すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
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無料配信ミックステープ8月号(2013)
国産ヒップホップを中心に2013年8月に発表されたフリーダウンロードのミックステープ一覧。日本語ラップ専門情報サイトJPRAP.COM2Dcolvicsで紹介された作品から選んでいる。日本では2010年ぐらいから徐々に増え始めたフリーDL作品だが、昨今ではその作品数の多さから反対に興味を失いかけているという声も聞かれ、確かに作品の質という意味でも少し低下気味かもしれないと思っていたところに急に豊作月がやって来て、ただただ驚いた。多分今月がこれまでで一番充実している。

<"これだけ聴いとけ作品"を簡潔に教えてくれというせっかちな人のための3枚、なんて今月は無理!9枚!どれも素晴らしい>



上段左は、ついにフルサイズで出してきたラッパー兼トラックメイカーMUMAの挑戦的な1枚。上段真ん中が大阪の高槻POSSEのBYGdaddy。センスの塊。続いて上段右端が日本のミックステープマスターことLB。今回も裏切らない。中段左はかつてSEEDAも認めた茨城のラッパー。中段中央が福岡のラッパー兼トラックメイカーのNF Zessho。来月初の一般流通盤をリリースする若手実力派だ。中段最後が今月の発見といえる神戸のラッパーTEETWOまた旅。下段左が新潟のトラックメイカーANNE Beatsが手掛けた日本語ラップリミックス集。下段真ん中はOlive Oilに見出された若きトラックメイカーArµ-2のビート集。最後が新進気鋭のトラックメイカーSHOT-ARROWの蔵出しビート集。ジャケットをクリックするとDL先に飛びます。



【○】YAN-MARK 『LOST TAPES' 1.5』
2013.08.01 / 全22曲47分 / 320kbps / blog
現在はRYUZO率いるR-RATEDに加入しているSMITH-CNらが地元の茨城県守谷市で立ち上げたヒップホップクルーBACK YARD所属のソロラッパー・ヤンマーク。シーダとDJ ISSOが"YOUNG GREEN"に選出しただけあり、確かなラップ技術がある。『花と雨』から2010年ぐらいまでのシーダフォロワーが雨後の筍状態だった頃ならば目立たない存在だったかもしれないが、スワッグ全盛の今だと反対に新鮮だ。内容は葉っぱを愛好しながら東京近郊で暮らすというありがちなものながら、それでも飽きさせず聴かせてしまうのはスキルの高さの証明。


【○】Ovrd 『The Summer』
2013.08.01 / 全6曲17分 / 320kbps / bandcamp
先月インド風味のビート集(無料配信終了。視聴か購買のみ)を発表した熊本のイル・ジ・エッセンスが同じ「Beat World」シリーズながらも、今回はオーバードという別名義での発表となったインスト集。ジャケットからは東南アジアのようだが、曲名を見ると世界各地のリズムを採取したようで、土着の打楽器を利かした粘りと生命力の宿ったビートが収録されている。今回は当り。


【○】RYO 『"TOWN PAGE"-MIXTAPE- mixed by DJ K-TRACK』
2013.08.01 / 全15曲41分 / mp3,flac,... / bandcamp
長野県松本市在住のラッパー。長野といえばBGY周辺がフリーダウンロード界隈で目立つが、彼はそのクルーに所属しているわけではないよう。KUTS DA COYOTEが現在ヒットさせているという「ラブホなう」をプロデュースした同郷のトラックメイカーMONBEEが約半数で関わっている。歌う内容への情熱でもって聴かせるラップは初期衝動の勢いをよそにこぼすことなく、正しく注ぎ込んでいる。次は独自のラップスタイルの形成か。


【△】ENICE 『Sieze the day』
2013.08.01 / 全17曲66分 / 192kbps / YouTube
那覇の城間CREWに所属するソロラッパー・エナイス。現在もクルーとしての活動があるかは不明だが、検索すると切刃や2011年のBBP MCバトルに出場していた音主らもいたようだ。最新フロウを巻き舌と切り捨てるように、ILL-BOSSTINO譲りのラップにAK-69を掛け合わせたようなスタイルで序盤は強気に攻める。M5から歌メロを取り入れ始め、一瞬面白いと思うのだけど、次第に聴いていて気持ち悪くなる。完全なる音痴というわけではないが、音感が微妙に狂っているのか、自信満々に歌うその歌声がどうにも不快感を加速させるようだ。しかも60分越えのミックステープとくるから拷問に近い。


【○】Compass Posse 『FOUR EP』
2013.08.02 / 全5曲19分 / 320kbps / SoundCloud
ヒップホップ専門雑誌Blastの廃刊を受けて、リスナー有志がアルバムレビューを中心とした「日本語ラップ WEBマガジンCOMPASS」を立ち上げたのが2007年4月25日。日本語ラップ専門サイトとしてブラストのネット版Amebreakが続いたものの、聴き手本位の記事で独自色を出し大いに賑わいを見せた。しかし、2年後の2009年同日、惜しまれながら閉鎖。そのサイトで執筆者として活躍していたYR(歪R/Kaitei Eki)、K.EG、遼、Anpyoの4人が2011年に結成したのがこのコンパス・ポッセとなる。

