すばらしくてNICE CHOICE

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藁の楯

70点/100点満点中

三池崇史監督の2013年のサスペンスアクション。原作は『ビー・バップ・ハイスクール』で知られる漫画家きうちかずひろが本名で発表した同名警察小説。主演は大沢たかお。共演に松嶋菜々子、藤原竜也、岸谷五朗、瑛太の実弟・永山絢斗、伊武雅刀、山崎努ら。

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財界の大物・蜷川隆興の孫娘が惨殺される。容疑者は8年前にも少女を殺害し、釈放されたばかりの清丸国秀。蜷川は全国紙に"清丸を殺害すれば10億円を支払う"との全面広告を打ち、日本中が色めき立つ。観念した清丸は潜伏先から福岡県警に自首。彼を警視庁に移送するため、SPの銘苅一基をリーダーとする5人の精鋭が招集されるが・・・。
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ネタがいい。日本中から大金目当てで命を狙われる凶悪犯を無事に桜田門まで移送できるか。護送車、新幹線(台湾で撮影されたそう)、車と乗り替えながら、護送チーム内の疑心暗鬼を常に秘めつつ襲撃に対処し、48時間のタイムリミットがあることは終盤まで忘れられているものの、ゴールに向かおうとする。

序盤でおそらく目玉のひとつとなるバスが爆発で回転しながら飛んでくるというカーアクションがある。そこで確認できるのは日本映画は迫力の爆破シーンをまだ作れないというものだが、一方で大量の警察車両や群衆など数で見せる迫力については悪くない。中盤以降はアクションの激しさではなく、警察同士や警察と清丸のやりとりが中心になるため小さくまとまる。その展開にテンションの低下との批判を耳にするが、清丸のなかなか素敵な性格や銘苅を演じる大沢たかおの意外な頑張り(トマト畑を始め)もあり、趣向の変化として私は楽しめた。ただ、警察上層部にまで影響を及ぼしている蜷川の陰謀が結局尻すぼみになるのは残念。彼に扮する山崎努の相変わらずの鬼気迫る演技に頼るだけではなく、派手なアクションで最後にもうひと盛り上がり欲しい。

生粋のクズを演じる藤原竜也は最低な人格ではあるものの、持ち前の上品な顔立ちのおかげで不思議な存在に仕立て上げていて面白い。瑛太の弟・永山は演じやすそうな捜査一課の鼻っ柱が強い刑事に扮するが、どうにもまだまだ勉強中ですという演技を披露してしまい、邦画を見る時によく感じる白けを覚える。松嶋菜々子を少しも美しく撮ろうとしない三池はさすが。舞台上がりらしいわざとらしさが抜けない岸谷五朗は毎度のことか。大沢たかおが好演しているのは本当に意外だった。

しかし、エンドロールの歌で笑わせるのは反則だ。
2014.07.10 Thursday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2019.08.20 Tuesday 23:58 | - | - | -
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