すばらしくてNICE CHOICE

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オズ はじまりの戦い / Oz: the Great and Powerful

55点/100点満点中

サム・ライミ監督の最新作。ファンタジー。主演はジェームズ・フランコ。共演にレイチェル・ワイズ、ミシェル・ウィリアムズ、ミラ・キュニス、『バッドサンタ』でも活躍していた小人症のトニー・コックス、ライミ作品のお約束ブルース・キャンベルもクレジットされているが気づかず。製作費2億1500万ドル。2013年公開作品。

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カンザスのサーカス一座で奇術師として活躍するオズは、竜巻に巻き込まれて不思議な魔法の国オズに迷い込む。偶然名前が同じだったばかりに、古くから伝わる予言にある"偉大なる魔法使い"と誤解され、西の魔女セオドラに導かれて向かったエメラルド・シティでは、東の魔女エヴァノラから"邪悪な魔女グリンダに支配されているこの国を救って欲しい"と懇願される。財宝と名声の誘惑に負け、翼の生えた猿フィンリーを案内役に、グリンダを探す旅へと出発するが・・・。
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映画の日だったので『ザ・マスター』を見たかったのだけど、満員のため仕方なく本作を選んだ。サム・ライミ監督作でもあり、一応期待する映画リストには入れていたのだ。しかし、さすがに3Dはアレなので、2Dでの鑑賞にしたが、睡魔との戦いに苦戦を強いられた。配給がディズニーということもあるのだろうが、徹底的に子供向けに作られているのにも閉口させられた。

好きな監督のひとり、ロバート・ロドリゲスは暴力を描かせたら最高ではあるが、その一方でヒットシリーズにお子様映画の『スパイ・キッズ』がある。そうしたドル箱作品があるからこそ、暴力満載のキワモノを撮れるのだろう。サム・ライミにしても『死霊のはらわた』や『スペル』といった本格ホラーを専門にし、「スパイダーマン」シリーズや本作のような映画を避けたならば、どんどん落ち目な監督になっていたに違いない。しかし、そう理解はしていても、健全で教育的でその場しのぎの物語は、そもそも原作の『オズの魔法使い』自体を知らない身には、ジェームズ・フランコの女好きを装うニタっとした笑いに苛立ちがつのるだけだ。

結構いい年齢になっているはずのレイチェル・ワイズの美貌に凄味が増していて、もっと見たかった気もする。『スノー・ホワイト』でもシャーリーズ・セロンが完全に善玉役のクリステン・スチュワートを食っていたように、やはり悪い役には持ち前の美しさを倍増する効果がある。本作での善玉の魔女がミッシェル・ウィリアムズだったというのはこの記事を書くまで気づかなかったほどで、彼女の経歴を考えると不思議なぐらいに没個性な演技を見せている。

原作ともいえる児童文学『オズの魔法使い』(シリーズ第1弾は1900年に発表されたとのこと)の内容を今回初めて(ウィキペディアで)知った。本作のオズと同じカンザス生まれの少女ドロシーがやはり同じように竜巻で飛ばされてオズの国にやって来て、北の魔女グリンダからエメラルド・シティに行き、オズの魔法使いに会えば、カンザスへ戻してくれるだろうとの助言を受け、途中で知り合った案山子やブリキ男、ライオンと共に向かう物語なのだそうだ。下敷きとなるお話を理解し、引用ネタをある程度把握していればもう少し楽しめたのかもしれないが、まあそれでも『死霊のはらわた』のたった1作で全幅の信頼を寄せてしまったサム・ライミが撮るような映画でないことは確かだ。エンドロールで流れるMariah Careyの「Almost Home」もまた追い打ちをかけるがごとく最悪だ。
2013.04.01 Monday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.05.21 Sunday 23:58 | - | - | -
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