すばらしくてNICE CHOICE

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無料配信ミックステープ11月号(2013)
2013年11月発表の国産ヒップホップを中心としたフリーダウンロード・ミックステープ一覧。日本語ラップ専門情報サイト2Dcolvicsで紹介された作品を中心にピックアップ。

<"これだけ聴いとけ作品"を簡潔に教えてくれというせっかちな人のための3枚>

左端は大阪・梅田サイファーの面々の楽曲をまとめたもの。真ん中がforteのトラックメイカー%Cのビート集。右は愛知県岡崎市のヒップホップクルーO.B.Pの初音源。ジャケットをクリックするとDL先に飛びます。



【○】COBO 『TRANS FORMER』
2013.11.01 / 全10曲19分 / mp3,flac,... / bandcamp
5月の『4.0』(DL先)に続き今年2本目、通算で6本目となる東京在住のソロラッパーの新作。洋楽のはやりトラックを借用するスタイルは変わらず。前作までの繰り言は減ったものの、耳に残るラインは相変わらず少ない。その中で「ラブホなう」をリミックスしたM7はユーモラスな仕上がりで、もうひとつ笑いを起こせていれば完璧。般若よろしく客演なしで制作し続けているが、時に変化球があると作品としての面白味が生まれそう。


【○】Lo-Fi Quarterz 『re:tape』
2013.11.02 / 全16曲28分 / mp3,flac,... / bandcamp
無料配信終了。ネットレーベルBeat Train Recordingsの前代表で、熊本のトラックメイカーILL THE ESSENCEの別名義でのビート集。カセットテープでリリースされた作品で、DL版のみ3日間限定で無料配信された。素人には難解な通好みのビートであり、分かったような分からないような気にさせられる。唯一楽しめたのはボーナストラック扱いのM15のみ。


【○】Blank Comfort Posse 『Fillin' Blanks EP』
2013.11.03 / 全5曲18分 / mp3,flac,... / bandcamp
ROSEとLawHauの2MCとSatanの1DJで今年結成されたグループ。1993年生まれのロゼは今年3月にソロでミックステープ(DL先)を発表済みで、彼の2歳年上となるローハウはJPRAP.COM企画の『REV TAPE VOL.2』(DL先)に参加し、同月彼もミックステープ(DL先)出している。猫も杓子もなスワッグスタイルのラップはドングリをまた増やしただけのようで、聴く方は飽き飽きしているが、やる方はそんなことないんだろうか。


【○】robotman 『doodadoo remixes』
2013.11.04 / 全7曲31分 / 128,320kbps / HP
ダンスミュージックにはとんと関心のない人生を送ってきたので詳しいことは知らないが、さすがに名前だけは見覚えのあるRichie Hawtin(変な髪型の人)がロボットマン名義(ロケットマンはここからなのね)で1992年にリリースしたを、herokkin(彼しか知らないが)を始めとしたトラックメイカーがリミックスした作品。


【○】VA 『DJ HAMAYA presents Umeda Cypher Mixtape』
2013.11.04 / 全25曲58分 / 320kbps / Twitter
毎週末に大阪・梅田駅近くの歩道橋で行われているという"梅田サイファー"に集う若手ラッパーたちの楽曲を仲間のDJハマヤがミックス。半分は彼らのサウンドクラウドや既発ミックステープ(DL先、DL先)からとなり、残り半分近くが新曲や初めて耳にする曲で構成される。いずれにしてもただのフリースタイル愛好家に留まるのではなく、高い完成度を誇る楽曲をコンスタントに発表してきた彼の実力がまざまざと実感できる。


【○】DIZZY 『ANRI SideStory』
2013.11.06 / 全6曲20分 / mp3,flac,... / bandcamp
いつだって報われない愛をラップしているDRO改めDIZZYが、英国バーミンガム生まれ(wiki調べ)のAV女優・沖田杏梨(参考)への猛烈な気持ちを素直にぶつける。言葉が乱暴だったりもするのだけど、貫録の出てきたフロウの中でいわれるとついつい聴いてしまうところに今のディジーの面白さがある。めしべを"何でも受け入れる"と喝破するなど視点の独特さも興味深い。