ペンをマイクに持ち替える難しさは当人たちが一番理解しているのだろうが、トラックメイカーでもあるYRの滋味に富んだビートを基礎に、自分たちが好きだったラッパーからの影響を隠すことをせず、それは普通ならば批判の対象にもなり得るにも関わらず、彼らのそれはどれだけ対象を聴きこみ愛聴してきたのか汲み取れるものであり、そんなスタイルもありなのかもしれないと不思議と受け入れてしまう。それには4人のキャラ立ちの良さや、何よりYRの低音ラップがグループにその質感通りに重みを与えていることが大きいのだろう。

リスナーと演者との垣根が低くなる中、必ずしも好きこそものの上手なれではないことは頻繁にアップされるフリーDL曲を聴けば一目瞭然で、演者から批判の声が上がるのも理解できるわけだけど、彼らのように豊富な知識を生かし、しっかり楽しめるラップができるグループも生まれてきている。リリック面での表現力に限っていえば、ただの自画自賛で終わる凡庸なラッパーの数倍面白いものを書いている。


【○】Clockwork 『It's How We Do It』
2013.08.03 / 全9曲25分 / 320kbps / Twitter
韓国からの留学生ラッパー(現在は兵役中)MOMENTのラップにしばしば登場する大阪大学のヒップホップサークルMastermind。そこに所属する3人組ヒップホップグループ・クロックワークの初作。彼らはモーメントのような"本格"ではなく、リスナーという殻が尻にまだ張り付いたままだ。その特性を上のコンパス・ポッセのように生かせていない。単純にメンバーにYRのような存在がおらず、どんぐりの背比べで満足していることが大きいのかも。リミックス曲のM8では注目のプロデューサーHarry Fraudがこんなビートを作っていたのかと驚かされる。


【○】Green Assassin Dollar 『"Aishu"BeatTape (Side A)』
2013.08.05 / 全15曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp
公開・配信終了。6月から始動した、Olive Works所属のトラックメイカーNaoto Taguchiの別名義プロジェクトによる早くも4本目となるビート集。ベッドに寝っ転がりながら聴いていたところ、昔好きだった人の顔が思い出されてきた。ミックステープの題名を確認したら、"哀愁"とあり、ああ・・・と納得することしきり。短調のメロディを生かしたサンプリングは日本人の耳に馴染みやすい。


【○】GRASSRIGHT 『Mistral』
2013.08.05 / 全7曲23分 / mp3,flac,... / bandcamp
京都のソロラッパー・グラスライト。最初に知ったのはちょうど1年前に同郷のトラックメイカー・ホシノコプロが発表したEP(DL先)で、その後は同じく京都のYAMAO THE 12のファーストアルバムにも参加していた。M1冒頭の"夢は芽を出して未来となる"にハッとさせられ、リリカル路線に進んだのかと期待を高めるが、その後は日本語の質感を大事にした上での実直なラップは悪くないものの、それ以上の胸に迫る表現だったり情熱だったりが乏しく、当初の高鳴りははかなくしぼんでしまう。これまた同じ京都のラッパーTKSに雰囲気が似ている(DL先)。


【○】VA 『市民プールサイド』
2013.08.05 / 全7曲25分 / 320kbps / HP
ネットレーベルMaltine Recordsのコンピレーションミックステープ。ジャケット一発でノックアウトだ。フリー作品にプロのカメラマンとモデルを使い、しかもセンス良く仕上げているのだから敵わない。もちろん内容も豪華で、tofubeats、okadada、Osamu Ansaiなどフリー界隈でも安定したビートを作り続けている人たちからラッパーではDKXOが加わり、パブリック娘。の久しぶりの新曲も収録されている。真に市民プール的な、つまりラグジュアリー感ではなく、親しみやすさを追求している冒頭の2曲が題名との調和という意味ではよくできている。


【◎】LB 『大吉MIXTAPE mixed by DJ松永』
2013.08.05 / 全23曲42分 / 320kbps / Twitter
LBとOtowaのセカンドアルバム『THE MAD BOMBER』のリリース直前に発表されたLBとしての新作ミックステープ。本作を聴けば、正規盤への期待は弥が上にも高まるというものだが、ミックステープマスターを自ら名乗るだけあって、ラップスキルだけではなくフリーと正規盤とのギャップという意味でも本場アメリカにせまるものがある。つまり、ミックステープはいいのだけど・・・。それはそれとして、今回もよく練られている。巧みなフロウに刺激的なリリック、飽きさせない仕掛け(埋め込まれたジャケットが変わるところなど芸が細かい)、仲間のフックアップ、そして最後にRANLちゃんを登場させて焦らすことまでしてくれる。本当に見事。過去作も含めて(DL先のURLは歌詞欄に)、一貫して遊び心を忘れないスタイルには完全に魅了されてしまう。ここまで作り込めば完璧だ。


