の格闘アクションを鑑賞するのと同じモードに入る必要に迫られる。つまり、相手にダメージを与えている効果音が鳴るなら、例え当たってないように見えても、相手にヒットしたのだと理解するのだ。懐かしの設定をこの21世紀に復活させたという意味で本作は画期的だ。

そんな揶揄の言葉しか思い浮かばないのに結構評価されているから戸惑ってしまう。確かに今のハリウッドアクションは生々しさはあるものの何をやっているのか分からないほどカメラが対象に近づき過ぎるきらいはある。けれど本作での古風な格闘シーンを今さらどう面白がるのか私には理解不能だ。

東南アジアの挌闘アクションといえば、トニー・ジャーが主演した「マッハ」シリーズがある。私は未見だけど、その監督が手掛けた『チョコレート・ファイター』はかなり楽しんだ記憶がある。本作も劇場の迫力ある大音量で見れば、もう少し印象が違ったのかもしれない。
2013.02.02 Saturday 23:57 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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