【○】N9nety-One 『Dorowrich』
2013.11.07 / 全5曲17分 / 160kbps / blog
今年は偶数月にミックステープを出しているナインティ・ワンのやや遅れて発表となった通算9本目のミックステープ(過去作はここの"Trailer"とある動画から)。今年突如覚醒した彼らだったが前作でやや陰りが見え、やっぱり・・・と思ってしまったのだけど、今作を聴く限りでは持ち直している。何か特別なことをラップしているわけではないが、安定した技術で高いテンションのラップと時折作るM4のようなおかしな曲が彼らの魅力だ。


【×】KEN-GEE 『E-GO MIXTAPE』
2013.11.07 / 全12曲36分 / 192kbps / mixconnect
徳島のラッパーとのこと。フリーDLで一番ダメなパターン。曲を一括で落とせない。ひとつずつファイル保存し、しかもそのmp3には曲名が打ちこまれていない。苦労してDLしても肝心要のラップが最悪。洋邦のジャジーなトラックが使われているのはいいが、ラップがそれ以前のスキャットでしかない。

実際のラップの作り方は知らないけれど、歌物制作の際の仮り歌段階のように例えばラララ・・・でビートの上にメロディを置いていくのと同じく、ラップでもこんな感じでいこうかと音を置いていくのだとしたら、本作での彼のセンスは悪くないかもしれない。ただ、完成品がラップしていることを想定しているなら、こんな感じと置いた音の上に言葉を乗せないといけない。英語でも日本語でもいいがそれが出来ていないならラップではなく、あえて分類するならスキャットだ。

期待の若手集団PURPLE BLOOD MOTHのメンバーに制作してもらったせっかくのアートワークもファイルに張り付けていないし、リンク先のDLページにあるjpgはあまりに小さい(120×120)。聴いてくれ落としてくれとトゥイッターで大量に呟く努力は大事だけど、DLするのに手間暇がかかりその甲斐もないなら意味がない。


【○】ankokushinwa 『暗黒神話の暗黒神話EP』
2013.11.09 / 全5曲21分 / 320kbps / Tumblr
フリーDLブームが始まってからアーティストの素性を気にしなくなった。プロか素人かではなく、いい音、面白い音を作り続けている人が正義だからだ。トラックメイカーの彼もそのひとりで、SEEDAやJUSWANNAのリミックスを手掛けていたところから興味を持ち、サウンドクラウドを追いかけている。アニメ関係ネタが大半で、おかげで見てもいないのに詳しくなっている。本作ではひねくれが少なく、ダンス音楽として珍しく真っ当に鳴らす。


【○】%C 『Back Stabbers』
2013.11.10 / 全6曲18分 / mp3,flac,... / bandcamp
ラッパーHAIIRO DE ROSSI主宰のforteに所属するトラックメイカー%Cの3本目となるフリーDLビート集。今年は4月にファーストアルバムをリリースし、6月には2本目の『the DIGI』(DL先)を発表しているわけで、ずいぶんと活動的な印象があるが、ここに来て先の2作品よりも確実に楽しめる音を仕上げてきた。重く深いビートで重心を安定させ、軽やかなメロディが物語を紡ぎ出す。とてもいい。


【△】VA 『Monster House Compilation Album Vol.1』
2013.11.11 / 全15曲51分 / 160kbps / blog
SIMI LABもそうだったが、大所帯グループというのはいつでも何かしら期待してしまうところがある。まあたいていが裏切られるわけだけど。"モンスターハウス"という見たところ10人以上はいるこの東京のグループもまた大層な名称を掲げてはいるが、各グループのみそっかすが仕方なく集まって結成したのだろう。20歳前後が多そうなのでもしかしたら大化けするのかもしれないけれど、現状では聴けたものではない。気になったのは、珍しくSOUL'd OUTのDiggy-MO'のフォロワーがいること(M9)と、M10で聴ける伸びのある歌声だ。