【○】Kentbig Maler 『D.E.M.O vol.2 〜Disco,Eros,Manko,Oppai〜』
2013.08.05 / 全11曲41分 / 320kbps / Twitter
SIMI LAB勢とは気軽に挨拶し酒を酌み交わし、SEEDAのライブではこの人ちょっとマズい人かもしれないから動画では一応モザイクかけとこうと配慮されるほどひとり異常に盛り上がり、SALUとはライブ後に昵懇の仲となり、バーカウンターでSKY-HIやKEN THE 390と会えば挨拶され、AKLOやKLOOZも彼のサウンドクラウドをチェックしているというケントビッグ・マラーの最新作。

そんな数々の伝説を生み出してきた男も昼間は真面目な会社員であり、それがどうして日本語ラップ界の次世代を担う有力ラッパーたちから一目置かれているのかは、本作のM7を聴けば分かる。

巧いラップをしなければいけない。それを強迫観念にまで成長させてしまった結果、ありがちなライムや言葉に頼り、似たり寄ったりのスワッグに陥っているラッパーが多い。もちろん巧いラップが悪いわけでない。巧いとされるひとつの手本を皆が安直に真似をすることが問題なのだ。

そして、マラーだ。そのふざけたMC名も含めてだが、彼は自由だ。ほとんどの楽曲をフリースタイルで仕上げるそうだ。そうしたことも関係しているのだろう。業界のおかしな常識に囚われることなく、心の赴くままにテーマを選び、内面を解放させ、どこまでも高く飛翔する。その姿勢に多くのラッパーが共感するのだろう。

しかし、本作自体は微妙だ。前作(DL先)ほどにはコンセプトが固められず、前作発表後にできた新曲を単純に収録しただけに映る。かの名曲「Be Strong」(DL先)級が1曲でもあればまた違ったのかもしれないが。


【○】Green Assassin Dollar 『"Aishu"BeatTape (Side B)』
2013.08.06 / 全15曲21分 / mp3,flac,... / bandcamp
公開・配信終了。前日の"Side A"に続くB面。シンプルに旋律の美しさに焦点を当てたA面から一転、"動"の楽曲が増えた。よれたビートや声ネタなどもあり、以前の名義の作風に戻った印象を抱く。

彼の作品は発表から数週間で取り下げられる。だからこうしたまとめ記事で紹介する頃には公開が終了している。よって、彼のトゥイッターアカウントのチェックを1日1回日課することをお勧めする。それだけの価値はある。


【○】SHOT-ARROW 『THE PAST BEATS』
2013.08.06 / 全10曲35分 / mp3,flac,... / bandcamp
昨年ERAのファーストアルバム『3 WORDS MY WORLD』の全面リミックス作(DL先)で頭角を現し、先月にはAIWABEATZと共に埼玉のラッパーKOITAMAのミックステープ(DL先)を手掛け、その確かなビート作りに注目が集まるショットアロウが2003年から2011年にかけてのビートをまとめた作品。曲の並びがどうなっているのかは不明だが、特に中盤の数曲は寝かしておいたのはもったいなかったのではと思えるほど素晴らしい。ヒップホップが脈々と受け継いでいる美学に根ざした音がある。


【◎】BYGdaddy 『ZAP2』
2013.08.07 / 全11曲37分 / 320kbps / blog
完全復活が待たれるLion's ROCKやJABらを擁する大阪のヒップホップクルー高槻ポッセに所属する3人組グループBYGダディ。2011年リリースのセカンドアルバム『ZAP』に続く3枚目としての位置付けになる。3人組とはいえラッパーはChang kowloon(以前はIPPey名義)ひとり。3人が分担して制作している音も破格だが、彼のラップ能力の高さは別格だ。KEN THE 390率いるDREAM BOYSがグループ名義で先日リリースしたミニアルバムの全トラックをチャン・クーロンが作っていたけれど、本作で詳らかになった彼のラップを聴くと、あの4人のトラックの乗り方は明らかに間違っている。完全に異質な世界観とリズム感があり、できることなら夢見がちな4人に与えたビートを彼自身が乗りこなすというディレクターズカット版を聴きたい。それと、このEDMなトラックのインストが配布されたとして、どれだけのラッパーが適応でき、しかも中身のあるリリックを落とし込めるのか見物だ。『SODA POP』のPVが発表された時もワクワクさせられたが、それ以上の世界が広がっていた。


