すばらしくてNICE CHOICE

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無料配信ミックステープ4月号(2013)
2013年4月に発表された国産ヒップホップを中心としたミックステープ一覧。ヒップホップ情報サイトのJPRAP.COM2Dcolvicsの情報を元にしている。

<"これだけ聴いとけ作品"を簡潔に教えてくれというせっかちな人のための3枚>

左は大阪のラッパーALWAIOの初ミックステープ。低音ラップとフックのセンスが魅力。真ん中はニコニコ動画を拠点に活動する兄弟デュオ・ピヨピヨブラザーズの2作目。真っ直ぐなラップを堪能できる。右端は気鋭のインディーズレーベルLow High Who?がお勧めする有望な才能を集めたコンピの第3弾。ジャケットをクリックするとDL先に飛びます。



【○】黄猿 『Jack In The Box』
2013.04.04 / 全14曲46分 / 320kbps / blog
MCバトルの常連の黄猿が昨年11月頃からサウンドクラウドに発表し始めた単曲DLを中心にまとめた初ミックステープ。音質の悪さはともかくとして、それ以上に気になるのは、例えバトルであっても心も体も躍らせるフロウこそが彼の持ち味で、音源を出したあかつきにはいつでもそのフロウを手元で堪能できると期待していたのに、ずいぶんと普通のラップになっていることだ。


【○】PRIST 『THE PURPLE (chopped & screwed)』
2013.04.04 / 全11曲37分 / 320kbps / Twitter
配信終了。東京荒川区出身のラッパー・プリーストが2月に出した同名ミックステープ(DL先)のチョップド&スクリュード・バージョン。アメリカでは本人が出さなくても有志がすぐさまリミックスしてアップすることが多いが、日本ではまだ根付いてないこともあり、今回は自ら発表。曲順を変えるなど工夫も見られる。


【○】ALWAIO 『Jumpin'』
2013.04.08 / 全14曲47分 / 80,160kbps / Twitter
inzistと共にラップデュオNibを組む大阪出身ラッパーALWAIOの初音源。昨年ぐらいから同郷の若手トラックメイカーBeats Zanのミックステープ(DL先)への参加やサウンドクラウド上での精力的な新曲アップで一気に注目を集めるようになった印象がある。耳に心地良く響く低音のラップと、フックでの歌メロの使い方が魅力。本作前半はこんなだったかなとイマイチだが、M8から一気にまくりにかかる。M10は素晴らしいのひと言。


【○】Ciger 『MERGE EP』
2013.04.08 / 全9曲9分 / mp3,flac,... / bandcamp
仙台の3人組Nu:EssenceのCigerが今月10日にリリースしたソロアルバムにはahhhless.i名義の自作トラックが大半を占めているそうで、本作はそこから漏れた"アウトテイク的な"ビート集となる。地元の先輩Hunger譲りのラップが面白いシガーではあるが、ビートとなる今ひとつ。本編に採用されなかった切れ端ビートとなるといわずもがな。LowPassのミックステープ(DL可)のような聴かせ方の工夫が欲しいところ。


【○】DARTHREIDER 『燃えろ!ダース ENTERING THE 36TH CHAMBER』
2013.04.11 / 全9曲27分 / 320kbps / blog
配信終了。昨年の12月12日"ダースの日"に出した1本目のミックステープに続き、2本目はこの日が36歳の誕生日ということで、彼が敬愛してやまないWu-Tang Clan36房の総帥RZAのビートの上でラップしまくる。強く印象に残るのは彼が幼い頃に過ごしたロンドンの日々についてラップするM5やM8。ウータン愛溢れる語りも楽しい。


【○】掌幻×Yue Cue 『Jackin' 4 JP Vol.2』
2013.04.14 / 全8曲30分 / 320kbps / Twitter
東京下町のラッパー掌幻とユーキューのふたりによる昨年10月に発表(DL先)した邦楽ポップスにラップを乗せるアイデア企画の第2弾。前作から客演を増やしただけで方法論自体そのまま。完全に掌返しをしてしまうが、すごく退屈だ。前作が好評で安直でも続編というのは分かるが、二匹目のドジョウを狙うことはヒップホップ的には決してほめられたことではないだろう。


【○】Kianie Jones 『Yellow Is The New Black』
2013.04.15 / 全5曲15分 / 320kbps / Tumblr
ブルックリン生まれヒップホップ育ちの中学生ラッパー。Goku Green率いるNEBO GANGに所属しているようで、その風貌よろしく黒人訛りのフロウは十分堂に入ったもので、時折まだ幼いなと思わす瞬間があるにせよ、でも中学生のラップなわけでああだのこうだのいうべきではないだろう。将来有望。本人的には年齢なんて関係ないし、すでに大物といったところで、そうしたリリックも魅力のひとつだ。