裏ジャケも制作しているのだからあらかじめファイルに張り込むか、あるいはフォルダに入れておくぐらいはした方がいい。アメーバブログは写真を落とせない仕様になっているため、彼らの呟きから引っ張ってくるしかない()。そうした細かい作業もまた実際の表現と同じぐらいに大事で、そこを疎かにしている人たちはたいてい実力も半端だ。


【○】YURIKA 『PLAYGROUND』
2013.11.11 / 全9曲27分 / 320kbps / blog
KEN THE 390が主宰する快進撃中のDREAM BOYに所属の1988年東京生まれの女性ラッパー・ユリカの初となるミックステープ。今でも本場アメリカを含め女性のラッパーが少ないのはヒップホップが男社会のため、巧い男のラッパーと同等以上の技術がないと認められないというわけの分からない風潮があるからだろう。日本だと不思議ちゃんキャラを背負い、同じ土俵には立たずロック畑にアピールする道を選ぶ人もいれば、はたまた私もともとシンガーでしたと歌い始める場合もある。いずれにせよ大変だなと思うわけだけど、このユリカは出てきた当初ほどの期待がもうなくなっている(ファーストアルバムがダメだった)のが功を奏したのか、あるいは選曲の良さが利いているのか、日本語ラップ的知名度のある客演が多いためか、本作は意外に楽しめる。勿怪の幸い。


【○】 Ryuei Kotoge『箸休め EP』
2013.11.11 / 全6曲21分 / mp3,flac,... / bandcamp
1986年生まれ、神戸在住のトラックメイカーのビート集。聴くのは昨年の『ARCHITECT EP』(DL先)以来か。ダブステップに触発されて音制作を始めたそうで、別名義ではジュークにも手を出しているとか。本作ではつんのめるビートはあるものの、静謐な音の空間が構築されていて、静かな心持ちのまま楽しめる。普段聴かないジャンルだけど、ながら聴きするのに音が無駄な主張をせずちょうどいい。


【△】ANARCHY 『DGKA (DIRTY GHETTO KING ANARCHY)』
2013.11.13 / 全10曲36分 / 320kbps / HP
R-RATED所属の京都出身ラッパー・アナーキーのミックステープ。大物と位置付けられるラッパーが久し振りにフリーDLに手を出したという意味で評価できる。が、これまでの市販流通作品とは違い、無理して繕わなくていいと判断したのか、直球の言葉が繰り出され、非常に頭の悪いラップが並ぶ。その分力強いのも確かだが、こんなラップを真顔で賞賛するようになったら終わりだ。フリー作品でも手を抜かず(ギャラは発生しているのかもしれないが)、今年6月にリリースした自身のミニアルバムよりも良いラップをしているOZROSAURUS・MACCHOのヴァースが聴きどころ。


【△】DΛLLΛR 『THE NEWDEΛL MIXTΛPE』
2013.11.14 / 全18曲39分 / 320kbps / Twitter
1992年生まれ愛知県豊橋市在住のソロラッパー。オリジナルとリミックスが半々ぐらいのトラックの上で、ジャケのファッションからもうかがえるようにスワッグなモテラップをしたいのだろうが、いかんせんビートに乗れていない。いい回しに面白味や鋭さがなく、言葉が無駄に垂れ流される。上のモンスターハウスと同じくアートワークの処理が甘い。


【○】Muta & DJ Tiga 『MU-TAPE』
2013.11.19 / 全16曲43分 / VBR / Twitter
11月末にYoung Drunkerとしてセカンドアルバムをリリースしたムタのソロ曲や客演、グループでの曲をまとめたもの。現在も所属しているのかは知らないが、今年最も注目されているFla$hBackSのjjjの曲も聴ける。1年前に同グループの大吉郎が出したミックステープ(DL先)と同じく、ABCのpiz?やVOLOの参加もあり、東東京から常磐線沿線の雰囲気があるラップをゲップが出るほど聴ける。


