すばらしくてNICE CHOICE

暇な時に、
本・音楽・漫画・映画の
勝手な感想を書いていきます。
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2013年ベスト映画
今年映画館で見た映画はたったの33本。年々減っていく。映画は劇場で見てこそ映画であり、テレビの小っちゃい画面では意味ないぞというのは父親の教えだけど、DVD鑑賞だけが恐ろしいほど増えている。まあ毎年同じことをグダグダ書いていても仕方ないので、劇場で鑑賞した33本の中から良かったものを10作。DVD鑑賞作からは15作を選んでみた。"2013年はインプットしたらしっかりアウトプットする"なんて宣言してたけど、ダメだったね。

一応、これまでのランキングも。2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年


<劇場鑑賞>

1位 ムード・インディゴ うたかたの日々 (フランス公開版) / L'Ecume des jours →記事

ミシェル・ゴンドリー監督の最新作。今年はもう1作公開されたのだけど、そっちはまだ未見で、評判も悪くなかったけれど、でもこれだろうね。前半を鑑賞しながら今年ナンバー1はこれだって確信してた。ふたりが下り坂を転げ落ちる後半に唖然とはするが、それはこれまでのゴンドリー作にはない作風で新しいことをしたという意味でも評価したい。


2位 ゼロ・グラビティ / Gravity →記事

見終えた時に付けている点数でいえば、1位の『ムード・インディゴ』(91点)よりもこちらの方が圧倒的に上(98点)ではある。単純で力強いテーマとこれまで幾度となく映像で見てきたはずの宇宙からの景色をここまで新鮮に、かつリアリティを持たせて作り上げたことは素晴らしい。


3位 ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 / Life of Pi →記事

これも2位に続いて3D映画。『アバター』でも明らかなように、ファンタジーの方が3D効果が出しやすい。ただ、構図や絵柄に無理が起きやすく、3D作はできるだけ避けているのだけど、こうして3Dだからこそ作品の面白さがさらに向上するならその導入も悪くはない。基盤となる物語自体も良かった。


4位 ジャンゴ 繋がれざる者 / Django Unchained

クエンティン・タランティーノの最新作。これまでも西部劇からの影響をうかがわせる作風ではあったわけで、正面から撮った本作に違和感はないが、彼らしくもなく直線的な物語の展開を見せることには驚いた。たまには分かりやすいタランティーノもいい。役者たちも楽しんで演じている。


5位 地獄でなぜ悪い →記事

濃い俳優たちを揃えているが、彼らを押しのけて、やりたい放題の監督の高笑いが聞こえてきそうな園子温の極悪エンターテイメント路線復活を告げる新作。邦画自体は盛り上がっているが、数少ない日本映画の良心。


6位 テッド / Ted →記事

悪いヌイグルミとボンクラ中年が大活躍。期待していた映画だったから、その出来の良さには満足したけれど、日本でこれほどヒットするとは想像していなかった。下手したらまたDVDスルーの心配もあったわけだ。


7位 風立ちぬ →記事

宮崎駿監督の最新作にして、一応最後の長編映画。これまでの子供から大人まで楽しめるファンタジー冒険活劇の集大成として位置付けられるような"楽しい"作品を最後に持ってくるのではなく、表現者としての業をそのまま出しつつ、ここに来てまでさらに成長、あるいは進化の階段をのぼろうとしているのが本当にすごい。でも、また復帰することを期待している。


8位 LOOPER/ルーパー / Looper →記事

ジョセフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリスが共演したタイムトラベルもの。ふたりとも好きな俳優だし、監督をしたライアン・ジョンソンも期待している新鋭だったので、しっかりと楽しめる作品になっていて嬉しい。設定の説明の仕方や、最後までオチを読ませない巧みさがいい。


9位 クラウド・アトラス / Cloud Atlas

さすがはウォシャウスキー兄弟(今は姉弟らしいが)!手塚治虫の「火の鳥」シリーズを3時間にしてしまったような映像叙事詩はすごかった。それと、メイク。最後の種明かしであああれが彼/彼女だったのかという不思議な楽しみ方もできた。


10位 プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 / The Place Beyond the Pines →記事

ゴードン=レヴィットと共に、ハリウッドの若手の中では演技はもちろんのこと作品選びのセンスも際立っているライアン・ゴズリングが『ブルーバレンタイン』に続いて再びデレク・シアンフランス監督と組んだ新作。例によって例の如く内容を把握せずに見に行ったものだから本作の展開に驚かされたし、前作よりも物語が格段に厚さを増し、人生をより深く描いているのが良い。





<DVD鑑賞>

本国公開から5年以内の作品を15本を選んだ。そうした条件を付けないと、往年の名作も当然入ってくるわけで、ランキング的に非常に不恰好になってしまうからだ。クリスチャン・スレイター主演のクライムコメディ『クライム&ダイヤモンド』(記事)は点数的には4位になりそうだが2001年の作品であり、またLAを舞台にヒスパニック系青年を描く人間ドラマ『ブラッド・イン ブラッド・アウト』もかなり良かったけれどこちらは1993年ということで泣く泣く除外した。久しぶりに見た『スタンド・バイ・ミー』もやっぱり名作だった。