【○】Zion Soldier 『ZION DOOM』
2013.08.08 / 全20曲52分 / 320kbps / blog
配信終了(2週間限定)。UMBで活躍し、今年のBBPでも子煩悩な"パパラッパー"ぶりを披露したY.A.SやSTOCK、豆汁らによる静岡のヒップホップクルー、ザイオン・ソルジャーが鉄仮面でお馴染みのMF Doomの楽曲をリミックス。敢えてMFドゥームという選択も興味深いが、繋がりがあるらしい名古屋の先鋭的なクルーJET CITY PEOPLEから呂布カルマやBASE、あるいは神奈川からは丸やあるまが参加しているのも面白い。


【○】SEMINISHUKEI & NEO TOKAI DOPENESS 『Gang Bang Sampler』
2013.08.08 / 全12曲43分 / 320kbps / HP
BUSHMINDやDJ HIGHSCHOOLといった地下のヒップホップ好きを刺激するプロデューサーを擁するレーベル・セミニシュケイが名古屋のジェット・シティ・ピープル所属のふたりのラッパーCAMPANELLAとTOSHI蝮の楽曲をリミックス。P-VINEからということでマスタリングは豪華にもINNERSCIENCE。曲の大半はふたりが昨年リリースしたコラボアルバム『CAMPY & HEMPY』からとなる。


【△】VA 『FOGPAK #7』
2013.08.09 / 全48曲204分 / mp3,flac,... / bandcamp
第1弾は知らないが、2回目が全14曲、次が17曲、続いて22曲、32曲、34曲と順当に増えてきて、そして今回全48曲収録。全然順当でないことはともかく204分という収録時間に端から全曲聴く気も起きない驚異のコンピ。今回のお題テーマは"深海200メートルの魂"。PARKGOLF、SUNNOVA、Ryuuta Takaki、909state、Lidly、Leasekaといった興味のあるアーティストをかいつまんで聴く。質より量。


【△】EMUBEE 『MAZEKOZE』
2013.08.10 / 全9曲30分 / mp3,flac,... / bandcamp
1991年京都生まれ、現在関西大学に通う学生さんラッパー。Asher Rothの「I Love College」をリミックスしているように、あのPVの雰囲気そのままに気ままで自堕落な生活が横溢する学生時代の楽しい思い出的なミックステープ。


【○】DJ TATSUMA 『Representation of our』
2013.08.12 / 全11曲28分 / 320kbps / Twitter
以前は頻繁に日本語ラップのリミックスなどをサウンドクラウド上で無料配信していた兵庫県在住のトラックメイカーDJタツマのプロデュース作。ブルーズを取り入れるなど作風に一定の幅はあるものの、良心さ以上の特徴はない。参加ラッパーたちは以前から彼とコラボしてきたフリーDL界隈でまとまり、最初から聴き手を絞った内向きな作品。


【】Luviia×Linn 『Luvlin』
2013.08.12 / 全7曲分 / mp3,flac,... / bandcamp
投げ銭式。東京在住のトラックメイカーで、Pepil Pewというグループに所属するLinn Moriと台湾のLuviiaによるコラボビート集。ただ、共同作業曲自体はM7の1曲のみで、前半3曲がLuviiaのプロデュースとなり、後半3曲をリン・モリが担当するいわばスプリット式。前半はおしゃれな音という印象に留まるのだけど、M4からいきなり音が深く落ち込む。そのギャップが面白く、そこだけ繰り返し聴いてしまう。


【○】REPWEB 『remake"UP!"』
2013.08.16 / 全5曲21分 / 192kbps / HP
ReoとPinkeyからなる兵庫県出身の男女のラップデュオ・レップウェブ。先月出たミックステープ『UP!』(DL先)からトラックメイカー9llA Soundzが担当していた5曲をD.R.E.A.M.WARKZが改変したリミックス集。原曲でキュラサウンドがしていたように、本作でも足し算で音を派手にする方法論が取られ、リミックスとはいいながらも似た雰囲気のままであるのは残念。

彼らのホームページの充実度は素晴らしい。ミックステープを作っても出しっぱなしで終わってしまうアーティストたちにここまでの完成度は求めないにしろ、彼らの自分の作品を大事にする姿勢を少しは見習った方が良い。なお、『UP!』のインストやアカペラも配布されている(ここここ)。


【○】REPWEB 『UP!』
2013.07.26 / 全9曲33分 / 320kbps / HP
上でも紹介している男女によるラップデュオ・レップウェブが先月発表した2本目のミックステープ(1本目は今年1月[DL先])。ふたりは共にラップのスキルがあるわけではなく、ニコニコ動画で活躍しているラッパーたちと同じ臭いがする。ただ、女性ラッパーがいるというのは男社会のヒップホップ内ではそれだけで個性になり得る。特にピンキーは声だけ聞けば愛嬌がある(容姿は見たことないので知らない)。本作でも一番良いのはM5のスキットだ。一方で、M4やM6のテーマはいいし、M7やM8のメロディラインも耳馴染みが良い。mihimaru GTのmiyakeや南海キャンディーズの山里のごとく、レオが上手に彼女を転がすことができれば、面白くなりそう。


