すばらしくてNICE CHOICE

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君と歩く世界 / De rouille et d'os

67点/100点満点中

ロフト.』『闇を生きる男』などのベルギー人俳優マティアス・スーナールツと、マリオン・コティヤール共演の2012年の人間ドラマ。監督は前作『預言者』でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞したジャック・オーディアール。本作はフランス版アカデミー賞のセザール賞で脚色賞・編集賞・作曲賞・有望若手男優賞の4つを獲得。製作費1540万ユーロ。

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腕っぷしだけが取り柄のアリは5歳の息子サムを連れて南仏で暮らす姉のアナのもとに転がり込む。ナイトクラブの用心棒のアルバイトをするアリは、トラブルに巻き込まれた女性ステファニーを助け自宅に送り届ける。しばらく後、シャチの調教師をする彼女はショーの最中に、シャチに噛まれ両脚を失う。絶望にうちひしがれ、心を閉ざすステファニーだったが、ある時ふとアリに連絡を取り、ふたりは再会する。
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カナダ人作家クレイグ・デイヴィッドソンの2本の短編を原作とし、ひとつの物語に再構成して映画化したのだという。まさにそんな感じだ。脚を失った女性と、仕事や息子との状況が厳しくなる一方のどん底男のそれぞれの復活が描かれる。

シャチの調教師という専門職に就き、成功していたステファニーはその獰猛なシャチに一瞬の隙を突かれ両脚とキャリアを奪われる。地下格闘家として売り出し中のアリと再会し、飾らないというよりも端にデリカシーのない発言("ヤるか?")や振る舞いに彼女は怪我への遠慮がないことに心和らぐと共に、アリの試合(リアルファイトクラブ)に接することで生の闘争本能を目の当たりにする。そのことが次第に彼女の気持ちを変えていく。一方、アリは息子サムとの事件を通じ、本当の愛に目覚める。

ありがちといえばそれまでだ。海の王者シャチを調教していたように荒くれ男をあやすという流れもいかにも過ぎる感はあるが、フランスで今一番の女優マリオン・コティヤールの熱演が光る一本であるのは確か。感動をそのまま涙ながらに演出するのではなく、ややそっけないともいえるドライな質感はフランス映画らしいともいえるけれど、終盤が駆け足だったのはもったいない。
2014.05.30 Friday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:58 | - | - | -
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