【○】JOE IRON 『Banzai Boy 2』
2013.11.19 / 全30曲92分 / 320kbps / Twitter
DJ HAZIMEの新譜にも参加し、確実に地盤を固めつつある日系4世のトラックメイカーの1年ぶりとなる新作。前作(DL先)から引き続きSCARSのSTICKYやEGO、Yuki a.k.a. Juto、彼がバックアップするお馴染みの女性ラッパーMICHOらが客演。今回は10曲も増量されたことでそうした首都圏勢だけではなく、より広い地域からも参加しているようで知らないラッパーが多いという意味では興味深いが、92分という長さでこれだけシンセを利かした派手で下世話なトラックが続くと胃もたれを起こす。


【○】Punkish B 『More Beats For Your Verse』
2013.11.19 / 全9曲23分 / mp3,flac,... / bandcamp
今年2月の『Beats For Your Verse』(DL先)以来となる東京のトラックメイカーの3本目のビート集。前作はラップのためのトラックという印象で、リスニング目的で聴くにはいささか単調だったが、今回は題名から察するにラップのためのビート集第2弾ではあるのだけど、より鮮やかな色が音につけられていて、曲単体でも十分楽しんで聴ける曲が増えている。


【○】ICE 2 BLAST 『ICE 2 TIME』
2013.11.20 / 全10曲37分 / 192kbps / YouTube
KCとS2-AKからなる新潟県長岡市出身のラップデュオ。昨年6月以来2本目のミックステープ。前作はもう落とせないようだが、2011年末に発表されたS2-AKのソロ作はDL可。前作からの成長をほとんど感じられないスワッグどんぐり。テーマもリリックも全て先が読める。


【○】MADS 『In Effect』
2013.11.20 / 全8曲27分 / 320kbps / Twitter
注目トラックメイカーSH BEATS(骨川スネア)とのユニットLowClassSessionとしても活動するKROUDと誤(GO)、CHAKRA(ちゃくらメンソール)、PEPCEEによる大阪の4MCグループ。以前より個別での活動(DL先、DL先、DL先)や今年春先から計4枚発表されたBLUE VERY STUDIO企画のミックステープ(DL先)でそういうグループがいることは把握していたものの、まとまった作品を聴くのは初めて。東京でいえば池袋bed、もっといえばDOWN NORTH CAMPと比較できそうな草ネタのメロウなラップはヒップホップの一側面を確実に体現している。


【○】KZ a.k.a RAPTRICKY 『Trip Of Dream』
2013.11.21 / 全11曲41分 / 192kbps / Twitter
配信終了(1週間限定)。1990年生まれ福島のソロラッパー。2011年12月に手売りに近いで1000円の値を付けリリースした初作。ファンの要望でアップしたようだ。避難生活を余儀なくされたで制作した音源のようで、M7のような幸せを噛みしめる楽曲も収録されている。時折ウエッサイ風味が混ぜ込まれる音は新鮮ではあるが、ラップ技術そのものに難がある。テーマもマイク1本で夢掴むぜという凡庸なものがほとんど。


【○】KZ a.k.a RAPTRICKY 『Still Run This Town』
2013.09.07 / 全8曲25分 / 192kbps / Twitter
上の福島のラッパーが9月に出していたミックステープ。DV被害に遭っている女性を歌ったり、小学校以前からの自分語りを始めたりとストーリーテリング曲も収録されているわけで、階段をひとつ昇れているのかもしれないが、全体としては地方の小さなクラブでノルマに苦しみながらもずっと頑張り続けるラッパー以上の未来は見えてこない。