【○】shigge 『naughty』
2013.08.17 / 全8曲35分 / mp3,flac,... / bandcamp
福岡のトラックメイカー・シゲが仲間と共に立ち上げたレーベルから第1弾として発表したビート集。作品の最後に他3人によるリミックス曲も収録されている。1曲目からFriendzoneのような音が広がり、こんな音作りだったかなと思ったら続いてトラップとなり、M3では曲の展開に翻弄される。シンセ音を厚く塗りこめる静的なビートではなく、どこか明るい音を求める後半に個性が表れているよう。


【○】TEETWOまた旅 『EARTHBOUND』
2013.08.19 / 全10曲35分 / 320kbps / Twitter
神戸のソロラッパー・ティーツーまた旅。初めて見る名前だが、そのMC名からたいした期待を抱かずに耳にしたらこれがかなり良い。詩人ではなくラッパーとしてのリリカルさがあり、特に暗喩を効果的に使い、洋楽ヒップホップのような歌詞を自然に作り出しているのに惹かれる。言葉を正しく選択しライミングするならば、日本語を崩さずともグルーヴを生み出せることをそのフロウは証明している。それと、トラックの選択でも魅せる。同世代の向こうの実力派ラッパーたちのもので始まり、ジュークを経て、Love Psychedelicoをネタ使いするといったオリジナルトラックを織り交ぜ、最後にはR&Bを起用するなどビート面での挑戦も興味深い。


【○】NF Zessho 『Prelude to "NF" MIXTAPE』
2013.08.21 / 全17曲44分 / 320kbps / HP
待望の一般流通アルバム『Natural Freaks』を来月リリースする、1993年生まれ福岡出身のラッパーで、トラックメイカーとしてはGudamanss名義で活躍するNFゼッショー。これまでに両名義で合わせて5枚のミックステープを配信(DL先。あ、コラボ作もあった)し、自主制作EPを1枚発表してきた。その彼が以前のMC名"絶招"から"NF Zessho"へ昨年春に替えた際、新たに頭に付けた"NF"を由来とするファーストアルバムに至るまでの道程を示すのが本作だ。

初出の楽曲や今年に入りサウンドクラウド以上で発表してきた新曲(無料配信されていなかったので嬉しい処置。グダマンス名義の数曲も期待)が大半を占める中で、M16は音こそは盟友Yoshinumaのビートに差し替えられているものの、2011年3月に発表されたラップ(私が最初に彼のラップを聴いた曲でもある)であり、そこから新たな段階へと踏み出す気持ちを歌う最終曲M17に繋ぐなど素敵な構成になっている。

J Dilla直系の自身のビートに鋭利な彼のラップが乗るとまるでISSUGI!となる曲があったりするのも確かだが、M3やM7、M12、M15などで見せる才気走らせるよりも歌メロを取り入れフロウの気持ち良さを優先するスタイルに彼の良さがあるように思う。アルバムが本当に楽しみだ。


【○】BB 『BLACK & BLACK』
2013.08.22 / 全10曲30分 / 320kbps / Twitter
大阪のラップデュオGhost DogをRadooと組むBBのソロ作。相棒のラドゥはすでにソロ(DL先)やコラボ(DL先)で出しているが、ついに"Black Beast"ことBBも、5〜6月に大阪の船場にあるBLUE VERY STUDIO発のコンピシリーズ(DL先)収録のソロ曲を含めた10曲入りの本作を発表した。ブルーヴェリースタジオ作品はラップのかっこよさがありつつも、煙たいのひと言で収まってしまうのも事実で、BBもそうしたラッパーだと思っていたのだけど、こうしてソロをじっくり聴いてみると意外にも(失礼なものいいだが)路上の詩人としての繊細な言葉が並び、雰囲気としてのかっこよさだけではなく、内容でも魅せるラップであることに気づかされる。


【◎】MUMA×Quidam Beatz 『Feel Free』
2013.08.25 / 全15曲57分 / 320kbps / blog
1990年札幌で生まれ現在は東京で暮らすラッパーであり、トラックメイクもこなすムマによる、昨年と今年3月に発表した完成度の高い2枚のEP(DL先。記事の最後にある)に続く、ようやくといってもいいフルサイズのミックステープ。神奈川は川崎を拠点にするRoZEO Crewの一員で、ムマとは同年代のトラックメイカー・キダムビーツが全トラックを担当。

