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最恐ゾンビ・ハンター / Zombie Hunter

52点/100点満点中

2013年のゾンビ映画。本国アメリカではビデオスルーになったが、日本では「未体験ゾーンの映画たち 2014」と題されたイベントで限定公開された。クラウドファンディングの「キックスターター」でVFXの資金を調達したそう。製作、出演陣問わず、ダニー・トレホ以外は無名。

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ピンク色した謎の新型合成麻薬ネイタスが大流行し、その副作用で人類の大半が生きる屍"イーター"となった世界。1年後、妻子を失った男ハンターは愛車カマロを駆り、目に入るイーターを片っ端から殺しながら荒野を突き進んでいたところ、突然何者かに撃たれる。目覚めるとイエズス神父を中心とした6人からなるグループの隠れ家にいた。
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ゾンビ好きの人間が自分たちでも!と資金を募って作ってしまった作品らしく、"映画"としては微妙な出来だ。特に序盤は心理描写や舞台設定をモノローグで解決させてしまう(邦画のよう)。ピンクの錠剤でゾンビ(作品中では"イーター")になる設定のためその血までがピンクになり、またゾンビたちの視界もピンク色に染まっているのだけど、それを効果的に使って"刺激的な映像"を作り出したいのだろうが、スローモーションを始め、カット割りや演出のダサさは否めず、スクリーンに挿入される登場人物の名前などもロバート・ロドリゲス(それこそダニー・トレホ起用もそうだろう)辺りを意識し、オマージュしてるのは分かるが、いかんせん野暮ったい。編集のキレも悪い。

トレホといえば、彼が主演した同年の『マチェーテ・キルズ』のジェシカ・アルバ、あるいはだいぶ前の映画で、趣味として映画を見始めた頃に鑑賞して、こんな早々に主役級がいなくなることってあるのかと驚かされた『エグゼクティブ・デシジョン』でのスティーヴン・セガールのような出演の仕方(全編で登場させるほどの予算がなかった?)でちょっと面白かった。

こういう絵を撮りたいのだろうというのは伝わる。チェーンソーをギューンギューン鳴らしながらの追いかけっこから倒れたところを見上げる形で映し出すカットなど『悪魔のいけにえ』オマージュもある。しかもこのシーンは『ダークナイト』のジョーカーの崩れたピエロメイクも追加されている。が、演出面や編集面でセンスのなさが露呈し、俳優たちの演技力も足を引っ張り、しかもクライマックスに向けて加速させなければいけないシーンで前半でやっておくべき身の上話を持ち出し一度失速させるなどちぐはぐさは最後まで拭えない。とはいえ、ある意味主役ともいえるゾンビたちのメイキャップは力が入っている。殺害シーンに目新しさはないが、自分たちの手でこれまで見てきた映画ワンシーンを撮っているのだという純粋な喜びが画面からもよく分かる。進化系イーターはコミケであの程度なら仮装できるのだと知っていたので驚きはなく、反対に彼らが活躍すればするほどCGっぽさが露わになってしまい、終盤は"映画"ではなく"ゲーム"になってしまうのは残念。でも、ぶっ放される銃弾の衝撃波で周囲が歪む演出は良かったかも。
2015.09.01 Tuesday 23:58 | 映画 | comments(0) | trackbacks(0)
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2017.06.27 Tuesday 23:58 | - | - | -
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