【△】NORI Tart 『Lost Time Revive』
2013.11.22 / 全12曲37分 / 192kbps / Twitter
昨年はミックステープを量産し、今年5月には配信限定でアルバムもリリース(YouTube)したNORI aka Takachangmanが名義を変えて新作発表。今回はプロデュースに重心を置くため、彼の不快なラップがほとんどないのは良いことだが、類は友を呼ぶもので客演陣は褒められたものではない。なぜか近江音盤の蛇が参加。イマイチだった新作(DL先)とは違い、彼らしいえげつなさが楽しめるラップになっている。


【○】VA 『Pocket Full Of Yukichi』
2013.11.22 / 全12曲38分 / 320kbps / Tumblr
トゥイッタラーのアボかどさん(Tw)が制作したコンピミックステープ。リスナーが自分の好きなラッパーに声をかけ、こうして1枚の作品を作り上げてしまう動きは本当に素晴らしい。おならBOOさんも昨年末(DL先)と今夏(DL先)にフリーDLコンピを出しているし、BBOY PARKの名物屋台かなへび屋のユッカさんにいたっては無料配信ではなく売り物としてCD-Rでコンピを作り続けている。SNS等でアーティストとの垣根がより低くなっていることもあり、一リスナーであってもやる気と行動力さえあれば、こうして立派な作品を作れてしまうわけで、かなり興味深い動きだと思う。

本作はまさかのメジャーデビューが決まっているCherry Brownの別名義Lil'諭吉(最新作はここでDL可)が発表してきたフリーDLトラックを使うという草の根フックアップでもあり、参加しているラッパーはアボかどさんの地元である新潟出身者が多いというのも"地元LOVEだろ"を基本精神に持つヒップホップらしいところだ。

ニコニコ動画出身ながらも注目を集めるRAq(DL先)や、高校生ラップ選手権にも出場した長野のmaru-ai、大阪からは先月ミックステープで新作を出したばかりのWARUSHI(DL先)やその盟友T@K(DL先)、低音が魅力のALWAIO、Low High Who?所属のkomeもいるし、3〜4曲入りのシングルを毎月末に出し精力的に活動するSly a.k.a 9llA Sound(DL先)、JPRAP.COMコンピに取り上げられたのにその後なかなか曲を出さず、残念に思っていた北海道の3ISLE(DL先)の参加は嬉しい。以上が県外から参加者となる。

新潟勢は米どころが生んだ怪人ラッパー宇宙忍者バファリン(DL先)や、フリーDLブームの初期にはよく名前を見たけれど最近はあまり聞かなくなったGOBURIN(DL先)やHightBeatz(DL先)が元気にラップしているのを確認できるし、長野と新潟を繋ぐLagsharks(DL先)の新曲が聴けるのは思わぬ収穫だ。


【○】Barttro Bajeena VS EMINEM 『Barttro's film theory EP4』
2013.11.23 / 全5曲25分 / mp3,flac,... / bandcamp
1987年東京は大田区出身のトラックメイカー、クワトロ・バジーナ(Quattro Vageena)ならぬバルトロ・バジーナが、昨年のJay-Z(DL先)に続き、劇中歌の選曲にも定評がある変態監督クエンティン・タランティーノの映画音楽を使い、白人ラッパー・エミネムの代表曲をリミックス。5曲と少なく、吹き替えを利用してのスキットもあったりと工夫はあるが、肝心の音の傾向がやや似過ぎている嫌いはある。とはいえなかなか面白い試み。


【○】LASTorder 『Unreal Dialogue』
2013.11.25 / 全8曲34分 / 320kbps / HP
1993年生まれの弱冠二十歳のトラックメイカーのビート集。フリーDL作品としては昨年5月の『risk allocation』以来2本目。今年2月にはファーストアルバムをリリースしている。17歳の時にShing02の「Parallel Universe」のリミキサーとして採用(YouTube)され、早くもその非凡さを発揮していたわけだけど、本作でも二十歳とは思えない堂々とした音でもって、親密で心優しい音の物語を編み上げる。特にM1が素晴らしい。