音作りを一任した彼はラッパーとしての力量を存分に発揮し、耳の中でうねるグルーヴを送り込んでくる。その様は暴君そのものだ。持ち味の鋭利なリリックは常に刺激を与え続けるわけだけど、今年出演したBBPのステージでも語っていた通りに、どれだけ曲を作っても認められない悔しさやいら立ちが本作の多くのリリックに認められる。そうした想いが暴力的なまでに荒れ狂うラップの推進剤となっている。浴びせられる言葉の激流に酔いしれながらも、同時に目を白黒させてしまう部分が確かにある。だから落ち着いてリリックに目を通しながら聴くと、今度は表現の巧さや独特さに驚かされることになる。

次元の高いラップができて、キャッチーなトラックも作れて、PVまで自身で制作し、今年のBBPのような悪条件下でも魅力を損なうことなくライブできるパフォーマーとしての技術も持ち、他人のケンカにまで口を出してしまうラッパーとしての正しい瞬発力や負けん気の強さ(リリックの中でも言及されている「By Me」はこれ)を持つ彼が正当に評価される時代が来ることを願わずにはいられない。


【○】ANNE Beats 『The ANNE Beats Show』
2013.08.25 / 全11曲46分 / 320kbps / blog
上で挙げているLBの『大吉MIXTAPE』にもビートを提供している新潟のトラックメイカー・アンネビーツ。これまでもKREVAのリミックスやLBの過去曲(DL先)、やはり同郷のSiro da Funkのミックステープ(DL先)に参加していたので名前は覚えていたが、その音の全体像がようやく明らかとなった。本作ではサイプレス上野とロベルト吉野やSKY-HI、KLOOZ、KEN THE 390らの曲をリミックスしている。大方の曲で原曲の雰囲気そのままだったり、あるいはさらに誇張させる路線だったりするため違和感はない。反対に、彼のリミックスバージョンで出した方が面白いのではと思わせるのは第一に音に安定があるからで、その奥底には自分のビートへの強い確信を感じさせる。

HilcrhymeのTOCがISH-ONEの「New Money」をリミックスして話題になっていたが、そのヴァースの前半を使い(もともとは本作のために録音したものなのか?)、LBヴァースも加えたM9や、そのふたりにUSU aka SQUEZやDJ松永といったやはり新潟出身者たちにより昨年10月に発表されていた「HOOD FINEST」も収録されている。


【△】Hanzo Reiza 『The Blue Jeans Monster』
2013.08.25 / 全15曲48分 / mp3,flac,... / bandcamp
英国はロンドン在住のラッパー兼トラックメイカーのハンゾー・レイザが日本人ラッパーのJulian Naganoや現在はタイで生活しているMek Piisua、かるまtheZIPPER、Majikichi Crewといったメンツを客演に迎えた作品。単純に力量不足なのか、ハリウッド映画に染まり過ぎてイギリスアクセントに慣れていないからなのかハンゾーのラップ自体が受け入れ難く、その音にしても耳当りの良い華やかさに一瞬好感を持つものの、飽きがくるのも早い。本作に参加しているメンバーらを始め、日本人と頻繁にコラボし、ずいぶんと親日家のようで嬉しくはあるが、作りの雑さもあり微妙だ。


【○】Green Assassin Dollar 『Summer Heat Breaks』
2013.08.25 / 全8曲13分 / mp3,flac,... / bandcamp
公開・配信終了。ナオトタグチによる現在の別名義グリーン・アサシン・ダラーの今月3本目。M1こそは当初彼の新しい路線だと思っていた音があるが、洋楽ラップ曲のリミックスが収録され、名義分けはただ気分を変えるための一手段なのだなということが一層明らかとなる(それが悪いとかそういう話ではもちろんない)。


【○】Arµ-2 『ThankU4ALL』
2013.08.25 / 全15曲33分 / mp3,flac,... / bandcamp
10月にはオリーブワークスからファーストアルバムのリリースが控えている、1993年生まれ埼玉県川口市在住のトラックメイカー・アルツーの『Check Me』(DL先)に続く作品。2週間に渡りオリーブオイルの本拠地・福岡でセッションという名の"音楽修行"を行ったということで、1曲目からRAMB CAMPのFREEZのフリースタイルで始まるが、基本は同地のトラックメイカーたちとの交流を中心としたビート集となる。独特なタイム感がある音世界には強固な個が感じられ、分かる人にだけ分かるミュージシャンズ・ミュージシャンになりそうでいながら、どこかユーモラスな雰囲気をたたえていて、かなり面白い存在だ。同じようにファーストアルバムをリリースするNFゼッショーも参加。


【○】不思議な庭Session 『不思議な庭Session』
2013.08.25 / 全4曲78分 / mp3,flac,... / bandcamp
クレジットを見ると、ラップ担当が3人いるが、この即興セッションで披露されているのはラップではなく、ポエトリーリーディングだ。しかも長い。特に「Improvisation FreeStyle」と題されたM1は暇を持てあました美大生たちの遊びのようで悪夢でしかない。M2の終盤からポエトリーは深くもぐり始め、M3はなるほどと楽しんで聴ける。しかし、一番面白いのはM4だ。居酒屋かどこかでセッション終了後に気ままな音楽談義をしている様子が収録されている。その理想の高さとM1とのギャップには呆れるが、しかしアーティストのこういう会話はそれはそれで興味深いものがある。