1位:
おおかみこどもの雨と雪 (2012) →記事

宮崎駿が引退しても細田守がいるのだと2013年も終わりに近づいて知った。物語、テーマ、絵。どれをとっても宮崎の後継者にふさわしい。


2位:
シュガー・ラッシュ / Wreck-It Ralph (2012) →記事

日本では今年公開されたディズニーアニメの新作。まさに子供から大人まで楽しませてくれる冒険活劇。素晴らしい。直前までぶっちぎりで1位だったのだけど、書いている途中で上の日本アニメに差された形だ。きっとヴァネロペは大泣きだろう。


3位:
ムーンライズ・キングダム / Moonrise Kingdom (2012) →記事

見ず嫌いしていたウェス・アンダーソン監督の最新作。日本公開は今年。こんな素晴らしい映画を撮る人だったとは!とこれまで見過ごしてきたことを激しく後悔した逸品。慌てて前作の『ファンタスティック Mr.FOX』も見たが、それも良かった。


4位:
ベルリンファイル / 베를린 (2013) →記事

今年もアクションやサスペンス、スリラーを中心に韓国映画を見てきた。名作はあらかた見てしまったようで打率も落ちているわけだけど、このスパイアクションはかなり楽しめた。ハリウッドに負けていないエンタメ路線で邦画がいくら頑張っても追いつけないジャンル。


5位:
野蛮なやつら/SAVAGES / Savages (2012)

今年日本公開されたオリバー・ストーン監督の最新作。イラクやアフガニスタンで活躍した元兵士たちとメキシコの麻薬カルテルとの激突というエンタメアクションを炸裂させている。ストーン監督というとここのところは小難しいことをやっている印象があったけれど、今回は徹底した娯楽でいい。劇場で見たかった。


6位:
トールマン / The Tall Man (2012) →記事

傑作フレンチホラー『マーターズ』のパスカル・ロジェ監督最新作。"トールマン"と呼ばれる何者かによって子供が誘拐される事件の多発する村。トールマンは一体誰なのか実在するのかその目的は何なのか。前作同様に予想の斜めを上をいく展開にさすがと喝采を送った。


7位:
ラブ・アゲイン / Crazy, Stupid, Love. (2011) →記事

主演はスティーヴ・カレルだけど、ここはライアン・ゴズリングとエマ・ストーンのカップルに注目したいラブコメディ。ストーンがひたすらかわいい。コメディとしてはもちろん、物語としても本当によくできている。


8位:
ミッドナイト・イン・パリ / Midnight in Paris (2011) →記事

苦手意識が強かったウディ・アレン監督。評判の良さを聞くにつけ見ようとはずっと思っていて、ようやく鑑賞できたらあまりの良さにひっくり返った。どの文化にも黄金時代はあるし、それが好きなジャンルなら行って、その空気を肌で感じてみたいものだ。


9位:
夢売るふたり (2012) →記事

西川美和監督のの最新作。本作で思わずのけぞったのは松たか子の演技。これほど巧い女優だとは思っていなかった。物語、というより着眼点か、も不思議で、この監督の作品は劇場で見ようと思った。


10位:
イノセント・ガーデン / Stoker (2013) →記事

韓国のパク・チャヌク監督のハリウッドデビュー作。これも今年公開作品。自国にいた時とそのスタイルを変節させることなく、さらにいえばもっと繊細に物語を描いていて頼もしい。カメラが特に良かった。


11位:
きっと ここが帰る場所 / This Must Be the Place (2011) →記事

ショーン・ペン主演作。元ロックスターに完璧になりきっている彼の演技を楽しむと同時に成長や和解の物語でもあり、そのふたつの合わさり方は見事だった。


12位:
それでも、愛してる / The Beaver (2011) →記事

ジョディ・フォスターが監督をし、メル・ギブソン主演の人間ドラマ。『テッド』と同じくある意味でぬいぐるみ療法ではあるが、ギブソンの名俳優ぶりはアクション映画ばかり出演しているのがもったいなく思えてくる。


13位:
EVA<エヴァ> / Eva (2011)

日常描写の中にさりげなく組み込まれるSF的な光景がうまいスペイン映画。1位にあげた『ムード・インディゴ うたかたの日々』と同じで、全体の出来とは関係ないところで完全に好みの作風。


14位:
崖っぷちの男 / Man on a Ledge (2011) →記事

よくできたサスペンス・アクション。5年後には内容を忘れてるかもしれないが、それでもハラハラドキドキしたという感想は覚えていられるぐらいの強度はある。このレベルを毎回見られたら嬉しい。


15位:
360 / 360 (2011) →記事

しっかり練られた脚本を堪能する群像劇。それもまあ『シティ・オブ・ゴッド』や『ナイロビの蜂』のフェルナンド・メイレレス監督が撮った作品なわけで当然なのだろうが、どうして劇場公開されなかったのかが謎だ。
2013.12.31 Tuesday 23:56 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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