すばらしくてNICE CHOICE

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最強のふたり / Intouchables

69点/100点満点中

2011年のフランス映画。実話を基にした人間ドラマ。母国では観客動員数が10週連続1位を記録し、11月初旬公開にも関わらず年間通しても1位となる。第37回セザール賞主演男優賞には、前年の興行収益第1位だった『君のいないサマーデイズ』にも出演していたフランソワ・クリュゼとオマール・シーが共に候補となり、シーが受賞。製作費950万ユーロ。

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事故で首から下が麻痺している大富豪フィリップの新しい介護人募集の面接に場違いな黒人青年ドリスがやって来る。彼は失業手当をもらうための不採用の証明書が欲しいだけで、受かる気などなかったが、周囲の同情と腫れ物に触るような態度に辟易していたフィリップは彼を採用してしまう。ドリスには介護の経験がないばかりか、趣味や生活習慣にいたるまで違っていたものの、障害者にも遠慮なく本音で接することで、次第にふたりの間に信頼関係が生まれていく。
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予告編を見ただけで泣きそうになった作品だったので、是非とも劇場で見たいと思っていたのだけど、それも叶わず、何だかんだあって結局この時期に。フランスではその年の観客動員数ナンバー1になっただけではなく、歴代でも3位となり(1位はご存知『タイタニック』、2位は2008年のコメディ『Bienvenue chez les Ch'tis』。日本では劇場公開はもとよりDVDスルーにもなっていない。なんてこったい!)、3人にひとりが見たそうだ。日本でも興行収入が16億円を超え、観客動員数もそれまで1位だった『アメリ』を抜いた。

大怪我をしその後遺症への同情や憐みの目を疎ましく思う障害者が、粗野ながらも本音で接する人間と出会う物語は、先日鑑賞した『君と歩く世界』を思い出させるが、まあ本作の大ヒットがあっての製作だったのだろう。犯罪歴もあり、失業保険を貰って仲間と遊んで楽しく生きていこうとする黒人青年ドリスと、上流階級の紳士フィリップでは抱えているバックグラウンドが全く違うわけで、その異文化交流ぶりが面白かったり、意外に理解力があるフィリップを以前から支えるスタッフたちの個性的な面々もスパイスとしてよく利き、フィリップの障害は痛ましいものの、金があるっていいなと思いながら最後まで笑いながら見終えることができる。

泣けるというのとは少し違う。難病ものを分かりやすくお涙頂戴にしないのは、『君と歩く世界』がそうだったように、フランス映画の矜持なのだろうか。滂沱させる何か爆弾を普通なら落としそうな終盤で、ヒトラーネタを持ってくるのは何ともすごい。さらっと流すならまだしもフィリップまでかぶせてくるものだから(口元の細かな動き)、意外に長く続くし、日本では笑えるが、欧米だとこの辺は結構厳しいはずで、それでも大ヒットをしたということは、向こうの人も笑ったのだろう。
2014.06.02 Monday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:58 | - | - | -
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