【○】starscream 『DEPTH』
2013.08.30 / 全5曲14分 / 320kbps / YouTube
今年のBBPでは"抹 with ネットラップオールスター"の一員としてMCバトルエリアのステージに立った、ネットレーベルStudio Cocoon所属のスタースクリーム。パフォーマーとしての力量はともかく、スタジオラッパーとしては確固たる世界観を持ち、一般的なラッパーとは真逆の方向に全力疾走している様が良い。「微睡み」(DL先)が確か最初に聴いた彼のラップだったはずだが、あれから時間も経ったがいまだこじらせ続けていて、それがさらに悪化しているのが表現者としては極めて正しい有り様に思える。


【○】Osamu Ansai 『Twilight Remix』
2013.08.31 / 全8曲64分 / mp3,flac,... / bandcamp
上で挙げてるマルチネレコーズのコンピ『市民プールサイド』にも参加している新潟在住のトラックメイカー・オサムアンサイが、やはり同じ新潟出身で、曽我部恵一のROSE RECORDSに所属する兄弟ユニット・ハイカラハクチと共作した夏の終わりを歌う表題曲と、PR0P0SEのthamesbeatやasahiyan、LUVRAW & BTBのLUVRAWといった腕の確かなメンツが洒脱な音で染め上げたそのリミックスを収録した1枚。インストやアカペラも同封されていて、本曲誕生のきっかけにもなった「水星」を手掛けたトーフビーツが発表後早速リミックスを発表(DL先)している。


【○】MC鈴木DX 『THE 鮪男セミファイナル』
2013.08.31 / 全8曲23分 / 160kbps / Twitter
2009年から続くTHE鮪男シリーズ(1作目は無料配布、2作目が2010年、3作目、4作目は順調にそれぞれ2011年と2012年にリリースされ、この2枚はアマゾンでも購入可能)のセミファイナル作は"山本彩選抜記念"とも銘打たれ、無料配信での発表となった。ありがたい。MC鈴木DXといえば無類のアイドル好きで、昨年末にはアイドルの歴史をぎゅっと3分間に凝縮したラップを披露(DL先)し、また大島優子の握手会で本人を前にして勇敢にもラップしたのは彼ではないかと一部で囁かれもした。

そんな彼だからイロモノ扱いされるのは必至で、まあ実際に聴けばコミックラップではあるのだけど、その一方でヒップホップにとって至上命題とされる"リアル"が内包されているのも事実だ。例えばRレイテッドのCEO・リューゾーは「HATE MY LIFE」で厳しい生活を送る労務者たちの生活を描写し、"お前の気持ちを俺がライム"とラップする。それとMC鈴木DXのラップは全く同じだ。そう今この文章をPCの画面越しに読んでいるあなたの生活を、気持ちを、願望を、悩み嫉み、性欲までをも彼は代弁してくれるのだ。リューゾーがハードコアなリアルを切り取っているとされるなら、MC鈴木DXもまたナードなリアルを綴っていて、それは間違いなくリアルヒップホップだ。


【○】R.O.G 『JUDGEMENT』
2013.08.31 / 全5曲11分 / 320kbps / Twitter
秋田を拠点とするYOUNG CHAINというクルーに所属するラッパー・ログの初作。インターネットのおかげで全国各地に散らばるラッパーたちの楽曲を手軽に聴けるようになって久しいが、秋田というのはまだ珍しい気がする。"こいつでしてくれジャッジメント"と若者らしい強気な姿勢が頼もしい。M2で聴ける高い声も自然な声音でのラップが普通となった最近ではなかなか聴けないもので、"ハイハーイ"とやって欲しくなる。


【○】N9nety-One 『Lifted』
2013.08.31 / 全5曲18分 / 160kbps / blog
曲数自体は少ないものの、今年に入り偶数月に新作(DLはここの"Trailer"とある動画から)を出し続けているナインティ・ワンの通算で8本目となるミックステープ。2013年突如覚醒し、毎回意欲的な楽曲を発表し続けてきたのに、今回は去年までの彼らに戻ってしまったようだ。L-VOKALが久しぶりにアルバムを出すからということでもないだろうが、テーマ的には面白いはずのM2にしても、いまいち冴えが見られない。






【○】AudioSniper 『1st demo EP』
2013.06.14 / 全5曲10分 / mp3,flac,... / bandcamp
アルバムの完成が待たれる期待のラッパー蛇(ex. Nakaji。彼のミックステープはここから)が率いる滋賀のヒップホップ集団花魁音盤に所属する1990年生まれのSparrowとその4つ下に当たるAtokによるオーディオ・スナイパーの初作。彼らのテーマ曲ともいえる「百花繚乱」の新リミックスが収録され、DREAM BOYSや八王子Pの「fake doll」の上で歯切れの良いラップを披露する。M5のフックの入りは原曲よりずっと盛り上がる。


