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Stan Getz & Charlie Byrd『Jazz Samba』

Stan Getz & Charlie Byrd / Jazz Samba
Label: Verve
Release: 1962.04.20

Personnel:
Stan Getz - tenor sax
Charlie Byrd - guitar
Gene Byrd - guitar, bass
Keter Betts - bass
Buddy Deppenschmidt - drums
Bill Reichenbach Sr. - percussion

Recording Date: 1962.02.13

Song List:
01. Desafinado
02. Samba Dees Days
03. O Pato / 鵞鳥のサンバ
04. Samba Triste / 悲しみのサンバ
05. Samba de Uma Nota Só / ワン・ノート・サンバ
06. É Luxo Só
07. Baia


スタン・ゲッツのボサノヴァ・アルバム。ボサノヴァはギターの軽快な音が爽やかな音楽というイメージで自分とは無縁と思っていたが、こうして聴くようになるとはつくづく分からないものだ。伝統音楽サンバにモダンジャズを融合させ"都会的な味付け"をさせた新しいサンバがボサノヴァであり、1950年代中盤からブラジルのリオデジャネイロで始まり、1958年に「Chega de Saudade / 想いあふれて」がブレイクしたことでブラジル全土に広まった。ボサノヴァというジャンル名は、本作の1曲目でカバーされている「ディサフィナード」の歌詞にある"Bossa Nova"(新しい感覚/傾向)に由来するそうだ。

1927年生まれのスタン・ゲッツは15歳でプロデビューして以降、スタン・ケントン楽団、ベニー・グッドマン楽団、ウディ・ハーマン楽団を渡り歩き、クールジャズの旗手と目された白人テナーサックス奏者だったが、次第に麻薬に足を取られお決まりの転落が始まる。1954年にはモルヒネを狙って薬局への武装強盗事件を起こし逮捕されている。"ヘロイン中毒で実刑判決を受け、半年間の服役生活"後にスウェーデンで暮らし始める。34歳になった1961年ようやく帰国を果たす。そして復活第1作として制作されたのがこの『ジャズ・サンバ』だ。グラミー賞ではM1で最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞を受賞している。

翌年には、ここで2曲カバーしているアントニオ・カルロス・ジョビンも参加し、本作以上のヒットを収めたボサノヴァ路線第2作目『Getz/Gilberto』が作られる。

その『Getz/Gilberto』は流行しただけでなくグラミーでも高評価を受けたわけだけど、ボサノヴァの大御所とのコラボ作ということで、歌に比重が割かれ、ゲッツのテナーが添え物になっている。その点で、本作はいち早くボサをアメリカに紹介したギターリスト、チャーリー・バードとのバランスが優れ、本物のボサではないのかもしれないが、ゲッツ本来のかっこよさを堪能できる。邪魔にならず、場がお洒落に早変わりする機能的な音楽。
2014.05.27 Tuesday 00:00 | ジャズ | comments(0) | trackbacks(0)
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