すばらしくてNICE CHOICE

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人類滅亡計画書 / 인류멸망보고서

67点/100点満点中

2012年の韓国映画。題名通りに人類の滅亡を予感させるエピソードをSFやホラーの形で描いた3篇からなるオムニバス作品。「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2013」の1作でもあり、これで2013年の全6作『アフターショック』『バーバリアン怪奇映画特殊音響効果製作所』『ロスト・ボディ』『恐怖ノ黒洋館』『人類滅亡計画書』『道化死てるぜ!』を鑑賞したことになる。


「素晴らしい新世界」
監督・脚本(共同)は『南極日誌』『ヘンゼルとグレーテル』のイム・ピルソン。主演は『生き残るための3つの取引』『ベルリンファイル』のリュ・スンボム。その相手役には『ヘンゼルとグレーテル』で主人公のガールフレンド役で特別出演していたコ・ジュニ。ゾンビ物。38分。

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家族が海外旅行に行くのに兵役中のため居残らざるを得ない軍属研究職のソグは、ものぐさな母親が始末しなかった大量のゴミを分別せずに捨てたところ、街に謎のウィルスが発生し、人々はゾンビ化する。
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腐ったリンゴが処理場に回され、その過程で謎のウィルスが誕生するも、誰に気付かれることなく家畜用の飼料となり、それを牛が食べ、やがて解体され、焼肉屋で生レバーとして出され、合コンで出会った女性ユミンと焼肉デート中の主人公ソグが食べる。結果彼もゾンビになり、韓国全土でもゾンビ禍が瞬く間のうちに広がる。噛まれるなどの体液感染により、暴力衝動や性欲などの"人間の弱点"が制御できなくなるのがミソであり、親切にもオチで創世記が説明されるが、それがなくても禁断の果実ならぬ腐ったリンゴがどういうものかは想像付くわけで、その寓話っぽさは面白い。


「天上の被造物」
監督・脚本は昨年『ラストスタンド』でハリウッドデビューを果たした『悪魔を見た』『グッド・バッド・ウィアード』のキム・ジウン。主演は『マリン・ボーイ』のキム・ガンウ。共演に『プンサンケ 豊山犬』のヒロインだったキム・ギュリ、美脚のミン・ユニ本部長には『黒い家』『ダブル・キラー』『『ベルリンファイル』』のキム・ソヒョン。ロボットRU4の声は『極楽島殺人事件』『神弓 -KAMIYUMI-』のパク・ヘイル。SF。31分。

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ロボットが広く活用されている近未来。ロボットR4Uが悟りを開き説法の境地にまで達したと連絡が入る。世界的なロボットメーカー・URインターナショナルの修理士がそのチョンサン寺に赴き、仲間の僧侶たちからインミョンと呼ばれるR4Uを調べるも回路の異常は見つからない。しかし、事態を重視したUR社会長のカン・ソンチョルはユン・ミン本部長を伴い、直接寺に出向き、ロボットの解体を厳命する。
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『アイ,ロボット』に近い外見をしたロボット・インミョンが、懸命に修行している僧侶であっても困難な悟りを開いてしまうという物語。3篇の中では最もハードSFな絵柄であり、テーマもまたロボットが進化した結果、人の領分にまで大きく踏み込むことになり、それは人類とロボットの境界線が危うくなることを意味するという、最近ではどこか懐かしさすら感じさせるSF的問題が描かれる。車イスのカン・ソンチョル会長にしても機械に助けられて生活しているわけではあるが、そこに一線を引くという考えはよく理解できるし、それは人と機械の関係だけではなく、身近な例でいけば人と動物もそうだなと思ったところで、主人公の修理士が暮らすマンションの住人が持ち込んだペットの犬ロボットのエピソードを盛り込んだのはそういうことなのかもしれないと気づいた。何事もバランスか。


「ハッピー・バースデイ」
監督・脚本(共同)は「素晴らしい新世界」と同じイム・ピルソン。主演は監督の『ヘンゼルとグレーテル』で次女を演じたチン・ジヒ。その父親役には『The Phone』に主演の同僚役で出ていたイ・スンジュン。DVDのジャケットになぜか堂々と顔が描かれているペ・ドゥナは"友情出演"として最後の数分間顔を出す。SF。39分。

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父親が大切にしていたビリヤードの8番のボールを壊してしまった少女ミンソは、叱られるのを恐れてインターネットで密かに新しいのを注文する。2年後、側面に"qkr0109"と読める謎の小惑星が地球に接近し、世界は破滅に怯える。少女とその両親、それと叔父のファンの4人は地下シェルターに避難するが・・・。
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迫りくる小惑星が実は・・・というコメディタッチの終末もので、アラレちゃんで似たような話があったようななかったような。遠い昔に読んだ漫画だから定かではないけれど、ともかく銀河鉄道999の実写版車掌を楽しめる作品でもある。人類滅亡を前にして、テレビキャスターの男女が積もり積もった不満をぶっちゃけるコメディパートはそれなりに面白いし、最後まで商魂のたくましさを発揮する通販CMなど国は違っても理解できる風刺具合も悪くない。


それぞれは小粒でも、趣向を変えてるため、3篇を足すとそれなりの長さはあるが、最後まで飽きずに見られる。
2014.11.16 Sunday 23:57 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.09.06 Wednesday 23:57 | - | - | -
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