【○】Beats Zan 『The Beat Tape Vol.1』
2013.04.15 / 全22曲88分 / 320kbps / datpiff
すでに上で紹介した作品でも名前が出ている大阪の弱冠20歳のトラックメイカー。リミックスもののミックステープが4本(DL先、DL先)と同年代のラッパーが参加したプロデュース作が1本(DL先)ある。今回は意外なことに初となるビート集。珍しくイケイケな序盤に驚かされるが、M3から彼らしいメロディを生かした音になり安心する。ただ、曲数が多いこともあり、中盤以降は同じところを堂々巡りするなかなか終わらない旅のようにもなる。才能豊かなトラックメイカーであり、今後も注目していきたい気持ちは全く薄れないにしろ、ひとつの作品の出来という意味では残念。


【○】Youtaro×Wodoo Wolcan 『Chillin U EP』
2013.04.16 / 全10曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp
奈良の陽太郎と欧州のWodoo Wolcanというふたりのトラックメイカーによるスプリットビート集。Wodoo Wolcanの乱反射した光のきらめきは、いわゆるヒップホップの"チリン"で想像させるメロウさとは違い、自然の陽光を音にしたようで、陽太郎のチリンとの比較で聴いても面白い。そもそもの音自体の鳴り、反響か、も少し変わっている。


【○】ピヨピヨブラザーズ 『pulse』
2013.04.17 / 全16曲66分 / 192kbps / ニコニコ動画
名前はいかにもニコニコ動画ラッパーらしくふざけたものだけど、内容は悪くないラップ作品。本当の兄弟によるヒップホップデュオで、"兄"と、その弟でトラックメイカー兼ラッパーの"ピヨJr"からなる。1時間強の間絶え間なく流れ続けるグルーヴが非常に心地良く、その上に乗せられるラップも勢いがあり、ニコ動だからという偏見をはねのけるだけの強度がある。ふたりのラップに一聴しただけですぐに分かる差があるともっと面白くなる。


【○】M.C.L.C & Dr.$NAKE 『MASK EP』
2013.04.16 / 全5曲18分 / mp3,flac,... / bandcamp
esrekoとFranz Snakeからなる奈良のエレクトロ・デュオSovyetskiy BrezhnevがそれぞれラッパーのM.C.L.CとDr.$NAKEとして、先月の『Burritoooo EP』(DL先)に続いて発表した2作目。M1にはゴルジェと呼ばれる最新のビートが使われているそう。本職ラッパーではないためか、言葉遊び的なライミングに終始するが、トラックそのものは音が重く、その意味では楽しめる。


【○】VA 『GOLDEN DEMO 3』
2013.04.19 / 全7曲28分 / 160kbps / blog
インディーズレーベルLow High Who? Productionの恒例となった青田買いコンピの第3弾。今年は7曲と少ないが、しかし中身が濃い。福岡の眠れる才人abelest率いるMUD GRAYMENに始まり、グライムの若侍カタルナイシン、いきなりの歌物新大陸レコーズ、Pentaphonicを脱退し、アイドルグループの客演(DL先)をこなすなど活動の幅を広げている抹らが参加している。そうした中で、初耳となるM5が歌を大胆に取り入れていて面白く聴けた。それと、Japanovasとしても活動するM7の軽やかさは耳に残る。


【○】黄昏ビーツ aka SHIDO 『ヨアケノスクエア』
2013.04.19 / 全19曲61分 / 128kbps / YouTube
上記したLHW?のコンピシリーズの1作目でリミキサーとして参加していたこともある大阪のトラックメイカー兼ラッパーの2本目となるビート集。ラッパーとしてよりは幾分マシだが、統一されたと書けば聞こえはいいけれど、同じ雰囲気の音が続き、これで1時間もあるのはかなりきつい。


【○】Narvubeats 『Moon Night Mixette』
2013.04.19 / 1枚ファイル16分 / 320kbps / bandcamp
配信終了。Olive Works所属のトラックメイカーNaoto Taguchiの別名義。例によって例の如く歪んだ音の16分間の旅。


【○】Kicker & Reason 『Stonedstoned EP』
2013.04.20 / 全5曲17分 / mp3,flac,... / bandcamp
1982ならぬ1986のふたり──岐阜・大垣のラッパー・キッカーと名古屋のトラックメイカーReason BoyことReezy"B"のヒップホップデュオ。これで3作目となる(他2作も同じバンドキャンプからDL可)。題名にもあるように、大麻ネタでストーンしているラップ。



【○】HEL 『リインカーネーション』
2013.04.20 / 全12曲27分 / 320kbps / YouTube
S.l.a.c.k.のフロウを真似たラッパーは多いが、その実兄PUNPEEの、音ではなく、ラップを追いかけているのはなかなか珍しい。が、ヒップホップでは誰かと同じという時点ですでにアウト。しかもパンピーのようなメロディのセンスはなく、ただフロウだけをコピーしている。


