すばらしくてNICE CHOICE

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砂漠でサーモン・フィッシング / almon Fishing in the Yemen

73点/100点満点中

2011年の英国製作のコメディ。主演ユアン・マクレガー。ヒロインにエミリー・ブラント。ひときわいい味出してる首相広報官役は『サラの鍵』のクリスティン・スコット・トーマス。監督は『ショコラ』『HACHI 約束の犬』など作品を選ばない職人監督な感があるラッセ・ハルストレム。本作も英国国営宝くじThe National Lotteryから援助を受けている。製作費1450万ドル。

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英国の水産学者アルフレッド・ジョーンズ博士のもとに、イエメンに川を作り鮭釣りができるようにして欲しいとの依頼が大富豪シャイフから舞い込む。荒唐無稽な話に、ジョーンズは仲介者である投資コンサルタントのハリエット・チェトウォド=タルボットへ不可能と返信する。ところが、中東との関係改善に頭を悩ませていた英国政府がこの話に飛びつき、首相肝いりの支援事業に。結果的に無理難題を押しつけられたジョーンズは、ハリエットと協力してプロジェクトを進めるが・・・。
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実話ベースならなおさら良かったのにと思うようないい話。冒頭に本作は云々とのクレジットは確かにないが、頭の片隅に実話を基にしているという間違った情報があって、お金のある国というのはいいもんだと変なところに感心しながら見ていたものだから、完全創作と知り、今は勝手に少々裏切られた感すらある。

それはともかく、非常にテンポがいい。首相付きの女性広報官パトリシア・マクスウェルが結果的に物語の大きな舵を握るわけなのだけど、彼女の行動を通して場当り的な政府の政策が批判されていくのは妙に小気味良い。基本的にメインになるのはイエメンを舞台にしたプロジェクトX物語ではなく、その堅物具合がいかにも英国紳士といった感のあるジョーンズ(ちょっと変人でもあり、村上春樹の小説から抜け出てきたよう)と快活な女性とのラブコメとなる。ただ、冒頭のエピソードのように英国がずっと抱えている中東問題(というか英国がそもそもの元凶)やアフガン出兵、スタンドプレイ重視の政治のあり方など、時事問題への軽いジャブがコンスタントに繰り出され、突然の暗殺者やその撃退法にはさすがに首を傾げざるを得ないが、総じて気持ち良く観賞できる映画に仕上がっている。無理矢理ハッピーエンドに持ち込む最後だけはいただけないが。
2013.11.28 Thursday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.10.16 Wednesday 23:58 | - | - | -
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