すばらしくてNICE CHOICE

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コズモポリス / Cosmopolis

40点/100点満点中

デヴィッド・クローネンバーグ監督最新作。人間ドラマ。主演は「トワライト」シリーズのロバート・パティンソン。共演に監督の前作『危険なメソッド』にも出演していたサラ・ガドン(クローネンバーグ家のミューズになりつつあるらしい)。『007 慰めの報酬』の宿敵グリーンを演じたマチュー・アマルリックがパイ投げ野郎で、他に『ある日モテ期がやってきた』のジェイ・バルチェルが仲間のひとりとして、ソマリア出身のラッパーK'naanが死体役、終盤の重要人物には名脇役の道を突き進むポール・ジアマッティなどがほぼチョイ役で登場。製作費2050万ドル。2013年公開作品。

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大改造を施した高級車リムジンをオフィス代わりにする28歳ながらも金融投機で巨万の富を築き上げた青年実業家エリック・パッカー。大統領のニューヨーク訪問の影響で街では大勢の市民がデモに繰り出し、あらゆるものを手に入れた資本主義の申し子なはずのパーカーは行きつけの床屋に辿り着けない。一方で人民元取引で壊滅的な損失を出したことが明らかとなる。
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ずいぶんとやらかしたなクローネンバーグ、というのが正直なところ。主にリムジンの中を舞台に、若き投機王エリック・パーカーとその部下やボディガード、知人女性たちとの会話劇になる。分かったような、その実意味不明な言葉を弄し、観念的に哲学的にそして極めて即物的なやりとりが延々と続く。"現代米国を代表する小説家であり、近年はノーベル文学賞の常連候補として名前が挙がっている"というドン・デリーロが書いた原作小説がそもそもどういうものなのか知っておくぐらいの前知識が必要な映画なのかもしれない。ただ、こういった寓話を読み解くのは頭の良い人に任せておけばいい程度にしか思えない作品でもある。

すでに十分なキャリアを積んでいながらも、毎回趣向を変える意欲的な創作活動を続けているという意味では、本作はダメだったが、クローネンバーグの新作にはこれからも何かしらの期待を抱いてしまうのだろう。
2013.10.31 Thursday 23:57 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:57 | - | - | -
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