【○】VA 『B.D.V.A.』
2013.11.25 / 全12曲43分 / mp3,flac,... / bandcamp
ネットレーベルAno(t)raksが発足1周年を記念して発表した作品。ここは夏に最高のポップミュージックを奏でていたSlow Beachの『Lover Lover』(DL先)を出していたところで、そんなレーベルが企画したコンピが悪いはずはなく、どのアーティストもどうしてメジャーに行かないのと不思議になるぐらい上質なギターポップを紡ぎ出している。まあ誰にも左右されない音楽嗜好と質の良さを選択するなら上に行こうとは思わないだろうが。そんな中にヒップホップグループ・パブリック娘。(DL先)が札幌のトラックメイカーPARKGOLF(DL先)と組んだ新曲でトリを飾っているのはなんだか面白い。


【○】O.B.P (Okazaki Bon-Yari Posse) 『DEMNO』
2013.11.28 / 全8曲23分 / 320kbps / Twitter
ソロ(DL先)でもUNITED BATTSのリーダーとしても活躍するUNIVERSAL TOSHIKIが所属する"愛知県岡崎のボンヤリした人たち"の初音源。ポッセと付くように10人以上いる大所帯グループらしい。各人にもう少し個性が欲しいとは思うものの、全員に平均以上のラップ技術があり、安心して彼らの日常ラップを楽しめる。本数は多かったけれど、不作だった今月の数少ない当り作。


【△】きゃべつ 『Sea(改)』
2013.11.29 / 全10曲54分 / mp3,flac,... / bandcamp
東京杉並在住のトラックメイカー。8月に『不思議な庭Session』(DL先)というポエトリーリーディング・セッション音源を発表したネットレーベルから出されたビート集。タグにヒップホップともあったので聴いてみたのだけど、確かに出だしは濃厚ではあるが、その後は単調な音が続きどうしようもなく飽きる。自身のバンドキャンプでもいくつか作品を発表しているようだ。ボーナストラックの酔っ払い実況は地獄。


【○】canooooopy 『寂と瞬く混成体 [wordless enhanced glittery blend]』
2013.11.30 / 全7曲17分 / mp3,flac,... / bandcamp
7月の『蛙のための多形力学』(DL先)に続くキャノピー(もしかしたらキャノーーーーピーかも)のソロ3作目となるビート集。今回は前田勝彦のソロプロジェクトworld's end girlfriendの音源を素材に組み上げた作品となる。そのためなのかこれまであった温かみのある音とは違い、冷たく無機質な印象だ。曲名は相変わらず面白い。







【△】Lump Beats 『BeatTape-L』
2013.08.03 / 全5曲16分 / 320kbps / Twitter
1991年生まれの大阪堺市のトラックメイカー。HARD VANKという地元結成のグループの一員のようで、その仲間の5h0taと共に『かなへびコンピ2013夏』や、タクの新作ミックステープ(DL先)に参加している。簡素でもったりとしたリズムのビートは、M2など上音に惹かれるものがないわけではないが、ラップを乗せる際には必要な曲の長さも単体で聴くには退屈を生み出すだけとなる。




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<まとめ>
2010年〜2011年1月〜9月分 Tegetther
2012年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2013年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

・「JPRAP.COM presents "The Se7en Deadly Sins"」 →記事(2011.05.26記)
  2010年の主要フリーダウンロードミックステープについてもある程度まとめてある。
・「昨今の国産ヒップホップ・無料DLミックステープ事情」 →記事(2011.09.30記)
  2011年前半の作品に焦点を当てた記事。
・「VA『Fat Bob's ORDER vol.1』」 →記事(2011.10.07記)
  記事の最後に名古屋関連のミックステープのまとめた。
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2013.11.30 Saturday 23:59 | 音楽 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.04.19 Wednesday 23:59 | - | - | -
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