【○】GORO-MC 『RE:ACTION!! JPN HIP HOP REMIX'S』
2013.06.23 / 全15曲40分 / 160kbps / blog
愛媛県西条市出身の1993年生まれ。ラップを始めたのが昨年2月で、9月には輪廻 the CREWを結成し、現在は京都で活動。ラップ歴がどうという問題ではないことがよく分かる。そもそも声質が良く、その素直な声音を生かした自然体なラップは聴いていて気持ちが良い。後は内容か。KLOOZ「Supa Dupa」のリミックスでは花魁音盤の蛇が3番手で登場し、前ふたりの内容を全てまとめてなおかつオチを付ける。さすがだ。


【○】Paranel 『HALFMONSTER』
2013.05.31 / 全9曲32分 / 160kbps / HP
日本でいち早くフリーダウンロードで作品を発表し始めたインディーズレーベルLow High Who? Productionを率いるパラネルの無料配信としては久し振りの作品。最近は雨風食堂やCOASARU名義で一般流通盤をリリースする一方で、有望な新人を次々に発掘しレーベル運営をさらに活発化させているだけに驚きもあるが、その多忙さがあるからこそ、優しい声が際立つ歌物作品集となったのかもしれない。昔よく聴いていたロックを彷彿させるM4や、声にうっすらとエフェクトをかけたM5、ひたむきに生きるM7、そして最後のM9がとりわけいい。チューリップのいわばラップ挿入版でほんの数小節加えるだけで曲をグッと引き寄せている。


【○】JIVA Nel MONDO 『YABA EP』
2013.07.25 / 全5曲15分 / 192kbps / Twitter
サウンドクラウド上にもコンスタントに新曲を発表している愛知県春日井市在住のラッパー・ジヴァネルモンドが7月に出した楽曲をまとめたもの。M4のような聴かせるリリックやフックがあるものの、大半のラップは確かにそれがはやりだからではあるが、Jinmeusagiが指摘するところの"発音障害"ラップであり、いい加減そのフロウはもう十分では?と思わせるものがある。




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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月

・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープのまとめた。
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2013.08.31 Saturday 23:59 | 音楽 | comments(2) | trackbacks(0)
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2017.03.01 Wednesday 23:59 | - | - | -
コメント
今までまともに聴いた事はなかったんですが、高槻POSSEのBYGdaddyが意外なスタイルかつ非常にテクニカルで驚きました。趣味とは少し違いますが、追ってみたいと思います。LBは言わずもがな。

NF Zesshoはアルバムを出しましたね。通販なのでまだ聴けていませんが、ダウンロード作品での成長途中感バリバリのラップが興味深いので到着が楽しみです。既に文内で仰られておりますが、歌メロをバッチリ取り入れた「to breathe fresh air」の出来が頭一つ抜けて素晴らしいですね。

TEETWOまた旅は過去に生で見た事があり、元々ラップは上手かった記憶があるのですが、本作品では当時よりも歌詞の表現に深みが増している様に感じます。自身の過去をえぐるような生々しさと音楽的に聴かせるラップのバランスが良いですね。

それとチェック済みだと思いますが、輪入道の作品が思ったよりも良かったです。般若や鬼の正統後継(どちらか言えば鬼寄り)になれる。・・・と書くと失礼かもしれませんが、視聴した限りだと少なからずそんな印象を受けました。個人的には「ゆうがた」などの具体的で詩的な描写が素敵で結構気に入っています。顔に似合わず本当に意外なんですが。

また、11月は遂にjinmenusagiがアルバムを投下しますね。若手の中だと彼がダントツで面白くて好きなので楽しみです。あの才能に早く光を当てて貰いたい。最近は彼の曲を聴くたびに「彼を知らない世間の方がどうかしてるんじゃないか?」というインディーズにハマり始めた中・高校生みたいな気持ちになります。
Earth | 2013.09.25 Wed 02:24
Earth様

こんにちは。
コメントいつもありがとうございます。

> 輪入道の作品が思ったよりも良かったです
> 般若や鬼の正統後継(どちらか言えば鬼寄り)になれる

まだ聴いてないのですが、そういわれると気になってしまいますね。機会があればチェックしてみます。ありがとうございます。

> 11月は遂にjinmenusagiがアルバムを投下しますね

2枚のアルバムとミックステープを経て次はラップの切り口をどう変えてくるのかという、歌詞の内容だけではなく、その道具としてのラップの変化に楽しみを見出せる日本人ラッパーはまだまだ少ないので本当に楽しみです。
gogonyanta | 2013.11.03 Sun 16:12
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