【○】canooooopy×Lidly 『幾何思議なるサイボーグ [geomysteric psyborg]』
2013.04.20 / 全7曲11分 / mp3,flac,... / bandcamp
ふたりの日本人トラックメイカー・キャノピーとリドリーのコラボビート集。わずか1日で制作されたものだという。"サイボーグ"が夢を見るのかは知らないが、誰かの悪夢にさまよいこんでしまったような音の連続でなかなか不思議な味わいがある。予想もしない角度から鳴らされる音やそこでコーラスが入るのかといった見世物小屋的面白さもあるので、きっと作っている間は終始楽しめていたのだろうと想像する。


【○】OK?NO!! 『Party!!!』
2013.04.22 / 全10曲28分 / mp3,flac,... / bandcamp
話題の"遅れてきた渋谷系宅録ユニット"OK?NO!!の新作。当然ギターポップ。2011年5月の1作目(DL先)以来のまとまった音源となるが、変わらぬあの頃のセンスと心地よいメロディ・歌がギュッと凝縮されている。ロックやポップス勢も少しずつフリーダウンロードで発表し始めてはいるものの、ここまでの完成度を誇る作品は少ないように思う。


【○】Narvubeats 『Separated Love Mixette』
2013.04.23 / 1枚ファイル33分 / 320kbps / bandcamp
配信終了。ナオトタグチのこの名義での今月2本目。中盤にキラキラした温もりのある音が紡がれて、どちらかといえばこちらに、前作の"月夜"という題名がふさわしいように思えてしまう。クセのある音ではあるが、同時にドラマもあるから(題名の"Love"に引かれているだけかもしれないが)、気づくと引き込まれている。


【○】tofubeats 『lost decade (outtakes)』
2013.04.24 / 全7曲29分 / mp3,flac,... / bandcamp
神戸在住のトラックメイカー・トーフビーツがファーストアルバムリリースと同日に出したそこからのデモ音源。幸いなことにアルバムの聴きどころである(正直インストは飛ばしてしまう)歌物のデモとなっているので、きらめく彼の生の才能の一端に触れることができる。


【○】Narvubeats 『S H O C K A .』
2013.04.25 / 全19曲33分 / mp3,flac,... / bandcamp
ナオトタグチの別名義での今月3本目。上の2本に収録されていたビートをトラック分けし再構築したもの(でいいのかな)。珍しくまだ落とすことができる。どの楽曲もよく磨き出されていて、無数に出ている彼の作品の中でもかなりの完成度を誇る。


【○】VA 『FOGPAK #6』
2013.04.26 / 全34曲139分 / mp3,flac,... / bandcamp
収録曲が回数を増すごとに増加の一途を辿っている人気コンピの第6弾。今回のテーマは"鶯の典"。Q/Ghost、Ryuei Kotoge、DubbParade、SOMA奏間らが参加している。


【○】SUPPLE 『Minato Tape』
2013.04.27 / 全16曲39分 / mp3,flac,... / bandcamp
いまだ構成がよく分からない神奈川のヒップホップグループCBSに所属するサプルの、昨年7月(DL先)以来となる2本目のビート集。進化した音を聴かせるというよりも、初期の習作、あるいは予め時間を決めて短時間でビートを制作する訓練をして作られたかのようなシンプルなトラックが並ぶ。ラップを乗せられると印象が変わるのかもしれないが、単品で聴くには簡素すぎる。


【○】Jazadocument 『#B4ACB2』
2013.04.30 / 全10曲33分 / 320kbps / Twitter
配信終了。メンバーの脱退はあったものの活動を継続している北海道の若手グループX-DOPE ENT.のラッパー兼トラックメイカー・ジャザドキュメントのおそらく初となるミックステープ。自分名義でのリミックスや客演曲、グループ名義などここ数年の彼のラップ曲をまとめたものとなる。平均をはるかに上回るラップ技術があることは分かるが、反対にその軽やかさが災いして耳に残らないのも事実。


【○】onnen 『Astay hungry stay foolish』
2013.04.30 / 全10曲29分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。昨年末にいきなり傑作ファーストアルバムをリリースしたトラックメイカーsoakubeatsが主宰する粗悪興業からの発表となったラッパー・オンネンの初ミックステープ。テーマの面白さや着眼点の奇抜さ、ホラー風味など他と違うところに価値があるなら本作は全くもって正しいが、その一方で聴いていて楽しいのかというのはある。


【○】Rawpass 『Onlooker's Eye』
2013.04.30 / 全10曲30分 / 320kbps / Twitter
大分のトラックメイカー・ローパスが静岡のBlaqCZAが主宰するネットレーベルWhatevaMuzikから発表したビート集。名前はブラックCZAと3rd Y KILLAHによるユニットScissor Sonzのミックステープ(DL先)や単曲フリーDLで接してはいたものの、まとめて聴くのは初めてになる。ありがちな漆黒のループミュージックというよりも、比較的明るめの音が鳴らされ、意外にも聴きやすさはある。ただ、シザーサンズが客演した唯一のラップ曲を聴くと、言葉が乗せられて初めて生きるビートだなという思いを強くする。




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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月

・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープのまとめた。
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2013.04.30 Tuesday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.12.14 Thursday 23:59 | - | - | -
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