すばらしくてNICE CHOICE

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キラー・スナイパー / Killer Joe

67点/100点満点中

『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン監督が、前作『BUG/バグ』に続き再び脚本家トレイシー・レッツと組み、2011年に制作したクライムサスペンス。主演は『リンカーン弁護士』『ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト』のマシュー・マコノヒー。共演には『イントゥ・ザ・ワイルド』『スピード・レーサー』のエミール・ハーシュや、『スパイダーマン3』のサンドマン、トーマス・ヘイデン・チャーチ等。DVDスルー作。製作費1000万ドル。

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テキサス州ウェストダラス。博打で多額の借金を抱えたクリス・スミスは、実の父アンセルとその再婚相手シャルラに、保険金目当ての実母殺害計画を持ちかける。父親に引き取られた妹ドティが受取人になっている保険金を山分けしようというのだ。現職の刑事でありながら、副職で殺人も請け負うジョー・クーパーに依頼するが、彼は報酬を前金で受け取るのが流儀だった。そんな金などないクリスたちを見て彼は担保としてドティを要求する。
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物語の本筋は、金のために実母を殺すことを決めるなど、ウサギ小屋住まいのクソッタレ貧乏白人のどうしようもない喜劇で、この手の浅ましい話は何も映画で見るようなものではなく、できれば避けたいのだけど、ここのところ見違えるようにアクの強い素晴らしい演技を披露しているマシュー・マコノヒーと、だいぶ昔のこととはいえ十分名声を勝ち得たウィリアム・フリードキンがまあ好き勝手やっていて、それがおかしなグルーヴを生んでいる。

ジョー・クーパーことキラー・ジョーの、警官でありながら兼業で殺しも請け負うという設定自体はまだしも、担保として手に入れたまだ10代で少しおつむが弱いドティを手籠めにするのもこの手の話ではありがちとは思うものの、フライドチキンはやっぱりムネよりモモだよねと肉の好みは一緒だと思ったその時には全く予想もしていなかった修羅場というか、SMというか、いたぶりを目撃することになるとは。チキンを握るマコノヒーの恍惚の表情は素晴らしく、役者としてひと皮もふた皮もむけていくのを目の当たりにできるのはいいものだ。

その後のクライマックスで、その独善ぶりをいかんなく発揮するフリードキンも本作では良い方向に作用している。同じく巨匠と称えられるフランシス・フォード・コッポラがここ数作で自由に制作しているのと同じように、フリードキンじいさんの暴走も誰にも止められない。
2013.06.08 Saturday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:58 | - | - | -
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